もっと”華麗に”カレーが食べたい！！

皆さんはカレーライスをおうちで食べる時、どんなお皿で食べていますか？
食べ進めていて、最後の5口くらいになってくると、お皿の端っこからこぼれてしまいそうになる事はありませんか？

仕方なく反対の指で押さえたり、お皿を傾けたりしていませんか？
「感動カレー皿」なら、そんなちょっとした、けれども何となく積もっていく「名もなきイライラ」から解放されます。

気持ちよく掬える秘密は「カレー返し」にあり！

この「感動カレー皿」には片側に反り返るような壁をつけています。名付けて「カレー返し」
このシンプルな曲面こそが機能の核心！お皿の端からカレーがこぼれず、スプーンに戻ってくるのです。

カレーライスに「すくい心地」という感動を！

京焼の窯元・晋六窯が作る、最後の一口まで気持ちよく食べられる「感動カレー皿」ぜひ皆様に体験して欲しい！

しかし、このカレー皿を安定した品質で作るには「石膏型」がたくさん必要です。その初期投資費用を捻出するため、クラウドファンディングで応援いただけたら嬉しいです。全て京都で手作りします。

どうして今までなかったの？

機能というにはあまりにもシンプルな「カレー返し」
一見簡単そうなこの形が今までほとんど無かった理由はその製法にあります。

陶器には様々な成形方法がありますが、感動カレー皿は「鋳込み成形」という製法で一点ずつ手作業で行います。この製法は同じ形を作るのに合理的な反面、「形が抜けるデザイン」でないと作れないという欠点があります。

カレー返しのような形状は、型が引っ掛かり抜けない為、鋳込み成形には向かないとされてきました。他の製法でも作れますが、とても手間がかかり高額になってしまいます。
そこで、私たちは「カレー返し」を片側だけにして、型を「ナナメに抜く」という技術でこの課題をクリアしました！

しかし、これが技術的に難しく、一日に数個しか作れません。石膏型が複数個あれば、たくさんの方にこの感動カレー皿をお届けできるようになります。

ロングライフを見据えた 「新しい日常になじむデザイン」を目指します

京都の地場産業の支援をしている「京都市産業技術研究所」。私たちも普段から釉薬などの相談に通っているのですが、そこのデザイナーと、ひょんなことからカレーライスの話題に花が咲きました。

「カレーライスのお皿って、最後の5口くらいが食べづらかったりして、ちょうど良いのが無いんですよね……。」

なるほど、言われてみるとたしかに……。

ここのデザイナーは無類のカレー好きで「普段使いのうつわから京都のものづくりの良さを感じてもらいたい！」と5年以上コツコツと試作を繰り返していたそうです。一見なにげないデザインに思えましたが、「カレー返し」の工夫と、お米粒のように見える楕円のデザインが心地よく、後述する技術的な課題にもやりがいを感じて、私たちで商品化しようと思い立ちました。そして、1個だけの石膏を預かり、試作をし、実際にカレー皿を作り、使ってみました。
カレーライスが最後まで、きれいに華麗に食べる事が出来ました。
「感動！です」この感動を多くの人に届けたい

しかし、これを作るのには数個の「石膏型」が必要です。その石膏型を作る為の費用を何とか捻出したいと考えました。1個の石膏だと、型から外すのに丸一日かかってしまいます。石膏の型が粘土の水分を吸って、量産ができません。
使い道：カレー皿を量産する為の石膏制作費です。

カレー皿は食卓のヘビロテ食器！！

インターネット統計からすると、『日本人は一年に約79回カレーを食べている』つまり週に1回以上は何らかの形でカレーを食べているそうです。
手軽で簡単、レトルトも充実の「おうちカレー」が増えると予想されます。
カレー皿は「食卓のヘビーローテーション」だからこそ、機能的で飽きのこない々なレトルトカレーもたくさん売っています。それがまた美味しい！！

週に一回以上の出番のあるカレーライス。「”食卓のヘビーローテーション”だからこそ、奇を狙わずに、飽きのこない、悪目立ちしない、それでいて機能的で使いやすい「器」を目指しました。さりげないのに、感動する「なるほど！」をお届けします。

余裕のある大きさなので、ワンプレートランチにも！

私たちは「シチューご飯派」も支持します!

小さいお子様から大人まで使いやすいです

外食で本格的なカレーを食べる事も多いですが、今は少し我慢をして、おうちでカレーライス！ご飯を炊いて、レトルトカレーを温める。感動カレー皿なら最後の一口まで華麗にスパッ！と掬えます。
京都で作ることで、京焼のニーズをもっと増やしたい！！
本当はオートメーション化したところで製造した方が良いのかもしれません。
しかし、多くの方々とこの感動を共有するには、一つ一つ手作業で作りたいと思います。

自分好みのレトルトカレーで(^^♪

～作りて～
京焼窯元 晋六窯

「感動カレー皿」を制作する窯元は、京都の京焼窯元の晋六窯。
大きな注ぎ口でお茶の旨味を最後の一滴まで引き出す独特のオリジナルデザインの急須「ペリカン急須® 」を半世紀以上前から制作し続けている窯元です。
普段の仕事はこんな感じです。

「京焼はきらびやかで高価」というイメージがありますが、晋六窯では「人々の生活に根付き、代々受け継がれていく、日々の生活に寄り添う器作り」を心がけています。普段は、電動ろくろで日用食器の湯呑やカップご飯茶碗・急須などを主に作っています。
「鋳込み」は基本的に「磁土」を使用する事が多いですが、晋六窯では、祖父の時代から割烹食器も多く手掛けてきたので、赤土の鋳込みも行っていました。
今回の「感動カレー皿！」も赤土の鋳込みです。
陶器は保温性に富んでいるので、器を使用する前に、温かい食べ物はお湯で温めてから、冷たい食べ物は冷蔵庫や冷水につけてから食べ物を盛り付けるとより美味しく召し上がって頂けます。

■実行者■

今回「感動のカレー皿」制作するにあたり、デザインを地方独立法人京都産業技術研
究所と協業させて頂きました。

■京谷浩臣（Kyotani Hirotomo) ：写真 左
2014年 京焼・清水焼 伝統工芸士成形部門 伝統工芸士に認定
2019年 京の未来の名匠に認定
■京谷 美香（Kyotani Mika)：写真 中
1986年 京都府立陶工職業訓練校（現：京都府立陶工高等技術専門校） 図案科卒業
1995年 第50回記念姫路市美術展に入選
2016年 京都工芸美術作家協会会員
■竹浪 祐介（Takenami Yusuke) ：写真 右
アナログ・デジタル両面の技術を駆使したデザインで地場産業を支援するプロフェッショナル。

私は、京都市産業技術研究所という機関で地場産業のデザインを仕事にしています。京都の地場産業というと、なんといっても伝統産業。なので、漆塗りや陶磁器のデザインをすることが多いです。
やはり「地場」の産業デザインですから、京都らしさが求められます。
「京都らしさ」ってなんだろう？京都のやることには、いつもこの問いかけがつきまといます。京都の工芸品はツウ好み、追求がマニアックなどとも言われます。あまり大量生産をしないので値段も高めで、京都でしか買えない物も多いので、縁遠いと感じる方も多いのではないでしょうか。

もっと多くの人に、普段使いのうつわから京都のモノづくりの良さを感じてもらいたい。そんな思いで、カレー皿をデザインしました（試行錯誤の末、やっと完成してから振り返ると、2008年から取り組んでいました）。

せっかく京焼で作るのだから、“決定版”と胸を張れるようなものを作りたい。色や形だけでなく「掬い心地」にこだわりながら、日常のカレーに馴染む素直なデザイン、ずっと飽きないデザインを心がけました。パッと目を惹く華やかさよりも、使えば「おっ、」と解る違い。この「さりげない良さ」の追求を、京都らしいと思っていただけたら嬉しいです。

どの業界も厳しい現実の中にあります。京都においても伝統工芸品は先行きが計り知れなく不透明です。
これからの生活には、効率や安価な生産品の中での暮らしではなく、人間的な楽しみや心地よさ、自然との共存などが求められてきます。
一つ一つ手作りで、その時代時代にあった生活に根付いたものつくりをしていきたいと思っています。
またこの取り組みが成功し、京都の焼き物の作り手が活躍できる場が多くできるように頑張りたいと思います。

リターン：完成したカレー皿
色は3種類ご用意致しました。
白：白マット釉（酸化焼成）
黒：鉄焼〆（還元焼成）
茶：雑灰釉吹付（還元焼成）

本プロジェクトはAll or Nothing（達成後支援型）です。
目標を達成した場合のみリターンをお届けできますので、ご支援よろしくお願いいたします。
達成した場合の販売予定価格は7000円（税別）です。
販売する場合の予定価格からの割引となります。

サイズ：２７㎝×18.3ｃｍ×高さ5.5㎝ 重さ：545ｇ～630ｇ
石膏による手起こしで制作致します。天然の原材料を使用していますので、サイズ・色目に多少の誤差が生じます。また釉薬の厚みにより、重さは多少前後します。

3枚重ねても大丈夫！

使い道：カレー皿を量産する為の石膏制作費

制作：京焼窯元 晋六窯
デザイン：京都市産業技術研究所

■一般販売価格：7,000円（消費税別・送料別）
現時点での販売予定価格です。石膏型が大きい為、予想をはるかに超える手間がかかる場合は、価格を見直すこともございます。予めご了承ください。
■販売場所：晋六窯　自社（https://shinroku.com) ECサイト

■販売時期：2021年10月以降