「ひとつ鍋のものを食う」ということわざがあります。意味は「同じ釜の飯を食う」と同じ意味合いで、苦楽を分かち合った親しい間柄であることのたとえだそうです。それくらい、気の知れた仲間と食べる鍋は格別ですよね。

食事はコミュニケーションに大きな役割を果たすと思っています。食事があることで、心が柔らかくなり、会話が弾み、コミュニケーションが円滑になる。
特に、ひとつの鍋をみんなで囲む鍋料理はその力が強いと考えています。

でもそれは「同じ鍋を食べている」前提のこと。食の信条が違うから、食べたくても食べられない。同じ食卓にいても違う料理を食べているーでも、できれば、同じ食をともにできた方が楽しい…やっぱり「ひとつ鍋のものを食う」体験がしたいな、と思うのです。

わたしの彼女（現在の奥さん）は肉や魚を食べることのできない菜食主義の人間でした。そして、一緒に同じ料理を食べて「美味しい」という気持ちを共感したいと思い、彼女も食べられる、椎茸を使った菜食出汁をつくるべく、椎茸祭という会社を創業しました。

一緒に同じ料理を食べて幸せを分かち合い、仲良くなる。食の信条を持っていることで、その機会を失うのはもったいない。仲間はずれにせず、色んな信条を持った人とも同じ料理を囲みたいと思うんです。

「ひとつ鍋のものを食う」ために、菜食かつ化学調味料無添加の鍋だしを作りたい、みんなで楽しく鍋を食べられるようにしたい。そういった想いでこちらの商品を作りました。

完全植物性・化学調味料 無添加でも深いうま味を実現。椎茸祭の鍋だし

わたしたち椎茸祭の鍋だしは下記のルールで作ろうと思っています。

①完全植物性のだし（プラントベース）
②化学調味料・保存料 不使用
③粉末タイプ
④最後の〆まで美味しく食べれるようなちょうど良い味の濃さ

（そのまま使う場合は、1袋で約1~2人前の濃さになります。3~4人前作りたいときは、鍋だし1袋に加えて、塩やお醤油などで軽く味付けしたり、つけダレとしてポン酢などをつけて食べていただいたりすると調度良い味の濃さになります。）

一般的な出汁は植物性の野菜や昆布のうま味（グルタミン酸）と動物性の鰹節のうま味（イノシン酸）の掛け合わせで相乗効果を生むように作られています。しかしこれだと動物性のうま味が含まれているため、菜食主義の人は食べることができません。そこで私たちは、動物性のうま味の代わりにきのこのうま味（グアニル酸）を使うことにしました。鰹節のうま味同様、2種類のうま味が掛け合わされることで野菜や昆布との植物性の相乗効果を生むことができます。

アレンジするときは
お鍋にするときは野菜やキノコ類に一度フライパンで焼き目をつけてから鍋にするとより美味しく食べられます！また、お鍋のあとに雑炊やラーメンやうどんなどの麺を入れて〆にするのがオススメです。1回目の鍋は出汁でシンプルに、2回目の鍋にはポン酢を入れて味変しつつ、3回目はチーズと豆乳でクリーミー、4回目はキムチと豆板醤で辛い鍋・・・なんて味変を楽しみながら食べてるのも楽しいです。

肌寒くなってきたこの季節。鍋はじめに最適なギフトセットを作りました。うま味を楽しめる様々なアイテムを少しずつ入れたアソートセットで、鍋から始まるフルコースをお試しいただくことができます。

＊＊＊鍋はじめギフトセットの中身＊＊＊

１．椎茸祭の鍋だし 3パック
鍋の中心にぴったりの「鍋だし」。3パック入りのかわいいサイズです。
3パックありますので、多めに使って濃いめのスープにしてもいいですし、日替わりで使っていただいくのも楽しいかなと。（製品袋は暫定版のイメージです）

２．おいしい椎茸だし 500ml
前回のクラファンで530名からご支援いただいた大ヒット椎茸だしです。こちらも化学調味料無添加で動物性の食材は不使用です。今回の鍋ではつけダレとしても、味付けでひと味欲しいときにも最適な出汁ボトルです。（写真は100mlボトルです）

３．oh dashi 椎茸 5袋
椎茸祭の出汁の定番製品。「飲む椎茸出汁」です。液体タイプで、お湯を注ぐだけで簡単に椎茸だしスープになります。会社に持っていってお湯を注げばあっという間にホット一息つける出汁スープに。2019年度、Amazonの和風だしランキング1位になれました。熱々の鍋であれば、冷たいお酒で、梅シロップや梅酒と合わせた「椎茸だし梅サワー」にしてみてもいいですし、日本酒や焼酎で割った出汁割もアリです。

４．oh dashi トマト 5袋
前項のoh dashiシリーズ「和風トマトだしスープ」です。
こちらは冷たいお水で割って飲むことをオススメしていて、鍋はじめではレモンソーダやレモンサワーで割って飲めるカクテル・モクテルを鍋の合間にどうぞ。麺類にも合うので、〆のうどんのつゆをトマトだし＋豆乳で作っても美味しいです！

５．THE SHIITAKE
椎茸の菌種がわかる原木干し椎茸のセットです。椎茸に特化した椎茸祭の選んだ品種4種類のアソートを使いやすいカット状態でご提供しています。高知県四万十町産です。鍋はじめでは、炊き込みご飯に使っていただいて鍋のお供に。ごはんを炊くときに軽くすすいだ干し椎茸と醤油、おいしい椎茸だしを少し入れて炊き込めばあっという間に完成です。

鍋はじめでは、炊き込みご飯に使っていただいて鍋のお供に。お子さんの食育や、料理上手なあの人へのギフトにもオススメです。

前回のクラファンで好評だった新鮮なお野菜セット。今回も高知県須崎市のひなたさんのご協力でお鍋に最高に合うお野菜と柑橘を、ちょっと詰め過ぎちゃう、くらいの感じでお送りしたいと思います。
（下記の写真はLサイズのイメージです。お鍋に合う旬の野菜を選んでお送りします。10月中旬以降にラインナップが決まり次第お伝えいたします。）

前田 洋 さん
丸三食品 代表取締役／鍋だしのご生産

当社は50年以上おだしを作り続けておりますが、数十年前、仏門の方より「野菜からもだしが出る」という言葉を頂き、目から鱗の思いで原料として大根、人参、牛蒡などの根菜を主に野菜を使い始めました。それによりやさしい味と甘味、膨らみをもつおだしに進化しました。今回、竹村社長より椎茸への深い深い、深すぎる愛を見せて頂き、さらにそれを主としたヴィーガンでも食べられる鍋のだしが欲しいと仰って頂き、これだと思いました。そうして椎茸、昆布に野菜を加え、ご意見を伺いながら試作を繰り返し、菜食鍋だしが完成したのです。ぜひ一度ご笑味下さいませ。

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田中 友規 さん
料理家／アートディレクター

干し椎茸から出汁をとって料理に使う家庭って、今どのくらいあるんでしょう。煮物にしても鍋にしても、どっしりとした旨味があり、安らぎを感じる椎茸のおだし。手間はかかるけれど、ふっと一息つきたい日には僕はキノコのだしに頼ります。もうあと一ヶ月もすれば街の空気もすこしひんやり、温かさが恋しくなる季節がやってきて、身体から”整えてくれ！”って声がするはず。”鍋はじめ”なんて初めて聞いたけど、あってもいいよね。

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竹村 浩司 さん ご夫妻
株式会社ひなた 代表取締役／旬の新鮮野菜のご提供

初めて椎茸祭さんにお会いした際、肉食・菜食に関係なくみんなで美味しいものを食べられる世界を目指しているというお話に感銘を受け、私たちも協力できればと思いました。私たちは高知県のおいしい野菜を全国の人に広めたいと思い、出荷当日に収穫した新鮮な野菜をお届けしています。みなさんが今回の鍋だしを使っておいしいお鍋を楽しんで頂けるよう、お鍋によく合う季節の野菜をたっぷりお送りさせていただきます。