陶磁器作家とバリスタとRICOの出会い!

株式会社RICOでコスタリカ1000m~1300m高地帯で栽培しているコーヒーを輸入予定でプレミアムコーヒーの味をそのまま伝えるドリッパーを探していたところ、現職バリスタの助言で陶磁器(セラミック)素材に関心を持つようになり、陶磁器作家と一緒に製作することになった陶磁器(セラミック)桜ドリッパーです。

桜ドリッパーは製作構想初期から現役専門バリスタの諮問を受けて製作してテストしたドリッパーです。

最近、自宅で喫茶店のような本格コーヒーのようにハンドドリップコーヒーを楽しみたいという方が増え、コーヒー関連機器、プレミアムコーヒー、コーヒーを淹れることができる紙フィルター型ドリッパーへの関心も高まり、ドリッパーに対する選択の悩みもあります。

円錐型・台形型など形状が違ったり、陶器・ステンレス・プラスチック・銅製など素材の種類も多かったりと、最適なものを見つけるのは大変です。

そして紙フィルタードリッパーはリンシング(フィルター洗浄)、予熱はなぜしなければならないのか？ などなど、あまりにも分からない点が多いです。 バリスタによって意見は異なるかもしれませんが、一般的なバリスタ見解と当社RICOに考えをサポーターに伝えたいと思います。

まず、ドリッパーの選択についてそれぞれの特徴を述べたいと思います。

材質によるドリッパーの分類

プラスチックドリッパー : 最も安価で普遍的に使用される材質である。 熱伝導と保存性が低く、長く使用すると変形することがあり、洗浄による微細プラスチックが発生することがあります。
セラミックドリッパー : 1回のリンシングをしながら予熱をする場合、陶磁器で作ったドリッパーは熱保存性が高いです。
ガラスドリッパー : 強化ガラスを使用したドリッパーで、ウェーブフィルターを使用して抽出します。 熱保存性が低く破損の恐れがあります。
ステンレスドリッパー : 熱伝導と保存性が最も良いですが、金属材質によりコーヒーの味が低下します。

選択の難しさを一度解決してくれる陶磁器(セラミック)桜ドリッパーです。

ドリッパー、作品になる！

桜の花の象徴的な意味と形をデザインの特徴として浮き彫りにし、まるで場所が咲いているような感じを与えながら、ユーザーに日常の楽しみを提供することを考慮してデザインしました。最高のコーヒー風味のために陶磁器職人、陶磁器作家、バリスタ、RICOの4人が出会い、数十回のテストとリサーチの後に製作しました。
初心者でも自宅でハンドドリップコーヒーを本格的に楽しめる設計をしました。

分析と企画を通じた3年間の研究期間と多様なテストを通じた企画、そしてデザインから生産まで多くの努力で誕生したドリッパーです。

中央に単一抽出口の大きさが適当に広く、過多抽出を防止し過少抽出を最小化し、迅速に抽出することができ、コーヒーの雑味がなく初心者でも簡単にハンドドリップが可能です。

通常、抽出口が大きいとお湯は速く流れ、小さいとゆっくり抽出されます。

しかし、コーヒー粉砕粒子の大きさによって同じ量のコーヒーで粒子の大きさが小さいほど水と粉砕されたコーヒーが出会う表面積は増加し、水は簡単にコーヒーの多孔質構造の中に浸透してコーヒーの溶解物質を溶かし、抜け出していきます。

粒子の大きさが小さければ濃い飲み物を抽出でき、抽出過程は早く終わらせることができ、逆に粒子の大きさが大きければゆっくりと内部物質を溶かすことができ、抽出過程を緩やかに制御することができます。

おすすめドリップコーヒーの粒子は0.5~1.0mm、エスプレッソは0.1~0.3mmサイズ

抽出プロセスにおけるリンシングは必要なプロセスでしょうか？

コーヒー抽出過程において、リンシング(Rinsing)は単語の意味('洗う')のままコーヒー抽出前に紙フィルターを通常90度以上のお湯で洗い流す過程を言います。
リンシング過程を通じて紙フィルターの否定的な香味、まず除去とドリッパーの予熱をする作業です。

ハンドドリップコーヒーでのリンシング作業については様々な意見がありますが、RICOでは100ml以内の水で1回リンシングをおすすめします。

紙フィルターで否定的な香味が発生する理由

下の写真では、紙フィルターから発生する否定的な香味の原因を紙フィルターの成分の一つであるリグニン(Lignin)と呼びます。 このリグニン成分の相当部分は、お湯で濡らすことで、相当部分リグニン成分を除去できるそうです。 しかし、ここで重要なのは、ほとんどの白い紙フィルターの場合、すでにかなりの部分のリグニン成分が除去されていることです。

抽出的観点から考えてみると、リンシングをしたものとしていないものが抽出過程に影響を及ぼすのではないか？

下の写真は、リンシング前とリンシング後の紙フィルターの変化を示す顕微鏡で撮影した写真です。 上の写真で見られるように、空隙の変化はリンシング後フィルターの空隙が明確に小さくなったことが確認でき、結局これはまるでホールが小さくなったバスケットのように抽出の流れがリンシング前より後が遅くなる可能性があります。

下のグラフで見られるように、空隙が小さくなったリンシングされたフィルターは抽出において部分的な浸漬効果を示すことができ、拡散効率が低下する可能性があることを示しています。 拡散速度は濃度勾配に比例するため、拡散効率を重視する抽出ではリンシングをしない方が有利です。

リンシングをしないことで紙フィルターの空隙に変化を与えず、浸漬を最小限に抑え抽出効率を高めることです。 しかし、浸漬効果の大きいPourover式抽出方式においては、リンシングを行うのが効果的です。

- リンシングしなくてもいい場合 : ハンドドリップ式抽出/漂白ホワイトペーパーフィルターを使用
- リンシングが必要な場合 : Pourover式抽出/無漂白ブラウン紙フィルターを使用

なぜRICOでは紙フィルターの使用をお勧めするのでしょうか？

私たち人類が最も多く飲む飲み物は何でしょうか。 コーヒーです。
ところで、このコーヒーがコレステロール値に上げるという事実が明らかになっています。 このコーヒーでコレステロール値を高める主犯はカフェインではなく、カフェストールという成分です。 カフェストールはコーヒー豆を非常に高温で炒める過程で生成され、粉砕されたコーヒー豆がお湯に触れて溶けて出る油成分がカフェストールです。 コーヒーを飲むためには、生豆を炒める過程を必ずしなければならないので、カフェストールの生成自体を防ぐことはできません。

コーヒー専門店で電動プレスマシンの強い圧力、そのお湯を素早く上げて送ってくれると黄金色の泡の一杯が抽出されます。 黄金色の泡をクレマガーと言いますが、強い圧力を素早く抽出したエスプレッソでしか見られない泡で、この泡がカフェストールを最もよく確認できる様子です。 この泡は、時間が経つと薄い油膜のようなものが見えます。 これがまさにカフェストールです。 簡単に言えばコーヒーの油だと言えます。

コーヒーの実の種 生豆にも 0.5% の油成分が含まれています。 コーヒーの脂が急に注目されるようになった理由は、このカフェストールがコレステロールを高めるという研究結果が発表されてからです。
アメリカのジョンズ·ホプキンス医大の研究チームで、1日平均6杯のコーヒーを飲む人の場合、体に悪いコレステロール(ldl)が増加するという研究結果を何度も発表し、オランダ保健科学研究所の研究では成人男女を対象に4週間に1日5杯ずつコーヒーを飲ませましたが、その結果男性のコレステロール値は8%、その女性は10%程度増加したという結果を発表しました。

参考論文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28873752/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/17456796/

2017年度にブラジルの研究者が国際食品研究誌に発表した内容です。 紙フィルターを使った時、カフェストールの分布が紙フィルター自体の12.41%、濾過されたコーヒー豆粉末には87.4%、濾過されたコーヒーの中には0.15%程度しかなかったという結果が出ました。
コーヒーをおいしく健康に楽しみたいなら、脂の風味は諦めて飲むのも一つのコツです。

まろやかでマイルドなコーヒー抽出が可能!

上部の4分3程度から始まり、下部に集められたリブ線は柔らかい流速を保ちます。 特に、リブとリブの間に空気の抜け道を形成することで、柔らかくてマイルドなコーヒー抽出が可能になります。

速くも遅くもない繊細な10本の竜巻型リブ線!

リブというのはドリッパーの内側部分に設置された溝のことで、ペーパーフィルターとドリッパーの間に隙間を作ってお湯の流れをスムーズにする役割を果たしています。

セラミックドリッパーで内部のリブを高く設計すると、水の流れが速すぎて低く設計すると水の流れが低下します。 適切に設計することがポイントです。
10個のリブが精巧で濃厚なコーヒーの味を実現できます。
コーヒーの雑味を減らすために、高速な流速で中央抽出口に流れ込みます。

スムーズで安定した流速で濃いコーヒーを抽出
単一抽出口の適切な大きさは、過剰抽出を防止し、過小抽出を最小限に抑え、コーヒーの雑味なく抽出できます。

#コーヒー原産地によってコーヒーのローストを多様に調節し、自分の好みに合うローストされたコーヒー豆で多様なコーヒーの味を楽しむことができます。 直接焙煎できないのなら、それぞれの焙煎された少量のコーヒーを購入して楽しむのも一つの楽しみです。

必ずバリスタが淹れてこそおいしいコーヒーでしょうか?

他のコーヒーとは異なり、ハンドドリップコーヒーは人の手で水を調節しながら抽出し、それによって基本要素 水の温度、粉砕太さ、フィルターの種類、水を注ぐ速度などによってコーヒーの味と香りが左右されることもあります。
ハンドドリップコーヒーのコツを知り、おいしいコーヒー豆さえあれば誰でもおいしく抽出できます。

コーヒー抽出方式は、繰り返しコーヒー抽出の練習をするとおいしいコーヒーを楽しめます。

アオーバー抽出方式

点ドリップ抽出方式

センタープア抽出方式

ウェーブ設計で熱を分散させる独自のデザイン!

コーヒー抽出機としてドリッパーの上面に突出した花びらウェーブは取っ手の役割を果たし、コーヒードリッパーの取っ手がなくても熱伝導率と移動の利便性を考慮して製作しました。

コーヒーが抽出される容器の入口サイズがそれぞれ異なる場合があります。 そのため、ドリッパーを置く部分がだんだん低くなる設計で、様々なサイズの容器からも安定感のある抽出が可能です。

陶磁器ドリッパー重くて割れませんか?

セラミック素材のドリッパーは、多くの方が重いので、購入をためらうことがあります。
桜ドリッパーが一般的な偏見を変えます。
桜ドリッパーは287gに軽量化し、セラミックドリッパーは重いという偏見を変えるために独自の技術で製作しました。
*釉薬の厚さによって異なることがあります。

ドリッパー製造技術の重要な原料は、特殊なマイルド素地で作られて衝撃に強いです。
土を粘土にして技術諮問とデータを基に重量と比率、成分まで土を正確に配合して作った素地で、工場で水分と空気を除去して密度を高め不良率の減少と色の鮮明度と薄くしても硬いです。

セラミック素材で外部衝撃に強い耐久性と持続的に使用してもプラスチックから発生する環境ホルモンの心配はありません。

ドリッパーも食品容器です。 長く使っても安全でしょうか?

厚生労働省食品安全部基準審査課で食品に使用する陶磁器、ガラス食器製品は鉛、カドミウムの含量を厳格にチェックしています。

サクラドリッパーは、最近改訂された安定性の範囲内に含まれる数値を確認することができました。(深さ＜2.5cm カドミウム0.7μg/cm2, 鉛8μg/cm2)

もちろん、テスト機関は国内で認証する機関でテストを行いました。

コーヒーの味を決める重要な要素温度！

1250度の高温で焼成した瓷器材質なので優れた温度の保温性を持っており、コーヒー抽出時に熱く温度を維持してくれます。 一度のリンシング(予熱)だけで温かくておいしいコーヒーが抽出できます。

ハxxV60 1-2人用 紙フィルターを使用
コスタリカ ゲイシャコーヒー豆 18g
水投入量 320g

パープル(無光)

ブラウン(無光)

ホワイト(有光)

ベージュ(無光)

ピンク(有光)

製品名 : 桜コーヒードリッパー

カラー : -ホワイト(有光) ピンク(有光) ブラウン(無光) ベージュ(無光) パープル(無光)

容量及び重量 : 1~2人用 225g、3~4人用 288g

サイズ : 1~2人用 115x115x85mm / 3~4人用 130x130x95mm

素材 : セラミック

生産国 : 韓国 (京畿道利川陶磁器)

2023年1月17日プロジェクトスタート

2023年2月27日プロジェクト終了

2023年4月15日から順次発送

2023年4月30日まで発送完了

始めまして! キムです。
桜ドリッパーは株式会社リコーと企画しながら、ハンドドリップコーヒーが難しいという偏見を変えるために、少しでも簡単に接近することを願う気持ちで製作しました。

見えるデザインは平らな陶磁器ドリッパーと同じだと考えられますが、ハンドドリップで重要な水の速度! フィルターとドリッパーが密着して遅くもなく速くもない水の流れを維持するために竜巻のデザインと熱を維持できれば強いセラミック素材で製作し何より軽いドリッパーで製作しました。 そして桜からインスピレーションを受けて日本的な芸術的感性とドリッパー初心者でも簡単にできるデザインで設計しました。

このような小さな製品が日常生活の中に染み込み、より楽しく潤沢な生活のつながりになることを追求します。

2005韓国産業デザイン展覧会推薦デザイナー選定
2008 日本愛知県立芸術大学院卒業
2008 ドイツ RED DOT公募展 デザインWINNER
2011京畿道ビエンナーレ国際陶磁公募展審査委員賞
2012日本CCDOデザイン公募展グランプリ
2014日本国際陶磁器ミノで銀賞

株式会社RICO
〒144-0034東京都大田区西糀谷4-26-3メゾンHAYASHI202号
Tel : 03-6423-9825 Fax : 03-6423-9952
事業内容 : 製造・輸出・輸入・販売・卸し等

始めまして! 株式会社RICOです。

家族が40年前、コーヒーの原産地であるコスタリカに住んでコーヒーを楽しむようになりました。 それで先日から1000m以上の高山地帯でコーヒーを栽培していて、3年前から収穫を始め、現在はアメリカで販売しながらコーヒーを抽出する道具ドリッパーに興味を持つようになりました。 多様な製品のドリッパーを使用したり使用するのを見た時、紙フィルターで抽出する方式がコーヒーを炒めることで発生するコーヒーストールを効果的に除去できるという論文を読むようになりました。 コーヒー初心者には不便で面倒かもしれませんが、健康にコーヒーを楽しめる方法だと思います。
桜のドリッパーは陶磁器工芸作家の作品で、機能性と芸術性、また使用しない場合はインテリア感性を入れたドリッパーです。

この機会にぜひ体験してみてください。

・プロジェクトの属性：OEM
・実行者によるサポート：日本語カスタマー対応、保証等
・実行者：株式会社RICO / 東京都大田区西糀谷4-26-3-202
・製造者：KIRARA JOONYOUNG KIM