プロジェクト実行者
ストーリー
- 兵庫県西脇・多可地域で200年続く織物、播州織®を知ってもらいたい!
- 今なお国内外のブランドで採用されている反面、焼却処分されてしまう生地がある。
- バッグという形で廃棄生地に新しい価値を!
プロジェクト概要
はじめまして、兵庫県西脇市で鞄作りをしている堀井悠次です。
2年前に大阪から妻の地元である兵庫県西脇市に移住してきて、地場産業の播州織®と出会いました。昨年、自身のブランドであるPAGOT( https://pagot.net/)のイメージカラーとして、オリジナルテキスタイル織っていただきました。触れて行けば行くほど、播州織®は奥が深く驚きの連続でした。
そんな中で、廃棄処分にされてしまう生地が多くあるという現実を知りました。
「なんてもったいない!」このプロジェクトをスタートさせたきっかけは、そんな単純な思いからでした。
播州織®の魅力にハマったただの一ファンとして、多くの人に播州織®を知ってもらえたら嬉しいです。そして、今まで何気なく身の回りにあったモノが出来上がるまでには多くの人の手と時間がかかっているということを知ってもらえたら、モノとの付き合い方がより深まるのではないかと思います。
※播州織®は、播州織産元協同組合の登録商標です。
プロジェクト詳細
▸200年以上の歴史をもつ播州織®
播州織®は兵庫県の播州地方「西脇市」と「多可町」の地場産業として200年以上の歴史があります。
播州織®は一般の方々にはあまり馴染みのないものかもしれませんが、アパレル業界では広く名前が知られており、現在も国内外のブランドで数多く使われています。
播州織®の一番の特徴は、先に糸を染め染め上がった糸で柄を織る「先染織物」という手法を用いることです。先染織物は後染織物いわゆるプリント生地とは違い、使えば使うほど深みのある色合いになります。経糸と緯糸が織りなすデザインは無限大で、時代とともに求められて来た生地を世に出し続けてきました。
▸職人である私が感じていること
アパレルは簡素化の時代に入り、その勢いは日に日に加速していると感じます。
ファストファッションのような低価格の物があふれ、一般化してきました。安いからと言って使えないものか、というとそうでもなく、低価格でかつクオリティの高いものも多くなってきています。
アパレルメーカーも日々研究し、安い中での向上が行われています。
またファストファッションが生まれ、多くの人がファッションを楽しむことが出来るようになりました。色を楽しんだり、いろんなアイテムを身に着けることが出来るようにもなりました。
リーズナブルであることのメリットは多くあるように思います。
しかし、時代が簡素化を求めすぎた結果、今まで長きにわたり培われてきた技術が消えかけています。私が今いる鞄業界でも同じようなことが起きています。
ただ鞄や靴、革小物などは技術が必要だと比較的思われているように感じます。一方近年アパレル業界では「服は全自動で作れる」というようなイメージまでもが生まれてしまっています。
もちろん自動で作られるアイテムもゼロではありませんが、基本的には縫製職人の手によって作られています。みなさんが思っているよりもアパレルは職人の世界だということです。
▸加速する簡素化したモノづくり
現在SNSの普及によって、モノとして本当に良いものが正しく評価されにくい時代になったとも感じます。素材、技術のある商品が求められないと本当に良いものが時代とともに日本から消えてしまうのです。
アパレル業界の簡素化なモノづくりが続いていくと、播州織®の200年という長い歴史は途絶えてしまうでしょう。それは播州織®に限ったことではなく、多くのモノづくりに共通することだと思います。
今、SNSの普及によって通販での買い物が増えてきています。時代とともにそれはさらに加速していくでしょう。そうなるとクオリティの高さを伝えることが難しくなってきます。
みんなが良いカメラで、よく見えるアングル、そしておしゃれな空間で撮影した写真。それがページに載ると、その写真だけでは素材の良さ、技術の高さを伝えることは難しく多くの商品と横並びになり、価格競争で負けてしまいます。
量販店的なモノづくりが追求されていき、さらに通販で素材の良しあしが伝わらない時代になってきます。「いい素材を使ったとしても消費者には伝わらないのなら使うのをやめてしまおう」
そうして、モノづくりにおける優先順位が変わって行くのではないでしょうか。
細かいこだわり ▶ 伝わらない ▶ 簡易的なモノづくりが増える ▶ 技術が廃れていく
今の技術では当たり前のように作れているものが5年10年後には、「よくこんなものが作れていたな」と感じる時代が来るような気がします。
今捨てられている廃棄生地も同様で、それさえも何年後かには技術の結晶になると思います。
▸最後に
僕は播州織®については素人ですが、バッグを作ることはできます。
そして西脇で出会った播州織®の魅力を微力ではありますが伝え発信していくことができます。
今回、播州織®の廃棄生地を使いバッグを製作しました。
日々織られている生地もすべてが最終製品になることは難しく、はねられた生地は基本的に焼却処分になるそうです。同じ時間、労力、費用、技術が注がれた生地。僕も未熟ではありますが職人なので、作ったものを処分するということに寂しさを感じました。
廃棄生地=ダメなもの という価値観を壊していきたい。
安価なものが溢れ、上質なものが捨てられているという現状を知ってもらいたい。
廃棄生地をポジティブに手に取るきっかけにしてほしい。
そんな想いで今回のプロジェクトとなりました!
また、モノの背景を知り考えることが今の生活をより豊かにしてくれるのではないかと思っています。
西脇・多可には播州織®を「廃棄する」ということについて真剣に考えている人たちが多くいます。産地だからこそ、廃棄生地と丁寧に向き合うことで今後また新しい価値・形になっていくはずです。
リターンについて
本当であれば昨年スタートする予定だった今回のクラウドファンディング。
播州織®の魅力を伝え、かつ廃棄生地を活かして何を作ろうか、本当に悩みました。
当初は鞄職人らしくハンドバッグにこだわっていました。
しかし今回の目的は商品を作って売ることではなく、商品を通して播州織®の現状を知ってもらい、モノづくりの背景を知ることの面白さや豊かさを伝えることだと気付きました。
そうして、何度も型をおこしては作り、を繰り返した末にたどりついたのが『エブリデイバッグ』です。
その名の通り、普段の日常に当たり前のように播州織®を取り入れてもらいたいという想いが詰まっています。シンプルだからこそ素材のよさを感じていただくことができ、一人一人のライフスタイルに合わせた使い方ができるのではないでしょうか。
※上の写真の生地は廃棄生地ではなく、PAGOTオリジナル生地です。
また、今回は廃棄生地のアップサイクルというのをテーマにしているので、付加価値を付ける必要がありました。『捨てられるはずだったもの』から『新たに蘇ったもの』に昇華させるため、パッケージをデザインすることにしました。
デザインは私たちPAGOTのブランディングを担当してくれている okurudesign さんです。
今回の商品は廃棄生地を利用しているため、一つ一つ素材が異なります。
生地量もバラバラのため、3つ作れるものもあれば一点モノになる生地も出てきます。そのためパッケージは、商品の色・柄が確認でき、質感も感じられるデザインにする必要がありました。
結果、写真のようにバッグのイラスト部分を切り抜くことで対応することにしました。
今、ここにデザインやサイズの改良を加えて行っています。
パッケージデザインが完成したら、改めて報告させていただきます。
プレゼントとしても選んでもらえる商品になるかと思います。
仕様
□エブリデイバッグ S
サイズ
横幅/23.0cm
高さ/28.0cm
マチ/10.0cm
ハンドル高さ/15.0cm
□エブリデイバッグ M
サイズ
横幅/35.0cm
高さ/40.0cm
マチ/12.0cm
ハンドル高さ/26.0cm
スケジュール
2020年11月末 プロジェクトスタート
2020年12月 リターン品製作スタート
2021年1月末 プロジェクト終了
2021年2月 順次リターン発送
実行者紹介
堀井悠次
平成元年生まれ。大学卒業後、商社に就職するもモノづくりへの道が諦められず職人の世界へ。26歳で鞄職人として独立。2017年自身のブランドPAGOT(パゴット)をスタートさせる。現在は3人の子どもと一緒に西脇での生活を満喫している。
プロジェクトに賛同し生地提供してくださった方々
株式会社泰久商店様
小円織物有限会社様
植山織物株式会社様
パッケージデザイン
okurudesign様
リスク&チャレンジ
わたしたちはバッグを製作するにあたり、よりよい商品をお届けできるよう誠心誠意進めています。しかしながら、デザイン・仕様が一部変更になる可能性がございます。 製造スケジュールについては、現在プロジェクト成功を想定した数で調整しておりますが、想定を上回る応援購入があった場合、手作業での製作となるためお届けが遅れる場合がございます。 上記のようにプロジェクトページに記載している内容に変更がある場合は、出来るだけ早く活動レポートなどで共有を行っていく予定です。 最後に、播州織®のバッグを手に取ったみなさまに喜んでもらえるよう、心を込めて対応していきますので、応援よろしくお願いいたします。
サポーターからの応援コメント
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このプロジェクトはAll in型です。目標金額の達成に関わらず、プロジェクト終了日の2021年01月30日までに支払いを完了した時点で購入が成立します。
【早割り】エブリデイバッグS 1個 10%オフ
4,455円(税込)
・エブリデイバッグS× 1点
[一般販売予定価格4950円の10%OFF]
※色柄の希望があればご記入ください。
※写真のデザインはあくまでイメージであり、今回のプロジェクトの特性上、実際の商品のデザインについては指定いただけません。
大体のご希望をお伺いしたうえで生地を選定させていただきます。
お届けする商品との一期一会をお楽しみいただければと思います。
【早割り】エブリデイバッグM 1個 10%オフ
5,940円(税込)
・エブリデイバッグ× 1点
[一般販売予定価格6600円の10%OFF]
※色柄の希望があればご記入ください。
※デザイン・仕様は変更になる可能性もございます。ご了承ください。
※写真のデザインはあくまでイメージであり、今回のプロジェクトの特性上、実際の商品のデザインについては指定いただけません。
大体のご希望をお伺いしたうえで生地を選定させていただきます。
お届けする商品との一期一会をお楽しみいただければと思います。
【ペア割】エブリデイバッグS 2個 15%オフ
8,415円(税込)
・エブリデイバッグS× 2点
[一般販売予定価格9900円の15%OFF]
※色柄の希望があればご記入ください。
※デザイン・仕様は変更になる可能性もございます。ご了承ください。
※写真のデザインはあくまでイメージであり、今回のプロジェクトの特性上、実際の商品のデザインについては指定いただけません。
大体のご希望をお伺いしたうえで生地を選定させていただきます。
お届けする商品との一期一会をお楽しみいただければと思います。
【セット割】エブリデイバッグS・M 各1個 15%オフ
9,820円(税込)
・エブリデイバッグS×1点 M×1点
[一般販売予定価格11550円の15%OFF]
※色柄の希望があればご記入ください。
※デザイン・仕様は変更になる可能性もございます。ご了承ください。
※写真のデザインはあくまでイメージであり、今回のプロジェクトの特性上、実際の商品のデザインについては指定いただけません。
大体のご希望をお伺いしたうえで生地を選定させていただきます。
お届けする商品との一期一会をお楽しみいただければと思います。
【ペア割】エブリデイバッグM 2個 15%オフ
11,220円(税込)
・エブリデイバッグM× 2点
[一般販売予定価格13200円の15%OFF]
※色柄の希望があればご記入ください。
※デザイン・仕様は変更になる可能性もございます。ご了承ください。
※写真のデザインはあくまでイメージであり、今回のプロジェクトの特性上、実際の商品のデザインについては指定いただけません。
大体のご希望をお伺いしたうえで生地を選定させていただきます。
お届けする商品との一期一会をお楽しみいただければと思います。
【トリオ割】エブリデイバッグS 3個 20%オフ
11,880円(税込)
・エブリデイバッグS× 3点
[一般販売予定価格14850円の20%OFF]
※色柄の希望があればご記入ください。
※デザイン・仕様は変更になる可能性もございます。ご了承ください。
※写真のデザインはあくまでイメージであり、今回のプロジェクトの特性上、実際の商品のデザインについては指定いただけません。
大体のご希望をお伺いしたうえで生地を選定させていただきます。
お届けする商品との一期一会をお楽しみいただければと思います。
【トリオ割】エブリデイバッグM 3個 20%オフ
15,840円(税込)
・エブリデイバッグM× 3点
[一般販売予定価格19800円の20%OFF]
※色柄の希望があればご記入ください。
※デザイン・仕様は変更になる可能性もございます。ご了承ください。
※写真のデザインはあくまでイメージであり、今回のプロジェクトの特性上、実際の商品のデザインについては指定いただけません。
大体のご希望をお伺いしたうえで生地を選定させていただきます。
お届けする商品との一期一会をお楽しみいただければと思います。
「Makuake(マクアケ)」は、実行者の想いを応援購入によって実現するアタラシイものやサービスのプラットフォームです。このページは、 地域活性化カテゴリの 「【播州織×若手鞄職人】廃棄生地の行く先を考えるアップサイクルバッグ」プロジェクト詳細ページです。