全国の日本酒の流通に携わるプロフェッショナルである全国の酒販店員が集い、今消費者に最もお薦めしたい酒蔵を選ぶアワード『酒屋大賞2023』

『酒屋大賞』は全国の酒販店員による予選（WEB投票）と、予選で選出された20蔵（入賞蔵）を対象に行われる本選（利酒投票）によって選ばれます。WEB投票は9月17日に終了し、今回本選に進出する20の入賞蔵が決定しました。本選は、10月5日(木)、6日(金)に行われます。

日々情熱を持って日本酒と向き合う酒販店員だからこそ、心からお薦めしたいこだわりの一本がある。『酒屋大賞』は、そんな一本を生み出す酒蔵が全国から集結し、プロフェッショナルたちによってその年の一番の酒蔵を決める、これまでにないまったく新しい取り組みです。

Makuakeのプロジェクトでは、関係者のみが出席可能な授賞式・基調講演・蔵元懇親会への特別参加券（10月6日）や、酒屋大賞発表翌日に開催される試飲イベント・座談会チケット（10月7日）、会場に当日来られない方々でも応援購入可能なグッズ等をご用意いたしました。

『酒屋大賞』の楽しみ方。
　

①『酒屋大賞』授賞式・懇親会に参加して蔵元と交流をする

② 試飲イベントで『酒屋大賞』入賞蔵のお酒を楽しむ

③ 入賞蔵の蔵元・杜氏たちのディープな話を座談会で聞く

④ 業界の枠を超えた登壇者たちによる座談会で、日本酒の新しい観点・切り口を知る

⑤ 現地に行けない方にも嬉しい、オリジナルグッズのリターン

★各種参加チケットは「リターン一覧」からご覧ください。

本選出場の20蔵はこちら。

上川大雪酒造 [緑丘蔵] (北海道)『上川大雪』
飛良泉本舗 (秋田県)『飛良泉』
新澤醸造店 (宮城県)『伯楽星』
宮泉銘醸 (福島県)『冩楽』
松崎酒造 (福島県)『廣戸川』
浦里酒造店 (茨城県)『浦里』
阿部酒造 (新潟県)『あべ』
天領盃酒造 (新潟県)『雅楽代』
玉泉堂酒造 (岐阜県)『醴泉』
伊東 (愛知県)『敷嶋』
丸石醸造 (愛知県)『二兎』
元坂酒造 (三重県)『KINO』
今西酒造 (奈良県)『みむろ杉』
千代酒造 (奈良県)『篠峯』
相原酒造 (広島県)『雨後の月』
板倉酒造 (島根県)『天穏』
高木酒造 (高知県)『豊能梅』
重家酒造 (長崎県)『よこやま』
森酒造場 (長崎県)『飛鸞』
花の香酒造 (熊本県)『産土』

*蔵名は北から順に記載し、予選投票の順位とは関係がありません

今、『酒屋大賞』がなぜ始まるのか。

日本酒は生産量、消費量とも年々縮小傾向にあり、日本酒の課税移出数量は1973年をピークに2021年度にはピーク時の3割以下にまで減少しています。(*1)この状況に変化をもたらしたいと、商品である日本酒と顧客であるファン、その二つを一番知る立場にいる酒販店員が日本酒業界に新しい流れをつくる、ひいては日本酒業界を現場から盛り上げていけないかを考え、日本酒市場を活性化させることを目的に『酒屋大賞』の開催を決定いたしました。日本酒を業務・一般小売市場に流通させるプロである酒販店員が持つ視点から、今推したい日本酒を選ぶこの『酒屋大賞』が、多くの方々へ新しい日本酒との出会いを提供する機会を創出し、酒販店へ足を運び、購買を後押しする一助となることで、日本酒市場の活性化へ貢献したいと考えています。
*1 出典：国税庁「酒類製造業及び酒類卸売業の概況」「酒のしおり」

『酒屋大賞2023』サイト　https://sakeaward.com/

▶受賞発表会

2023年10月6日(金)18:00〜／授賞式、基調講演
　　　 10月6日(金)19:00〜／懇親会

予選（WEB投票）で全国の酒販店員のみなさまにより選出された20蔵。その20蔵を対象にした、本選である利酒投票が10月5,6日にかけて行われ、結果発表および授賞式を10月6日(金)18時〜行います。

＜基調講演登壇者　為末大 氏＞

Deportare Partners 代表で大の日本酒ファンでもある為末大氏。陸上競技で己と向き合い、世界と戦ってきた為末氏から、日本酒業界に向けて、持つべき視座の高さ、視野の広さ、そして実行する胆力についてなどをお話しいただく予定です。

▶試飲イベント

2023年10月7日(土)12:00〜18:30 ※最終入場 18:00

本選に進出した20蔵のお酒を試飲いただけます。各蔵、3種類のお酒を用意しています。
前日の10月6日(金)に決定したばかりの酒屋大賞受賞蔵のお酒も、試飲可能です。
試飲に使用するイベント限定の利き猪口は、お持ち帰りいただけます。
その他にも、会場限定グッズを販売しております。

*本試飲イベントへの蔵元・蔵人の参加は未定になります。
*試飲イベントは、出入り自由です。
*試飲イベント参加券は現地でも購入可能ですが、Makuakeでの購入の方が約25%お得です。

▶座談会①「酒造り最前線」

古来より続く酒造りは、科学技術の発展に伴いより効率的で再現性の高い方法が確立してきた。一方で、昨今の醸造家たちの傾向はそうした科学的な裏付けを所与のものとして、より地域の固有性や伝統文化としての酒造りの価値向上に取り組んでいるところが多く見られる。本セッションではそうした酒造りの最前線で醸造哲学を持ち実践している醸造家たちを招き、彼らの酒造りの思想を読み解いていくことで、今最前線の現場で何が起きているのかを探っていきます。

2023年10月7日(土)11:30〜13:00

＜登壇者＞
浦里 知可良 氏（浦里酒造店）
神田 清隆 氏（花の香酒造）
小島 達也 氏（板倉酒造）
ファシリテーター：カワナアキ 氏（酒屋大賞実行委員長 / 日本酒アプリ camo）

▶座談会② 「日本酒の再発見」

日本酒をこれまでとは別の角度で美味しく驚きを持って提供している方達が、日本酒をどう捉え、再構築しているのか。そこに日本酒の潜在的な魅力が隠されているはずです。燗酒ペアリングや日本酒カクテルなど、資産として今後残ってくような探求を続ける現役プレイヤーたちにお話を伺っていきます。

2023年10月7日(土)14:30〜15:30

＜登壇者＞
大越 基裕 氏（ワインテイスター／ソムリエ）
髙崎 丈 氏（髙崎のおかん店主）
野村 空人 氏（バーディレクター）　
ファシリテーター：濱道 佐和子 氏（きょうの日本酒 代表）

▶座談会③ 「情熱の伝え方」

日本酒は香りや味わいのみならず、造られ方や酒蔵の歴史、杜氏の背景、ラベルのデザイン、飲む場所や酒器、そして誰にどう薦められたのか。全てが影響し合い、飲んだ時の印象をつくる情緒的な飲み物だと私たちは感じています。膨大な情報を魅力的に伝えるためには、各要素を繋ぐ推薦者の「情熱」が重要であり、それもまた受け手として楽しめる要素の一つであると言えるのではないでしょうか。本座談会では、日々日本酒を提供されているプロフェッショナルの方、情熱を伝える新しい構造をつくった方、そして多種多様なジャンルの情熱を扱うメディアの方をお呼びし、その伝え方のコツについてお話を伺っていきたいと思います。

2023年10月7日(土)16:30〜18:00

＜登壇者＞
入賞蔵
千葉 麻里絵 氏（西麻布 EUREKA！オーナー）
井川 沙紀 氏（インフロレッセンス株式会社 代表取締役）
ファシリテーター：カワナアキ 氏（酒屋大賞実行委員長 / 日本酒アプリ camo）

本選・受賞発表会・セミナー・試飲イベント会場：東京ポートシティ竹芝（東京都港区海岸1-7-1）

10月6日（金）に行われる『酒屋大賞2023』の授賞式・基調講演・蔵元との懇親会へ参加できるチケットを始め、10月7日（土）に行われる各セッションへの参加券、試飲イベントなどのチケットを販売します。
試飲イベント参加券は現地でも購入可能ですが、Makuakeでの購入がお得です。

★試飲イベント参加券には入場券1枚＋試飲コイン5枚が付きます。2人分は入場券2枚＋試飲コイン10枚です。
★試飲1杯は、コイン1枚〜になります。

オリジナルグッズ着用イメージ（Tシャツ、前掛け）

オリジナルグッズ（Tシャツ・パーカー・前掛け）

受賞発表会 基調講演

為末 大　Deportare Partners代表

1978年広島県生まれ。スプリント種目の世界大会で日本人として初のメダル獲得者。男子400メートルハードルの日本記録保持者(2023年7月現在)。現在は執筆活動、身体に関わるプロジェクトを行う。主な著作に『Winning Alone』『走る哲学』『諦める力』など。45歳を迎えた今年、アスリートとしての学びをまとめた『熟達論：人はいつまでも学び、成長できる』を刊行。

座談会② 「日本酒の再発見」

大越 基裕　ワインテイスター／ソムリエ

世界各国のワイナリーやレストラン、蔵元を周りながら、最新情報をもとにコンサルタント、講師や執筆、IWCなど国際品評会でワインと日本酒の審査員などもこなす。ロジカルなペアリング技術にも定評があり、日本酒や焼酎を和食以外のレストランで提案したパイオニアの一人である。自身でも外苑前An Di、広尾An Comを経営し、最先端なアジア料理と共に世界中のワインと国酒を提供している。

髙崎 丈　髙崎のおかん店主

2011年まで出身地である福島県双葉町で JOE'SMANという店を構えてたが、東日本大震災で営業が困難となり、2014年に東京 三軒茶屋に JOE'SMAN2号オープン。2021年12移転予定。新店舗『髙崎のおかん』は「火を入れる」をコンセプトとし、日本古来からずっと飲まれきた熱燗を世界に伝えたく、数多くの有名レストランや高級ホテルとのポップアップなど熱燗の素晴らしいさを日々伝えている。
また、地元双葉町で「FUTABA Art District」壁画プロジェクトの発起人として活動もしている中で2021年2月に（株）タカサキ喜画を設立し双葉町の再生プロジェクト活動。2021年12月に池尻大橋に熱燗と料理を一品一種を合わせる熱燗ショールーム『髙崎のおかん』をオープン。
コースを通して「食材・酒・人に『火を入れる』」をコンセプトに、お料理と日本酒のペアリングを提供する「高崎のおかん」。
髙崎が創り出す「火を入れる」お料理と日本酒、そして会場の「温度」を是非ご堪能ください！
今年から熱燗を世界に拡めるプロジェクト「OKAN LOVER」活動中

野村 空人　バーディレクター

21 歳で単身渡英、約7 年間ロンドンのバーでバーテンダーとして活躍したのち帰国。Fuglen Tokyo にてバーテンダーとして数々の賞を受賞、2017 年に独立しバー・ドリンクのコンサルティングブランド「ABV+」を発足。その後、海外スピリッツのブランドアンバサダーや、日本橋・兜町ホテルK5 のバープロデュース、国産スピリッツ、ボトルドカクテルなど様々なプロダクトのプロデュースを手がけている。昨年合同会社土海空を立ち上げ、 "バーとドリンクを通して食の多様性を拡張する"というビジョンのもと様々な展開を進めていく。

座談会③ 情熱の伝え方　登壇者

千葉 まりえ　西麻布 EUREKA！オーナー

岩手県出身。保険業界のシステムエンジニアから飲食業界に憧れて転身。日本酒に魅了され、日本全国の酒蔵や酒販店を訪ねるようになる。口内調味やペアリングというキーワードで新しい日本酒体験・日本酒のスタイルを日々模索している。2019年には日本酒や日本の食文化を世界に発信する「酒サムライ」に叙任。国内外の日本酒ファンを魅了し続けている。著書に『日本酒に恋して』 『最先端の日本酒ペアリング 』（共に共著）など。

井川 沙紀　インフロレッセンス株式会社 代表取締役

これまで様々な企業で新規事業開発や、ブランドビジネスのマーケット展開に従事し、ブランディング・広報・PR領域を担当。直近では、米ブルーボトルコーヒーの日本ローンチを担当後、日本代表、アジア代表を経て、米・本社の経営メンバー（Chief Brand Officer） としてグローバル全体のブランドの統括責任者として勤務。
現在は、日本及び米国企業のブランディング・コミュニケーション戦略のコンサルティングを行いながら、大学の特任教授（客員）や社外取締役として活動している。

日本酒が売れない時代が続いています。電子決済やオンラインでの購買が、消費者の購買体験にとって当たり前になっています。

時代とともに変わる消費性向の中で、酒販店の役割も大きく変わってきています。変わらないのはお酒を愛し、日々お酒に向き合っているプロだからこそオススメしたい一本、酒蔵があるということ。

酒販店の役割は、銘柄や知名度だけではないプロの目利きによる仕入れと、来店するお客様への水先案内人として、今後、より重要になってきます。そうした酒販店への来訪のキッカケを生み、一人でも多くの日本酒ファンを増やすために、酒屋大賞を企画しました。

売り場から日本酒市場を盛り上げるための10年、始まります。

酒屋大賞実行委員会
実行委員長 / 日本酒アプリ camo
カワナアキ

酒屋大賞のシンボルは金色の杉玉であり、輝く星のようでもあります。これが日本の文化を支えている酒蔵を照らし、より一層酒造りが発展する一助になればと願っています。

ロゴデザイン：KAAKA inc.
アートディレクター、加藤亮介、加藤千洋によるデザインスタジオ。デザインの領域を横断する多面的なアートディレクションを通し、最適なビジュアルコミュニケーションを思考・実践します。

・加藤亮介［代表取締役／アートディレクター］
東京藝術大学大学院デザイン科修了。日本デザインセンター、色部デザイン研究室、原デザイン研究所を経て独立。’21年 株式会社KAAKA 設立。
・加藤千洋［アートディレクター］
東京藝術大学大学院デザイン科修了。電通にて勤務後独立、’21年株式会社KAAKA参画。

主催：酒屋大賞実行委員会
メンバー：
・実行委員長：カワナアキ(日本酒アプリcamo)
・企画運営：濱道佐和子(きょうの日本酒株式会社)
・企画運営：奈雲政人(きょうの日本酒株式会社)
・企画運営/Web制作：南部旭彦(きょうの日本酒株式会社)
・デザイン：加藤亮介・加藤千洋(KAAKA Inc.)