外出時には常にマスクをする日常が始まってから既に半年以上が経ちました。

UV除菌機能付き携帯マスクキーパー「ＰＯＲＴＥＭＡ」（ポルテマ）は、レストランやカフェで食事をする際、はずしたマスクを中に入れ、キープしながら除菌および菌の繁殖によるにおいをとることを目的に開発したものです。

外出時に携帯することを前提に、バッテリー内蔵ながら、軽量化（70g）、コンパクト化（ワイシャツの胸ポケットに入る）をはかりました。

ＰＯＲＴＥＭＡの除菌方法

ＰＯＲＴＥＭＡは、専用LEDの紫外線（ＵＶ－Ｃ、ＵＶーＡ）により除菌を行うものです。ふたを閉じた後、自動的にLEDから照射される紫外線は、反射面にあたりながら内部に拡がります。約2分後に、自動的に消灯します。
※付着した全ての菌を除去する保証はございません。

マスクを取り出した後にも、念のためふたをしてから2分程度LEDが点灯し、内部を再度除菌します。

なお、途中でふたを開けた場合、自動的にLEDは消灯します。

POTREMAの特長

PORTEMAはフランス語のPorte-masque（マスクホルダー）からとった造語です。

また、PORTEMAは当社で設計し、ほとんどの部品を国内で製造・調達したMade in Japan製品です。

プロジェクト詳細

PORTEMAは本年4月に「ワイシャツの胸ポケットに入るマスク専用除菌器」を目標に企画・開発を開始し、当初から国内製造を目指しました。
当社はこれまですべての製品を海外（主に中国）で製造してきており、今回が初めての国内製造です。そのため時間はかかりましたが、多くの皆さんの協力を得ることができ、金型や成形部品製造、組立などの工場を埼玉県内で開拓し、Made in Japan製品の実現にこぎつけることができました。

まだ一部の部品は輸入に頼っていますが、引き続き国内調達比率を高めていきます。

利用方法・操作方法

PORTEMAは、以下の手順でご使用ください。

① 本体のふたを開き、中にマスクを長方向で２つにたたんで入れます。

押さえレバーを持ち上げマスクをはさむと、ふたを閉めるときにマスクがずれにくくなります。押さえレバーを使わなくても本体内に収まる場合、使う必要はありません。

②ふたを閉めれば自動的にUV-CおよびUV-AのLEDが照射され、UV照射中ランプが点灯します。その後、2分程度で自動消灯します。ランプが点灯しない場合は、充電してください。（充電はTypeCのUSBケーブルで行います）

【注意】

※本機は不織布製マスクの利用を前提とした設計で、布製マスクに関しては除菌効果を検証しておりません。
※付着した全ての菌を除去する保証はございません。

仕様

本製品には充電用のUSBケーブル（TypeC）が付属しております。なお、ACアダプターは別売です。

スケジュール

2020年 4月：プロジェクト開始
2020年 8月：３Dプリンタによる試作品完成
2020年11月：金型及び基板完成
2020年12月：成形品製造、組立、梱包
2021年 1月：製品出荷

リターンについて

４つのリターンコースがあります。

【超早割】10% OFF ポーチ付コースにはPORTEMA専用のポーチが付きます。

資金の使い道

次期新製品（Made in Japan）の開発に充てる予定です。

実行者紹介

PORTEMAは、一部の部品を除き、埼玉県の町工場で開発・製造したもので、金型も成形部品も日本製です。

これまで当社は、20年近く、自社で設計したものを主に中国で製造してきました。本年の状況の中、できれば国内で製造できないものかといろいろあたった結果、埼玉の町工場の方々と出会うことができました。また、お互いのものづくりに関して新しい発見があり、楽しく取り組むことができています。

以下プロジェクトメンバーをご紹介します。

・安藤工業 安藤忠一

・アドバンスモールド 高橋 勲

・コバヤシ企画 小林二三夫、小林 仁

・ワサビー・インターナショナル 松永活也

・ワサビー・インターナショナル 田中一正

他にも多くの方々のご支援をいただきました。心より感謝いたします。