※虫刺されを防止する加工ではありません

《プロジェクト概要》
愛犬の健康面をサポート
できるドッグウエア作成

こんにちは！長崎県諫早市で縫製工場を営んでいる株式会社美泉の井上孝輔と申します。私たちはメイド・イン・ジャパンの縫製技術と商品を次世代に繋ぐだけでなく、「人を幸せにするモノづくり」という考えを大切にし活動しています。

私たちの得意な製品は、新生児用ベビー肌着です。その大半は全国の産婦人科に納品しており、フラットシーマーという特殊ミシンを用いて、肌への刺激が少ない縫い方を追求しています。

そんな私たちが、この度フィット感にこだわるドッグウエアブランドPIF（ピフ）を立ち上げました。

本プロジェクトでは、【最近の日本の夏は長引くだけでなく、嫌な虫も多い】ことに着目して、愛犬の健康面をサポートすることを目的とした新商品をご紹介します。
・商品の特徴
・こだわりポイント
・なぜドッグウエアを作り始めたのか？
などをお伝えしていきますので、私たちの挑戦を応援していただけたら幸いです。
よろしくお願いいたします。

素材と製法にこだわった
PIFスキンフィット
５つの特徴

特徴①防虫加工の生地

日本はどんどん暑くなり、暑さが11月頃まで続くことも。それに合わせて嫌な虫を見かける時期も長引いています。また最近ではアウトドアやキャンプなど外で活動する機会もどんどん増えており、しっかりとした防虫対策が愛犬にも大切となります。

もちろん朝晩のお散歩でも防虫対策が大切になりますが、スプレーだけでなく、繊維（ドッグウエア）でも防虫素材が期待できるため、愛犬の健康面をサポートするべく、そして飼い主様の不安を軽減したいと思い、本プロジェクトの新商品を開発しました。

特徴②接触冷感の生地

PIFのスキンフィットでは、防虫効果を高めるためにお腹と脚を守るロンパースタイプのドッグウエアとなります。お部屋着として使うことで抜け毛対策にもご使用いただけますが、みなさまの愛犬が少しでも快適でいられるように、接触冷感生地でさわるとひんやり心地よく、身につけることで涼しく過ごせるようにサポートします。

特徴③紫外線対策の生地

毛が密に生えている犬種は、皮膚への紫外線の影響は少ないと言われていますが、日焼けは皮膚トラブルの元とも言われています。また犬種によっては、日焼けすることで毛色が変わりやすい色も存在しますので、PIFでは長時間の日光露出から愛犬の皮膚を守るためにも日焼け対策をオススメします。

※本プロジェクトではUPF50+の生地を使用しています

特徴④フィット感へのこだわり

PIFの特徴（他ブランドとの違い）の１つに、基本となる１１のサイズ以外に、犬種別でサイズを作成しています。まだブランド立ち上げ間もないですが、本プロジェクトでは応援購入時にサポーターの皆様へ、リターンとして次の２４犬種でサイズをご提案しています。

【小型犬】
①トイプードル：S/M/L/XL/XXL
②カニンヘンダックスフンド：S/M/L
③ミニチュアダックスフンド：M
④ミニチュア・ピンシャー：S/M
⑤ポメラニアン：M/L
⑥スムースチワワ：L
⑦ヨークシャーテリア：M
⑧マルチーズ：L

【中型犬】
①ボストン・テリア：S/M/L/XL
②ビション・フリーゼ：M/L
③ジェックラッセルテリア：M/L
④パグ：S/M
⑤柴犬：S/M/L
⑥ビーグル：S
⑦シーズー：M/L
⑧キャバリア：S/M/L
⑨ミニチュア・シュナウザー：S/M
⑩イタリアン・グレーハウンド：M/L

【大型犬】
①フレンチ・ブルドッグ：S/M
②コギー：S/M

【超大型犬】
①ゴールデンレトリバー：L/XL
②ゴールデン・ドゥードル：L
③ラブラドール・レトリーバー：M/XL
④ホワイト・シェパード：M
※各犬種の参考寸法と体重は最下部に記載します

これらの24犬種のドッグウエアは、首や胸周り、前脚の特徴を犬種毎に反映した専用の型紙を時間をかけて開発しました。
もちろん実際に70頭以上のワンちゃんと飼い主様にご協力頂いて、１型ずつ作成しました。

PIFとしては、今後取扱い犬種とサイズを増やしていくのですが、では「なぜ犬種別でサイズをつくるのか？」についてPIFの思いを書いていきます。

それは『届いたPIFのドッグウエアを長くご愛用いただきたいから。』です。

PIFとして活動をはじめた頃、飼い主様の多くから頂いた最初の言葉が「うちのこに合った服を作ってもらえるんですか？」でした。
詳しく話を聞くと、飼い主様の多くは愛犬の服を買う時に「うちのこに合っているかしら？」という不安を持ちながら購入することが多いそうです。

そして「悩んで買ったけど、届いた服が愛犬に合わず使わなくなった。」ということも少なくないそうです…。
そしてパグやコーギーをはじめ、服を選ぶのに困っている犬種の存在を知るきっかけにもなりました。

たしかに一部の犬種を除いて、一般的にドッグウエアは【小・中・大型犬でS・M・L】という具合に分けられて販売されていることが多いですよね。

それに対して日本で犬種登録されているのは100種類以上。

このような経緯から、PIFでは犬種ごとにサイズを選んでもらえるブランドになることを選択しました。そうすることで、購入時の迷いも少なくできるけでなく、縦横に伸びる生地で作るPIFのドッグウエアが『愛犬に全く合わず使えない…』ということを最低限避けることができ、実用的なドッグウエアに近づくと考えています。

ちなみにPIFのスキンフィットで、大切にしている機能性は、お尻周りの形状です。お散歩のときや、お留守番の時にトイレで汚れずにいることを目指したドッグウエアです。
この機能性を持たせることができるのは、犬種毎の専用設計の型紙を開発したから出来ることだと考えています。

さらに、お腹周りのデザインも大切にしています。男の子がトイレで汚れないのはもちろんですが、女の子ではお腹が冷たくなると便がゆるくなるという犬種もいるので、少しでも健康面をサポートしたいと考えています。そのため本プロジェクトのリターンでは、お腹周りの形状が選択できるようになっています。
※女の子の場合は、上の写真のように開きが控えめになります。

このように犬種毎にサイズ、お腹の形状まで細かく対応しながら小ロット生産できるのは、縫製工場が企画する自社ブランドだからです。

通常であれば、服を販売しているアパレルブランドというものは、企画する会社と、生産する工場は別ですが、PIFは縫製工場が運営しているブランドです。
「人を幸せにするモノづくり」を掲げ自社ブランドとして運営しているからこそできる、極小ロット対応のなせる仕組みです。

特徴⑤優しい肌触を追求した縫い方

PIFではベビー肌着と同じように、肌への刺激が少ない縫い方を採用しています。なぜならば、犬の皮膚は人と比べて表皮が薄くデリケートだからです。だからこそ、PIFは縫い方にこだわります。

その核となる縫製技術がフラットシーマーです。凹凸が少ない縫い方が特徴なので、皮膚との摩擦が少なくなるので、デリケートな愛犬の肌には最適だと考えます。

実際に見ても、凹凸が少ないのが分かります。表も裏も同じような見え方です。PIFのドッグウエアはこの縫製で組み立てています。

次に一般的な縫製技法オーバオーロックを紹介します。Tシャツの内側はこのような縫い方が多いですね。

この一般的な縫い方は、写真でみても凹凸があるのが分かります。

PIFでは、愛犬の肌に優しく、動きやすいように考えた型紙で作るドッグウエアをモットーにしていますので、着心地の面でも愛犬の快適ライフをサポートできると考えています。

リターン一覧

マスターサイズで１１サイズ、犬種別で５３サイズをご用意しています。
まずは代表的な中型サイズMで形状をご案内します。

《リターン１：スキンフィット１枚》

・機能：防虫加工＆接触冷感＆UVカット
【Makuake価格】税込、送料込
※超早割、早割無しを適用しないMakuake価格
・小型犬：4,200円
・中型犬：4,500円
・大型犬：5,000円
・超大型犬：5,400円

【選べる色】下の5色からお選びください。
（上から順に）
１）スモーキー・ライトグレー
２）スカーレット・レッド
３）ラベンダー
４）スモーキー・ライトブルー
５）フォレスト・グリーン
《ご注意》商品写真はできる限り実物の色に近づけるよう徹底しておりますが、 お使いのモニター設定、お部屋の照明等により実際の商品と色味が異なる場合がございます。ご了承ください。

《リターン２：愛犬のお名前プリント》

※リターン商品決定後のオプション設定となります
・価格500円
・白色単色のみ
・文字の書体と大きさは選べません（当社に一任となります）

《リターン３：愛犬とお揃いのPIFロゴプリントのTシャツ》

・価格3,000円
・BIGシルエットTシャツ
・PIFロゴが胸と背中にフロッキープリントされています
・生地はしっかりとした９.1oz
・色はアシッドカーキのみ
・M/L/XL/の3サイズから選べます
※自社生産ではなく、仕入商品のため、予告なく色が変更になる場合があります

着用写真

ミニチュア・シュナウザーSサイズ／メス／6.5kg（エマちゃん）

柴犬Lサイズ／オス／12kg（ぶんたくん）

左：パグMサイズ／メス／7.2kg（小梅ちゃん）
右：パグSサイズ／メス／6.3kg（すずめちゃん）

左：トイプードルLサイズ　ロングタイプ／オス／3.6kg（ルーキーくん）
中央：キャバリアMサイズ／オス／6.4kg（ノアくん）
右：ミニチュア・ピンシャーMサイズ／メス／3.6kg（ささみちゃん）

ボストン・テリアMサイズ／メス／（のはらちゃん）
ボストン・テリアLサイズ／メス／　（りぼんちゃん）

ラブラドール・レトリーバーMサイズ／オス／29kg（ジャンキーくん）

仕様

【生地仕様】
原産国：日本製
防虫加工地：日本製
生地組成：ナイロン82％　ポリウレタン18％
生地機能：接触冷感、UPF50+

《リターン商品のご注意》
※サイズについて※
縦横共に伸縮性があります。お洋服の着丈がワンちゃんの着丈より長すぎる、またはぴったり過ぎると歩行中尻尾にかかってしまったり排泄物がお洋服にかかってしまう場合がございますのでご注意ください。
特に断尾をしている子・ボブテイルの子はご注意ください。 弊社ではジャストサイズな着用感をご推奨しておりますが、ワンちゃんの好みや特徴、性格に合わせてお選びください。

《生地取扱いのご注意》
１）生地の特性上、液温は30℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯をしてください。
２）タンブル乾燥禁止です。
３）日陰のつり干しをしてください。
４）塩素系及び酸素系漂白剤の使用は禁止。
５）底面温度110℃を限度としてスチームなしでアイロン仕上げができます
６）ドライクリーニング禁止。
７）弱い操作によるウエットクリーニングができます。

FAQ

Q.届いた商品の交換はできますか？
A.未開封のものであれば、交換は承ります。ただし交換商品をご用意できない場合は、お断りをさせていただきます。

Q.届いた商品のサイズ調整はできますか？
A.袖丈を詰める（短くする場合）のみ承ります。ただし、当社への送料はお客様負担となりますので、ご了承ください。

スケジュール

プロジェクト終了：7月28日（日）18時
リターン商品発送開始：8月20日
リターン商品発送完了：8月31日

※生産状況により、スケジュールが変更となる可能性があります。

※生産状況については、随時報告をさせて頂きます。

※原則、注文順に発送しますが、製品やサイズによっては発送が前後することがあります。

PIFプロジェクト秘話

実はドッグウエアのブランドの立ち上げを構想したのは約２年前のことです。

「長崎県は保護犬の団体が活動しているが、殺処分が全国でも最悪レベル…。」

このニュースを聞いた時に、わたしたちは「縫製工場として何かできることはないか？」「イヌと飼い主だけでなく、イヌの世界を豊かにすることに貢献できるブランドを立ち上げたい！」と決意しました。

およそ２年間で、少しずつですがブランド立ち上げの準備をはじめ、ブランド名の商標登録、ロゴの作成、素材選定、犬種の型紙データの準備ができたので、ようやく新商品をMakuakeでリリースする運びとなりました。

ブランド名PIFは、”Pay it forward”の頭文字をとってPIF（ピフ）です。
”Pay it forward”の意味は、自分が受けた善意を他の誰かに渡すことで、善意をその先につないでいくこと。 PIFはブランドポリシーとして、製品売上の3%（利益の3%ではなく）を、保護犬や盲導犬などの活動や団体に寄付いたします。

イヌを飼うと誰しもが感じることですが、自分の愛犬以外にも、他のワンコが可愛く感じますし、他のイヌが苦しんだり傷付いたりしていることを想像すると胸が苦しくなります。

だからPIFは、皆様の善意を受け取って、困っている保護犬や、困っている人を助ける盲導犬の活動にきちんと寄付をすることで善意の循環を作ります。

もちろんMakuakeで応援いただいた金額に対しては、当社ホームページとMakuake活動レポートのページで、寄付額と寄付先を明確に公表いたします。

実行者紹介

改めまして、株式会社美泉の井上孝輔です。僕が主に企画と型紙を担当しています。
デザインと色については、僕の妻（写真中央下）をはじめ社員と考えています。縫製仕様については、製造班のリーダーいとうさん（ピンクの袖）を中心に進めています。そして僕の妹（中央上）がイヌ博士でアドバイスをしてくれます。
この4人がPIFの中核メンバーです。

株式会社美泉の紹介

株式会社美泉（びせん）は1982年に長崎県諫早市の小さな町で創業しました。僕の父母が脱サラし、お寺の下の小さな小屋を借りて2人ではじめ、最初に生産したのは女性の補正下着でした。

少しずつ地域の人に認められ、社員も増えてきたのが1990年頃。

思い切って新社屋を建てたことで、これを機に社員も増えて活気があったことを、僕も覚えています。

美泉だけが特別に活気があった訳ではなく、この地域にはたくさんの縫製工場があり同じような状況でした。しかしそれは長くは続きませんでした。なぜならば1990年後半からは、中国をはじめとする海外生産がはじまるからです。

それに伴い売上もピークから2/3に落ち込み、2009年のリーマンショックのときには1/2まで落ち込みました。

それを機に、僕は父母と一緒に働くために地元に戻り、家業を継ぐ決心をしました。
まず始めたのはフラットシーマーの整備調整を学ぶこと。

それと同時に、産婦人科で使ってもらうベビー服のブランドを立ち上げました。最初の1年は全く売れず、父母と社員のみんなに申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、2年目になると少しずつ取り扱ってくれる産婦人科が増えてきました。

はじめて生まれたばかりの新生児が、自社の肌着を着て寝ているのを見たときは、大変感動しました。

それから少しずつ既存の仕事に対して、ベビー服の仕事が増えてきました。いまでは当社ベビー服の品質が認められ、関東にある年間2500人以上生まれる大きな産婦人科にも納品させてもらっています。

会社の経営も少しは立て直したかと思ったとき、2019年、新型コロナウイルスです。

父母が始めた既存の仕事が０になりましたが、産婦人科からのベビー服の注文が継続してあったのは大変嬉しいことでしたし、社員と力を合わせ、布マスクもたくさん作りました。

コロナ禍で布マスクを作れたことは、人々に求められるモノを作る大切さ、こそがモノづくりの原点だと感じ、改めて「人を幸せにするモノづくり」を社員みんなで実感しました。

これからの株式会社美泉

いま当社には、勤続３５年以上のベテラン社員が７人います。そのうち５人は昨年長崎県知事から永年勤続の表彰を受けました。

勤続３５年を超すベテランもいますが、高校新卒の社員もいます。縫製工場としては平均年齢も若く４０歳前後です。

これからの美泉は「人を幸せにするモノづくり」という、父母が残してくれたDNAを大切にしながらも、ミシンで服をつくる楽しさを次世代につなぐ事が１つの役割だと考えています。

そして僕自身は「人と人をつなげるのがモノ」という、言葉を大切にしていきます。
これはベビー服だけでなく、ドッグウエアにも共通している理論だと思います。

例えば、ママが赤ちゃんに服を着せるときは、赤ちゃんの目を見たり、何らかの声掛けをすることが多いはずです。飼い主様もドッグウエアを着せるときは同じですよね。

そしてママが服を着せるとき、赤ちゃんもママをしっかり見て、表情を読み取っていますし、愛犬も同じように私たちを見ています。

自然とその回数が増えるような服を作ること。例えば、お気に入りになるような色や柄で使いたくなるとか、何回洗濯しても型崩れせず柔らかさが持続するとか、使い勝手が良くつい手に取って着せてしまうとか。

 このようにモノ（服）を介してキャッチボールの機会が増え、コミュニケーションがより楽しくなることが、縫製工場として、そして自社ブランドを企画・製造・販売をしていくPIFの使命だと思います！

当社PIFはドッグウエアでは新参者ですが、皆様に教えてもらいながら、皆様が必要だと思うモノを、皆様の声を大切にしながら、モノづくりに努めて参ります。


リスク&チャレンジ

・開発中の工程において、デザイン・仕様が一部変更になる場合は、直ちに活動レポート及びSNSで情報共有いたします。
・本文中に記載させていただいたスケジュールは、あくまでプロジェクト公開時点の予定です。応援購入の性質上、配送遅延のおそれがございます。
・原則として、配送遅延に伴う応援購入のキャンセルはできませんが、リターン配送予定月から2ヶ月を超えた場合には、希望者に限りキャンセルにて対応させていただきます。
・購入完了画面表示後に在庫切れキャンセルとなる場合がございます。あらかじめご了承ください。


最後までお読みいただきありがとうございました。 これからも「人を大切にするモノづくり」を社員みんなで共有して、みなさまのお気に入りの１枚を目指して、１枚１枚を丁寧に作ってまいります。

株式会社美泉
〒859-0164　長崎県諫早市小長井町牧222-47
TEL：0957-34-3213