「インナーを着た時のチクチク」はなぜ発生するのか？というと一番大きな原因は「繊維の太さ」にあります。

ウールは通常20~25μと繊維が太いのでそれが肌に辺りチクチクします。
滑らかな繊維のカシミヤは14-16μとウールに比べて30%位細い繊維が織られて出来ている為、肌触りも滑らかなものに仕上がります。

つまり繊維自体が太い「ウール」は、どんな織り方、製法をしても
「チクチク」してしまうんです。

ただ、例外があります。

それは今回の「インナーいらずのニットに100％」使用している

「スーパー エクストラファインメリノ」です。

繊維の太さは16.5μとカシミヤに肉薄する数値で、
これまでウールに対して抱いていた

チクチクする肌感が無く
その肌触りはまさに「カシミヤ級」です。

素材だけではなく繊維表面の毛羽立ちを取る加工を施しているため、
さらに肌ざわりがより一層なめらかに仕上がっています。

細ければ細いほどチクチク感は無くなりしっとりとした肌触りになりますが、機能性が大事なインナーは他の面にも注目する必要があります。

汗と聞くと夏のイメージがありますが、冬も汗をかきやすい季節です。冬は厚いダウンコートを着ている為、汗による湿気がこもりやすい状態にあります。

だからこそ汗冷えにつながり

実は夏より冬の方が「汗対策」という意味では必要な季節なんです。

そんな冬の汗対策にこそウールは適した素材の一つです。

その最大の特徴は「吸放湿性」にあります。

簡単に説明をすると、

「汗による湿気を吸収して、その水分をすぐに発散してくれます。」

もっとわかりやすく言うと「ジメジメしない」「ムレにくい」素材なんです。

当然ウールは、「暖かさ」の防寒性という面でも大活躍します。

みなさんは、ウールそのものが暖かい素材だと思っていませんか？

それは大きな間違いです。

ウールが暖かい理由は「空気で断熱」しているからなんです。

ウール繊維が縮れてそこに小さな空気の層ができることで外からの冷たい空気をシャットダウンします！

エクストラファインウールは先ほど説明した通り「繊維がとても細い」ので、通常のウール以上の空気の層ができるので「冬でも驚くほど暖かいんです。」

さらに先ほどご説明した通り、「吸放湿性」により水分は逃がしますが熱は逃がさないので自分の体温から発した熱を逃がさないことも加わってウールは段違いに暖かいんです。

アウトドアや登山のインナーいらずのニットとしてご使用頂ければ暖かいのにさらっとしているので、不思議な感覚になりますし、汗冷えも防げるのでおススメです。

ウールは「自然界の抗菌繊維」と呼ぶべき繊維で臭いを吸収し、分解させる性質を持っています。

今回「インナーいらずのニット」を作ろうと考えたのも「夏はさらっと」「冬は暖かく」「臭いも抑えられる」という3拍子がインナーとしても使える上に抜群の暖かさでもはやインナーいらずのニットとしてピッタリだと思ったからです。

大量生産しても安価になりにくいので市場にはあまり出回っていませんが、これほど「冬の寒さ」に適したインナー素材という事をみなさん実感して頂きたいです！

ウールインナー最大の悩み「チクチク」はホールガーメント製法という技法を使う事で解消しました。

着用している下着の襟元、脇、手首などインナー１つみても「縫い目は数多くあります」

スーパー エクストラファインメリノを使う事で「チクチク感」を抑えてカシミヤ級の肌触りを実現しましたが、よりストレスフリーを目指す為「ニット一筋53年の澤田株式会社の技術を活かして縫い目もなくしました！」

ホールガーメント製法とは、1回の編立で縫製箇所がなく製品が編みあがる事を「無製法」と呼びその中でも筒形で編み上げる事を「ホールガーメント製法」と呼んでいます。

生地と生地を重ねずに編みで接続するため、生地本来の伸縮性を活かしながら体にフィットしやすい形状を実現。

縫い代が無い為、肌に当たらず素肌に着てもストレスフリー！

「インナーいらずのニット」として着心地を求めてニットとしてつくることで伸縮性もあり柔らかく、動きに合わせて体にフィットしてくれるので抜群の着心地を誇ります！

ニット=「編み物」という意味があるのですが、織物と違って1本の糸をループ状にしてループにさらにループをくぐらせることで生地にしています。

ホールガーメントでできた製品に直接印字してタグによる着用後のわずらわしさを軽減しております。

資源としてもタグが不要になり、真の意味でタグも縫い糸もない、ウール100%の天然素材だけでできたサステナブルな商品になっています。

我々澤田株式会社は「ニット一筋で53年」で「世界でいちばん頼りにされるニットカンパニー」を目指しています。

創業時は「ニットの元の原糸」のみの取り扱いでしたが、90年代から糸だけでなく自社ブランドの「ニット製品」も手がけ、糸選びから最終完成品まで、ニットウェアづくりをトータルにサポートするニットカンパニーへ進化してまいりました。

今回のプロジェクトも「ニットの可能性を広げるSAWADAだからこそできるものづくり」だと自負しています。

アウトドアや登山ではどうしても着込んでしまうので、「ムレ」や「汗冷え」、「悪臭」と諦めかけていた悩みがあったと思います。

今回は「ウール」という素材と「ニット」を掛け合わせることで、みなさんがストレスフリーでアウトドアや登山を楽しんでいただける商品を開発することができたので、ぜひお試しください！

みなさんはウール100%のインナーいらずのニットというとあまり聞き馴染み無い方も多いのではないでしょうか？
良質なウールは春夏秋冬オールシーズン使える機能性があるにも関わらず知名度としては特にウールはマイナーな存在となっています。

動物繊維は、動物自身が寒さから自分を守る効果もあって保温性や保湿性に優れた素材が多く、防寒着に使われている事も多いくらい性能は優れている上、天然素材なので安心してご利用頂けます。

・液温は30℃を限度とし、洗濯機で洗えます。
・洗濯後、日陰で平干しをしてください。
・塩素系および酸素系漂白剤は使用できません。
・タンブル乾燥はできません。
・底面温度110℃を限度とし、アイロン仕上げができます。
・石油系溶剤によるドライクリーニングができます。

プロジェクト公開期間ː1月13日~2月13日
リターン配送期間：2月下旬から順次お届け