なくさない財布ｰpetit プティｰとは？

MAMORIO(紛失防止タグ)を搭載したお財布。万が一お財布を無くしてしまってもスマートフォンのアプリにアクセスすれば、いつ、どこでお財布を忘れてきてしまったのかわかります。 プティとはフランス語で「小さい」を表す単語。その名の通り、キーケース？と思うくらいに極限まで小さく、薄く設計したお財布です。

前回までのシリーズ実績

なくさない財布シリーズは、現在までに累計2,911人の支援者様から30,314,520円の応援購入を頂きました。

※スペースの関係上画像に載せれなかった他のなくさない財布シリーズのプロジェクトもあります。

嬉しいお言葉も多数頂いております！

◆手に取りやすいサイズでとても気に入っています。修理対応も頂けるそうなので、長く使いたいと思います。 hima saya 様

◆免許証と鍵を一緒にできて、札を折らないでいい、小さな財布を探していました。希望通りで色のきれいな財布を手に入れる事ができました。 ふー様

◆機能的で使いやすそうです。プレゼントとして贈りたいと思います。 まみこ様

◆色やサイズが思った通りで、使い勝手も良さそうだと感じました。ありがとうございました。 MaR様

今回のレザー -大日キッププリモレザー-

プリモは、その名の通り、"プリっ"と”モチっ”とした革を目標に開発されました。植物タンニン鞣しの生地にしっかりとオイルを馴染ませ、革にしっとりとした粘りを与えながら吟面を磨きこみ、革が本来持つ、艶と深みのある色彩を得るように作られた革です。プルアップ革ですので、揉むと生地の色が淡色化して浮かび上がってきます。フルアリニン仕上げのレザーです。

もう、二度と生み出されない革

前回までのなくさない財布「petit」シリーズと異なり、今回はとある事情がある革を使用しました。

今回使用する「大日キッププリモレザー」。こちらのレザーは、残念ながら、タンナーさんが廃業されてしまい、もう生み出される事がないレザーなのです。

そのため、現在あるレザーのみしか存在しないので、製品化しにくく、このままでは、デットストックになってしまう可能性が高いレザーなのです。

デットストックは、残り続けてしまうと、廃棄される可能性もあります。

"とてもいい革なのにそんな事になってしまってはもったいない！"

"命あるものから生み出される本革。粗末になんてしたくない！"

そんな思いから今回はこちらのレザーを使用する事になりました。

廃盤になってしまったなど、様々な理由で残ってしまう…

環境に配慮 サスティナブルでエシカル消費

物が溢れている現代。新たに作る革で製作すのではなく、すでに「ある革」で作ることによりレザーの廃棄処分を少なくすることができます。

小さいだけじゃない。高機能で大容量。

「この財布1つさえ持てば外出できる」そんなお財布にしたかったので、鍵も付け、『小さくても大容量』にこだわりました！

※上記のプティはプティ1でございます。サイズ・仕様は同じです。

初期シリーズからの改良点

初期のシリーズのMAMORIOは電池交換することができなかったので寿命が1年程度だったのですが、今回使用させていただく「MAMORIO RE」は電池交換して長くお使いいただくことができるようになりました。（交換用電池：CR2016）MAMORIOも廃棄を減らせるタイプにしました。

お財布本体は永久無料保証

新進工房のお財布は一生涯無料で修理させていだだきます。

自社工房でスタッフ一丸となって一生懸命作らせていただいたお財布を長く気持ちよく使っていただきたいとの一心で新進工房では一生涯無料で財布を修理させていただきます。保証内容に内容につきましてご不明な点等ございましたお気軽にお問い合わせくださいませ。

※新進工房が存続する限りの対応となります。

財布を開かずにカードを出し入れできる

閉じたままでもカードの出し入れができます。

開いた状態でのカードの出し入れです。

※GIF動画はプティ1で撮影。サイズ・仕様は同じです。

たっぷり収納できるカード。伸縮性のあるゴムを使用しているので使用したい枚数に応じてフィットします。丈夫なゴムを使用しているので1枚のみでもしっかりと収納できます。(1枚でもしっかりと収納できる仕様の為、使いはじめは少し硬さを感じる場合がございます。使用と共に徐々になじんできます)

キーリング付きで鍵も持ち歩けます。

上部にハトメとキーリングを付けているので鍵も一緒に持ち歩けます。

MAMORIOを使用しない場合は、鍵をさして収納することもできます。

大きく開くコインスペース

背面にはマチ付きの小銭入れがあるので取り出しやすい設計にしています。

安定するお札

左下にポケットを作ったことにより、お札が安定するように設計しました。お札に折り目をつけることなく収納することができます。

ポケット・ミニバッグにも入れやすい

ミニマムウォレットなのでポケットにも引っかかることなくスムーズに収納できます。老若男女関係なく持ちやすい、シンプルなデザインです。

使いやすさを追求したサイズ

片手でお財布の開閉ができ、お札の出し入れが簡単です。

※GIF動画はプティ1で撮影。サイズ・仕様は同じです。

スムーズに改札を通過できる。

ICカードの利用を想定し、カードが改札に反応するように革の厚みを調整しました。

※上記画像はプティ1で撮影。サイズ・仕様は同じです。

MAMORIO-財布を落としても見つかる-

MAMORIO＆アプリを使用すると、財布を落とした場所を特定することが出来ます。

【紛失防止タグ MAMORIOについて】

試作に試作を重ねて、たどりついたカタチ

試作に作ったお財布は20個以上。コンパクトで薄く設計するのはとても難しかったです。お札の大きさやカードもできる限り多く収納できるように、コインも入れることができるようにしたいと試行錯誤の結果ようやくたどりついたカタチです。

新進工房について

ハンドメイドサイトで販売を開始しました新進工房は2022年10月現在16000件以上のレビューで平均4.9の評価をいただいております。

職人が直接お届け だから出来る３つの利点

その１ 流通コストがかからず、良い素材をお値打ち価格でお届けできます！

お財布は一般的に、製作した職人からお客様の手に届くまでに多くの中間マージンや物流コストが発生しています。それに比べて新進工房の仕組みはシンプル。

出来上がったお財布を直接お客様にお届けするので財布の品質以外にかかる余分なコストをカットして良いお財布をお値打ち価格でお届けできます。

その２ 永久無料保証ができます！(新進工房が存続する限りとなります)

一般的に、お財布の修理の流れは、先程と逆の流れになります。そのため、修理に時間がかかり、間に多くの人が介在するので、修理は有料が多いのが実状です。

新進工房はお客様とダイレクトでやり取りができるので、通常の流れと比較すると、修理にかかる時間が短縮できます。また、無料で一生涯修理をお受けするのは簡単なことではございませんが、一生懸命作ったお財布を長く気持ちよく使っていただきたいという一心で、新進工房では無料で修理を受けさせていただいております！（新進工房が存続する限り。）無料保証の範囲は基本的には工房で修理が可能な修理となります。ご不明点などございましたらお気軽にお問合せくださいませ。

その３ 出来立てホカホカを発送出来ます！

お財布は完成後、すぐに発送させていただきます。完成後、人の手が加わることなく置いたままにしていると革の油分が抜け、パサパサになり、弱くなってしまいます。お客様に直接お届けする工房だからこそ、出来立てをすぐ発送いたします。

COLOR VARIATIONS

BROWN

ORANGE

TURQUOISE

PURPLE

スペック

専用ハードケースに入れて発送致します。

※箱のデザインは変更になる場合がございます。

腕の良い職人だけでは良い財布は作れない

タンナー、革問屋、裁断屋、資材屋、革職人このうちの誰かひとりでも手を抜いてしまうと良いお財布を作ることができません。

みんなが一流の仕事をしてくれる、そして信頼関係があるからこそ、新進工房は良いお財布を作ることができています！

日本の現状

現在、日本の革職人の数は激減しています。

大阪で兄弟で革職人をしている新進工房。当店は若いスタッフも多数いますが、大阪では革職人の平均年齢は70歳を超えているとも言わています。すでにロストテクノロジーとなってしまっている製法も数多くあります。

新進工房ではMADE IN JAPANの革製品の良さを知ってもらい、もっとMADE IN JAPANの革製品が流通するようになってほしいと、日々お財布やバッグの製作に励んでいます。マクアケにて先行製作・販売させていただきます。

現在の革職人のおかれている状況について

新進工房は約１０年前にメーカーの下請け工房としてスタートしました。

下請け職人の仕事は、メーカーから材料を支給され、それを1つ作って手間賃がもらえるという形です。いわゆる工賃仕事というものです。

その工賃は、安い海外製品が多く入ってくるようになり、どんどん下がるようになりました。革職人の賃金は実質、最低賃金をはるかに下回る金額となってしまう事が多いのが実状です。

そのような状況ですので、下請けをしている多くの職人が日曜日も休まず、平日は夜遅くまで仕事をしています。

このような労働環境により、残念ながら多くの職人が職人を辞めてしまいます。それにより、高度な技術が伝達できず、多くのロストテクノロジーが発生しています。

日本の革業界はもっと多くの人、そして技術を受け継ぐ人を必要としています。

革職人の中では、まだまだ若い自分たちが革製品を作り、販売していくことで、MADE IN JAPANの革製品に興味を持つ人が少しでも増えればと思い、プロジェクトに参加させていただいております。