コート専業54年の技術「パターン」「縫製」「仕上げ」で、イノベーション藍染が映える洗練されたシルエットのコート

サンヨーソーイング 青森ファクトリー は、1969年に創業した日本屈指のコート専業工場です。2019年に工場直販ブランド「SANYO SEWING」をスタート。54年継承された縫製技術とイノベーション藍染のコラボレーション。「Ｍade in AOMORI」を届けたい。今までにないコートを作るプロジェクトの”第3弾”です。

　第1弾企画の段階では染色困難と思われた　

　伝家の宝刀トレンチコートを本藍染で製品化　

サンヨーソーイング 青森ファクトリー は「トレンチコート」を生産する為に設立されたと言っても過言ではありません。

「トレンチコート」はパーツ数が多い為、1着分の生地面積が大きく、150㎝幅の生地で4.0m前後にもなります。それだけ大きな生地を、出来るだけ均一に手作業で染め上げるには、作業上困難なのではという懸念もあり、第1弾では「ステンカラーコート」、第2弾では「スノーパーカー」をデザインし、生地面積を抑える事で染色作業を安定させる事が出来ました。

過去2回のコラボレーション企画の経験を活かす事で、第1弾の生地の長さ、第2弾の生地の幅でも染め上げる事が出来るのでは、と生まれたのが「本藍染トレンチ」です。

「SANYO SEWING」が思い描くシルエット　

「SANYO SEWING」では、肩から裾にかけて歪みやよどみがなく、整然と生地が落ちる様なシルエットを理想としており、そのシルエットを表現するために「パターン(設計図)」「縫製」「仕上げ(アイロンがけ)」という3つの工程を重視しています。コート専業54年間で蓄積された工場の技術を全て掛け合わせ、オーラを放つ1着に仕立てています。

●モデル身長160㎝ 空色 Mサイズ

●モデル身長160㎝ 藍色 Mサイズ

●モデル身長184㎝ 藍色 XLサイズ

●モデル身長176㎝ 空色 XLサイズ

●モデル身長176㎝ 藍色 XLサイズ

●モデル身長179㎝ 藍色 Lサイズ

●モデル身長179㎝ 空色 XLサイズ

●モデル身長167㎝ 藍色 Sサイズ

●モデル身長167㎝ 空色 Mサイズ

●モデル身長179㎝ 藍色 Lサイズ

●モデル身長167㎝ 空色 Sサイズ

＊ページ下部に１５３ｃｍ～１７９ｃｍまでの身長別着用イメージがございますので、ご参考ください。

＊上着の上からお召しになる場合や、少しゆったりお召しになる場合は、普段よりも1サイズ上のサイズをご選択ください。

　東京・青森の会場で展示・試着も随時実施中！　

ページ下部に展示・試着情報がございますので、場所や開催日などの詳細はそちらをご確認ください。

　SANYO SEWING×あおもり藍コラボレーション企画第３弾！　

第1弾企画「SANYO SEWING×あおもり藍 日本屈指のコート専業工場が作る本藍染コート」は2021年8月に公開し、計180名様 13,904,000 円の応援購入を頂きました。

第2弾企画「SANYOSEWING×あおもり藍 美しい縫製と本藍染の革新で作るスノーパーカー」は2022年8月に公開し、計75名6,353,875円の応援購入を頂きました。

ご協力いただいた皆様、応援購入いただいた皆様、本当にありがとうございました。

　デザイン・縫製仕様　　

デザイン・パターン・縫製仕様、一貫してSANYO SEWINGオリジナルで製作。

ユニセックス6サイズ、染め方を変え「空色」と「藍色」の2色展開になります。

トレンチコートのシックな雰囲気にマッチするよう、グレーの綿ギャバジンをベースに藍で染め上げ、スモーキーな色合いに仕上がりました。

藍色は一見デニムのようにも見えますが、半裏仕様のトレンチコートにマッチする、厚すぎず、しっとりとした風合いながらも張りのある生地を採用しています。

ラグランスリーブのたっぷりとした袖はインに着るものを選びません。

ボタンは天然本水牛ボタンを採用。ボタンもあおもり藍で染色しています。天然の原材料を使用しているため、仕上がりに個体差があります。元々の色が茶色に近い部分は黒っぽく仕上がり、透明に近い部分は光が青く透けます。

ボタンは1つ1つ職人の手仕事で付けられます。根巻きと呼ばれる作業を丁寧にする事で、コマのように立つボタンが付きます。生地の厚み分と同じ長さで根巻きを立てることで、ボタンがかけやすくなります。しっかりと根巻きされ止め処理がされたボタンは、かけやすく取れずらい、それがSANYO SEWINGのボタン付けです。

”SANYO SEWING”ブランド刺繡入り、”MADE IN AOMORI”の文字も入ります。

肩にはトレンチコートの特徴のひとつ、”エポーレット付き”です。

やや肩から落とした位置に設定し、ソフトな印象にしています。

トレンチコートのポイントともいえる衿は、ボタンを開けて着用した時にも広がり過ぎず、立てた時の美しさも格別です。SANYO SEWINGの襟付けは、外側をミシン付け、内側を”手作業のまつり縫い”で仕立てているため、襟を立てたときの美しさが際立ちます。

右脇品質表示上にはあおもり藍での染色を証明するネーム付き。

身頃半裏仕様、袖裏付きで、さらっと羽織ることができます。

裏地の素材は、キュプラ50％コットン50％のナチュラルな風合いのものを使用しています。（裏地は既成色で藍染ではありません。）

後裾はトレンチコートの特徴の一つ”インバーテッドプリーツ仕様”です。

袖口にもトレンチコートの特徴の一つ、”袖口ベルト仕様”です。

精度高くステッチが入ったポケット、職人の技が光ります。

美しい色合いを生かしたややゆったりとした身頃はポケットに手を入れた時にもシルエットが崩れません。

「サンヨーソーイング」 技術のこだわり・強み　

＜パターン技術＞   生地特性も反映した緻密な設計図

パターンとは型紙のことで設計図でもあります。縫製や熱を加える仕上げの過程で生じる寸法変化やその他の生地特性を確認してから寸法を調整しパターンに反映します。歪みやサイズ感のズレを防ぎ、縫製の際に縫いやすく設計通りのサイズ・シルエットに仕上がる緻密なパターンを作成することで、正確な縫製による同じクオリティーの製品を作り続けています。

＜縫 製＞ 鍛錬された手仕事が生み出すシルエット

ミシンをかける際の縫い縮みを見込んで、鍛錬された力加減で生地を両手で前後に引っ張りながらミシンをかけることにより、縫い目が真っ直ぐな美しいステッチワークと、歪みやよどみのない美しいシルエットを生み出します。「サンヨーソーイング」の縫製技術において最も基礎的かつ重要だと言っても過言ではないのがこの”引き縫い”の技術です。

＜縫 製＞手作業のまつり縫いによる衿付け

コートの顔ともいえる襟の部分は、外側はミシンで縫い合わせ、内側はカーブに合わせて一針ずつ”手作業のまつり縫い”で縫製しています。職人が曲線と生地の風合いを見極めながら仕上げることにより、ミシンステッチよりも柔らかく襟が首になじみ、襟を立てたときの端正なシルエットをつくり出しています。

まるで機械でかけたかのように正確な針目ピッチは”職人の手仕事”によるものです。

＜仕上げプレス＞    各工程の技術が品質に

コート生産における最後の仕上げとなるアイロンがけは、熱・蒸気・温度を調整しながら一枚一枚職人の手によっておこなわれます。アイロン台やプレス機はコートを美しく仕上げるために「サンヨーソーイング」の為に”特注で設計された設備”です。ボタンの周りや布と布の繋ぎ目など細かい部分はコートの形に合わせてつくった小道具を用いてハンドプレスで仕上げます。この仕上げプレスによって、数々の工程の中で随所に施された技術が品質となり現れます。

最後の最後まで、長い時間をかけて出来上がったコートが、綺麗なままお客様のもとへと届いて欲しいという”職人の想い”が込められています。

「あおもり藍」とは？　　

「青」を冠する青森県の「あおもり藍産業協同組合」が手掛けるブランドで、2003年から研究が開始され、2006年に”独自染色法を確立”しました。

染色のみではなく、藍そのものの成分への研究を重ね、抗菌スプレーや、お茶・スウィーツ、さらには農業への応用など、さまざまな開発が進んでいます。

農薬不使用で育てた藍が使用され、抗菌効果や防臭効果などの様々な効能があり、2010年、JAXAに宇宙飛行士の船内着として採択されたことで、国内でも認知され始め、大手百貨店とその店舗内40以上のデザイナーズブランドとコラボレーションした実績もあります。

※あおもり藍については高い抗菌効果や防臭効果が確認されていますが、今回のコートに使用されている表地は本藍染にはっ水加工をかけたもので、抗菌効果や防臭効果等が確認出来なくなる可能性があり、それらに関する試験は行っておりません 。

　イノベーション✕本藍染×はっ水加工　

藍染というと「すくも」を用いる技法が有名ですが、あおもり藍の藍染は従来の技法を「イノベーション」させ、乾燥した藍葉をパウダー化するという独自の手法を用いており、抗菌性、防臭性に優れた新世代の藍染です。

そして、合成染料を使わず藍と天然由来の物だけで染める「本藍染」でもあります。

第1弾、第2弾同様に、SANYO SEWINGの特徴の1つ、ステッチの美しさを生かせるように、藍染で一般的な製品後の染色ではなく、1着分の生地を染めてから裁断・縫製します。

2人1組でコート1着分を染めます。藍染は通常の染色とは異なり、漬けておくだけでは染まりません。手で撫でるようにして酸素に触れさせなければ、綺麗に染まらないのです。1人は布を広げて送り出す役目で、もう1人が気持ちを込めて丁寧に布に触れていきます。

同じように撫でていても、人の手が違うと染まり具合は全く異なります。

そのため、繁忙期以外は職人2名のみで作業を行っています。

均一なクオリティを保つためには、少し擦り込むような感覚で、全ての面を均等に撫でなければなりません。

コート1着分を丁寧に撫で終わったら、水で濯いで脱水し、乾かしてから再び染料の中に入れるという作業を繰り返します。

この時、水洗いを丁寧におこない、色を完全に落とし切ることが染色の質を高める秘訣です。

藍染は一般的に色落ちや衣類への色移りがしやすいイメージがありますが、「本藍染トレンチ」は丁寧に染める作業を繰り返し、さらに染色後の生地にはっ水加工を施していることで、軽い雨の日なら安心してお召しいただけます。

丁寧な染色とはっ水加工により、色落ちしにくく、藍は着こむほどに経年で味わい深くなります。

※手作業で染める為、染め上りにムラがある場合があります。色合いやムラ感は一つひとつ異なります。「藍色」よりも「空色」の方がムラ感が出やすいです。

※生地が濡れたり湿った状態で摩擦すると、バッグやシャツに色移りする可能性がございます。生地が湿ってしまった場合は、お取扱いに十分ご注意ください。お洗濯はドライクリーニングをおすすめいたします。（ドライクリーニングにより表面の藍が落ち、色合いが変化したり、ムラ感を強く感じるようになることがあります。）

　桜の下で、藍が映えるコートを　

素材の特性をとらえ、それぞれのディテールに最適な力加減で手仕事を施す「サンヨーソーイング」の高精度縫製は、「あおもり藍」の手染めによる独特な色合いを邪魔せず、シンプルなデザインの中に、粋で凛とした佇まいを生み出し、着用とともに味わい深く変化していく藍染は、良いものを長く大切に着ることを思い出させてくれます。

「SANYO SEWING × あおもり藍」

染色、縫製、プレスまで職人の手仕事、青森でしか作れない贅沢な「本藍染トレンチ」を、桜の季節、全国にお届けします。

　ユニセックス６サイズ・2色展開　

男女兼用でXXS・XS・S・M・L・XLの6サイズ展開。

モデル画像、サイズ表をご参考ください。

色は、くすんだ落ち着きのある青の「空色」、深い青の「藍色」の2色展開です。

藍染というと「藍色」のイメージが強いですが、「空色」はベース生地のグレーの色合いがスモーキーな雰囲気を演出しており、なかなか無いお色味なのでお勧めです。

＊上着の上からお召しになる場合や、少しゆったりお召しになる場合は、普段よりも1サイズ上のサイズをご選択ください。

●モデル身長152㎝（女性）

●モデル身長156㎝（女性）

●モデル身長167㎝（女性）

●モデル身長166㎝（男性）

●モデル身長174㎝（男性）

●モデル身長179㎝（男性）

●「藍色」カラー見本

●「空色」カラー見本　

＊手染めの為、色合い・ムラ感には個体差があります。

＊ご覧になるモニター環境により実際の色合いとは異なる場合があります。

　展示・試着について　

サイズやお色味をご確認されたい方は、東京・青森の以下３か所で展示、ご試着も可能です。

①東京、日本橋高島屋S.C. SANYO ESSENTIALS 展示予定期間：8/27～9/29

②青森：青森駅前 A-FACTORY 試着会 8/27、9/16、9/17

③サンヨーソーイング青森ファクトリーでもご試着頂けます。

＊8/28~9/29までご試着可能ですが、日曜、祝日、9/2は休業日です。

　スケジュール　

8月27日 プロジェクト開始

8月27日 青森駅前 A-FACTORY 試着会

8月27日～9月29日 日本橋高島屋S.C. SANYO ESSENTIALS 試着用サンプル展示

9月16日～17日 青森駅前 A-FACTORY 試着会

9月29日 プロジェクト終了

10月 生地手配・染色開始

11月 はっ水加工開始

1月 裁断・刺繍加工・縫製開始

3月 発送開始

3月末 全ての発送完了

　リターンについて　

サンヨーソーイング×あおもり藍 「本藍染トレンチ」の先行販売は150着限定です。

各リターンは数量限定となりますので、数に達し次第終了となります。

(1)【超早割20％OFF】サンヨーソーイング×あおもり藍「本藍染トレンチ」

※定価￥93,500(税込み)→20％OFF ￥74,800(30名様限定)

(2)【早割15％OFF】サンヨーソーイング×あおもり藍「本藍染トレンチ」

※定価￥93,500(税込み)→15％OFF ￥79,475(50名様限定)

(3)【マクアケ割10％OFF】サンヨーソーイング×あおもり藍「本藍染トレンチ」

※定価￥93,500(税込み)→10％OFF ￥84,150(70名様限定)

　実行者紹介　

株式会社サンヨーソーイング

2021 年2 月、同じく三陽商会の自社工場である株式会社サンヨーインダストリー（福島県福島市）と統合し、株式会社サンヨーソーイング 青森ファクトリー/福島ファクトリーとして運営する新体制を始動。

三陽商会の国内生産の拠点としての機能を維持しながら両社の技術力を集結し、新たにR&D (※)機能を持たせることで、近年の需要に即した生産体制の確立、並びに新しい技術・機能性といった開発案件の具現化を推進。

複数の設備投入をおこない、ダウンコート生産の内製化や新アイテムの開発など、トレンチコートに留まらない製品の生産に取り組んでいます。

※R&D=research and development 企業の研究開発業務および部門。