防災ホイッスル【雫音（しずね）】は、
東京下町・墨田区に本社を置く、ゴム工業の町工場により作られました。

1923年の関東大震災や
1944年の東京大空襲で多くの犠牲者が出てしまった墨田区。

海抜0mという地理的特徴からも、墨田区は災害に弱い特徴があります。

そして2024年の年始に発生した、能登の大地震。

災害大国に住む私たちが、日頃から備えるには何をすればいいんだろう。
墨田の人間だからこそ、出来ることがあるのではないか？

「命の雫を繋ぎ留める音でありたい」

災害や事故に巻き込まれても、
生と生とを結ぶ懸け橋になれるように。

そんな想いを込めて【雫音（しずね）】は開発されました。

町工場自身がメーカーとなり、自社製品を製造・販売する。
これまで培ってきた確かな技術力を元に作られた、新たな下町プロジェクトです。

▶特徴①：ゴムで出来ているので曲がる！　割れない！

【雫音】の製造に使用しているのは、
医療現場や調理器具など幅広く使用されている素材・シリコーンゴム。

ゴムなので弾性があり、曲げても元に戻る。
ゴムなので、もちろん水にも強い。

災害時の混乱や事故など、有事の際の衝撃で破損してしまい、
いざというときに音が出せない、ということがありません。

※曲げた状態では音はなりません

▶特徴②：小さな息でも音が鳴る

今回の開発で一番苦労したのが、
「ゴム製でも、きちんと音が鳴る笛を作ること」でした。

その上で、
肺活量の少ない子どもや高齢者でも音が出せるように、
体力が低下した状態でも音が出せるように。

小さな息でも音が鳴るようにと
金型の作成を何度も繰り返し、
そしてようやくたどり着いたのがこの【雫音（しずね）】でした。

墨田区役所協力の元
試作品24種で行った騒音計測では、平均して70～80dbの音を計測しております。
(5秒間の平均騒音測定)

これは環境省が騒音の基準として定める
70db（幹線道路に面している場所）
を満たす数値であり、

次にあげる特徴でもある「小さく軽い」という性質ながら、
防災笛としての役割もきちんと果たしております。

※環境省「騒音に係る環境基準について」より

※写真は計測外の様子であり、
　騒音計に表示されている数値は笛の音を示すものではありません。

▶特徴③：日常に溶け込む、小さく軽い携帯性

ホイッスル本体の重量は約3gと、小さく軽量。
日頃から持ち歩いても気になりません。

そのため携帯性も良く、
電源も一切使用しないため、電池切れを起こす心配もありません。

▶特徴④：「もしも」に寄り添うアイテム

地震や津波による家屋倒壊など、
災害大国故に多くのリスクをもった日本。

家屋倒壊等が発生した場合、
生存率が著しく下がるとされる「発生後72時間」以内の発見が
何よりも鍵になります。

首相官邸が公開している"災害の「備え」チェックリスト"にも、
実は笛の存在があるんです。

しかし、防災ホイッスルが避難バッグの中に入っているだけでは、
家屋倒壊に巻き込まれた際に取り出すことが出来ません。

大切なのは、
日頃から「もしも」に備えて身につけていること。

豊富なカラーバリエーションと
シンプルかつ可愛らしいフォルムで、
日頃から身につけていても気にならないデザインを追求しました。

また、今回はMakuake特別企画として、
ニュアンスカラーの通常5種に加えて、特別カラー5種を追加した
全10色の中からお好きな色をお選びいただけます。

災害時だけでなく、
夜道を歩く際の防犯や、活動範囲が広がったお子様の登下校時、
キャンプ・登山・釣りといったアウトドアシーンなど
様々なシーンで役立ちます。

▶特徴⑤：遠方に住む家族へのギフトにもおすすめ

日頃の備えの重要性には、
年齢も性別も関係ありません。

【雫音】は小さな息でも音が出せるため、
ご高齢のご両親、あるいは小さなお孫さん方への
ギフトにも最適です。

遠方に住んでいるため、「もしも」の際にすぐに駆け付けることが難しい。
そんな大切な方へ、「安心」の贈りものは如何ですか？

商品は箔押しのボックスに入れてお届けするため、
届いたらそのままお渡しいただけます。

開発ストーリー

東商ゴム工業株式会社が本社を置く東京都墨田区は、
都内２位の製造業に携わる企業数を誇り、
全国でも数少ない、製造業における全業種が集まった「ものづくりの街」です。

一方で、そんな墨田区は災害に弱い地域でもあります。

海抜0mエリアが多く、
津波が発生し隅田川が氾濫してしまったら
あたり一帯が浸水する恐れがあること。

築年数の古い家屋が密集しているエリアが多く、道路が狭いため
地震が起きた際の倒壊や、火災延焼のリスクが高いこと。

高齢者も多く、有事の際に大声をだして助けを呼ぶのが難しい方も多いこと。

実際に、1923年の関東大震災や
1944年の東京大空襲で多くの犠牲者が出てしまった区でもあります。

災害大国でもある日本に暮ら私たちにとって、
そんな有事の際を意識し、
日頃から備えられることは何だろう。

災害に弱い墨田区に拠点を置いている我々だからこそ
発信できる「何か」があるのではないか？

そんな想いから、【雫音（しずね）】の開発は始まりました。

「ゴムで笛を作るということ」

スポーツ審判用に、強く大きな音を出すことを目的としたもの、
山で遭難しても、遠くまで聞こえるような音域に設計されたものなど、
笛といっても、用途によって特徴は様々。

【雫音（しずね）】では、
元の体力の少ない方、体力が消耗した方でも少ない息で音が出せること、
日常的に持ち運びやすい外見・重量であること、
有事の際の衝撃が加わっても大丈夫なことを意識して開発されました。

市場に出ている防災笛の多くはプラスチック製、ないし金属製です。

手軽さ、そして音量・音域を調節しやすいという大きなメリットがある一方で、
有事の衝撃を想定した際、欠けや変形に弱いというデメリットもありました。

【雫音（しずね）】は
ゴムで出来ているから、曲げても割れない。
ゴムでできているから、軽い。
ゴムでできているから、カラーバリエーションがある。

「ゴムで未来に貢献する」という
東商ゴム工業株式会社の社内スローガンの通り、
人々の未来を守れる製品開発に努めます。

決して安価なお買い物ではありませんが、
素材や設計にこだわり抜いたが故のお値段です。

どうぞお手に取ってお確かめください。

活用方法

ボールチェーン付属の状態でお届けするため、
手元に届いたその日から身につけることが出来ます。

キーケースに着けたり、
社員証に着けたり、
鞄に着けたり、
お手持ちのチェーンに付け替えネックレスにしたり…。

「もしも」に備えて、日常に寄り添えるデザインになっております。

リターン品について

東商ゴム工業株式会社

私たち東商ゴム工業株式会社は、「ゴムで未来に貢献する！」という
社内スローガンの元、
用途に合わせたゴム素材の専用設計で「ものづくり」にこだわり続けてきた
創業60年の町工場です。

ゴムの専用配合を自社内で行える強みを活かし、
これまで長年培ってきた技術を元に
多くの方に喜んでいただける自社商品を作りたいという想いで
本プロダクトの開発に取り組み始めました。

町工場の苦難

先述した「ものづくりの街」でもある東京・墨田区において、
多くのものづくり企業は
そのたしかな技術を元に、長年にわたり人々の生活を支えてきました。

しかしその一方で、いくつかの苦難も抱えておりました。

折角の技術があっても、下請け受注では発注数のコントロールが効かない。
社内にも少子高齢化が進み、折角の技術に継承者がいない。
自社のこと、技術力を知ってもらおうにも、人々の目に触れられる場がない。

そんな想いを受け、町工場自身がメーカーとなり、自社製品を製造・販売する
新たな下町プロジェクト「東京下町想身具店」が立ち上がりました。

今回のプロダクトも、東京下町想身具店による共創製品のうちのひとつです。

東京下町想身具店

東京下町想身具店とは、
色石をメインに扱ったジュエリーブランド・Ellearl Jewelryと
下町のものづくり企業とがタッグを組み創り出された、

下町の技術/伝統/歴史/文化を身近に感じてもらう
装身具類の総合ブランドです。

下町のストーリーを内包した上で、
現役ジュエリーブランドが伴走、ものづくり企業自身がメーカーとなることで、
表層に留まらぬ奥行きのある作品をお届けします。

歴史のこと、文化のこと、
それらを支えてきたものづくり企業のこと。

それらを包括した「下町を纏う」装身具開発を目指します。

※令和6年度の墨田区プロトタイプ実証実験にも採択されましたhttps://www.city.sumida.lg.jp/sangyo_jigyosya/sangyo/monodukuri_sien/purotoR6.html

（墨田区公式サイト「令和6年度プロトタイプ実証実験支援事業の採択企業を決定しました!」より）

・モチーフの長さ：4.8cm

・重量：3g

・素材：シリコーンゴム

・付属品：ボールチェーン（ゴールドカラー）

・カラーバリエーション：10種
（①ニュアンスブルー　②ニュアンスグリーン　③ニュアンスイエロー
　④ニュアンスグレージュ　⑤ニュアンスピンク　⑥インディゴグリーン
　⑦ビビッドブルー　⑧ビビッドイエロー　⑨ブラック　⑩マーブルブルー）

※マーブルカラーについては、製造方法の仕様につき、模様や色合いは完全なる一点ものとして個体差が生じます。予めご了承ください。

11月10日 日曜日 　 プロジェクトスタート

12月30日 月曜日 　 プロジェクト終了

2025年 1月末頃　　順次発送開始

※予想外のアクシデント等により発送に遅れが生じる場合は、サポーターの皆様には可及的速やかにご連絡いたします。