何も混ぜない 何も足さない オリーブオイル

Buongiorno a tutti !
はじめまして。イタリア在住40年のJINと申します。
今はトスカーナ州で農園を営んでいます。
私が思ってもいなかった農家になったのは、トスカーナ州に移り住んでからのこと。
後継者が居ない事でオリーブ農園を譲りたい人がいるというひょんな話から
とんとん拍子でオリーブ畑を持つ事となりました。

【JINさんのオリーブ農園】
広さ：約6,000平米
オリーブの種類：4種類（Moraiolo/Frantoio/Pendolino/Leccio）
合計本数：178本

イタリアでオリーブオイルは生活になくてはならない物。
ここに来た40年前、私には料理に油をかけるという習慣も概念もありませんでした。そんな中はじめて食べたスパゲッティポモドーロ・・・出されたオリーブオイルの
意味もわからなかった私には色んな意味で衝撃を受けたこと、今でも鮮明に覚えて
います。

農家初心者の私に近隣農家の方々からたくさんの事を教えていただき、助けられ
ながら試行錯誤を繰り返して、遂に2019年商品化までこぎつけました。
日本では自社サイト「SETTE」で販売しています。

SETTE（セッテ）
https://www.sette.jp
※販売サイトでは来春よりオリーブオイル250mlの価格が改定されます。
詳しくは品質向上への更なるチャレンジをご参照ください。

きっかけを与えてくれたGIORDANOと　　1番の師匠であるRENZO

私の新たな物語の幕開けをしてくれたジョルダーノ。私に農園の話を持ちかけて
くれた恩人です。事業として成り立つようあらゆるサポートをしてくれました。
農園の入口にあるこの看板も1人で立ち上げたほどの力持ちです。

そして少年時代から89歳までオリーブ人生を全うしたお隣さんのRENZO師匠。
その作業の細かさと丁寧さには正直心が折れそうにもなりましたが、栽培の基礎は
もちろんのこと、常に目に見えない物を感じて動いているというイメージが強く
その事が私にとっては大切なメッセージになっています。
今は亡き2人ですが、イタリアにはこのような機会を自分に与えてくれた事に心から感謝しています。

商品化を実現した現在の課題・・・

商品化を実現し提供するまでには至りましたが、消費がまだまだ追いつかない状況です。問題の1つとしては価格面、自身の農園で栽培したオリーブで純正油を作ると
なると、それなりのコストがかかり今を生きる私たちの価値観には中々合いにくい
点があります。ピンからキリまで非常に幅広いオリーブオイル。こと日本では基準が他国よりも緩いため、純正油が市場に出回る事がまず少なくここイタリアでも採算が合わない事から農園を手放す方々が年々増えてきています。

「安かろう悪かろう」から「安かろう悪くなかろう」まで実現させてしまった
時代・・しかし2020年頃を境に人々の価値観や意識が、本来の場所に戻ろうとして
いるのを身を持って感じます。新しい時代までの移行期、ここをいかにロスを減らしながら栽培活動を維持させるかを最優先に、Makuakeさんの力をお借りして挑戦しています。

品質向上への更なるチャレンジ

私が目標にしている事は「エネルギーを感じる商品」。
この秋に収穫する物から風味を大きく左右する搾油部分に拘っていく事にしました。
一般的にはその時の気候の中で搾油工程が行われますが、搾油するにもオリーブの
良さを引き出す適切な気候や温度があり、また空気に触れない事に越した事はありません。
今回よりオリーブを破砕した地点から温度に影響されない真空状態のタンクで、練り上げとコールドプレスをじっくり施していきます。そして最後に澱などを取り除く
フィルターに1度だけ通して、緑黄に輝く「OLIO NOVELLO」が誕生します。

～来春より～
このように技術を伴う搾油方法の取り入れや、昨今の世界状況の要因のもと、ネットショップSETTEでも来春より価格を改定させていただく事になりました。決まり次第ショップにてお知らせいたしますが、今回のリターン商品は既存の物とは違い、来年5月（予定）から販売予定の、価格改定後の商品となります。

オリーブオイルの魅力

※画像は2023年11月現在の収穫風景です。来年春にこの初物をお届けします！

オリーブオイルの脂肪酸の殆どがオレイン酸でポリフェノールやビタミンA、そしてビタミンEなども豊富・・・などなど、健康や美容面においてオリーブオイルが高く評価されるのは皆さんも知るところですが私はやはり「美味い！」から始まります。

純正オイルは炒めものなど火を通してお使いになるよりも、そのままお料理にかけてオイル自体の風味や美味しさを感じていただく事を推奨しています。
意外と何にでも相性がよく、口に入れた時の香りの主役から始まり、そこから料理の引き立て役に回って、調和していくさまを楽しめます。
ティースプーンでそのままはもちろん、炊き立てのご飯やパン、ゆで卵、キャベツ
などの温野菜、焼き魚やビステッカ、お鍋や汁物・・・シンプルな物からお料理
全般、キリがないほど何にでも合います。

油（脂質）の重要性

水と同様に私たちにとって油は不可欠で脳の約60％は油（脂質）でできていると
言われ、生物の構造と機能の始まりである約60兆個の細胞の膜も油からできて
います。このことからも、身体や心の形成に深く影響している事は想像できるのではないでしょうか。

日々良質な油を適量に摂取しつつ、これからの未来に向けミクロな部分から改革を
始めてみませんか？

リターン商品のご紹介

エクストラバージンオリーブオイル ＪＩＮ
2023年秋収穫分の「初物」

生産国：イタリア（トスカーナ州）
原材料：オリーブ
容量：250ml
賞味期限：2025年12月
特定原材料：なし
①30,000円 250ml x 12本（1箱）
②9,000円　250ml x 3本

ボトリングのタイミングによってはオリーブの澱や、管理する環境や気候によって
オイルの成分である白い物が発生し溜まったりする場合もありますが、天然成分
なので品質には問題ございません。気になる場合は常温でゆっくりお戻しください。
風通しができる暗所で保管願います。

FAQ

Q1.届いた時に破損していた場合はどうすれば良いですか？
A.お受け取りになる前に破損していた場合、お手数をおかけしますが画像と一緒にお早目にご連絡ください。また受取時に明らかに破損が確認できた場合は、配送業者にその旨をお伝えいただき、受け取り拒否をしご一報ください。
交換などできる範囲で対応させていただきます。

Q2.中身に茶色っぽいもが沈んでいたり、白いものが浮いていたり堆積しています。
A.フィルターにかかりきれなかった澱がボトリングのタイミングで混じり込む場合があったり、保存環境（特に秋～春にかけて）によってはオレイン酸の含有率が多いため、一定の温度以下になると成分の結晶が発生し固まってしまう場合があります。
天然成分なのでそのままお使いいただいて問題はありませんが気になる場合、時間はかかりますが常温で保管し戻すか、ぬるま湯などにボトルを浸し元に戻してください。

Q3. 今ネットショップで販売している物と同じ物ですか？
A. 同じものではありません。今収穫中の「初物」になり、今回からより品質を極めるため真空技術を使った搾油方法を採用します。ネットショップでもリターン商品発送完了後から販売予定ですが、価格は改定致します。
現在販売している物は、従来の製法で搾油をしている物で、コールドプレスには変わりなく、こちらも大変ご好評いただいております。

Q4.大きいサイズはないですか？
A.当初は500mlのみを扱っていましたが、ユーザー様のご意見で
・ガラス瓶を倒してしまうのが心配
・子供やお年寄りでも使い易く
・持ち運びができるように
・小さめサイズが欲しいけど割高にしないでほしい。
というお声があったので現在は250mlのみ生産しており、お値段も半分でご提供させていただいています。

Q5. 何か添加したり混ぜたりしていませんか？
A.いいえ、何も混ぜても足してもいません。
JINが育てた自社農園のオリーブだけを使った1番搾りになります。
自社農園では栽培期間中化学肥料や除草剤などは一切使用していません。

スケジュール

2023年11月 オリーブの収穫・搾油作業
2023年12月　ボトリング
2023年1月～2月　イタリアでの輸出作業・発送
2023年3月 日本到着・輸入許可を経て入荷
その後順次発送いたします。

実行者紹介

オリーブ農園の代表 JIN（高山十一）と申します。
ふるさとである日本とご縁をいただいたイタリアを繋げ、あらゆる循環を作りたい
気持ちでいます。自慢のオリーブ1番搾りを是非、この1番お得な機会にご賞味くだ
さい！