いつも付けるものだから良いものを。大切な家族に贈る、自然素材の優しい首輪 GOOD COLLAR

100年以上の歴史を持つ兵庫県姫路市の老舗タンナー「山陽」が、パートナー同然にともに暮らす犬や猫の「GOOD」にこだわり抜いた革の首輪、GOOD COLLARを作りました。「WHOSE LEATHER」ブランドから生まれるものづくりの世界を、どうぞお楽しみください。
https://whoseleather.com/

① 時とともに輝く、ロングライフな革が絆を育てていきます。

家族として、一緒に大切な時間を過ごす動物たちのために。

時とともに、経年変化で味わいを深める上質かつ堅牢な牛革。さらに、その一枚革を贅沢に丸い形に合わせる伝統的な「丸首輪」の技を用いて、長い年月を通じてお使いいただけるロングライフな首輪をつくりました。丈夫なつくりで、運動量の多い子犬にも安心です。

100年以上の歴史を持つ兵庫県姫路市の老舗タンナー「山陽」が食用牛から取れる牛革だけを繊細な技術で鞣したヌメ革は、簡単なお手入れを続けることで、さらに輝きを深めていきます。

② 動物の体に優しいボタニカル素材で、美しく染め上げました。

動物の体に触れるものには、安心できる自然のものを。

体に優しい天然植物の色を、現代の技術で革に彩っています。Akane, Kuri, Hinoki, Yanagi, Oliveの5色から選べるボタニカルなカラーバリエーションは、布に定着させるより遥かに難しく、古来からある革の草木染めと比べても格段に美しい発色を実現させています。

さらに、革や染料だけでなく、コパ磨きのための布海苔や、お手入れのためのクリームも天然素材にこだわりました。

③ 毛すれや皮膚にメディカルな悩みを持つ動物に、日本の職人技術を。

首当たりの良さを、失われつつある「丸首輪」の技術で実現しました。

犬や猫の皮膚は、思いの外デリケート。特に毛の長い動物は平首輪を使うと毛を巻き込んで逆立ち、毛切れや摩擦による脱毛を起こしてしまうことも。

『GOOD COLLAR』は、専門の職人が制作に手間がかかるため失われつつある「丸首輪」の技を用いてつくった首輪です。柔らかなヌメ革を用いて「首輪はげ」を防ぎ、赤みやキズといった皮膚トラブルを起こさないよう工夫されています。

誰のための首輪？

首輪って、誰のものでしょうか。高級ブランドの首輪は、飼い主である人間のためのもの。その首輪を首にかける動物は、ブランドの名前を知りません。

首輪をうれしく思っている動物がいることは、あまり想像しにくいですが、一緒に暮らす動物たちに救われ、愛する飼い主がいるのは確かで、飼い主のことを思い、愛する動物がいるのも確かです。

もし、首輪が動物たちを縛るものではなく、また、飼い主のエゴを満たすためのものでもなく、ともに暮らすために必要な、「思いやりのある道具」になれたら。

私たちは、まず思いつくことをすべて実行することにしました。自然由来の素材を使うこと、動物の負担を減らす工夫をすること。

ここからさらに何をすべきかは、犬や猫たちに聞く必要があります。この「GOOD COLLAR」は、彼らの声で成長していく首輪。

彼らの声を聞くことができる、飼い主のあなたと一緒に犬や猫にとっての「GOOD」をつくっていく。これは、Partnerにとって良い首輪を目指す試行錯誤の第一歩です。

動物にとって自然なヌメ革の柔らかさと、肌触りにこだわりました。

動物の体にやさしい柔らかさと、危険から守る丈夫さを両立させるために。北米産の生後2年の雄牛革・ステアを3.6㎜という絶妙な厚さに加工しました。大きなピット槽の中で天然植物のタンニンを用いて丁寧に鞣すことで、自然な肌触りを実現しています。

体に優しい天然植物の色を、現代の技術で革に彩りました。

動物の体のために、天然素材を用いて染めたい。そこで思い至ったのが、古来より用いられてきた草木の染料成分を、科学的に抽出するボタニカル・ダイを革に応用することでした。現代に求められる色の鮮やかさを実現した、伝統と先端のハイブリッドカラーです。

Akane

茜 西洋茜の根 / インド

セイヨウアカネの根を用い、古来からの茜色を革の上に鮮やかに染め上げました。古代エジプトのミイラに巻く麻糸がアカネで染められていたように、世界各国で病気から身を守る「魔除け」に用いられ、力強さと神聖さを持った染料として知られています。

4号首輪+15㎜幅リード

※写真はイメージです。

Kuri

栗 栗の皮、渋皮 / 長野県

長野県の栗菓子店から栗の実の皮を譲り受け、その上品な茶色を革に定着させました。飛鳥時代から使用されてきた大切な染料で、防虫や抗カビ、抗菌などの効果も。身分の高い人々の衣装にも用いられ、戦いへの勝利という願いが込められてきました。

4号首輪+15㎜幅リード

※写真はイメージです。

Hinoki

ヒノキ 材木 / 静岡県

日本の樹木の王として知られるヒノキ。幹から抽出したベージュ色を、革に定着させました。虫除けの効果や、数千年という耐久性から、尊い樹木として奈良時代から神仏関係でヒノキの染料が用いられてきており、西欧、北欧でも邪気払いとして知られています。

4号首輪+15㎜幅リード

※写真はイメージです。

Yanagi

ヤナギ 枝葉 / 神奈川県

神奈川県産の柳の枝からシックなグレーを抽出し、革に定着させました。ヨーロッパでは水源とともにある、生活につながる樹木。強靭でよく張る根を持ち、倒れても発芽する生命力から日本では街路樹として親しまれ、江戸時代から染料として用いられました。

4号首輪+15㎜幅リード

※写真はイメージです。

Olive

オリーブ 剪定の枝葉 / 小豆島

小豆島のオリーブの葉から、最先端の緑の革を。緑色の成分であるクロロフィルを抽出できるようになったのは、21世紀に入ってから。これまでは、染料としては難しい素材でした。虫を遠ざける成分があるため、犬が喜んで木の周りを走り回ると言われています。

4号首輪+15㎜幅リード

※写真はイメージです。

首当たりの良さを「丸首輪」というレベルの高い職人技術で実現しました。

動物の首への負担を軽減するため一枚革を丸め、革の縁が直接当たらないようにする「丸首輪」の加工技術を用いています。体毛への当たりが柔らかく、擦れにくい手法ですが、近年では加工に手間と時間がかかるためこの技術を持った職人が少なくなっています。

仕上げのコバ磨き材まで、すべてに天然素材を厳選しました。

革だけでなく、仕上げの材料にも天然のものを。革の切り口の部分を美しく丈夫にする「コバ磨き」には、天然の布海苔を使用しています。板状の海苔をお湯で溶かして液体にし、何回も塗り込んで磨いていくことでハリのある質感に仕上げていきます。

GOOD COLLARが届いたら、まず同梱クリームを塗ってください。

GOOD COLLARには、山陽レザーと同じ姫路で馬油やオリーブオイル、蜜蝋などから作られたお手入れ専用クリームを同梱しています。ぜひ、お手入れすることで艶が出てより深みのある表情を見せてくれる革の風合いと、動物とともに愛着を深めていく体験をお楽しみください。

サイズ

・丸首輪（2号）：首回り22~27㎝ 幅0.9～1.2ｃｍ

5色 クリ ヤナギ アカネ ヒノキ オリーブ

・丸首輪（4号）：首回り29~37㎝ 幅1.2～1.5ｃｍ

5色 クリ ヤナギ アカネ ヒノキ オリーブ

・丸首輪（5号）：首回り32~42㎝ 幅1.5～1.7ｃｍ

5色 クリ ヤナギ アカネ ヒノキ オリーブ

・丸首輪（7号）：首回り43~52㎝ 幅1.5～1.7ｃｍ

5色 クリ ヤナギ アカネ ヒノキ オリーブ

・リード10㎜ ：10ｍｍ幅 長さ115ｃｍ 厚み4.8ｍｍ（小型犬用）

5色 クリ ヤナギ アカネ ヒノキ オリーブ

・リード15㎜ ：15㎜幅 長さ115ｃｍ 厚み4.8ｍｍ （中型犬用）

5色 クリ ヤナギ アカネ ヒノキ オリーブ

・大型犬用単引き：短引き 15～18㎜幅 長さ65ｃｍ 厚み1ｃｍ（大型犬用）

5色 クリ ヤナギ アカネ ヒノキ オリーブ

スケジュール

2020年 3月プロトタイプ完成

7月公開

9月終了

2021年 3月発送

資金の使い道

資金によって製品を作り、さらに改良していきます。

WHOSE LEATHERとは？

「WHOSE LEATHER」は、創業100年を超える総合タンナー・山陽から2020年に生まれた、初めてのブランドです。
「MAKER’S LEATHER つくる人の革を、つくる。」 というビジョンの下、日本を代表する革の生産地・姫路から上質な「山陽レザー」を提供し、国内外のMAKERの 世界に届くものづくりをサポートする山陽だからこそできるものづくりを追求していきます。

また、「WHOSE LEATHER」は山陽にとって、ものを作る人の思い、ものを使う人の思いを感じるためのプロジェクトでもあります。 私たちはここ日本から、国境や文化を超えるものづくりの思いを表現していきます。

GOOD COLLAR is made by

Leather Director / Kazuya Shiota（株式会社 山陽）

Craftsman / Yoshiki Segawa, Yoshikazu Segawa（株式会社エスワイケイ）

Cream Maker / Shinji Hayama（株式会社しらさぎ化粧品）

Producer / Hitoshi Kawami（株式会社 山陽）

and our partners