私たちまぼろし工房が作る「ラクちんソックス」のプロジェクトは今回で3回目を迎えました。

1回目に作ったのは、フルマラソン（42.195km）やウルトラマラソン（50km程度〜5000km）といった過酷なレースに出場する、市民ランナーのためのモデルでした。

大変好評をいただいた第1弾でしたが、レース用だったため耐久性にはやや難あり。ユーザー様からもこんな声が届きました。

しかし実際に怪我が起きやすいのは普段の練習時です。これではいけないと思い、「普段の練習にも耐えられるタフなソックス」を作ったのが第2弾です。

このモデルでは、軍用品やアウトドア用品にも採用されている耐久性の高い素材（※）を全面的に使用。第1弾よりも大幅な耐久性アップを実現しました。

結果、ユーザー様からの評判も上々……と思いきや、今回は次のような声が上がったのです。

また厚地で水を含みやすい素材だったため、フルマラソンやウルトラマラソンを走るユーザー様から「山岳レースの水溜りや雨の日に走ると気持ち悪い」というお話もありました。

「まだまだ改善の余地はある」そう思って開発したのが、今回の第三弾モデルです！

※この素材で編まれたソックスの耐久性は、実際に試験機関のJIS摩耗テストの6447回転まで耐えうるという数字で証明されています。

第三弾モデルは、市民ランナーの皆さんに加え、大学などの研究機関、ラクちんソックスを作ってくださる工場の方々からの協力も得て実現しました。

ぜひお手に取っていただき、「圧倒的ドライタッチ」×「戦略的タフネス」＝「超快適な履き心地」を体験してください。

今回、最も大きなアップデートとなるのが「糸」です。

使用したのは、和紙の糸とナイロンの糸をよりあわせた「撚糸（ねんし）」と呼ばれる素材です。

だからずっとサラサラ。蒸れないどころか、靴の中が水浸しになっても快適です。

しかし市民ランナーの方々のように過酷な状況で使用する場合は、やはりこの素材だけでは耐久性が不十分。

市民ランナーが普段の練習から履いたりすれば、1〜2ヶ月でダメになってしまいます。

そこで今回は指先にだけ、第二弾と同じ耐久性に優れた素材を使用。これにより、十分な耐久性と和紙×ナイロンの撚糸が持つ、圧倒的なドライタッチを維持することに成功したのです。

こうして製作した第三弾の試作品（ネイビー）を、市民ランナーの皆さんに提供。モニターとしてコメントをいただきました。

するとその中に「普段の仕事でも履きたいので、仕事着に合わせやすいようにブラックが欲しい」という声が多数。

そのため完成品はブラック1色となりました。

※試作品は全てネイビーカラー。今回ご用意している完成品は全てブラックカラーとなっています。あらかじめご了承ください。

これだけタフな環境でも、第三弾モデルはその機能を十二分に発揮してくれているようです。

またモニターの方々の中には、現役消防士の方や建設現場で働く方などもいらっしゃいます。

皆さん「走る時以外に履いても、蒸れないし、ヘタってこない！」と毎日のように履いてくださっている様子。

そのため「走ること」を趣味にしていない方が、もし普段の生活や仕事で履いても、きっと快適に過ごしてもらえるはず。

靴下としては確かに安くありませんが、「普通の靴下じゃ物足りない」あなたにも自信を持っておすすめできるソックスです。ぜひ一度お手に取ってお試しください。

皆さん、こんにちは。静岡県の若葉治療院、富士宮本院で院長をしている近藤祐司と申します。

私は18歳からトレーナーとして競輪競技に携わり、1995年21歳で若葉治療院（現在の本院）を設立しました。

その後、院内業務と平行し、2019年まで主に競輪競技のトレーナーを務めた他、以降は長距離走やスピードスケートといった競技チームのサポートにも携わってきました。

1/1000秒を競うプロスポーツの世界で結果を出すためには、ボディメンテナンスだけでなく、シューズやフォームも重要ということに気付き、それらに関する技術と経験を習得。

トレーナーを退いてからも現在に至るまで、動作分析の研究を続けてきました。

その集大成が「ラクちんソックス」なのです。

運動していく上で大切なことは体幹を鍛えることと言われています。

しかし、いくら鍛えてもシューズとの相性が悪いと足がぐらつきやすくなってしまいます。

このような問題が起きないように開発したのがラクちんソックスであり、「よりランニングしやすい快適なソックス」を目指して改善を繰り返してきました。

なぜボディメンテナンスの専門家が、くつ下を作り続けているのか。

それは根底に、「より多くの人に、大好きなランニングをめいっぱい楽しんで欲しい」「人の役に立つものを世に出したい」という思いがあるからです。

これは、プロ競技の現場で培ったインソールの技術を活かし、靴下の開発をスタートさせたときから変わりません。

実は、まだまだ作りたいくつ下がたくさんあります。

これらの実現には、市民ランナーの皆さんや大学などの研究機関、工場の方々と協力をいただきながら、くつ下のさらなる研究・開発を続けていかなければなりません。

今回応援いただいた資金は、そうした「次のくつ下づくり」のための研究開発費として役立てさせていただきます。

私は自分の代でこの研究を途絶えさせるつもりはありません。

リレーのランナーがたすきを繋いでいくように、特許権が消失した100年、1000年先も、誰かが私の志を引き継いでくれると思い、日々邁進しています。

片田舎の街の看板もない小さな治療院ですがこのくつ下には「世界を変える力がある」と信じて進みます。

皆さんからの応援を、心よりお待ちしております。

●研究開発費及び産業試験代

●プロジェクト開始：4月5日

●プロジェクト終了：4月25日

●リターンの発送準備開始：順次発送

●リターンのお届け目安：ゴールデンウィークまでにお届け