ファントムのことを見た人は、誰もいない。

だから、ここで何が起こっても。

全部、ファントムのせいにすればいい。

普通なら、蔵人は自分の蔵の酒しか造れない。

普通なら、蔵人は一線を超えない。

普通なら、蔵人は不味くなるかも知れない酒を造らない。

普通をはみ出すのに普段の顔が邪魔なら、

ファントムの影に隠れて、

世界を煙に巻いてしまおう。

PHANTOM BREWERYは、

日本酒という伝統文化の影に生み落とされた

“姿なき醸造家集団”。

夜が更ける頃、

自らの蔵を抜け出して集まり、

あらゆる禁忌を厭わず、

魂の奥底を揺さぶる一杯を

追究する者たちがいる。

ファントムは、そんな蔵人たちの魂の総称。

常識からむき出しになった無垢な精神は、

日本酒という文化が

ながい歴史の果てに夢見た

本当の叫びにふれる。

いつ現れるか、分からない。

どこに現れるか、分からない。

中でどんなことが行われているのか、

分からない。

姿なき醸造家集団が

その魂を宿す箱として選んだのは、

9席だけの移動式酒室【BLACK BOX】。

漆黒のトラックが、

招待客にしか知らされていない場所に、

静かに停まる。

茶室のように身をかがめ、

時間と空間の境界を越える。

夜よりも深い闇の中、

招待者自身も、普段の自分を消し、

ファントムの一部になる。

ファントムブリュワリーが目指すのは、

奇をてらったブランディングや宣伝ではなく、

醸造家たちが純粋に

研究や研鑚に打ち込める場所。

ファントムの影に紛れて実名を隠し、

“蔵”という看板から自由になることで

まだ誰も醸したことのない、

まだ誰も飲んだことのない

【怪作】が生まれていく。

【酒器】も、自分たちが

心から良いと信じられるものを。

魂を震わせる一杯を目指して、

研鑚は続いていく。

誰も手をつけなかった、未来への投資

PHANTOM PROJECTは日本酒アーキテクトである山本将守の日本酒への危機感から生まれた企みです。

固定の醸造所を持たず、蔵の方針や売れ筋に絞られない「ファントムブリュワリー（匿名醸造家集団）の概念で日本酒をつくる」というアイデアからこのプロジェクトは生まれました。

ビールやワインの世界を模倣してきた日本酒業界

日本酒はここ10年ほどでイメージが変わり、世界に認められたと自画自賛してきました。それが研鑽、進歩という歩みを止めてしまったと私たちは考えています。現状を突破するための試金石、捨て駒になってもよいという強い覚悟を持ちプロジェクトに臨んでいます。

日本酒は思うがままの味をつくることができる“科学”の側面と、連綿と受け継がれてきた“歴史”という二面性を持っています。

私たちはその二面性を統合するため一旦、酒蔵というフレームを解体し、リビルド(再構築)することが必要であると考え、まず行動を起こしました。

前代未聞!!蔵人が酒蔵の看板を外して生み出すアノニマスな酒造り

通常、酒蔵の酒造りは蔵の方針をもとに杜氏が味や生産のコントロールを行います。ファントムプロジェクトは日本酒アーキテクトである山本の設計のもと、6つの酒蔵から集う総勢およそ20名の蔵人が4つのチームに分かれ、それぞれのテーマのもと競い合うように日本酒をつくり上げます。純粋な研究と研鑚の場であるがゆえに、一つひとつの蔵の名前や、一人ひとりの蔵人の顔は明らかにしていません。

蔵人たちも最初は、慣れない環境や常識外の計画に面食らう者、そんなことができるのかと訝しがる者、様々な反応でした。長い時間をかけ、互いの人となりを理解することから酒造りをはじめました。

常識が存在しないこと、カオスから生まれる偶然を楽しむこと、それがファントムに関わる蔵人たちのモットーとなりました。

蔵の名前を明かさないことで、あなたも、私も、蔵人も、思い込みの色眼鏡を外して、まずは挑戦・体験することで想いを共感する。そんな意味での共犯者を生み出したいのです。

AK−69がエヴァンジェリストとしてファントムプロジェクトを全面サポート

ファントムのビジョンに共鳴した愛知を代表するアーティスト〝AK-69〟がエバンジェリストとしてプロジェクトに参画。

ブランドのPV、テーマミュージックの制作ディレクションをAK-69が手がけ、リターン品でも全面的なコラボレーションが実現しました。

ともに音楽や日本酒を通して日本から世界へメッセージを発信していく仲間として、アーキテクトである山本との親交から実現したAK-69初めての日本酒コラボレーションです。

本気度は事項のリターンを見ていただければ理解いただけると思います。

AK−69プロフィール

愛知県小牧市出身。唯一無二のラップと歌の二刀流の先駆者としてアーティスト活動をスタート。

メディアから見向きもされない名古屋時代にインディーズで2枚のゴールドディスク、オリコンDVD総合チャート1位を獲得し、アメリカの伝説的なHIP HOPレーベル「Def Jam Recordings」との契約を果たす。

己の生き様から生まれる“言霊”が男女問わず競争社会で戦っているアスリートや経営者にも共感を生み、プロ野球選手の入場曲使用率はNo.1。

ジャンルを問わず多くのトップアスリートが楽曲を使用しているほか、自動車メーカー、高級時計ブランド、スポーツチームなど様々な企業のアンバサダーも務めている。

4月23日には5度目の日本武道館ライブを開催する。

PHANTOM 日本酒アーキテクト 山本将守について

山本はたくさんの顔を持つ、日本各地で日本酒BARを経営する、MOLNODAという飲食店を名古屋で経営する、投資家であり、PHATOM BREWERYの日本酒アーキテクト、そして生粋の日本酒狂である。プロジェクトの発起人であり、PHANTOM BREWERYで唯一顔を出し、責任を取る立場として、日本酒業界の未来に誰より憂いを感じている一人の人間である。

■AKにちなんだ６号と9号酵母を使用した山田錦35％精米 純米大吟醸「陸/玖」

■天才彫師・美漸の書き下ろし、オリジナルアートワーク

AK-69が日本酒を初監修。6号・9号 ふたつのオリジナルボトル

今回彼自身初めて日本酒とコラボレーションに力を貸してくれたAK-69。彼の熱く、エッジィなイメージをどう日本酒に反映させるか、日本酒アーキテクトの山本が最初に考えたことでした。そして、6と9というキャッチーな数字をどのように表現するべきか。

山本の答えは日本酒の日本が誇る、北と南の酵母、6号酵母、9号酵母を使い、華やかで上質という高級酒の「王道」と、最高級にして切れ味抜群で爽快感のある「ドライ型」と正反対のタイプを目指しました。

またボトルのデザインはAK-69とも親交がありPHANTOM プロジェクトのロゴデザインも手がける美漸の代表・松本篤志渾身のオリジナルデザイン。彼の代表的な般若と女面をモチーフにした華やかさ、PHANTOMだけのためのデザインです。

PHANTOM BREWERYの日本酒にふさわしい、全く新しい設計思想をゼロから制作

日本酒の薫・爽・醇・熟、4つの特質に合わせた4種の酒器は、リプロダクトブランド404のモノとコトを繋ぐ独自の目線、錫への確かな技術と60年の歴史を持つ金属加工会社ナガエの土台に支えられ、生まれました。

私たちがこだわったのは、陶器でもガラスでも出せないソリッドでひねりの効いた完全オリジルデザインです。そのデザインを表現できたのは錫の持つ特性だと考えています。

錫は日本酒とは切っても切り離せない縁深い素材。冷めにくい特性を持ち、日本酒の温度を一定に保つ、日本古来の素材です。

私たちはこのプロダクトが日本酒の豊かさや奥深さを広める一助になれば考えています。

【SPRING】

薫りを楽しむ「春」は8角形の底面が捻れ、丸く広がった飲み口になることで、爽やかな香りを楽しむ酒器です。冷酒というよりは体温より少し低いくらいを適温とする。

【SUMMER】

爽快なフレッシュさを楽しむ「夏」はビアマグのように長細い形が特長です。四角い底面から円形に変形する形状、すっきりしたタイプやフレッシュな生酒に会う酒器です。

【AUTUMN】

濃醇な米本来の旨味を味わう「秋」の盃は尖った側で味を楽しみ、反対側で香りを逃さない機能＝デザイン。日本酒を食べる器として様々日本酒のタイプに使用いただけます。

【WINTER】

醸し・ビンテージ感のある熟成酒や燗酒を味わう「冬」は「香りを閉じ込める器」としてデザインしています。両の手の温かさで包み込み、やわらかな香りの上昇を楽しむ器です。

それぞれの器に季節の設定はありますが、時節を問わずどの器も日本酒の個性を引き立たせ、新しい発見をもたらすプロダクトだと自負しています。

今回の制作について、錫メーカーとして現代のライフスタイルにそったプロダクトを提案をする株式会社ナガエに私たちのチャレンジスピリットを共感いただけなければ完成はありませんでした。

錫の肌感、手に持った感覚、おさまり、今までになかった形と「味覚のロジック」をPHANTOMの日本酒アーキテクト山本がファウンダーを務める404とコラボとし製作しています。

Flying bのロゴが底面に入る酒器はmakuakeだけの限定リターンとなります。

【PHANTOM TEAM プロデュース「SHIKI」シリーズ解禁】

四季/士気/指揮/色など、様々な想いが込められたPHANTOM PRODUCTS

MAKUAKE限定品「SHIKI 200ml４本セット」

商品スペック一覧

原料、使用酵母、精米歩合以外は参考目標値になりますので実際に商品は様々な条件により変更になる可能性がありますので予めご了承ください。

※全商品：純米大吟醸 精米50% 内容量200ml

※目標数値は完成していない商品のため参考目標値としてのスペックです。造りの状況によって変化する可能性がありますのであらかじめご了承ください。

■SHIKI 「Sp」

原材料：米・米麹

使用米：愛知県新城産 山田錦100％

使用麹菌：使用量：20−40g/100kg

使用酵母：k1801

酒母：中温速醸

仕込温度：添13.5℃ 仲8℃ 留6℃

目標数値：日本酒度0/ ALC度16-16.5% / 酸度1.3-1.4 / アミノ酸度 0.9-1.1/ グルコース1.8 / 醪30日 /最高BMD 40以上 / 粕歩合 45%

■SHIKI 「Su」

原材料：米・米麹

使用米：愛知県新城産 山田錦100％

使用麹菌：使用量：60g/100kg

使用酵母：1401

酒母：速醸

仕込温度：添12℃ 仲9℃ 留6℃

目標数値：日本酒度+1〜＋3/ ALC度15-16% / 酸度 1.5-1.7 / アミノ酸度 1-1.2 / グルコース1.3 / 醪30日 / 粕歩合 40%

■SHIKI「Au」

原材料：米・米麹

使用米：愛知県新城産 山田錦100％

使用麹菌：使用量：40g/100kg

使用酵母：協会7号

酒母：キモト

仕込温度：添13℃ 仲10℃ 留7℃

目標数値：日本酒度−1/ ALC度17.7% / 酸度2 / アミノ酸度1.5 / グルコース2 / 醪25日 /最高BMD 55 以上 / 粕歩合 20%

■SHIKI 「Wi」

原材料：米・米麹・純米酒（匿名醸造家3蔵のブレンド純米酒）

使用米：愛知県新城産 山田錦100％

使用麹菌：使用量：50g/100kg

使用酵母：協会9号

酒母：アンプル

仕込温度：添16℃ 仲9℃ 留8℃

目標数値：日本酒度−18/ ALC度17% / 酸度2.4 / アミノ酸度1.3 / グルコース 3 / 醪25日 /最高BMD 60 以上 / 粕歩合 30%

姿なき醸造家集団 初出しの日本酒に込めた想い

愛知の酒蔵（匿名）から20名以上の蔵人があつまり、常識的にこだわらず、セオリーにない酒造りを行った結果生まれた「怪作」です。

アーキテクトである山本が世代や常識、文化の違うメンバーの化学変化を求め醸造家を4つのチームに再構築。本来はBLACKBOXでしか提供しないものをmakuakeのサポーターのために4本セットで提供。

ボトルデザインはそれぞれの酒の色の違いを楽しんでいただくよう止め位に、ボトル形状は日本酒には見えないボトルデザインとした。ラベルはphantomのロゴであるヤタガラスが飛んだ軌跡をイメージしています。

存在しないもの、影、そして挑む姿を象徴するアートワーク&ロゴ

ロゴマークに込めた想いも格別です。

刺青は古来から続く日本の文化という点を私たちは重視しています。bizenの代表松本篤志がかねてより胸に抱くタトゥーに対するネガティブな印象を払拭したいという願いに私たちの日本酒が少しでも協力したいという気持ち、そんなお互いの業界が持つ課題が生んだコラボレーションがこのロゴマークです。

ヤタガラスは熊野信仰の対象であり、日本酒アーキテクトである山本の経営する日本酒barのネーミングのリソースでもあります。PHANTOMのヤタガラスはこれから挑みかかるような躍動感のある姿、骨がむき出しの3本の脚、傷だらけの姿と誰も見たことのないヤタガラス像を描けたと思います。

ロゴタイプは欠けた文字が主役か、見え隠れするシルエットが主役か、見えそうで見えないphantom projectの本質を表したデザインです。

AK-69とコラボレーションした日本酒２種類の純米大吟醸酒粕を使用した、贅沢なホワイトチョコレート

AK-69とコラボレーションする「陸（ロク）と玖（キュウ）」(最高級純米大吟醸）から出る酒粕を使用したエシカルなホワイトチョコレートです。

アーキテクトの山本は以前から酒造りにて生まれる酒粕の有効活用がないかを模索していました。「ロクとキュウ」の純米大吟醸から出る酒粕を利用したスイーツが作れないかと、ファントムの共演者でもある一流シェフへ開発をお願いしたところ快諾頂きました。開発当初はペアリングする食材を絞らず餡子、マカロン、アイスなど様々なスイーツとの融合を図った結果、酒粕と一番相性の良いとメンバー全員が納得出来る素材が「ホワイトチョコレート」でした。

2種のチョコレートの4つセットのリターンです。コーティングがしているチョコレートの柄はPHANTOMのロゴマークである八咫烏からシェフがインスピレーションを受け、炭で描かれたマクアケ限定のオリジナルデザインとなります。

シンガー、アーティスト、アスリートから絶大な信頼を持つ、TATOO STUDIO 美漸×PHANTOM×AK-69オリジナルアートワーク入りの平杯を製作しました。

美漸の代表・松本篤志氏による渾身のアートワークです。

「CHANGE TATOO」を掲げる松本氏とPHANTOMによるヤタガラスをモチーフにしたロゴ、松本氏の代表作でもある般若と女面を大胆に解釈したAK-69監修の2つのアートワークをシンプルな平杯に落とし込みました。

こちらはMAKUAKE限定のリターンとなります。

禁断の日本酒を提供するためだけに作られる「BLACK BOX」が運ぶ未知の体験

BLACK BOXで出会う「禁断の日本酒」は、五感をどのように揺さぶるか

BLACK BOXでは、常識に縛られない日本酒の可能性を追求します。

それはペアリングだったり、アッサンブラージュだったり、手法だけではなくそもそも外道、誰もチャレンジしなかった飲み方に至るまで様々な手法にチャレンジします。

日本酒の香りを試験管から蒸発する湯気で感じる、精米された米の美しさを光に透かして確かめる、自分の体温で変化する日本酒の味を楽しめる酒器、シェイカーの音で感じるキンキンに冷やされた日本酒のイメージ….

あまりに日本酒のイメージとかけはなれた風景にあなたは驚き、その正体を確かめたくなる、そして人に必ず話したくなるでしょう

ですが、ここにたどりつけるのは一夜にたった9人だけの世界なのです。

たとえばファントムはラグジュアリーな体験を生む

ファントムでは看板や評価によらない一流の考え方やコンセプトを体現する方との一夜かぎりのコラボレーションを創造します。

ある時は世界に認められる鮨職人とのコラボレーション、ある時はローカルな食材を一皿の世界に込める一皿のイタリアン…漢方コーディネーターによる純米酒との新たな出会い、バリスタによるコーヒーと純米酒の掛け算、世界に名を連ねるバーテンダーによる日本酒カクテルとフードのペアリング……

わたしたちの想いに共感してくれる共犯者と世の中になかった価値を生み出す宴。その準備はもう、できています。

※サポーターへは優先的にBLACK BOXの最新情報を提供いたします

たとえばファントムは予期せぬ冒険を誘う

その日、その場所でしか得られないかけがえのない経験を作り出すのがBLACK BOXです。

昔、魚を釣ってそのままさばいたり、焼いた経験がありませんか？

旅先で見つけた古ぼけたお店がやけにおいしい名店だった、そんな経験がだれにもであると思います。

私たちはそんな偶然性を生み出すため、様々な場所に出かけその土地にしかない素材を使ったポップアップを計画します。

山のものは山で食す、海のものは海で食す。これが一番おいしいというのは人間のDNAに刻まれた本質だと考え、その場所で、その場所のものと即興で生まれる日本酒のペアリングを提案していきたいと考えています。

わたしたちは想いに共感してくれる共犯者とその場所でしか体験できない価値を生み出せる「祭の準備」はできています。