このプロジェクトは「靴修理の匠、小澤力」の技術を継承していくことを目的に、支援していただくことであなたがもっている勝負靴を最適な環境で保管し、また修理をしてくれるというものです。

「デキるビジネスパーソンこそ足元に投資を。 」あなたの自宅で眠っている勝負靴は、しっかりとした手入れをしてあげないと、履いていなくても劣化していき、ひび割れを起こしたりします。

少しでも多くの方に靴を長く履いて欲しい。という想いでこのプロジェクトを立ち上げ、小澤力の技術を多くの方に感じていただけると嬉しいです。

師匠の修理職人のキャリアは、洋服の仕立て職人から始まりました。
「一生、使える技を、手に職をつける」と志し、東京まで通いつめて職人の技術を習得したそうです。

信条は「お客様の修理への要望に“No”と言わない」

その技術をもって、他の修理屋さんで断られた靴でも出来る限りを尽くす。

半世紀近く靴修理職人一筋の小澤師匠。

この師匠との出逢いが私たちの道を開いてくれました。

「靴を修理して長く履きたい」

そんなお客様の思いにたくさん触れ、私がShpree(シュプリ)のサービスを始めたいと思ったのが2年前。初めて師匠に会った時には1～2年後の引退を考えていらっしゃいました。

現在では、自宅での靴磨きもちょっとしたブームになっていますが、こと靴修理職人になると担い手がいないのが現実。

先日、修理資材の会社にお邪魔したところ、担当者がすぐに引退を考えている修理職人さんが大阪、京都だけでも5名ほどいることを知りました。
これが全国に規模になると何人にのぼるでしょうか。

引退の理由のほどんど高齢化によるもので、多くの職人さんが日々、お店を開けるだけで精一杯とのことでした。

このままでは失われていくのを待つ。そんなことはできません。長年、職人さんが培った技術を伝承していきたい。大切な思い入れのある靴を、捨てずに修理・お手入れをして履く
という文化を途絶えさせたくないと強く思うようになりました。

靴の預かり保管・修理サービスを手がけるShpree(シュプリ)の起源は、

1954年鳥取県倉吉市という小さな町に誕生した靴店です。
靴を愛した祖父母が二人三脚で

「一足一足を、そしてお客様お一人お一人を大切に」と立ち上げた

自宅兼店舗が始まりとなります。鳥取県倉吉市の白壁土蔵群周辺で誕生した

小さなお店は60余年を経ても地元の皆様に支えられています。
 

小さな町の既製靴店だった私たちが、半世紀近く靴修理職人一筋だった小澤さんと何故出会ったのか？

どこにでもありそうな既製靴、買い替えもできそうなモデルなのに度々当店に修理のご依頼を頂くことがありました。

修理をご希望頂いたお客様とのやり取りの中で、
「履いた時間、歩いた距離、行った場所」その靴と過ごしたことに思い入れのある方が、
こんなにいらっしゃるのかと、靴屋でありながら見落としそうなことを教えられ、
その想いを、願いを叶えたいと鳥取県内で靴の修理をお願いできる職人さんを探しまわっていました。

その当時でも靴修理職人さんを探すのは本当に大変で、
やっとの思いで巡り会う事が出来たのが、今の師匠である小澤力さんなのです。

【倉吉から１時間かけて通う修理研修のはじまり】

こうして、工房への片道１時間の修理技術習得の道のりは始まりました。

気分が良いときには口笛をふきながら、材料の整理をされる小澤師匠。

ただ、いざ修理に取りかかると真剣そのものです。

「昔は、傘まで修理屋があって、修理して使っていたんだけど、
今はなかなか靴を直して履こうという人も少なくなったね。
君たちは、ネットやらで修理を取るって言うけど、
本当に今の人は、靴を修理したり、お手入れしたりして履くのかねぇ」
と言われたこともありました。

引退しようと思った理由に、靴を大切にする人が減ってしまった。

大量生産大量消費の世の中で、靴を修理して履きたいという人が肌感覚として減ってきたのを感じられたようです。

これは、間違いない事実だとは思いますが、と同時にお客様の中にも

やはり思い出のある靴や捨てられない靴、お気に入りの靴が必ずあって

僕たちはそれを今の時代に残していきたい。

長年、職人さんが培った技術を伝承し、大切な思い入れのある靴を、

捨てずに修理・お手入れをして履く
という文化を途絶えさせたくないと強く思うようになりました。

靴修理歴半世紀の匠・小澤さんと出会い、誕生したのが「靴箱を手のひらに」をコンセプトにした、靴の預かり・お手入れ・出し入れを自由にスマホで行うサービスの「クラウド・シューズボックスShpree」です。

Shpree（シュプリ）があなたの大切な靴を最適な環境下でお預かりし、
出し入れは、スマホやPC上から自由自在に出来ます。
そして、手の中で、お手持ちの靴の整理・メンテナンス・保管が完了する。

そんなサービスをスタートさせました。

http://shpree.jp/

実家の事業を手伝うようになったのは、上場企業靴店と大手チェーン靴店に

実家の小さな靴屋が囲まれて、四面楚歌状態の時。

「実家の靴屋を手伝ってくれ」こう父親に言われ

鳥取に帰って、はや８年が過ぎ、昨年、

上場企業靴店が撤退しました。

実家の靴店を守ってくれた地元のお客様の愛。

シュプリのきっかけは、そんなお客様から頂いた声でした。

「ブーツを履こうと思ったら、カビが生えていて捨ててしまった。

せっかくのお気に入りの１足だったのに。」

「オシャレが好きだったおじいちゃんの大切な形見の靴。

この靴を修理して履けるようになりませんか」

といった靴に対するストーリーや愛着でした。

お店を守ってくださった愛をカタチにしたい。

この思いがきっかけで、シュプリは生まれました。

【グリム童話「こびとのくつや」がアイデアの種】

みなさん、「こびとのくつや」というグリム童話を知っていますか？

むかし、くつやのうちがだんだんとまずしくなり、おしまいには

くつを１足つくる革しかなくなってしまいました。。。

しかし、「こびと」が現れ、靴を仕立て

その靴が評判を呼び、お客様がどんどんと増え、

たくさんの人を幸せにしていき、お店も繁盛していく。。。

ざっくりとですが、このようなお話です。

グリム童話なので、もちろん、むかしのおはなしですが、

現代のまちの靴屋・修理屋さんの現状が、どうしても

この「こびとのくつや」と重なる部分がありました。

このお話でいう、「こびと」の役割を

私たちが少しでも担う事ができたら。

「靴好き」の想いを未来へ繋ごうと考えた時、

靴修理歴半世紀の匠・小澤さんと出会い、誕生したのが

「靴箱を手のひらに」をコンセプトにした、

靴の預かり・お手入れ・出し入れを自由にスマホで行うサービス

「クラウド・シューズボックスShpree」です。

【じわじわとした広がり】

最近では、日本経済新聞社さんからはじまり、NHKや

地元のテレビ局さまからも取材を頂く機会があり

サービスをスタートさせてから、じわじわとですが

お客様も増えてきました。

全国どこにいながら、思い出の靴、、、お客様の大切な靴を代わりに保管し、

靴修理職人がピカピカにして、お好きな時にお届けする。

スマホからお申込で、ヤマト運輸が集荷に指定された場所にお伺い。

最上級のお手入れや修理・保管サービスも行う。このサービスは、

有難い事に、ネットだけでなく、現在はお持ち込みで直接、工房に

大切な靴をお持ち頂くケースも増えてきました。

【鳥取県ビジネスプランコンテスト県知事賞・最優秀賞を受賞しました】

鳥取県が開催したビジコンの最終プレゼン当日。

審査員の方は有名な投資家や政策投資銀行の方々ばかり。

プレゼン終了後、どういったコメントが返ってくるのかなと思ったら、

みなさんが口を揃えて、

「愛を感じます」と。そして、「私の大切な靴を預けます」

「ブーツの行き先が決まりました」「すぐ利用したい」のといった嬉しいお声。

結果、県知事賞いわゆる最優秀賞という名誉ある賞を頂くことができました。

名誉な賞と同時に、まだまだこれからがスタート。

やるべきことはたくさんある。

師匠から教わっている靴の修理技術や一番大切な想いの部分。

これをもっともっとカタチにしていきたい。

私たちの拠点は、鳥取砂丘や大山が有名な鳥取県です。

決してアクセスが良いところではありません。

しかし、スマホひとつで、靴の思いや技術を「つなぐ」ことをやりたい。

ビジコン受賞をきっかけにサービスが、少し認められた、

必要とされていると分かった。と同時に、

その思いをバトンタッチした瞬間ではないのか。と考えました。

約半世紀近くを守ってきた靴修理の技術や思いを、

現代にのせる部分を僕たちが出来れば。

靴磨きは最近ピックアップされるようになってきましたが、

こと修理は担い手がいなく、職人も高齢化しているのが現状です。

なんとか、その技を残していければ。私たちはそう考えています。

おかげさまで、靴の収納スペースもいっぱいになってきた。

お客様のお手入れや修理のご要望も増えてきました。

そこで、新しく靴を修理する機材を購入したい。

私たちが頑張ることで、地元にいながら、

靴に関わる職人が増えて、地域を元気にすることができたら。

そんな思いで靴や人と関わっていきたいと思います。

応援よろしくお願い致します。