二眼レフの元祖シリーズ「Rolleiflex（ローライフレックス）」に、今までにない新しいカメラ機種が誕生！

100年近くの歴史を持つドイツの名門カメラブランド「Rollei（ローライ）」が、独自のビジョンを持つ新進気鋭のカメラメーカー「MiNT（ミント）」と手を組み、共同開発により、従来のRolleiflex（ローライフレックス）二眼レフカメラの構造と仕組みを採用しながら、撮った写真をその場で現像できるインスタントカメラならではの機能を取り入れ、従来のマニュアル撮影に極めて近い「撮る楽しさ」を追求した二眼レフのインスタントカメラ「Rolleiflex Instant Kamera（ローライフレックス インスタントカメラ）」が誕生しました。

※Kameraはドイツ語表記です。

「Rolleiflex Instant Kamera（ローライフレックス インスタントカメラ）」には、一般的なインスタントカメラと根本的に異なる特徴がいくつかあります。

❶．二眼レフを忠実に再現した構造とデザイン。

❷．上から見下ろすクラシックな撮影スタイル。

❸．3枚の非球面レンズ構成、5枚のシャッターブレード採用。インスタントフィルムの性能を最大限に発揮させます。

❹．最大絞り値f5.6！ ５段階の絞り調整が可能。インスタントカメラでも背景をぼかした味のある写真が撮れます。

❺．フォーカスは完全マニュアル式！撮影距離は48cm～∞、クローズアップレンズ（別売り）を装着すると、最短の撮影距離が約18cmまで！

❻．ピント調整はビューファインダーを覗きながら行えます。更に、微調整に便利なファインダールーペーも内蔵！

❼．「オン」と「オフ」使い分けできる内蔵式フラッシュ。

その他、多重露光撮影、バルブ撮影、EV値（露出値）調整などの機能もあります。「Rolleiflex Instant Kamera（ローライフレックス インスタントカメラ）」は、撮った写真を「楽しむ」だけでなく、写真撮影の過程もじっくり「楽しめる」本格的なインスタントカメラです。

カメラや光学機器の開発に100年近くの歴史を持つRollei（ローライ）は、1920年（大正9年）に創業者のReinhold Heidecke（ラインホルト・ハイデッケ）とPaul Franke（ポール・フランケ）により、ドイツで設立されました。当時の会社名は「フランケ&ハイデッケ」（現ローライ）です。

1916年（大正5年）、当時Reinhold Heidecke（ラインホルト・ハイデッケ）はドイツで戦場にいる兵士たちの写真を撮るため、スナイパーに狙われないように溝で隠しながら撮影をしていた経験からインスピレーションを受け、二眼レフカメラを作りたいと決心しました。彼のこの新しいアイデアに賛同し、資金を援助したのがもう一人の創業者であるPaul Franke（ラインホルト・ハイデッケ）でした。

Rolleiflex（ローライフレックス）とは、Rollei（ローライ）の二眼レフカメラのプレミアシリーズの名称です。1927年（昭和2年）に「近代二眼レフカメラの元祖」とも呼ばれる「Rolleiflex Original」を試作し、世界初のロールフィルムを用いる二眼レフカメラが誕生しました。独特なデザイン、高い認知度、斬新なビューアングルそして何よりも「空気感」まで「切り取れる」レンズの描写力で、アーティスト、写真家、デザイナー、有名人など世界中の人々を魅了し、伝説として語り継がれるカメラシリーズです。

2009年に香港にて設立されたMiNT（ミント）は、長年インスタントカメラの研究と開発に専念し、独自のビジョンを持つカメラメーカーです。現在も人気の高い海外ブランドのヴィンテージインスタントカメラ10,000台以上をリペアやカスタマイズを行っており、「過去から継承した優れたアイテムを守るだけでなく、そのノウハウを独自に研究し、今までにないインスタントカメラを作りたい」という想いを込めて、2年以上の歳月をかけ、2015年に世界初の二眼レフのインスタントカメラ「Instantflex TL70」を発表しました。「Instantflex TL70」の発表と同じ年に、Rollei（ローライ）から世界中のカメラ愛好家たちにとってとても悲しい発表がありました。

「Rolleiflex（ローライフレックス）カメラの生産を辞め、工場を閉鎖します。」

MiNT（ミント）がRolleiflex（ローライフレックス）に敬意を表すため、工場が閉鎖される前に、ドイツのRollei（ローライ）本社を訪問し、Rolleiflex（ローライフレックス）の工場を見学に行きました。工場の職人さんたちと話しながら、意見を交わし、MiNT（ミント）の「Instantflex TL70」についても、貴重なアドバイスをもらいました。

そして、昨年Rollei（ローライ）より１通のメールがあり、それが全ての始まりでした。

Rolleiflex Instant Kamera（ローライフレックス インスタントカメラ）は従来の二眼レフカメラと同じ構造で、被写体を確認する「ファインダーレンズ」と被写体を撮影する「撮影レンズ」の上下２つレンズの構造を採用しました。二眼レフの「レフ」は「レフレックス」（反射）の意味で、「ファインダーレンズ」から入ってきた光をカメラ本体に内蔵された反射鏡でカメラの上部にある「ビューファインダー」に写し、被写体を捉えてピントや構図を調整しながら、下にある「撮影レンズ」で撮影する仕組みです。

通常のインスタントカメラや一眼レフのように、顔の前に構えるスタイルと違って、Rolleiflex Instant Kamera（ローライフレックス インスタントカメラ）は身体の前に持って、顔は基本的に下を向いてビューファインダーを見下ろす「ウエストレベルファインダー」スタイルです。

Rolleiflex Instant Kamera（ローライフレックス インスタントカメラ）は最大絞り値（f5.6）を持ち、f/5.6、f/8、f/16、f/22、f/bokeh、5段階の絞り調整が可能です。

Point！  インスタントフィルムの性能を最大限に引き出す。

インスタントフィルムの性能を最大限に引き出すために、なるべく従来のインスタントカメラの基準を避け、二眼レフに適合できる構造を採用しました。

従来のインスタントカメラのピント合わせはおおよその距離感を自分で調節したり、撮ってみないとわからない「ゾーンフォーカス式」に対し、Rolleiflex Instant Kamera（ローライフレックス インスタントカメラ）はマニュアルフォーカスです。

Point！ 通常撮影距離は48cm～∞。最近距離約18cmまで！

クローズアップレンズ（別売）を装着することで、最短撮影距離が約18cmまで近づいて撮影が可能となります。花や昆虫など、今までインスタントカメラで上手く撮れなかった写真も撮ることが可能です。

Point！ 1:1の比例で、構図しやすい。

ビューファインダーは実際の写真との比例は1：1ですので、撮影時の構図もより正確に把握ができます。

内蔵式フラッシュはワンタッチで簡単に起動できますので、撮影の場面に合わせて「フラッシュオン」と「フラッシュオフ」の使い分けができます。

▶ バルブモード（Ｂモード）。

通常の撮影モード（オートモード/Aモード）以外、バルブモード（Bモード）も搭載しており、バルブモード（Bモード）に設定するとシャッターボタンを押したままで長時間露光（最長10秒）ができ、夜景やライト・ペインティングなど、様々な撮影が楽しめます。

▶ 多重露光撮影もＯＫ！

シャッターボタンとフィルム出力ボタンは連動していない設計ですので、多重露光の撮影が可能です。多重露光の回数には制限がなく、工夫次第で様々な撮影ができます。

▶ 便利なアンビエントライトセンサー搭載。

シャッターボタンを半押しすると、アンビエントライトセンサー（環境光センサー）が周囲の光の明るさを感知し、撮影状況に適した明るさかどうかを知らせてくれ、感知された明るさに適合したシャッタースピードを自動的に調整してくれます。

▶ EV値調整可能。

EV値（露出値）を＋/－１まで設定が可能ですので、EV値を設定することでシャッタースピードの微調整ができ、写真の明暗を調節し、理想の明るさをサポートします。

▶ 三脚にも対応！

本体の底に三脚穴がございますので、お持ちの三脚につけて写真を撮ることも可能です。

※上記の写真にあるストラップは本体に付属しておりません。※上記の写真にあるストラップは本体に付属しておりません。※上記の写真にあるストラップは本体に付属しておりません。

１．インスタントフィルムの種類を教えてください。

市販のミニインスタントフィルムになります。写真サイズ H8.6cm×W5.4cm です。フィルムは別売りです。

２．モノクロのインスタントフィルムも対応しますか？

写真サイズ H8.6cm×W5.4cmのモノクロインスタントフィルムが使用可能です。

３．ワイドとスクエアのインスタントフィルムは対応しますか？

非対応です。

４．f/bokehの柄について。

f/bokehの「ボケ」のパターンがランダムに設定されており、ハート型、星型など、それぞれ異なる場合がございます。

５．電源スイッチについて。

ファインダーフードの開閉が電源のスイッチになっており、開けた状態が電源ONになり、閉じると電源OFFになります。また、ファインダーフードを開けている状態で約２０分放置すると、自動的にスリープモードになります。

６．単三電池3本で何枚写真撮れますか？

約50-70枚（使用条件によって異なる場合がございます。）単三電池3本が付属しております。

７．ストラップはつけられますか？

ストラップホルダーがカメラ本体の左右についており、一般的なカメラストラップの取り付けが可能です。ストラップが付属しておりません。

８．写真に白い光迹がありますが、問題ないですか？

撮影の環境にもよりますが、製品特性上、フラッシュ使用時により多く表れる場合もございますが、基本的に数時間経つと、目立たなくなり、不具合ではございません。

９．「Rolleiflex Instant Kamera」と「Instantflex TL70」の違いについて。

「Rolleiflex Instant Kamera」には一部Rollei（ローライ）社から供給した部品（ビューファインダー）を採用しております。また、カメラレンズ部の構造も少し修正があり、従来の「Instantflex TL70」、「Instantflex TL70 2.0」に比べ、ビューファインダーがより明るく見やすくなっております。

10．日本語取り扱い説明書がついていますか？

当社で販売しております本商品は日本語取扱い説明書・国内保証書が付属しております。

11.  クローズアップレンズ以外、他のレンズセットはありますか？

クローズアップレンズ以外、３種のNDフィルターレンズ、レンズフードなどがあります。他にも現在開発中のレンズセットがありますので、でき次第随時更新し、お知らせします。

ビーハーフ株式会社はMiNTの日本総代理店です。日本の皆様に「Rolleiflex Instant Kamera」をご紹介したく、ドイツのRollei（ローライ）の了承を得た上で、本プロジェクトを立ち上げました。