ボードゲーム「ヨリドリミドリ」は、使用する資材にこだわり、森林資源と上手に付き合っていく持続可能性（サステナビリティ）を考えました。

また、より長く遊んでもらうために、製品自体の持続可能性も資源の有効活用と捉え、ゲームの多様性も追求しました。

ゲームのテーマもグラフィックも、森を想起するものばかり。このボードゲームで遊ぶことで、森のことを考えたり、想いを馳せたりするきっかけとなれば幸いです。

『ヨリドリミドリ』には、３つのこだわりを詰め込んでいます。

①ゲームへのこだわり

ゲームが「ヨリドリミドリ」

「ヨリドリミドリ」には「森林」や「樹木」をテーマにした、５つのテーブルゲームが用意されています。

最初は１つのルールだけでリリースする予定だったのですが、消えゆく森に想いを馳せながら、「森林」というテーマで色々とアイデアを出していくうちに止まらなくなってしまい、最終的には10種類以上のゲーム案が生まれました。

この中から自信作だけに絞り込み、より面白いゲームを作り上げるべく、まだまだブラッシュアップして磨きをかけている最中です。

独りよがりなものにならないよう、グッドデザイン賞・キッズデザイン賞を受賞した「かなカナ」等、数々のボードゲームの企画・監修に携わっている、株式会社Dig-A-Doo代表取締役の遠山彬彦氏に、ルールや遊び方について数多くのアドバイスをいただいております。

だいたい5～10分くらいで出来るゲームが多く、あまりボードゲームをしない方々でも、気軽に楽しめるラインナップを取り揃えました。

戦略が物を言うゲームがあれば、直感が頼りになるゲーム、大人も子どももワイワイ楽しめるゲームもあります。

①もくもくかるた

コロナ禍だからこそ発想が生まれた、声を発せずに黙々とプレイできるゲームです。26種類ある木々のカードの中から、同じ色のカードを直感的に見分けます。ウォーミングアップ用のゲームとしてオススメです。

②木々ならべ

「神のルール」に従ってカードを並べていくゲーム。２つの山が完成した時に、手持ちのカードが一番少ないプレイヤーの勝ち。遊びながらカラートーンの概念を学べます。

③木枯らし吹けば

３つのエリアでビンゴを成立させたら勝利の２人対戦型ゲーム。２種類の風を起こして相手の陣地をかき乱そう。双方の陣地に目を光らせる戦略性が求められます。

④慌ただしきは光合成

リズムに乗りながらも即時対応力が試されるゲーム。他のプレイヤーの号令を聞きながら、いざ自分の番でカードが出せるかがキモ。参加するメンバーの年齢や経験によってレベルやスピードを選べます。みんなでワイワイ盛り上がるならコレ！

⑤木と林と森

カードを１～３枚ずつ場に出していき、大きな山林を築き上げます。カードを出し切ったほうが勝ちなので、なるべく３枚同時に出したいけれど、考えることは皆同じで、ロジックが試されるゲーム。

より長く遊んでいただくために

「ヨリドリミドリ」という商品名に負けないよう、ゲームにも持続可能性を持たせ、末永く楽しんでもらいたい！

そんな想いから、最初から収録している５種のゲームはスタートメンバーという位置づけにし、「ヨリドリミドリ」で出来る新しいゲームが完成次第、SNS等で発表していく予定です。

追加ゲームの数は未定ですが、目標達成率（応援購入総額）が高ければ高いほど、発表を確約するゲームの数が増えていく仕組みにしています（最大で７種のゲームの公開確約）。

ゲームの追加公開が一段落ついたら、「ヨリドリミドリ」を使った新しいゲームを、ユーザーの皆さんに考えていただくコンテストも開催したいです。皆さんと一緒に「ヨリドリミドリ」をもっと繁栄させていきたい！

②色・デザインへのこだわり

緑色を個性豊かに表現

「ヨリドリミドリ」に使っている色は、ほぼ緑だけ。しかし、ひと口に緑色と言っても、黄緑、深緑、抹茶色、ミントグリーン、オリーブグリーンなどなど、色相の違いや、明るさと鮮やかさの度合いで、そのバリエーションは無数にあります。

印刷に詳しい人ならご存じでしょうが、人間の目で見ることができる色を印刷物で再現することは難しい。これは一般的な印刷インクで表現できる色域に限界があるからですが、弊社の印刷機では色域の広いインクを使用しているため、通常よりも鮮やかな表現が可能となります。

また、写真家やイラストレーターの方であれば、入稿データのカラー形式をRGBからCMYKに変換することで、色味が大きく変わってしまった経験をお持ちでしょう。下の比較イメージをご覧いただければ、その差は一目瞭然です。

「ヨリドリミドリ」では色域が広い印刷機の特長を活かし、RGBワークフローを採用することで、緑色のバリエーションそれぞれの個性を惹き出しました。まさにヨリドリミドリの緑色の中から、あなたの“推し色”を見つけてください。

樹木を基調としたシンプルな構成

カードの表面は樹木のイラストがメインになっています。

要素を必要最低限にすることで、木々を並べることで山林が出来たり、木のカードを組み合わせて「林」や「森」を表現したりと、ゲームごとに異なるギミックが生まれます。裏面も木々のパターンによって森林をイメージしています。

葉っぱの色は全部で26種類。これに葉っぱのないスペシャル（？）なカード「枯れ木カード」が加わり、ジョーカー的な存在として、各ゲームにスリルや深みを与えます。

③素材へのこだわり

違法伐採を許さない！

「ヨリドリミドリ」は森林をテーマにしたボードゲームとして、外箱と説明書に「FSC認証紙」を使用しています。

FSC認証紙は、適正管理された森林から伐採された原料とし、言い換えれば「違法伐採による原料は使用しない」という確固たる意思を示しています。

違法伐採は生態系を破壊し、地球温暖化や異常気象を促進するだけでなく、森林で暮らす先住民や地域住民の生活をも脅かしています。

また、違法伐採による収益は犯罪組織の資金源にもなっており、パトロールに当たっていた住民たちが殺害されるケースも後を絶ちません。

違法伐採木材の貿易額は世界全体で63億ドルに上るとされ、アマゾンの熱帯雨林に至っては90％以上が違法伐採だという調査報告もあります。

森林の抱える問題を解決しながら、森林を利用するための仕組みであるFSC認証。このFSC認証の製品を使うことが、森を守ることに繋がっていくのです。

人類が地球の資源と上手に付き合っていくためには、持続可能な森林伐採が求められています。

FSCの活動は「SDGｓ（エズディージーズ）」との親和性も高く、SDGsが掲げる17の目標のうち、目標15「陸の豊かさも守ろう（Life on Land）」等の14の目標に対して貢献しています。

【参照】SDGsの達成に貢献するFSC https://jp.fsc.org/jp-ja/FSC_contributing_to_SDGs

「ヨリドリミドリ」で遊ぶことが、少しでも森林保全に繋がるのならば、こんなにも嬉しいことはありません。

木材から生まれたフィルム

「ヨリドリミドリ」のカードには、適正管理された森林由来の木材パルプから製造されたセルロースアセテートフィルムを採用。

高い光沢度と透明度を誇り、傷も付きにくいことから、海外では香水やブランデーなどの高級ブランドのパッケージに採用されています。

このフィルムは堆肥化の認証を取得しており、生分解性もあるので環境配慮にも優れたエコロジー材なのですが、材料が高価な上、海外製品のため輸送コストもかかるため、まだ日本ではほとんど使われていません。

「ヨリドリミドリ」を通して、このようなバイオ系のフィルム資材があるのだと、国内でも認知が広まってくれればと思っています。

①カード

・樹木カード52枚+枯れ木カード2枚（目標金額400％以上達成の場合は4枚）

・両面コートアイボリー+セルロースアセテートフィルム製

・両面フルカラー印刷

・サイズ：58×89mm（ブリッジサイズ）

②説明書

・1ゲームにつき1枚×5種（目標金額600％以上達成の場合は6種）

・上質紙（FSC認証紙）製

・両面モノクロ印刷（目標金額200％以上達成の場合は両面カラー印刷）

・展開サイズ：A4／折り畳みサイズ：A7

③外箱

・身蓋箱＋仕切板

・片面コートカード（FSC認証紙）製

・片面フルカラー印刷＋リサイクルPETフィルム

・サイズ：約130×約100×約25mm ※調整中

リターンは大きく分けて「製品」「製品+イベント招待」「その他」に分けられます。各リターンの詳細をご覧の上、ご選択くださいませ。

製品

・製品 1個（超早割／早割／makuake割）

・製品 2個（Wセット割）

・製品 6個（半ダース割）

・製品 12個（ダース割）

製品＋イベント招待

・製品2個＋印刷工場見学＆ゲームプレイ会

・製品2個＋貸切ゲームプレイ会

その他

「ヨリドリミドリ」と同じ印刷機で、ポストカードを生産するリターンです。

・サンキューレター（「ヨリドリミドリ」特製ポストカードによるお礼のお手紙）

・高色域印刷オリジナルポストカード製作体験（応援購入者様が制作したデータでポストカード100枚セットを生産）

当プロジェクトでは目標達成率に応じて仕様をグレードアップしたり、ゲームの種類を増やしたりするストレッチゴールを設けています。

※サンキューレター（お礼のお手紙）、高色域印刷オリジナルポストカード製作体験を応援購入された方はストレッチゴールの特典授与は対象外となります。

以下、おもなストレッチゴールの特典を紹介します。

枯れ木カード2枚追加

「枯れ木」を2枚追加することによって、以下のメリットがあります。

・スペシャルカードが増えることで、ゲームによってはよりエキサイティングになります。

・カードを紛失または破損させてしまった場合に、その記号を書き込むことで代わりのカードとして使えます。（葉っぱの色はいかんともし難いですが……）

収録ゲーム1種追加

収録確定の5種に加え、説明書付きのゲームをさらに1種追加します。

開発ノート公開

「ヨリドリミドリ」が出来るまでの軌跡や、26種の緑色の選定方法などをまとめた裏情報を、Web上にて限定公開いたします。

開発ノート配布

開発ノートを冊子にし、「ヨリドリミドリ」を応援購入いただいた方全員に配布いたします。

ゲームの種類は最大で収録ゲーム6種、追加ゲーム7種の計13種となります。5種のゲームを構築するのにも相当の時間を費やしているので、目標達成率が伸びるのは当然嬉しいですが、公開ゲーム数が増えていくのがプレッシャーでもあります（笑）

リターンに「ヨリドリミドリ」2個セットをご用意しておりますが、2セット購入することで以下のメリットがございます。

各ゲームのグレードアップ

例えば、各ゲームがこのように進化します。

もくもくかるた

判別する要素が色だけでなく、枝の向きの違いも加わり、ゲームが一段と難しくなります。

木と林と森

場に置くカードが9段から14段に増え、よりダイナミックな山林が出来上がります！

木枯らし吹けば

2人対戦型のゲームですが、3〜4人でも遊べるようになります。

2セット以上の場合の遊び方の詳細なルールは、活動レポートやSNSにて随時公開していきます！

2セット以上必須の追加ゲームも

追加公開予定のゲームの中には、2セット以上で遊べるゲームも公開する予定です。お楽しみに！

割引率の高さ

【Wセット割】は本体税込価格が希望小売価格の15%引きと、先着順の【超早割】よりもお得な割引率になっています。

イベント参加付きリターンも

「ヨリドリミドリ」2セット付きのイベント参加型リターンもご用意させていただきました。工場見学とゲームプレイ会がセットになったタイプと、貸切ゲームプレイ会タイプがあります（詳細は「リターン」にてご確認ください）。

8月25日（木） プロジェクト開始

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10月10日 （月） プロジェクト終了

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10月14日（金）～ 順次リターン品の発送

応援購入総額に応じて、以下の用途への活用を考えています。

・「ヨリドリミドリ」製作費

・第2弾以降のボードゲーム企画開発費、広告費

・森林保護団体・教育機関への製品の贈呈、ゲームプレイ会の開催に係る費用

プロジェクト責任者：Mr.レンジヘッド

企画／ゲームデザイン／デザイン監修／ディレクション

私はありふれた日常をエンタメ化するのが好きです。

社会人になって電車通勤をするようになり、暇つぶしに、いかにして通勤電車で座るかを考え、そのノウハウ（？）はそのまま「通勤電車で座る技術！」（かんき出版、サンマーク出版）というタイトルで書籍化されました。

毎日のお昼ご飯がマンネリ化すると、冷凍食品を活用するようになり、翌年には冷食ファンという立場で楽しむWebメディア「FAN FUN FROZEN」の編集長に抜擢されました。

今年になってからは、少年時代に夢中になったボードゲームづくりへの情熱が再燃し、実業とのマッチングも相まって、今回のプロジェクトを推し進める原動力になっています。

今後は、日常で起こりうる課題や悩みを解決するようなボードゲームも作りたい、と思い描いております。

後援メンバー：発火隊（株式会社プロネート）

「自らに火を付けて事を為す」を合言葉に、自社設備を活用した企画立案を目的とした社内プロジェクト集団。Mr.レンジヘッドはその一員。

最後に商品とは関係ないですが、自分の想いを叫ばせていただきます。

ここ数年、弊社にもボードゲーム製作に関するお問合せやご相談が増えていて、私も印刷業者の端くれとして対応しているうちに、暇さえあれば誰とやるでもないボードゲームを手作りしていた少年時代の熱がぶり返してきました。

今回はその第１弾プロジェクトとして、印刷会社に不可欠な紙のふるさと「森林」をテーマにしましたが、印刷会社ならではの視点・観点を持ったボードゲームを、これからも第2弾、第3弾と作り続けていきたい。もっとボードゲームの可能性を探したい。

そのためには正直な話、この最初のプロジェクトが成功するかどうかが、社内的にも対外的にも肝心で、私の頭の中のアイディアが今後、具現化するかしないかの分水嶺なのです！

このページをご覧になっている皆さまの応援が不可欠です。これも何かの縁（えん）とお考えいただき、どうかひとつ、応援のほど、よろしくお願いいたします。