ピロースピーカーは寝るときに使うスピーカーです。　このプロジェクトは今まで販売してきた ピロースピーカー PS-21 の後継機種を立ち上げるために行います。新設計のスピーカードライバーを採用してモデルチェンジするのを機に、改めてクラウドファンディングという方法でご支援頂いている方に特別にご提供しようと企画しました。スピーカードライバーの量産までにはこぎつけていませんが、これをキッカケに量産に向かいたいと思います。まずは手作りで丁寧に製作しますので手作りの良さを感じて頂ければ幸いです。金額はまだ採算の取れるものではありませんが量産した場合を想定して思い切った値段にしています。

　厚さわずか 5.2mm の新しいスピーカー本体。この薄さの中にハイテク素材と最先端技術の詰まった音を発生する仕掛けが入っています。この超薄型で高音質のスピーカーから信じられないような綺麗な音が再生されます。

　Pillowspeaker (ピロースピーカー)は寝具と自然になじむ素朴で温かみのある綿素材のカバーで包まれています。薄いので枕の下でどこにあるのかほとんど分からないぐらいです。もちろんイヤホンやヘッドホンの様にコードが邪魔になることもありません。

　Pillowspeaker (ピロースピーカー) は使い慣れた枕と共に使えるように、あえて枕に組み込むことはせず、超薄型のスピーカードライバーを使用し最小限の薄さで仕上げてあります。そのため枕の下に敷いた状態ではほとんどどこにあるのか分からないくらいです。

　音は枕を通して聴くことになるため密度の高い一部の低反発枕やフェザーが密度高く入った枕の場合音が小さくなってしまう場合があります。そんな場合にはピロースピーカーをタオルで包むなどして枕の上に置いて使っても良いでしょう。

　Pillowspeaker (ピロースピーカー) の使い方は簡単で、イヤホンと全く同じです。ラジオ、ポータブルオーディオプレーヤー、Bluetooth レシーバー、スマートフォン、タブレット端末など、イヤホン端子のついている機器であればほとんどのものが使用できます。

　ただしごくまれに一部の出力の小さい機器の場合音量がやや不足する場合もあります。そんな場合には市販のポータブルアンプを使用すれば十分すぎるほど大きな音になります。

　詳しくはホームページをご覧ください。推奨するアンプをご紹介しています。

　Pillowspeaker (ピロースピーカー) は、全面ダイレクトドライブ方式の平面型のスピーカードライバーを使用しています。そのドライバーから出る音は平面波となります。（正確には平面波になる周波数は大きさに依存します。ここで使用するドライバーの大きさでは高い周波数だけが平面波になります。）　

　またこのドライバーは裏と表が対象で同じ音質で音が出ます。出た音波は表と裏には飛びますが、横方向にはあまり飛びません。それは裏の音と表の音が逆相のためキャンセルされてしまうからです。このことと平面波による高い周波数が直進することと合わせて音は布団に置いたピロースピーカーから左右が混じることなく真上に飛びます。直進するということはパワーも落ちません。そのため枕で音が吸収されても、まだ余裕があって音が届くというわけです。

　左右が混じらないで耳に届くためステレオ感のある広がりのあるサウンドが再現されます。（正確には音場を大事に表現したバイノーラル録音による音源またはヘッドホン再生を意識してミックスされた音源であれば最適です。）

　Pillowspeaker (ピロースピーカー) は、PS-21 として2014年から多くの方にご愛用頂いてきました。今回は新設計のスピーカードライバーを使ってリニューアルします。

　全面ダイレクトドライブ（WSDD）方式の新しいスピーカードライバー DR-7070 は量産性、安定性を増して自信を持ってお勧めできるより良いものになりました。その音は今までのもの以上に洗練されています。

　この動画は 2014年の Pillowspeaker の開発初期にクラウドファンディングを行うためのレビューからの抜粋です。PS-21 の試聴風景が収められています。新しい PS-21-E/L のサウンドは PS-21 よりさらに自然な音になっています。

　次の動画は今回のクラウドファンディングのために、改めて公開します。Pillowspeaker PS-21-E/L と同じドライバーをヘッドレスト型にしたスピーカーの試聴風景です。ここでの感想は PS-21-E/L の評価と考えて頂いて間違えありません。

　Pillowspeaker (ピロースピーカー) の選べる素材は、遠州地方に古くからある素朴で温かみのある遠州縞（遠州綿紬）の伝統的な柄を数種類用意しています。お好きな柄をお選び頂けます。（ただし材料の納期の関係で一部柄が変更になる場合もありますが、その時は出荷前にお知らせ致します）

PS-21-E 用のカバー

こちらのカバーはのデザインは、PS-21-L 用に検討しています。柄は他にも用意します。

　みなさん、最後までお読み頂きありがとうございます。　改めまして、私は、この Pillowspeaker の開発者のライト・イア合同会社の大和と申します。小学生のころ誕生日プレゼントのスピーカーユニットで遊び、オーディオ全盛の時代に全面駆動方式であるコンデンサースピーカーを体験し、その後3次元音像定位を仕事としてきました。

　現在の私の会社の事業の核となる「全面ダイレクトドライブ方式スピーカー」とは 2002年初頭に出会い、いくつかの事案を経験したあと、その可能性に魅了され退職し起業しました。そのスピーカーの開発元の企業で顧問としても活動しながら、この全面ダイレクトドライブ構造のスピーカーの特徴を活かし自社製品としてスピーカーシステムを開発しました。最初はデスクトップ型の大きな平面スピーカーを製品化しました。音質が良く、製品としてもユニークなことから知ってくれた一部の「音」好きなコア層には届きましたが、販売ルートが無かったため売ることができませんでした。 そこでその時開発したスピーカーをコンサート用に組み立て、イベントやコンサートの音響を行ったりしていました。ある事情からこの特殊なスピーカードライバーの製造設備を引き取り、ものづくりにグッとシフトすることになりました。　この「全面ダイレクトドライブ方式スピーカー」の可能性を信じていましたし、もっと身近な人の役に立つものを作りたいと考えたのです。 そして私が次に開発したのが、ブックスピーカー、そして次にピロースピーカーを開発し販売を開始しました。しかしまだ肝心のスピーカードライバー自体が、職人的手作業で組み立てるもので、相当手間がかかる上に沢山作ることができませんでした。そこで新たに設計し直し組み立て性、製品の安定性を向上させた新しいスピーカードライバー（DR-7070）を開発し試作を開始しました。本年8月にはこのドライバーを使用した「テレビの音がはっきり聞こえるスピーカー KIKKERU」としてクラウドファンディングを行いご好評を頂きました。

　今回はこの新しいドライバーを採用しピロースピーカーをリニューアルすることにしました。これを機に以前よりご支援頂いている皆様に改めて感謝の気持ちを込めて特別にご案内することと致しました。

　「寝るときに使用するスピーカー」ということになりますが、寝たきりの方や入院している方、旅行や出張に持っていく人などに大変好評を頂いております。さらに多くの方にこのスピーカーの良さを知って頂きたくクラウドファンディングを行うことにしました。

本体： ヨコ19cm  タテ33cm   厚さ約1cm

質量： 220g

連続許容入力： 1ワット

インピーダンス： 16オーム

入力プラグ： 3.5mm 3P ステレオミニプラグ

コードの長さ： 1m

スピーカードライバー

PS-21-E： DR-7070 A5210N （ネオジムラバーマグネット）

PS-21-L： DR-7070 A5212F （フェライトラバーマグネット）

　＊　PS-21-E と PS-21-L の違いは使用している磁石の違いで同じパワーを入れた時の音の大きさが少し違います。PS-21-L は、PS-21-E より5dB程度小さくなります。この値は一般的にボリュームコントロール 1～2クリック程度に相当します。PS-21-E の効率は PS-21（前モデル）と同等です。

　＊　PS-21-E/L と 前モデルPS-21 の違いは使用しているスピーカードライバーの違いで、新しい設計により組み立て精度の向上など、より大きな音の再生にも耐える構造になっています。ピロースピーカーとして使用する音量では、よりクセが少なく自然な音になっています。

　＊　仕様は今後の設計によって変更になる場合があります。

　＊　ちなみに私は枕が低いので、毎日 PS-21-L（フェライト磁石版）を2枚の布団の間に入れて使っています。 iPad につないでいますが音は綿の布団を通して聞こえ、音量的には問題ありません。