プレイキモノ、
私のいつもが上ガル服

もっと気軽にキモノが着たい。そんな声をよく聞きます。

きものは、ながく独自に進化した、世界でも珍しいアパレルです。

そんな古き良き着物を、いま、アップデート。

わたしのいつもが、KIMONOで上ガル。

Play KIMONO、京都から心をこめて。

プロジェクト

着物の袖とフーディ（パーカー）を組み合わせた新しい和装をお届けします。普通のフーディと同じように着られて、街並みになじみ、着物気分を楽しめます。ご自宅でのお洗濯も可能です。

私のいつもに、和の服を

着物には昔ながらの良さがある一方、気軽に着られる衣服ではなくなってしまいました。

それゆえに、日本人は着るのが簡単な洋服、つまり西洋の服を着ています。

でも、もし着やすい和服があれば、選択肢は広がるはずです。

今を感じる和のブランド

現代になじむPlay KIMONOは、暮らしに新たな風を吹かせます。
Play KIMONOは、普段着にも合わせられる新しい和のブランドです。

自己紹介

Play KIMONO代表の原巨樹（はらなおき）は、2014年、京都にてオーダーメイドの京ごふく二十八（ふたや）を立ち上げ、ベテラン職人たちが作るお誂え着物をお届けしてきました。

ただ、どれだけ着物のハードルを下げても、着物そのものの形を変えない限り、日常の衣類にはなり得ないと考え至ります。

和の服、いつでも。

江戸のころ、日本人は着物だけでなく、動きやすい和の服も着ていました。

もし日本が鎖国を続けていたら、どのような和装が生まれていたでしょうか。

Play KIMONOが現代にお届けするKIMONOは、動きやすく、快適で、いつでも着られる和の服です。

プレイで、着物は、KIMONOに変わる

プレイとは、遊び、音楽、スポーツ、演技をするなど、幅広い意味を持つ言葉です。KIMONOもプレイするように着られたら、私たちの日常が変わります。

KIMONOフーディを着ると、好意あるリアクションがたくさんあると思います。これまで本格的な着物を着ないと経験できなかった気持ちが、これからはフーディの気軽さで味わえます。

KIMONOフーディの特徴

きもの袖

万葉集の時代から、着物の袖には魂が宿ると考えられていました。袖を振ることには相手の魂を呼び出したり、恋心を伝える意図があったのです。

あかねさす紫野（むらさきの）行き標野（しめの）行き野守（のもり）は見ずや君が袖振る　　額田王（ぬかたのおおきみ）

訳：茜色に染まる紫草の野を行き、天皇の御料地を行きながら、野の番人は見るのではないでしょうか。あなたが袖をお振りになるのを

江戸時代にも、求愛に対して袖の振り方で返答しています。それが現代の「フラれる」の語源です。

ベンチレーション

袖口、アームホールが広く、着物同様に「振り」や「身八つ口」があるため、通気性の良さが感じられます。

組　紐

組紐には縄文時代からの歴史があり、江戸時代までは、武士の刀の下緒（さげお）として活用されました。武士が帯刀しなくなった明治時代からは、着物の帯締めが主たる役割となります。

今回、フーディの紐には、京都の宇治で誂えた組紐を採用しました。化学繊維なので、洗濯も可能です。

駒縫いのロゴマーク

京友禅によく用いられる駒（こま）縫いを用いて、ロゴマークを作りました。

Play KIMONOのロゴは「結び文（むすびぶみ）」といい、平安時代には恋文に、江戸時代には手紙全般に用いられたスタイルです。

Play KIMONOのアイテムには、メッセージがあることを表現しています。

素　材

生地は石川県を拠点とするKAJIF社が製造したニットです。その高品質な生地は、ハイブランドから著名なアウトドアブランドにまで提供されています。

採用したニットはフーディとしてはやや薄手ですが、触り心地が非常に滑らかで、つい触りたくなるタッチです。

着用シーン

・タウンユース

・ファッションとして

・スポーツやフィットネスの行き帰りに

・くつろぎ時間のウェアに

KIMONOフーディの仕様

商品の寸法、重量

裄の寸法は、洋服よりも少し短めがちょうど良い長さです（袖口が広いため、寸法は短くても足ります）。サイズ表の対応身長を判断基準にしてお選びください。

万が一、サイズが合わない場合は、1回限りで交換いたします。到着から1週間以内にご連絡ください。

男女共通の寸法です。

フーディの重量：650~800g

着用写真

写真の着用サイズはL、モデルの身長171cm。

商品の材質

生地：アクリル 42%、ポリエステル 30%、キュプラ 28%

組紐：ポリエステル 100%

製造国：日本

カラー展開

ホワイト、ベージュ、ネイビーの3色です。

1. ホワイト

少しアイボリーがかった白色です。

2. ベージュ

3.ネイビー

洗濯の方法

手洗いはもちろん、洗濯機でも洗えます。

組紐はポリエステルですので、付けたまま洗って構いません（少し柔らかくなります）。駒縫いのワッペンは摩擦に強くないため、ネットに入れることを推奨します。

洗濯時の細かい注意事項は下記の通りです。

できる限り、購入時の状態を維持しようと思うと、洗濯表記通りが望ましいですが、私自身は通常の洗濯物とあまり変わらないやり方で行っています。

・液温は30 ℃を限度とし、洗濯機で非常に弱い処理が出来る

・洗濯ネット使用

・酸素系漂白剤の使用はできるが塩素系漂白剤は使用禁止

・タンブル乾燥禁止

・日陰のつり干しがよい

・底面温度110 ℃を限度としてスチームなしでアイロン仕上げができる

・アイロンあて布使用

・石油系溶剤による弱いドライクリーニングができる

・非常に弱い操作のウエットクリーニングができる

・汚れなどが付いた場合は中性洗剤を使用後、よく洗い流してください。

サンプル品の展示@京都

京都の弊社店舗をオープンいたします。別日程をご希望の場合は、ご連絡いただけたら調整もできます。LINEからお問い合わせください（LINEへリンク）。

全てのサイズは揃っていないのですが、生地感、色などはご確認いただけます。

【日　時】

〜 令和6年（2024年）〜

9/13(金)：15時〜18時

9/15(日)、9/23(月)、9/28(土)、10/6(日)：13〜17時

【場　所】

〒604-8353 京都市中京区岩上通蛸薬師下ル宮本町800-1

Google MAP （Play KIMONO／京ごふく二十八）

よくあるご質問

Q. 男性でも着られますか？
A. この商品はユニセックスですので、男女ともにお召しいただけます。

Q. 初期不良品への対応や保証について
A. 交換いたしますので、お気軽にお申し付けください。到着から1週間以内にご連絡ください。

Q. サイズが合わない場合
A. 交換いたします。お客様からお送りいただく送料のみ、ご負担ください。京都の弊社店舗までお越しいただける場合は、そちらで交換もいたします。到着から1週間以内にご連絡をお願いします。

スケジュール

プロジェクト実施

9/13(金)8時 〜 10/13(日)22時

製造開始

10月15日〜（製造期間は受注量によります）

納　期

2025年3月31日までとしますが、完成次第、順次お納めいたします。

リターンについて

※ブランドとして、セールは基本的に行わない方針です。今回は、MAKUAKEのみの特別な価格ですので、ぜひこの機会にお求めください。

Play KIMONO代表について

Play KIMONOの代表をしている原巨樹（はらなおき）です。

京呉服から、世界のKIMONOへ

私は京都の呉服屋に生まれ育ったわけではなく、九州、大分県の出身です。着物も特に関わりの無い環境に育ちました。

20代の頃、世界を回り、文化の持つ影響力に気付いたことが呉服屋を目指すきっかけです。

25歳ごろから、呉服店で着物を購入するようになりましたが、呉服店での体験は満足できるものではありませんでした。その後、全国の職人さんを訪ねて学ぶものの、あまりの低賃金や労働環境に驚かされます。

この課題を解決するためには、自分で呉服屋を起業するしかないと思い至り、2014年に京ごふく二十八を立ち上げて今に至ります。

ただ、その成果は十分ではありません。

そのように感じるのは、「弊社の成長スピード」と「生産背景の衰退スピード」を比較して、まるで追いつけないことに焦燥感を覚えるからです。

今、改めてこの課題を深く掘り下げ、到達した結論は「着物＝和服を進化させる」ということでした。

西洋化の、その次へ

そもそも日本人が洋服を着るようになったのは、明治時代に入ってから。その目的は西洋化のためです。

しかしながら、現代でもまだ西洋化をする必要はあるでしょうか。

これには多くの日本人がNoと答えるはずです。

日常になじむ和服が無い

では、なぜ日本人はまだ洋服と呼ばれる西洋の服を着ているのか？

それは洋服が持つ魅力もありますが、突き詰めると洋服しか選択肢が無いからとも考えられます。

「着物を着たい」という潜在的ニーズは、多くの日本人が持っています。しかし、着物を日常的に着るのは、現実的ではありません。購入、着る、片付けるといったことでさえ、ハードルが高いからです。

様々なカタチの和服

「着物」と聞けば、いわゆる着物が思い浮かぶと思いますが、「和服・和装」となると、実は様々な衣服があります。

甚平に作務衣やハッピ、法衣、お祭りの衣裳なども現代に残る和服です。ただ、これらの衣服は昔のままなので、着用シーンが限られます。

江戸時代にも、動きやすい和服はたくさん存在しました。

例えば17世紀には、日本から欧米に向けてヤポンセ・ロックという着物が輸出されています。オランダ語で「日本着物」を意味し、フェルメ-ルの絵画にも描かれました。これらも一つの和服です。

こうした衣服は今も欧米で独自の進化を遂げて愛されています（イギリスで「着物」が5秒に1着売れている？「気軽に着られる」と好評）。

左：ヤポンセ・ロック、右：カンバヤ（日本経済新聞：着物は自由　東京国立博物館工芸室長　小山弓弦葉氏）

KIMONO フーディは和装なのか

あえてお伝えしますが、着物ヘビーユーザーの中には、KIMONOフーディを和装と認めない人もいるかも知れません。しかしながら、皆さんが歴史あると思っている和装の中にも、意外に外国ルーツのものがあります。

・右前（みぎまえ）：着物を右前で着るようになったのは、唐の国にならって養老3年（719）に右衽令（うじんれい）が出されてから。

・陣羽織：室町時代以降、ポルトガル・スペインの衣服をベースにして、武士の装束となった。

・軽衫（かるさん）袴：袴の一種で、ポルトガル人のズボン、カルサンを真似たもの。江戸時代には旅装束、労働着として広まる。

・インバネス：明治時代に和装コートとして大流行して現代にも残るが、元々はスコットランド発祥の外套（がいとう）。

日本人は洋服で損をしている？

それぞれの文化圏の服装には、独自の起源と、進化の過程があります。

ユニクロは、私が起業資金の50万円を貯めるためにアルバイトしたほど愛用するブランドですが、柳井会長でさえ洋服ど真ん中で商売をしながら「日本のアパレルは借り物文化」と話すぐらい、洋服は日本人のものではありません。

日本人同士だと気付きにくいのですが、世界に出た時、日本人の洋服姿は負けてしまうことが多いと私は感じています（拙稿：【本庶教授ノーベル賞】着物を着ないチョイスが時代遅れになり始めている5つの理由）。

和服を進化させ、日常に着てもらうことを目指す

日本人がスーツを着る理由は、突き詰めれば「皆んなが着ているから」ではないでしょうか。Tシャツを着るのも、多くの人にとっては「楽だから」といった理由に過ぎません。

それならば、「現代に馴染み、誰でも着られる快適な和服」があれば、もっと着てもらえるはずというのがPlay KIMONOのスタート地点です。

ですから、洋服よりも快適な和服を目指しています。

最後に

Play KIMONOを立ち上げるのは、衰退を通り越して、絶滅寸前になってしまった和服を復活させたい。

ただ、その一心です。

新しい和服を着る人が増えても、すぐに職人達の仕事が増えるわけではありません。

しかしながら、日本人のみならず、世界の人が着られる和服があれば、そこには職人達が存続できる可能性が出てきます。

Play KIMONOと京ごふく二十八は、それを目指します。

このKIMONOフーディを採り入れてくれる人は、イノベーター、アーリーアダプターと呼ばれる、積極進取の気概を持った方々です。

近い将来、皆さんのお目に掛かり、Play KIMONOの展開や、新しい和服の未来についてお話しできる日を、心から楽しみにしています。