利守酒造について

みなさま初めまして。利守酒造5代目の利守弘充です。
利守酒造は慶応４年（１８６８年）から岡山県は南東に位置する赤磐市軽部にてお酒を造ってきた酒蔵です。

日本酒の旨さは、原料米で決まります。
私たちは幻の酒米といわれる「雄町米」を現代に復活させ、原材料からこだわって酒造りを行う小さな酒蔵です。

幻の酒米「雄町」を復活！地酒への想い

【雄町（おまち）とは】

大粒で心白が大きく軟質で麹のはぜこみがとても良く、昭和初期には「品評会で上位入賞するには雄町米で醸した吟醸酒でなければ不可能」とさえ言われていた酒米です。
手間がかかり農業の近代化とともに、いつしか“幻の米”となっていた「雄町」ですが、地元農家様の所得保証を行うことで復活させ、米作りから酒造りまで一貫して行うことができるようになりました。

「地の米・地の水・地の気候と風土」で醸してこそ真の地酒

自社の田んぼで「雄町」の栽培を行い、収穫したお米でお酒をつくる。
「米作りから酒造りまで一貫した造り」こそが真の地酒と思っています。

利守酒造の古酒への取り組み

【熟成古酒とは（長期熟成酒とは）】

「満3年以上酒で熟成させた清酒」のことです。

時とともに酒は熟されます。（決して売れ残って古くなったお酒ではありません。）
長期熟成されてどんな味わいを引き出せるのか、お米のまろやかな旨味と熟成された酸味、長年にわたり、古酒（長期熟成酒）として味わい深いお酒を造る研究をしてきました。

【日本酒百年貯蔵プロジェクト】

利守酒造は『長期熟成酒研究会』の2005年の日本酒百年貯蔵プロジェクトに参加しています。

ワインボトルの他に備前焼の壺に「雄町」で醸した純米酒を入れ貯蔵しています使い、ラ貯蔵棚も劣化しにくいヒノキとヒバを用い、錆びてしまう金属の釘を使わず設計しているなど、細心の注意を払って貯蔵しており、2105年まで大事に保管されています。100年後の未来にどんなおいしいお酒が残せるのか、とても楽しみにしています。

あなただけの古酒を楽しんでほしい。

今回の返礼品は、私たちが今回のプロジェクトのために作ったお酒です。冷暗所にて保管していただくとおいしい古酒になっていきます。

毎年移り変わる味わいを、色を見ながら想像し、いいことがあった日や記念日などに飲んでほしいと思っています。

1本は新酒で飲んで、2本目はいつ開けようか、ワクワクしながら熟成を待つ楽しみや、好みのタイミングで味わうという贅沢なひと時をぜひ体験してみてください。

＜限定純米吟醸酒 赤磐雄町2022冬仕込み＞

赤磐特産「雄町」で醸す純米吟醸酒。 ご家庭でも簡単に熟成させて頂けるように、出来るだけ紫外線を遮る ように緑色のワイン瓶に詰めます。ご家庭の温度変化の少ない場所（野菜室、押入れ等）に置いて、後は、忘れて下さい。そして数年後に思い出してください！「雄町」ならではの旨味と、熟成された円やかな酸味をお楽しみ頂けます。

原料米：雄町
精米歩合：60％
アルコール分：15.5度

これからの私たちの夢
幻の酒米『雄町』の酒を世界にも発信したい

利守酒造は「雄町」の素晴らしさを赤磐の地から世界へ発信することで、雄町米を製造してくれている農家様にも安定した収入を保証することができます。

新型コロナウイルスの影響により外食産業の時短、自粛休業等により販売量の減少が続いてきました。安定した製造計画が立てられないため、このままだと「雄町」を栽培する農家様の作付面積が減少してしまい、また、幻のお米になってしまいます。

この米を安定栽培できるようにするためにも、日本の伝統の地酒製造業を残していくためにも、日本のみならず世界の皆様にも愛飲してほしいと思っています。

今回のMakuakeの資金で、全世界の日本酒ファンのための発信と海外ラベル製造など、海外販路拡大にチャレンジしていきます。

皆様、ぜひ応援お願いいたします。

利守酒造 5代目 利守弘充

【受賞歴】

・スペインPremios CINVE 2022 Awards Sake 「赤磐雄町」が2020年、2021年に引き続き”最高金賞”を受賞

・第13回雄町サミット 吟醸酒の部 「赤磐雄町 生」優等賞 受賞

資金の使い道

おいしいお酒を仕込みお客様のお手元へお届けいたします。

※このお酒はmakuakeか利守酒造直営店舗でしか購入できません。