そんな想いを込めて長年織り続けてきた根底には、ルーツである固有民族、赤タイ族の想いが背景にあります。そして今回お届けするのは、「家族の健康と幸せを願う柄」のストールです。

♦ 大切な人への想いのつまった、美しい織り柄

手に取る人に幸せを感じてほしい。そんな想いから、自分のルーツの中にある織り柄をストールの柄として選びました。家族や友人が日々幸せに過ごし長生きしてほしいという赤タイ族の身近な人々を大切にする気持ちから、生まれた柄です。

また、美しさを追求した柄です。赤タイ族には、お互いが織技術を競い合うことでその技術を高めていく文化があります。

♦ 繊維業30年以上のルーツ

赤タイ族のルーツを持つPMG：Phaeng Mai Gallary（ペンマイ ギャラリー）は、赤タイ族の伝統の織技術やデザインを大切にしています。私と母にとって、織は生まれてからずっと身近にあるもので、織を営むことは呼吸をするのと同じくらい重要なことです。

実行者である私（左）と人間国宝に認定された母

（Ock Pop Tok提供）

（Tai daeng tribe' house提供）

♦ 長く使っていただくためのモノづくり技術

一つでも織り方を間違えると綺麗な模様が出ません。職人が一織り一織り丁寧に仕上げます。

母と私は、織りを通じて毎日自分と向き合い、織技術や心を高めます。PMGの目的はお客様に最高のものをお渡しすること。その考えをPMGの職人とも共有できるよう、職人との対話も欠かしません。

♦ 今願うのは、商品が人の想いをのせて使われていくこと

赤タイ族柄のストールを皆様にお届けすることは、PMGにとってこの上ない幸せです。赤タイ族の伝統柄の美しさと織に込められた想いを感じ、大切な人へ想いを伝えるものとして、ぜひ使っていただきたいです。

♦ 「幸せと長生き」を願う織り柄

ストールの柄は、「悪い気を寄せ付けない」赤タイ族の伝統柄です。身に付けることで「幸せが舞い込む」、「長生きできる」と言われています。

この柄は、200年以上前に、赤タイ族がベトナムからラオスに住み着き始めたころに生み出された柄で、長年にわたり愛され続けた柄です。あらゆる場面で活用され、日常では赤ちゃん用おくるみ、スカート、スカーフ、ブランケットなどに使い、悪い気を寄せ付けないようにしていました。

（Tai daeng tribe' house提供）

縁起がとてもいいので婚約式にも使われていました。

（Tai daeng tribe' house提供）

♦ 現代的で使いやすい配色

皆様の日常に華をもたらすことを願い、赤タイ族の主役色である「赤」を活用しつつも、明るすぎず絶妙な色を作り上げました。

現代の服装にも合わせた美しさを演出してくれる、そんな魅力がたっぷりのストールです。

男性の方にもお使いいただきやすい色合いです。

※ 上記すべて自然の明かりのもとで撮影。

赤タイ族は、メコン川などが「赤い色」のところに住んでいます。そして、その川の赤が日常に恵みをもたらしてくれるため、生活の主役色となりました。

糸の段階で色を染め、手織りしているため、シルクの滑らかな風合いを活かせ、色の深みも出すことが出来ました。そのため、立体感、上品さがあります。

♦ しっとりとした巻き心地

極上のしっとり感をだすために、上質なシルク糸をいつもより贅沢に使い、一枚のストールに仕上げました。

♦ 細部まで丁寧に作り込む職人技術

美しさ、丈夫さを実現しました。

赤タイ族がこだわる柄から美しさを表現することに努め、ひと手間かけて立体感を出し、うっとりする柄に仕上げています。

赤タイ族は織物を世代から世代へつなぐ文化を持っています。従来から長く使えるよう工夫していますが、家族を想いながら生んだ、この柄を出すために使った織技法によって、更に丈夫に出来上がりました。

大胆にぎゅっ！と絞っても、形が崩れにくく長くお使いいただけます。

職人の手に馴染みやすい織機を独自開発しています。

PMGは、高品質の商品作りのため、織職人の負担が少なく機能性にも優れた織機を開発しました。建築家である私の父が、母や職人の声に耳を傾け取組みました。PMG工房には、丁寧に仕上げたい！ という職人のこだわりを実現しやすい環境が整っています。

「お客様からの声」

PMGの織機へのこだわりが職人のこだわりに繋がり、機械で作ったの？とお客様から質問されるほど柄を綺麗に出せるようになりました。

また、柄から生まれたさりげない凹凸感により手織りならではの温かさがたまらない！とのお声をお客様からいただいています。

♦ ～財産は手に染み込んだ技術のみだった～ 人間国宝までの道のり

私の母は、技術の高さと普及努力が評価され、2014年に国連によって、アジアの人間国宝として認定を受けました。

Makuakeへの挑戦を機会に、私の母に人間国宝までの道のりを聞いてみました。母は、幼いころに戦争から逃れビエンチャンへ引っ越してきました。その時にあった財産は祖母と母とその姉妹の織技術だけでした。織で生活を立てることは大変なことです。しかし、私の母は赤タイ族の文化である伝統織の美しさを次世代へつなげたい！若い世代にも自分たちの文化に感謝をして織製品を使ってほしい！と考え、日々良い製品を作ることに取り組んできたと言います。

認定を受けた後の母は、毎日変わらず、自分の織技術を活用して世の中の美しいものをどのように柄で表現するか、自分の織技術を改善できるか考えているとのことです。

私が母から学んだことは、現在与えられたものへ最善を尽くす、現在を生きることで将来を更に良くすることができる、ということです。

♦ 日本の着物のように世代を超えて使ってほしい

どの時代にも好かれる幸せをもたらす柄で、シルクを贅沢に使い肌触りの良さを極めました。そして、織技術を駆使して頑丈で扱いやすい商品を開発しました。赤タイ族が、織布を母親から娘へと代々受け継がれる価値あるものとして扱うように、日本の皆様にも、代々受け継いでいっていただきたい逸品です。

♦ 赤タイ族について知ってほしい

知る人ぞ知る赤タイ族の織技術。赤タイ族は織技術に長けていることから、同族が織る布は質が高く模様も多様性に富んでいることで有名です。しかしながら、赤タイ族の織布としての知名度が低いのが現状です。

（Ock Pop Tok提供）

また、今回の柄はいつの間にかラオスの手織り産業から消えてしまっていたものでしたが、PMGは手織りでこの柄を復活させました。PMGは、赤タイ族の伝統柄を基に、現代の皆様にも受け入れやすいデザインかつ上品な商品を作り、赤タイ族の認知度をラオス国内外で高め、赤タイ族の誇りと伝統技術を守りたいと願い、この柄をつかった製品を生産しています。

赤タイ族の織技術も、母親から娘へ受け継がれます。お互いが生計を立てるために赤タイ族の男女の役割はとても明確です。女の子は、4－7歳ごろから織を始めます。それは学校に通い始めた後も続き、才能がある子どもは数年たつと多様な模様を織で表現でき、商品も販売できるようになるといわれています。私の母、叔母も祖母から伝統織技術を受け継ぎました。

赤タイ族の織布は、精霊信仰から生まれるモチーフが使われることが多いです。

♦ 2代目の想い

私の日常は、織で始まり、織で終わります。織は、私の人生の一部で、6歳から織をはじめ、日本の大学で織技術とデザインを勉強しました。2021年に大学を卒業しラオスに戻り、最近はPMGの後継者になることを前提に経営にも関わり始めました。私にとって織業を営むことは楽しみでもあります。織業を通じて人を幸せにすることに楽しみを感じます。

そして、今回、JICA（国際協力機構）が技術協力するラオス日本センター（LJI）の支援を受けて、Makuakeサイトでの販売に挑戦することとしました。今回の挑戦を通じて、母の大好きな赤タイ族の伝統柄を用いたストールを赤タイ族の織物として世界に発信することで、赤タイ族の誇りを高め、伝統の織技術を守ることに繋げたいと考えています。

赤タイ族の誇りを高め伝統を守りたい！

伝統的な織文化を普及したい！

以下の2つのことに、今回の収入を活用したいと考えています。

①赤タイ族の本やドキュメンタリーを作成したい！ラオスの赤タイ族に関する資料は皆無と言っていいかもしれません。赤タイ族についてラオス人や世界の人々に知ってもらうために、赤タイ族の本やドキュメンタリー映画を作成したいと考えています。そのことで少しでも赤タイ族の誇りを高めたいと思っています。現在、赤タイ族の情報を少しづつ集めています。

②PMGが経営する織学校に多くの若者を受け入れる体制を整えたい！PMGは、2008年以降、年間約30人の生徒を受け入れてきました。コロナの影響で2019年から生徒が激減し現在ではゼロとなってしまいました。PMGは、この機会にカリキュラムを改善し、2022年内に学校を再開したいと考えています。今回の収入をカリキュラム改善費に充てる予定です。

ラオスの伝統的な織技術や柄の普及のために、2008年に設立した Phaeng Mai Institute of Design and Arts。

ラオスには50の民族がいますが、PMGのお店では様々な民族の伝統織物を紹介・販売しています。

ぜひ、いつかPMGを訪れてくださいね。

ご自分で丸洗い＆アイロンがけができます！

●丸洗いできます。丁寧に単独で押し洗いすることをお勧めします。洗剤はおしゃれ着洗い用の中性洗剤をご使用ください。洗った後は、軽く絞りすぐに陰干ししてください。

●アイロンをかけてあげることでハリ感が戻ります。そして、つや感が出ます。

ポイント1．洗った後、軽く絞り陰干しします。20％ほどの水分が残る状態でアイロンをかけることで、シルク本来のハリ感とつや感が戻ります。完全に乾いた状態でアイロンをかけても元の状態に戻りにくいため、その場合は、霧吹きで水をかけていただいた上で、アイロンをかけてください。

ポイント2．アイロンをかける際には、直接かけて大丈夫ですが、必ず「低温」でお使いください。

（ご注意）洗濯機や乾燥機のご使用、漂白剤の使用は避けてください。

❖ サイズ：33cm x 180cm (＋ フリンジ 7cm)

❖ 素材：シルク100%

❖ 色：PMGのオリジナル色

❖2022年7月4日： Makuakeでのプロジェクトスタート

❖2022年8月5日：プロジェクト終了

❖2022年8月以降： リターン発送開始

❖2022年9月末：リターン発送完了予定（活動レポートにてアップデート）

ラオスにおいて、LJIは、JICAの協力を受け、ラオス企業の能力強化を支援していま す。今回の取組みは、Made in Laos商品が多くの皆様にもお使いいただけるよう、ま たラオス企業の販路拡大に向け、ラオス企業であるPMGがラオスの商品を日本へ販売することを支援するものです。JICAやLJIが商品の質を保証するものではありま せん。

Q. 色落ちはしませんか？

A.強い日差しに当たると色が変わる場合もあります。必ず日陰干しをお願いします。また、色落ちテストを行い、色落ちしないことを確かめていますが、念のため他の衣料品と一緒に洗濯することは避けてください。

Q: 取り扱いに際して注意することはありますか？

A: 着用時はアクセサリーなどの引っ掛かりに十分ご注意ください。部分的に極度な力 が加わった場合、生地のよれやゆがみが生じることがあります。末永くご使用いただ くために、ご丁寧にお取り扱いくださいますようお願いいたします。

Q：男性でも女性でも使用できますか？

A：はい、全て男性でも女性でもご使用頂けます。

Q. ギフト包装はできますか？

A. 申し訳ありませんが承っておりません。

Q: リターン配送日の指定はできますか？

A: 申し訳ございませんが、配送日のご指定は承りかねます。ご不便をおかけし申し訳 ございません。

Q: 商品の返品・交換はできますか？

A: 基本的に返品もしくは交換を承りかねます。大量生産されたものとは異なる手作り ならではの味を大切にしています。少しの不均一さは商品の個性ととらえていただけ たらと思います。初期不具合の場合には、お問い合わせくださいますようお願いいた します。