自然の恵みを暮らしに紡ぐ。広島・高野のおばあちゃんの手仕事をそのまま詰め込んだ、野草茶ビール。

アイスティーのような香ばしいブラウンエール。

味わい豊かで語らいに合う口当たり。

『Wild Grass Beer “然り” （しかり）』

Makuake先行予約販売のご案内です。

「然り」は「しかり」と読み、 「そのとおりである」「そうである」といった意味。

奈良時代の和歌集「万葉集」にも出てくる古くからの言葉で、
「しか（然）＋あり（有り）」という2つの語が合わさってできています。
「然」は既に存在する物事で、それが「有る」ということ。
つまり、既に存在する物事があるので、「そのとおり」「そうである」となります。

今回のWild Grass Beer（野草茶ビール）は、おばあちゃんの日々の暮らしの中で生まれたさりげない野草茶を通じて、里山で暮らすおばあちゃんのたくましい手、軽やかな語り合いをそのとおりに体感できるようなビールにできたらと思っています。

こんにちは！

私たちは、「自然を自然に暮らしに取り入れる」をコンセプトに、広島の街にある自然をもっと日々の暮らしにも活かしていくライフスタイルを見つけ、学び、提案するプロジェクト「しぜんとひろしま」です。

2年前に新型コロナウィルス感染症の影響でイベントが5日前に中止となり、イベントで使うはずの焼き芋用の芋が100kgほど余ってしまったことがありました。その時に、友人の「ビールにしようか？」の一言で、ビールブランドの第一弾 べにはるかビール「煌めき」 が誕生。ストーリーのある広島の素材を活かしたクラフトビールの新たな可能性を感じました。

一方で、広島県の中山間地域の庄原市高野町で出会ったおばあちゃんの農産加工品の取り組みを手伝っており、おばあちゃんが手仕事で生み出す商品と、80歳を越えて元気で可愛らしくもたくましいおばあちゃんのファンになりました。

そんなおばあちゃんのアイテムを通じて、都会にいても里山の力強さを感じていただけたら。そんな想いから生まれたのが、クラフトビール第二弾、Wild Grass Beer（野草茶ビール）「然り」。このたび、限定で先行販売いたします。

高野のおばあちゃんとの出会い

そもそも高野のおばあちゃん・川上令子さんとの出会いは、私たちが広島産の桜の塩漬けを探していて庄原市役所の方に紹介いただいたのがきっかけでした。

丁寧に仕込まれる川上さんの桜の塩漬けは味と共に色合いも良く素敵なのですが、ご高齢なこともあり桜の塩漬けの生産を辞められた後でした。それはもったいないと思い、高所の桜の花摘みや洗いなどお手伝いをさせてもらうようになったのが2020年の春。

そこから桜の塩漬けの生産のお手伝いをし、「庄原の塩桜」として販売もしています。飲食店さんにはケーキに、広島市内にあるブルワリーさんにはビールにしていただいています。

やたらと多いティータイムから生まれる元気の源

お伺いするたびにいつも思うのが、80歳を越えるご高齢でありながらのパワフルさ。

毎日の畑仕事の賜物とも言えるイキイキとした肌と、しなやかなでハリのある筋肉で形作られた手は惚れ惚れするほど素晴らしいのです。

それを支えているのは何だろう・・・とずっと考えていたのですが、気づきました！

それは、やたらと多いティータイムと語らいの場（笑）。

農作業などのお手伝いもするのですが、やたらとティータイムがあるんです。午前中に1回、午後には2,3回も。

少し作業をして、お茶をして、少し作業をして、お茶をして。よく話して、よく笑う。適度に身体を動かして、休んで、語らうのが元気の源のようです。

その時にいつも出していただくお茶が、クセもなく、美味しくて。あまりにも美味しいので取り扱いもさせてもらうようになったのが今回の野草茶です。

今回のプロジェクトには、BEAMS HIAROSHIMA監修で店長の江口さんにも関わっていただいているので、江口さんと一緒に野草茶をつくるお手伝いにもお邪魔し、高野の自然の恵みやおばあちゃんのたくましさを感じてもらいました。

野草茶（Wild Grass Tea）のイメージって？

どんな味わいをイメージされますでしょうか。

「健康に良さそう」

「苦かったりクセがありそう」

「飲みづらそう」

など、そんなイメージをお持ちの方も多いのでは。

もちろん、利用する素材によっては変わるのですが、高野のおばあちゃんがブレンドする野草茶「高野の野草茶」は、クセがなく、甘みや香ばしさが広がります。

少し販売をさせて頂いてますが、リピーターの方が多く、私たちが焚き火のイベントをする際の振る舞い茶として出しても、飲みやすさが人気です。

醸造パートナー｜ 石見麦酒と醸す

今回、このおばあちゃんの野草茶をより広げたいと考え、べにはるかビールでお世話になった石見麦酒さんに相談したところ、快く醸造パートナーになってくださることになりました。

石見麦酒さんは、“地域の人とその家族を大切にする”を理念に掲げる醸造所。「石見式醸造方式」と呼ばれる小ロット生産を可能にしたオリジナルの醸造方法で知られます。前回のべにはるかビール「煌めき」もですが、今回の野草茶ビール「然り」もそんな小ロット生産が可能な石見式ならではの産物です。

試行錯誤しながら味を調整するやり方でトライ。

まず、石見麦酒さんからご提案いただいたのが黒ビールでした。

今回、BEAMS HIAROSHIMAの江口さんと一緒に広島の川辺で焚き火BBQを楽しみながらみんなで味わいをチェック。語らいの場に合うかどうか、女性も愉しめるかどうかを視点にフィードバックさせてもらいました。

■飲みやすい。
■黒ビールを選ぶ人は元々ビールが好きな人では？
■美味しいが香ばしさが黒ビール由来なのか、野草茶由来なのか分からない
■もっと野草茶の味を感じたい

そして、再度提案いただいたのがブラウンエール。

BEAMS HIAROSHIMAのスタッフみなさんに試飲していただきました。

■以前のものより飲みやすく野草茶の味と同様に楽しめました。
■想像以上の出来上がりでした。ほぼ、完成形でしたので驚きました。
■アルコールを0.5でも増やせないか？4.5%に。
■さっぱりしているので、多少の苦味があっても良いのでは？
などなど。

様々な意見を頂き、試行錯誤の末ベストな形で誕生したのが今回の『Wild Grass Beer “然り” （しかり）』です。

ラベルデザイン｜書家・鴨山友絵と描く

ラベルデザインは、べにはるかビール「煌めき」に続き、書家・鴨山友絵さん（2018Jリーグプロモーションビデオの書、広島ホームテレビ「カープ道」の題字など活躍）に甲骨文字でこの「然り」を表現してもらっています。

広島らしい書のラベル

広島出身の鴨山さんはお酒を飲みながら書を愉しむ「酔書（すいしょ）」という活動をされていることもありラベルデザインをお願いしました。書のデザインラベルはビールでは珍しいかと思いますが、広島は日本の筆のトップシェアを誇る熊野筆の産地でもあり、書のラベルは広島らしいとも言えます。

ビールが生まれる自然の風景が甲骨文字に。

ラベルには野草の「野」をベースに「恵」「豊」「高」の甲骨文字が入っていますのでぜひ探してみてください。（※甲骨文字とは古代中国で亀の甲羅などに刻みつけて記録した現在確認されている最古の漢字です）

おばあちゃんのたくましさと軽やかさ、高野の大地の豊かさ、野山や草花など自然の風景を盛り込んだデザインに仕上げていただきました。

『Wild Grass Beer “然り” 』の仕様

品目｜ビール

原材料名｜麦芽（イギリス製造）、ホップ、野草茶（ハブ草・カワラケツメイ・ハト麦・あけびのつる）

野草茶生産者｜川上令子

アルコール分｜4.5%

麦芽比率｜50%以上

内容量｜330ml

製造者・お問合せ先｜株式会社石見麦酒 江津市黒松町1069-114 0855-25-5740

製造所｜江津市桜江町長谷2696-9

リターンについて

リターンは、野草茶ビール「然り」を中心にストーリーのあるセットをご用意しており、皆さんに少しでもお求め頂きやすくするために、お好みに応じた多彩なコースをご用意しております。

▶︎【お家でお手軽セット】野草茶ビール「然り」6本セット

▶︎【早割｜5％OFF】野草茶ビール「然り」6本セット

▶︎【寄り合いセット｜限定3名様】野草茶ビール「然り」35本セット

▶︎【高野のおばあちゃんセット】野草茶ビール「然り」4本＋野草茶2袋＋塩桜2袋

▶︎【野草茶ざんまい語らいセット】野草茶ビール「然り」4本＋野草茶3袋

▶︎【石見式発明魂セット】野草茶ビール「然り」3本＋石見麦酒カレー3種セット

▶︎【飲み比べセット】野草茶ビール「然り」3本＋べにはるかビール「煌めき」3本

▶︎【寄り合い飲み比べセット｜限定3名様】「然り」20本＋「煌めき」15本

野草茶ビール「然り」以外のアイテムのご紹介

「高野の野草茶」

今回のビールの原材料でもあるおばあちゃんの野草茶。4種類の野草がブレンドされています。

原材料｜ハブ草・カワラケツメイ・ハト麦・あけびのつる

特定原材料等｜特定原材料28品目は含んでおりません。

内容量｜20g

野草茶RECIPEなどはこちら

「庄原の塩桜」

今回のおばあちゃんと一緒に作っている桜の塩漬け。八重桜の花を丁寧に処理し塩漬けにしてあります。お湯を注ぐだけの「桜湯」などおすすめです。

原材料｜桜の花・漬け原材料（食塩）・クエン酸

特定原材料等｜特定原材料28品目は含んでおりません。

内容量｜40g

塩桜RECIPEなどはこちら

「石見麦酒オリジナルカレー3種セット」

醸造パートナーの石見麦酒は、独自の醸造方法「石見方式」で全国から注目されるブリュワリー。さらに、レトルト食品を作れる方式を編み出し、自然の味をいかしたレトルトカレーやスープづくりにもチャレンジしている発明魂を持った会社。

そんな石見麦酒の発明魂を感じて欲しいセットです。

〈内訳〉

１｜イエローキーマカレー082（200g）×1袋

原材料｜猪肉、トマト、人参、エリンギ、玉葱、ニンニク、シードル、カシューナッツ、コリアンダー、ターメリック、黒コショウ、クミン、フェヌグリーク、はちみつ、食塩、大豆油、バター（一部に乳成分を含む）

特定原材料｜特定原材料28品目の内、カシューナッツ、大豆、乳 が含まれます。

２｜レッドチキンカレー151（200g）×1袋

原材料：鶏肉、大根、エリンギ、ココナッツミルク、ニンニク、唐辛子、レモングラス、エシャロット、食塩、ガランガル、アミペースト、カフィアライムリーフ、こしょう、砂糖、ビール、ナムプラー
特定原材料｜特定原材料28品目の内、鶏肉 が含まれます。

３｜スタウトカレー960（200g）×1袋

原材料：豚肉、トマト、エリンギ、カシューナッツ、小麦粉、玉葱、ビール、コリアンダー、ターメリック、黒コショウ、唐辛子、クミン、フェヌグリーク、カカオ、バター、食塩（一部に乳成分を含む）

特定原材料｜特定原材料28品目の内、豚肉、カシューナッツ、小麦、乳 が含まれます。

石見麦酒オリジナルカレーの紹介などはこちら

「べにはるかビール“煌めき”」

広島市比治山の麓の湧き水を仕込み水とし、三次市おかもと農園のべにはるかを贅沢に使用したコクと甘みを感じるビールです。新型コロナウイルス感染症の影響で中止になってしまった「あっ“たまる”比治山」で本当は焼き芋になるはずだったべにはるか（さつまいも）が生まれ変わりました。

品目｜ビール

原材料名｜大麦麦芽、ホップ、さつまいも（べにはるか）

べにはるか生産者｜おかもと農園

アルコール分｜6.0%

麦芽比率｜50%以上

内容量｜330ml

製造者・お問合せ先｜株式会社石見麦酒 江津市黒松町1069-114 0855-25-5740

製造所｜江津市桜江町長谷2696-9

煌めきの紹介などはこちら

スケジュール

プロジェクト実施：2022年8月23日（tue）〜10月7日（fri）

製造：2022年10月中旬

発送：2022年11月上旬

いただいた資金の使い方

応援購入でいただいた代金は、野草茶ビール「然り」の生産費・発送送料・手数料、将来の商品開発費用として活用させていただきます。

実行者紹介

▶︎和田徳之｜しぜんとひろしま・SATOMACHI 代表／株式会社和大地 代表取締役

▶︎profile｜77年広島生まれ。広島在住で東京と2拠点オフィス。
ジャズダンス→音楽業界→伝統工芸→環境マーケ→起業（株式会社和大地）
こけだまベースにひと・まちづくり。“さと”と“まち”をつなぎ、和えることで、手軽に暮らしに活かすライフスタイルを提案するSATOMACHIプロジェクトやしぜんとひろしまを展開。ライフワークにnextひろしま・JOLAの活動も。

▶︎message｜「野草茶ビール」と聞いてどう思われましたでしょうか？「地味なものをビールにしたな」と思われた方も多いのではないでしょうか。確かにおばあちゃんの広島・高野の名産品と言えば、りんごやトマト。野草茶は高野の産品というわけでもないですし、りんごやトマトの方が派手さもあって美味しさもイメージが湧きやすいですよね。

しぜんとひろしまでは、足元にある自然を日々の暮らしの中でいかすヒントをいろんな方から学んでいます。川上さんとはそんなプロジェクトの一環で、桜の塩漬けづくりをご一緒するところから始まりました。その休憩の合間に出てくる「野草茶」に小さな感動を覚えたのが最初のきっかけです。

私たちは、普段当たり前に思って見過ごしがちなことに立ち止まり、その素敵なところをみなさんと楽しみたいと思っています。そんなことを「野草茶ビール」を飲みながらみなさんと語り合えたら嬉しいです。

▶︎田尻知恵（写真右）｜SATOMACHIコーディネーター／日本野菜ソムリエ協会認定 野菜ソムリエプロ

▶︎profile｜73年広島生まれ、番組制作会社で技術職を経て結婚。宇都宮、厚木、広島、三鷹、横浜と渡り歩き2017年広島に落ち着く。その間に農業団体、子供向け体験プログラムの事務局など様々な職に就く。居も職も転々とする中でそれぞれの土地の個性や良さ、とりわけ故郷広島の素晴らしさに気付く。広島に帰る直前和田と出会いSATOMACHIの理念に共感しジョイン。現在コーディネーターをしながら畑作業、農業手伝い、料理教室などを行っている。

▶︎message｜ここ数年「豊かさ」とは何だろうと考えていました。 それは欲しいモノを手に入れるだけではありません。川上さんと出会って桜の花摘みや農作業のお手伝いをしていると、自然に逆らわない暮らしや、年齢を重ねても社会に必要とされ日々目の前のことをコツコツと続けられることが豊かな人生だと気付きました。 農作業の合間にいただく野草茶はお茶の香ばしさだけでなく、おしゃべりやゆったりと流れる時間もすべてひっくるめて豊かな味になって美味しいのです。 この野草茶ビールを飲みながらおばあちゃんの暮らす里山の豊かさに想いを馳せていただけたらと思います。

▶︎株式会社石見麦酒

▶︎profile｜『石見麦酒』は島根県西部の江津市にできたばかりのクラフトビールの醸造所です。 この地域ならではの地酒をつくりたいと、夫婦二人で9坪の小さなブルワリーを立ち上げました。 江の川の恵みをいっぱいに受けた大麦や日本海の潮風に耐えた柚子などの農産物を最大限に活かし、さまざまな種類のクラフトビールを造っています。 1回に醸造するのは100ℓから150ℓと少量で手間もかかりますが、その分、滋味豊かでバリエーションに富んだ味をご用意できるのです。

▶︎鴨山友絵｜書家

▶︎profile｜広島県広島市出身。大阪大学大学院言語文化研究科修了後、日本語講師として日本・オーストラリアで勤務。その後、写真家を経て、書道家として活動を始める。

筆文字ロゴのデザイン、テレビ番組の題字、名刺の文字・デザインなどを手掛けている。また「酔書（すいしょ）」といった想いを言葉にし、やわらかなコミュニケーションのきっかけ作りとしての「書」の活動も行っている。

▶︎message｜力強い大地とそこに芽生える草花をイメージし、書きました。左右の曲線は、自然を包み込むおばあちゃんの両手のようにも、人が踊っているようにも見えるかもしれません。みなさんそれぞれの感性で見てもらえたら嬉しいです。