心の状態をAIでスコア化

「ResQ AI（レスキューエーアイ）」は、スマートウォッチである「ResQ Band（レスキューバンド）」で測定した心拍数や血中酸素濃度（※運動強度をモニタリングする目的での計測）、睡眠状態などの健康データを分析し、心の健康状態をスコアで把握することができる日本発のヘルスケアAIスマートシステムです。我々（株式会社アドダイス）が開発から商品化までを一貫して行っています。

専用ウェアラブルデバイス「ResQ Band外観」

ResQ AIでできること

独自開発のResQ AIは最先端の技術を搭載し、スマートウォッチのデータからこころの状態をモニタリングし、AIで可視化します。

スマートウォッチから得られらた6種類のデータを分析し、こころの健康に関わる3つの指標をスコアリングします。

※呼吸数、心拍数、血中酸素濃度：運動強度をモニタリングする目的での計測

アプリ詳細

日本の知を結集した高精度なAI

ResQ Bandのデータ解析アルゴリズムは、10年以上AI事業に携わっている我々アドダイスと、東京大学医科学研究所や広島大学医学部、国立病院機構に所属する医療関係者らとともに共同開発しています。

”こころの状態の正確な把握”は
健康的な生活への第一歩

厚生労働省が2020年に発表した自殺対策白書によると、日本の自殺者数は、G7では圧倒的に1位であると報告されています。

また、コロナ禍の外出自粛や在宅時間増加によって生活が大きく変わったことで、人との繋がりが薄れてしまったという方も多いのではないでしょうか。

こころの健康は体への健康にも大きな影響を与え、前向きに生活するための支えとなる大切なものです。

しかし、こころの状態についてはなかなか話題にしにくいうえに、インフルエンザやケガのように目には見えません。こころが危険な状態ということについて本人であっても自覚しにくいです。あくまでこころの中で起きていることなので、現状や回復過程などもわかりにくいのが現状です。

自分のこころの状態を正しく把握できていないことは、さらなる心身の不調を招く原因の一つになります。

こころの状態を2つの指標でスコアリング
あなただけの心のモニター

ResQ Bandが体の重要なデータを測定し、独自開発の「ResQ AI」によってこころの疲れ具合といったこころの健康状態を確認できるようになっています。

自分のこころの状態が正確に分かることで、

「今日は定時に帰って早めに寝よう」
「仕事終わりに大好きな映画を見よう」
「週末は気分転換に旅行に行こう」

など、自分のメンタル状態により合った時間の使い方ができるようになります。

また、今後利用者が増え続けていきデータがより蓄積することで、より高精度な測定、パーソナライズされた分析が可能になっていきます。

あなた専用の心の相談者としてこころが健康な楽しい生活へと導きます！

様々な指標を分析

ResQ AIが分析できることは、こころの健康に関わることだけではありません。

「こころの疲れ具合」、「落ち込み具合」の他にも「ヒートスコア」の項目を分析可能です。

ResQ AIで毎日自身のこころと身体の状況を可視化することで、日々の気持ちの持ちようや行動に変化が現れ、今まで以上に健康な生活を送れます。

商品詳細

製造国：中国

よくある質問

Q：ResQ Bandで計測する項目には何がありますか？
A：（1）皮膚温（2）血中酸素濃度(※運動強度をモニタリングする目的での計測)（3）心拍数（4）呼吸数（5）各種運動（6）睡眠（7）歩数があります。
これらの数値に加え、Webプラットフォームからはメンタルケアなどに役立つAIスコア等をご確認いただくことが出来ます。
※心拍数・呼吸数：運動強度をモニタリングする目的での計測
※アドダイスが提供するResQ Bandは医療機器ではありません。ヘルスケア目的でご使用ください。

Q：ResQ Bandに保存されるデータの容量はどのくらいになりますか？ また、測定頻度はどのくらいでしょうか？
A：現状の仕様ではウェアラブルデバイス（ResQ Band）に約５日分のデータを溜められること、および溜まった5日分のデータを取得できます。測定頻度は10分です。ただし、今後追加機能を実装した際には変更になります。

Q：寝ている間も着用できますか？
A：基本的には、就寝時も装着をしていただければ見守りができるので安心ですが、ご自身の生活や体調に応じて、適宜外しても構いません。

開発ストーリー

ヘルスケアAI誕生のきっかけは2020年、新型コロナウィルスの感染拡大です。感染者急増で医療崩壊が叫ばれ始めたのをきっかけに、AIテクノロジーで生命を救い、健康を守ることができないかと「COVID-19 ResQプロジェクト」を立ち上げ、大学、医療機関、研究機関などと連携。AIでバイタルデータを解析し、重症化リスクをスコア提示することで適切なトリアージを行うことを目指して研究開発が行われました。

その後、医療にとどまらずひとの健康全般に考え方を広げ、健康経営、高齢者見守りなどに展開。2023年にはコロナ５類移行により「アフターコロナ」の局面となり、ここで「こころの健康」にも着目。コロナ禍でこころの健康を損ねる方が急増していることに直面し、こころと身体のトータルな健康の見守りをAIで行うという考えに軸を定めました。

こころの健康は早期発見、セルフケアが重要であり、特にアメリカでは５人に１人が精神疾患を抱えており、大きな社会問題になっています。

一方でアドダイスのAIソリューションは、省エネ、カーボンニュートラルのAIとして、大手鉄道会社などを中心に産業系で実績を積んでいます。その技術をヘルスケアにもフィードバックすることで、こころと身体の包括的な見守りに活かそうと取り組んでいます。

実行者について

株式会社アドダイス
代表取締役CEO　伊東大輔

東京大学法学部卒。2005年創業。2015年にKDDI∞Labo採択により第２創業。

広島大学デジタルものづくり教育研究センター客員教授。医仁会武田総合病院臨床研究センター研究員。コロナ禍では「COVID-19-ResQプロジェクト」を起ち上げ「AIでいのちを救う」活動に邁進。

現在「SoLoMoN® Technology（特許第6302954号）」に基づく「自律型AI」により、産業、健康・医療など多様な分野にソリューションを展開中。

健康・医療分野の「ヘルスケアAI」は、SMBCグループ、JICAおよび米州開発銀行、山梨県、科学技術振興機構（JST）などで採択多数。2022年11月「JETRO Deep tech」採択。全米最高峰アクセラレータ「Berkeley SkyDeck」Batch15 Demo Dayにて「ベストストーリーテリング賞」授賞。

産業分野では「省エネAI」が大手鉄道会社に導入され実績をあげる。2023年11月からJR東日本スタートアップ採択を受け、電気融雪器の省エネに挑戦中。

CTO　アムガラン・ガンバト

東京大学大学院情報理工学系研究科電子情報学修士。

IBM勤務を経て、ハーバードビジネススクール・リサーチアシスタント、MITスローン校データサイエンティストなどを歴任。電通データアーティストのモンゴルでのAI開発拠点立ち上げ時のCTOも務めた。

次世代育成にも力を注いでおり、AI教育プラットフォーム「DeepLearning.AI」および、モンゴルに立ち上げたAIコミュニティ「MLUB（Machine Learning Ulan Bator）」の発起人として、データサイエンティストの育成と、モンゴルと日本の架け橋になる活動を行っている。