日本で長くつづくものを子供にも

こんにちは。

私たちは、愛知県で日本で長く続く素材や伝統的な技法を取り入れた服やアイテムを企画製造している「OSOCU」と申します。

年に1-2度makuakeにて商品を発表させて頂いておりますが、今回は「地域の生地と染めを家族で楽しめるプルオーバーシャツシャツ」を作ります。

子供服は着られる期間が短いこともあり、大人以上に既製品が多く、地域で長く受け継がれている生地や伝統技法を使っているものはもちろん、日本の生地や製造の服もわずかなのが現状です。

”作り手の気持ちが詰まった服を子供たちが触れる機会を作り出したい”

OSOCU＝繋ぎ手として、そんなシンプルな想いから今回のプロジェクトはスタートしました。

このプロジェクトは、2021年のバンドカラーシャツ、2022年の東北の仕事着サッパカマに続く、愛知で400年続く生地、「知多木綿」を用いたプロジェクトの第3弾です。

家族の記憶に残る服を

リモートワークやワ―ケーションといった新しい働き方が広まる中で、家族でお出かけする機会も多くなってきたのではないでしょうか。また、以前よりも家族との時間を見直すようにもなってきていると感じます。

今回のプロジェクトでは、子供服を単に作るのではなく、家族で過ごす日常が記憶に残るような服を目指したいと考えました。

400年という長きにわたり受け継がれてきた伝統的な染め「名古屋黒紋付染」、そして今もなお100年前と変わらぬ機械により作られる生地の「知多木綿」。私たちOSOCUが取り扱う「長く続く良いもの」を組み合わせ、家族の服を作りました。

旅行のような特に記憶に残るイベントはもちろん、日常生活やおうち時間でもお揃いで来てもらえたら嬉しいです。

「服」を長く大切に着るきっかけ作り

OSOCUは今までも服を作る各工程の職人さんに着目し、生産背景を透明化することを重視してきました。これは、どこの誰が作ったものなのかを知ることで、大切にしてもらえるきっかけに繋がると考えていることが理由の一つです。

今回の素材も、愛知で400年の歴史を持つ知多木綿。今も明治時代と同様の仕組みで動く織機でゆっくりと織りあげられています。長年日本の生活の裏方を担ってきた素材であり、今回のプロジェクトにはピッタリと考えています。

染色は江戸時代からの歴史を持つ伝統工芸、名古屋黒紋付染の職人さんに依頼しています。日本で長く受け継がれていることはもちろんのこと、「紋」を通して家族の繋がりを表現してみたいという企画意図もあります。

子供サイズは右裾に前後2個ずつ、大人サイズは左裾に前後3個ずつ、紋を入れる際に使う道具で白丸を配置しています。合わせて5つにしているのは、和装では家紋を5つ入れる「五つ紋」が最も格式が高いとされているため。ふとしたきっかけでそんな話を家族でしてもらえたら。

縫製は2022年よりスタートした独自工房を中心に、普段からOSOCUでの生産に携わってもらっているメンバーで行います。自社で極力賄うことで、修繕を始めとするアフターフォローもしやすくなり、結果として長く使って頂けると考えています。

今回のプロジェクトでは、企画段階から手仕事の温もりや伝統の匂いが漂っている小さな物語を子供へ伝えたり感じてもらう機会にできたりしたらいいなと、話していました。

大人から話を聞いた子供が、服の向こう側に人（作り手）を感じることができれば、いつもより大事に服を脱いだり綺麗に畳んでしまおうとしたり、服＝モノへの愛着にも繋がるのではないかと思っています。

利用シーン・着用例

何気ない日常でぜひ着て欲しいです。一緒に遊んだり、綺麗な景色を見たり、色々な場所に行って写真を撮ってもらいたいです。

兄弟姉妹、いとこ同士で。

ご夫婦やカップルで。「この服どこの？」と聞かれて話になることで、生地・縫製・染色の職人さんにもスポットが当たると思っています。

もちろん、旅先で着てもらえれば、特別な記憶に。お子さんが大きくなって“その日”の写真を家族で見返したときに、服に込められた想いやコンセプトをもし知ってもらうことができたら本当に嬉しいです。

大きくなったお子さんが「（知らなかったけど）日本のモノも良いね」と思ってくれることを願って。

シャツの仕様

今回はプルオーバータイプ（前が全開にならず被る形で着るタイプ）のシャツです。

大人と子供で下記の2点仕様が異なります。

１）前身頃のカンガルーポケット（大人のみ）

２）左袖口の刺繍（大人のみ）

理由は、１）はポケットを手に入れたまま走って転倒しないようにという配慮、２）は子供用シャツは少しでも単価を抑えて提供したかったため、です。

なお、無漂白の生地を仕様しているため、綿のカスを始めとする小さな自然物が間近で見ると分かる場合があります。着用に問題はございませんのであらかじめご了承ください。

シャツのサイズ

子供サイズ100/120の2種類、大人サイズM/Lの2種類を用意しています。

サンプル段階での120サイズは少し丈が短く感じたため、各撮影画像より5cm伸ばす仕様にしています。上記表の数字がリターンとなる製品のサイズです。

前後左右で見え方が変わります↑

【着用者の声】

＜162cm女性　Mサイズ着用＞

柔らかい生地なので最初から肌に馴染むような着心地ですね。身幅が広く丈感はジャストなので、インナーと合わせて色々な着回しができるのもいいです。

＜172cm男性　Mサイズ着用＞

生地がしっかりしていて薄手ではないけれど、Mでゆったり着られて堅苦しくないです。黒がとても深く映えるので、着ていて気分が上がってきます。

＜183cm男性　Lサイズ着用＞

既製品とは違うモノとしての存在感があります。着てこそわかる生地の気持ち良さです。高身長でも楽に着られるLサイズもありがたいです。

※120サイズは5cm丈を伸ばしますので、画像より少し長くなります。

体感ですが、130cmくらいのお子様までは無理なく着られるサイズ感になると思います。140cmに近くなると丈が少し足りないと感じます。

本体素材：綿100％（知多木綿　18貫　無漂白無染色生地）

ミシン糸：綿100％

ボタン：バイオポリエステル（菜種油の搾りかす・バガス・麦わらを使用したもの）

縫製：OSOCU　谷健㈱（愛知県名古屋市）

生地：知多木綿　新美㈱（愛知県阿久比町）

染色：山勝染工㈱（愛知県名古屋市）

よくある質問

Q.洗濯はできますか？
A.基本的には洗濯機でOKです。洗濯モードは弱水流（もしくは手洗い）推奨です。干す際は陰干ししてください。乾燥機は使用しないでください。理由は大きく縮む可能性があるからです。

Q.色落ちはありますか？
A. 染色工程の最後で工場での色落としをしておりますので、ほとんど色落ちしません。最初から他のものと一緒に洗濯していただけます。ただ、50度や60度といった一部洗濯機にある高水温での洗濯は避けてください。

Q.試着できる場所はありますか？
A.名古屋市内に2023年12月中に場所を設ける予定です。詳細は各SNSや当プロジェクトの活動レポートにてお知らせいたします。

Q.初期不良品への対応や保証について
A.初期不良やサイズ間違いでのお届けが発生しましたら、お手数をおかけしますが下記までご連絡ください。

お問い合わせ窓口：

osocu.shop@tanikenltd.com

もしくは公式LINE：

https://page.line.me/174ulhit

スケジュール

2024年1月中旬 数量集計

2024年2月～3月 縫製

2024年4月 染色

2024年5月上旬 仕上げ

2024年5月中旬より順次発送予定

リターンについて

リターンは全部で9種類。セットが最もお得になるように設計させて頂いています。

大人はM/Lから、子供は100/120からサイズは自由にお選び頂けます。

実行者紹介

OSOCUは長く地域で受け継がれてきた技術や素材を、日常アイテムに落とし込む活動をしているブランドです。

織り（Ori）・染め（SOme）・括り（CUcuri）の文字を繋げてOSOCUと名付けました。伏線として毎シーズン追われるように新作を作るアパレルへのアンチテーゼとして、”おそく”作る（新作にこだわらず、良いものを磨きながら長く作る）という意味も込めています。

2022年からは名古屋市緑区有松の住宅地の中で工房を借りつつ独自生産もスタートしました。

そんなOSOCUは生産背景の透明性を重視しており、作り手に対価が届くことを極力見えるようにしたいと考えています。makuakeプロジェクトでは協力頂いた作り手の皆さまの了承を得てご紹介をしています。

生地は今回も愛知県にある阿久比町の新美さんが織ったものを使用しています。

新美株式会社 http://niimi-textile.jp/

黒染はOSOCUといつも取り組んで頂ける名古屋黒紋付染 山勝染工さん。今回は紋の道具を使ってイレギュラーな染めにもご協力頂いています。

山勝染工株式会社 https://yamakatu.co.jp/

【Special Thanks】

有松絞の宿MADOさん https://guesthousemado.com/

キービジュアルを含め、宿場町の雰囲気を残す有松での撮影はMADOさんの外観を中心に使わせて頂きました。