プロジェクト概要

“リラックスタイムを充実させる” カジュアルTシャツ

自社オリジナル生地「PEACHTECH®」を使用。カジュアルで動きやすいパターンで、肌触りと機能性を両立した新しい快適のカタチを提供する PEACHTECHカジュアルTシャツを企画しました。

リラックスタイムを充実させる “肌触り”

素材に使われている80番手の極細綿糸は、ビジネスシャツなど織り生地（タテアミ）は見かけますが、ニッティング（ヨコアミ）の風合いと柔軟性を生かした編みで使うのは極稀です。上質な質感をTシャツでカジュアルに楽しめる、PEACHTECHが提供する肌触りの新しい快適体験です。

リラックスタイムを充実させる “パターン”

Tシャツのパターンは、スポーツのユニフォームでも採用されるラグランスリーブ。可動域を広くする事で、日常のちょっとした姿勢や動作でもストレスを感じにくいカジュアルな仕様に。

リラックスタイムを充実させる “機能性”

PEACHTECHは“肌触り”と“機能性”を両立させたハイブリットな素材。外出時でも、透湿性、速乾性、UVカットの性能で、さらっと快適に。

※機能性詳細はPEACHTECH特徴にて説明

このような方にオススメ

1年間モニターとしてPEACHTECHのTシャツを着用し、実体験からオススメできる着用シーンです。

・「肌に優しい素材を」探している方

肌触りが良く摩擦が少ないため、「肌に優しい素材を」探している方に、上質な綿糸の優しい風合いを感じていただきたいです。

・いい物を少なくもちたい「ミニマリスト志向」の方

「物は少なく良い物を長く使いたい」という考え方に合ったTシャツだと思っています。耐久性もあり乾くのも早い。夜干して朝ハンガーからそのまま着る事も。

2枚で着回し可能で、モニター品は1年以上使っていますが形も崩れず、風合いの良さも健在です。

・多様なシーンを快適に「Tシャツでの行動範囲が広い」方

1枚で来ても、インナーとして着てもOK。自身に合った多様な着用シーンで、リラックスタイムを充実させる肌触りと快適性を発揮します。

・寝る時の服が決まっていない「Tシャツを着ても寝ている」方

モニターしている私が、非常にオススメしたい使い方です。肌側はサラッと快適で機能的。表面のポリエステルは滑らかでかけ布団との摩擦も少ない。入眠時も快適で、起床時にはこのTシャツを着ていて良かったと一日の始まりを実感できます。

・仕事でも活躍。「作業着の下にTシャツ」の方

PC作業、荷卸し、製品梱包など、作業環境が変わるような業務をしていますが、作業着の下はこれ1枚で快適に過ごせます。オフィスと現場どちらでも快適に過ごせる仕事のサポーターになるTシャツです。

※リラックスタイムではありませんが、使用感が良く、紹介させていただきました。

「上質な素材と日本の技術で良い物を作ろう」

このTシャツの素材となっているPEACHTECH®（ピーチテック）は当社が専門家の支援を経て開発した当社だけが扱う生地です。

折角ならば「上質な素材と日本の技術で良い物を作ろう」との想いから、上質な綿糸である80番手の糸と、化繊の機能性も合わせた生地の開発に着手し、自信をもってオススメできる理想的な生地が誕生しました。

PEACHECH®の特徴

綿糸には「番手」という綿糸の細さを表す数値があり、数字がより大きいほど綿糸が細く、俗に『高級番手』と言います。

一般的な綿の素材として使われている物は30～40番手ですがPEACHTECHで使用している綿糸は一般的な綿の1/2の細さの80番手を使用。

肌に優しく、滑らかで快適な着心地の生地になりました。

綿、ウレタン、エステル 極薄の三層構造

PEACHTECHは綿とポリウレタンとポリエステルの3種類の糸を使っていいて、組成の中で一番の特徴は、肌に当たる裏側が綿、表がエステルという構造です。

肌側では80番手の上質綿の風合いが感じられ、表のエステルでは綿のデメリットとなる特性をカバーしつつ、アウターに響かない滑らかさがあります。

綿と化繊のハイブリットな機能性

繊維にはそれぞれメリットとなる特性があり、逆に言えばデメリットとなる特性もあり様々な加工で補っている事もあります。

PEACHTECHは綿・ウレタン・エステルを交編（3種類の糸を使う）する事で、それぞれのナチュラルな特性を活かした多機能性を実現しました。

世界水準の安全認証 OEKO-TEX®（エコテックス®）

真摯なものづくりをする企業がとても多く、デザイン性も技術も品質もとても優れている製品が多いことは日本の誇りです。

ただ、有害物質への法規制としては、日本よりもっと厳しい国がたくさんあることをご存知でしたか？コストの削減や時間短縮、機能性や利便性を求めれば求めるほど、有害な化学物質への危険性は高まります。

OEKO-TEX®(エコテックス®)は、主要国の繊維製品に関する法規制をカバーできる、世界水準の安全基準です。

仕様（パターン）

可動域を広くするラグランスリーブのゆったり仕様

サイズを男女で統一したユニセックスな仕様

肌当たりの少ないフラットシーマ縫製でよりシームレスな着心地に

ゆったり大きめ

サイズ感を少し大きめに、各サイズゆったりしたシルエット

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着用イメージ

着用イメージ（在宅）

着用イメージ（外出）

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リターン

製品仕様

商品名：PEACHTECH カジュアルTシャツ

素材：80番手綿糸 （43%）、ポリエステル（49%）、ポリウレタン（8%）

生産国：日本（編み・縫製・企画）

サイズ：M、L、LL

カラー：ホワイト、ブラック、ベージュ

サイズ

モデル 身長：160 サイズ：M

モデル 身長：165 サイズ：L

モデル 身長：180 サイズ：LL

カラー

PEACHTECHの開発ストーリー

繊維工業に携わる社長の想い

近年、吸汗速乾や快適性を求めて全て化学繊維で作られた肌着が多く、人間の自然な肌に化学繊維が直接触れていて本当に優しいものなのかと疑問に感じていました。

・人肌に触れる部分が全て天然繊維。
・染色ではなく表面には色や柄が自在にプリント出来る。
・薄くて伸縮性が高い。
・着用時には包み込むような優しいフィット感。

それが私の想う、着用して人に優しい生地でした

技術者との出会い

多くの専門家や有名な繊維メーカーにも素材を探してもらいましたが見つからない最中、運命の出会いとなる編立の技術者を紹介されました。

その技術者に理想とする生地の相談したところ、過去に生産を試みた事はあるが、編み立てバランスがとても難しいため効率が非常に低く、コスト高となり一度だけ生産されたという事でした。

理想とする生地のため、試行錯誤を経て

技術者の伝手もあり、関西の生地メーカーに信頼できる友人がいて何とか開発に協力してくれそうだという朗報をいただき、開発に着手する事ができました。

サンプルアップをして評価、修正の打ち合わせ、またサンプルアップして評価の繰り返し。試行錯誤を繰り返しました。

ピーチテックの誕生

約1年後、改良を重ねて、肌への優しさと機能性を両立した生地”PEACHTECH”が誕生しました。生地の表面から薄っすらと見える綿の産毛が、まるで桃の表面のように見える事からその名のついた”PEACHTECH”。

日本の繊維業界を支えた技術者の知識と技術と努力で繋がりで創り上げる事ができました。

実行者紹介

株式会社小林縫製工業

栃木県栃木市を本社に岩手県大船渡にも工場を構える、OEMを生業とする創業50年を超えるインナーメーカーです。創業当時は近所のお母さん方を集めてガードルを縫製する工場として始まりました。

一貫した生産で、コストも品質も

国内工場では、企画、裁断、縫製、検品と、一貫した生産で品質だけでなくコストも両立させる事で、たしかな品質の製品をお客様の手に取りやすい価格で提供する事ができます。

～ 人を美しく、社会を明るく ～

「人肌と触れ合う衣料品を通じで、美しく快適で豊かな生活のためのアイテムを創造し、人と社会に貢献する」

繊維業界に長く携わってきた当社の理念と信念です。お客様に喜んでいただく良い製品を提供できるよう、日々の業務に邁進しています。

栃木と大船渡 ご縁と絆、人との繋がり

「海の見える高台の縫製工場」

現在、小林縫製工業の大船渡工場は海の見える高台に社屋を構えています。

東日本大震災の被災を経て

2011年、記憶にも鮮明な3.11東日本大震災が起きました。ガソリンスタンドには数キロ先まで行列ができ、高速道路も通行止めになる中、支援と現状の把握のため、下道を通り栃木から大船渡へと1日かけて向かいました。

現地は非常に凄惨な現場でした。写真のように外が明るい中でも電気がない室内で、水と土砂にまみれたミシンと資材が散乱していました。大船渡の工場長の機転の利いた判断で幸いにも社員は全員無事で、ホッ胸をなでおろしました。

凄惨な被害に合い、心身ともに疲弊している中でも生活は続けなればなりません。大船渡工場の再起の第一歩はプレハブ小屋から始まりました。国の助成もあり、5年間プレハブ小屋で大船渡工場を稼働させる事ができました。

プレハブ小屋の助成終了期限も迫り改めて新しい社屋も探し、市街地から少し山側の高台の土地を借り、「海の見える高台の縫製工場」株式会社小林縫製工業の大船渡工場は新たな船出を迎える事ができました。

栃木-大船渡「ご縁と絆」

栃木工場と大船渡工場との深い縁を感じる写真がありました。大船渡工場 建設の記録 S48,10～S49,2と書かれた古いアルバムです。

※大船渡は載せるか迷いましたが、外側だけでない当社の心の部分も知っていただけるかと思い載せさせていただきました。

人との繋がりを大切に

この時勢で、繊維業界も打撃を受けています。衣食住と言うように人の生活に必要な衣料品ではありますが、外出機会も減り消費が振るわないのが現状です。

縫製技術だけではなく、新たしい挑戦が必要になってきており、MAKUAKEに掲載するのも当社の新しい試みです。

今回は自社開発の生地"PEACHTECH"をTシャツとして出しますが、このプロジェクトを機に興味を持っていただいた方々とのご縁が続くよう、新しい製品企画をしていこうと考えています。