プロジェクト概要

石こうボードの壁に、針跡を残さないで簡単に取り付け、取り外しができて、重いものでもガッチリ取り付けできる現行商品の「ワンプッシュピン（ＯＰＰ）」を改良して、さらに重いものでも吊り下げできるように耐荷重強度を増強した商品を開発し、「ワンプッシュピン４（ＯＰＰ４）」としての商品化に向けて本プロジェクトで取り組むこととしました。

【ＯＰＰ４で重いものを吊り下げてみました】

当社でＯＰＰ４を石こうボードの壁に取り付け、そこに630mlのペットボトルのお茶を１２本吊り下げてみました。ペットボトルで約７.５kg、ケースを入れて約８kgですが、吊り下げることができました。（自社調べ）

重いのでわずかに前の方に傾きますが、問題なく吊り下げることができます。

【ＯＰＰ４で大きい絵画を吊り下げてみました】

ＯＰＰ４は、取り付けた壁との間に５mmの隙間を作っているので、８kg以下であれば大きな絵画の紐をその隙間に引っ掛けることで吊り下げることができます。

ＯＰＰ４に加わる荷重を４本の針に分散して吸収するために、ＯＰＰ４は少し大きめの構造ですが、額縁の紐の長さを調整していただき、絵画の陰に隠れる状態で吊り下げていただきたいと思います。

また、吊り下げてみてレイアウトが「ちょっと違うな」と思ったら、何度でも付け直してレイアウト調整が可能です。石こうボードの壁には、何度取り付けても針跡がほとんどわからないので、気兼ねなく絵画のレイアウト変更を行っていただけます。

このとき、取り外した時の針先に石こうの粉が付着するので、針を指などに刺さないよう注意しながらウエットティッシュなどで拭き取ってから再利用してください。

【ＯＰＰ４でフックを使いスーツを吊り下げてみました】

ＯＰＰ４にフックを取り付けることで、ハンガーに掛けたスーツなどの衣類を壁に掛けることができます。厚いコートでも十分壁に掛けることができます。

このとき気を付けていただきたいのは、強い衝撃が加わる掛け方をされると落下する危険性がありますので、やさしく掛けていただくようにお願いします。

【ＯＰＰ４で天井から吊り下げてみました】

ＯＰＰ４は、下方に加わる荷重を４本の針に分散させて保持するほか、引き抜く方向への荷重も楔状に刺さった３本の針で保持できるため、天井にも取り付けて吊り下げることができます。

天井に吊り下げる場合には、引き抜き荷重が１～２kg程度なので重いものの取り付けには向きませんが、天井への装飾やビニールシート、カーテン生地などの吊り下げには、直接シートなどの上から押し刺して利用いただけます。針跡はほとんどわからないので、安心して取り付け、取り外しを繰り返してご利用いただけます。

ただし、１mm以上の厚いシートの取り付けは、シートに直径30mmの穴をあけて、ＯＰＰ４のベースの底部にはめ込んで吊り下げていただく必要があります。これは、ＯＰＰ４の針が斜め外側に広がって刺さるため７～８mmの深さしか針が刺さらないため、数mmの厚さのシートでは、壁に刺さる針の長さが短くなり十分な保持力が得られないためです。

【シートフックを使いＯＰＰ４で鉢を吊り下げてみました】

天井から吊り下げるためのシートフックをＯＰＰ４で天井に取り付けて、ドライフラワーや造花などを入れた吊り鉢など軽いものを天井から吊り下げることもできます。

地震やペットの飛びつきなどで、強い衝撃が加わると抜け落ちる危険性がありますので、割れたり壊れたりする物を吊り下げないようにしてください。

吊り下げ強度としては１～２kg程度ですが、安全性を考慮していただき、１kg以下の軽い物の吊り下げにご利用下さるようお願いいたします。

プロジェクト詳細

ＯＰＰ４の構造は、壁面に密着させて3本の極細針を斜め外側に押し刺すためのベースと、直径0.5mmの４本の極細針を同時に押し刺したり引き抜いたりするための頭部から構成しています。

ベースには、壁面との間に５mmの隙間を設けているため、絵画の吊り紐やフックなどを取り付けることができます。

耐荷重強度は、現在のＯＰＰが約５kg以下だったのに対して、ＯＰＰ４では、針を4本にすることで２倍近くの８kg程度まで増強することができたため、本プロジェクトで商品化に取り組むこととしました。

ＯＰＰ４は、斜め外側に曲がって刺さる３本の針に加えて、垂直に刺さる針を中央部に１本加えることで、落下方向に加わる荷重を受け止める強度を高めたため、耐荷重強度を８kg程度（当社実施の破壊耐荷重強度：約１５kg）まで高めることができました。（自社調べ）

ＯＰＰ４の形状は少し大き目ですが、４本の針を間隔をあけて押し刺すことができる構造としているためで、壁に加わる荷重を分散した４カ所の針で吸収して面で荷重を保持するため、壁面に加わるダメージを分散吸収できる構造としており、比較的もろい石こうボードの壁でも重いものを保持できる構造としています。

しかし、強制的に抜け落ちるまで荷重を加えると針による切り裂き傷が壁に残り、針が曲がってしまい、場合によっては再利用できなくなりますので注意が必要です。

ＯＰＰ４では直径0.5mmの極細針を使用しているので、ベースをしっかり押さえながら、頭部をつまんで力を入れて引き抜くと、壁面に針跡をほとんど残しません。

製造は、パーツを仙台市内のプラスチック射出成形メーカに製造してもらい、パーツの組み立てから製品化まで、弊社で全て手作りで商品化して提供いたします。

【ＯＰＰ４が抜け落ちるまでの耐荷重試験（当社で試験）】

現行商品のＯＰＰより重いものでも吊り下げられるＯＰＰ４を開発することにより、幅広いお客様に、壁に針跡を残さず重いものを吊り下げられて、簡単に取り付け・取り外しができる商品を提供することを目指して、商品化のための資金調達とご利用希望のある方からの応援をいただきたいと思いMakuakeさんのプロジェクトに参加させていただくことになりました。

取り付け・取り外し方法

ＯＰＰ４の特徴は、ひと押しするだけで簡単に取り付けできることと、工具なしで取り外しができて針跡を残さないで、何度も再利用できるところです。

取り外した時には、針に石こうの粉が付着するので、針を指などに刺さないよう注意しながらウエットティッシュなどでふき取ってから再利用してください。

収納時に針が突出しないようにストッパーを取り付けておりますので、使用時にはストッパーを取り外してからご使用ください。

＜工具不要！ひと押しで簡単に取り付け完了！＞

ＯＰＰ４の取り付けは、石こうボードの壁の取付位置にＯＰＰ４を密着させてから、頭部を手の平でひと押しして、取り付け完了です。

＜ベースを押さえ、利き手で頭部を引き抜いて取り外し！＞

取り外しは、ベースをしっかり押さえながら、利き手で頭部をつまんで力を入れて引き抜くだけで取り外しできます。

このとき、ベースをしっかり押さえておかないと、針が抜けきる前にＯＰＰ４が外れて針が壁紙を引っ掛けて傷つける危険性があるのでご注意ください。

【石こうボードの壁の針跡の比較】

ＯＰＰ４の針が直径0.5mmであるのに対して、一般的な画鋲やフックの針は直径が0.9mm前後のものが多いため、ＯＰＰ４に比べて針跡が多少目立ってしまいますが、１kg程度の軽いものであれば、安価な画鋲やフックの利用をお勧めします。

重いものを吊り下げるためのネジ式フックでは、取り外した時に壁に比較的大きな穴が開いてしまうため、重いものを石こうボードの壁に取り付ける場合には、ＯＰＰ４のご利用をご検討いただければ幸いです。

仕 様

ＯＰＰ４は、直径0.5mmの極細針４本が底面から飛び出してきますので、上面と底面に注意喚起のためのシール貼っています。くれぐれも針を指などに刺さないよう、ご注意いただく必要があります。

ＯＰＰ４は、頭部をひと押しするだけで刺さって、簡単には抜け落ちなくて、取り外すときは、ベースを押さえて頭部を引き抜くことで取り外せる商品ですが、その仕組みについて簡単な説明図で紹介します。

材質は、本体部がプラスチックのＰＰＳとＰＳで各パーツを製造しており、針には直径0.5mmのニッケルメッキの鋼製の針を使用しております。完成品の重量は１６ｇです。

針にはニッケルメッキを施していますが、湿気の帯びた石こうボードの壁に長期間取り付けていると錆が発生する場合がありますので、ご了承の上でのご利用をお願いいたします。

＜ＯＰＰ４の具体的なサイズ＞

スケジュール

プロジェクトの期間中にＯＰＰ４の製造準備を進めてまいります。

プロジェクト終了後、応援購入いただきましたお客様へ順次リターンの商品を発送させていただきます。

リターンについて

＜早割限定お得セットリターン＞

個数限定となってしまいますが、先着で早割限定お得セットを応援購入いただいた方にシートフックを提供させていただきます。

シートフックは簡単な作りですが、ＯＰＰ４に取り付けて天井から軽い「吊り下げ鉢」などを吊り下げるときにご利用いただけるフックです。

さらに、個数によって割引率を変えさせていただいており、５個セットと１０個セットには、スーツなどを掛けていただけるフックをセットで提供させていただきますので、応援購入のご検討をよろしくお願いいたします。

＜早割限定リターン＞

個数によって割引率を変えさせていただいており、５個セットと１０個セットには、スーツなどを掛けていただけるフックをセットで提供させていただきますので、応援購入のご検討をよろしくお願いいたします。

＜Makuake限定リターン＞

早割限定お得セット、早割限定の数量以上に応援購入いただける場合のリターンとして以下の割引でMakuake限定リターンを提供させていただきます。

個数によって割引率を変えさせていただいており、５個セットと１０個セットには、スーツなどを掛けていただけるフックをセットで提供させていただきますので、応援購入のご検討をよろしくお願いいたします。

資金の使い道

新たなパーツ作りのための工作機械の調達とＯＰＰ４の製造に使用させていただきます。

実行者紹介

夢づくりの森株式会社 代表取締役社長 森 晴彦

日本電信電話公社に昭和５３年に２０歳で入社し、現在のＮＴＴドコモの分社化準備段階の平成３年８月から通信機器等の資材調達業務、品質検査業務などの立ち上げに従事しました。

その後、ＮＴＴドコモ東北支社で勤務していましたが、妻の看病（線維筋痛症）のため、平成２５年、５５歳で早期退社し、自宅でできる仕事として、夢づくりの森株式会社を平成２６年６月に創業しました。

無線通信のエンジニアでしたが、モノ作りが好きで通信には全く関係ない便利なものを考えて特許出願などをしていたのですが、特許を取得できたワンプッシュピン（ＯＰＰ）の商品化を決めて、平成２７年に初代のＯＰＰを商品化しました。

仙台市のプラスチック射出成形メーカさんのご協力をいただき、金型をマイクロオーダーで微細調整を行いながらパーツを開発し、弊社での組み立て・製品化まで純粋な日本製にこだわって製造している商品です。

ＯＰＰ４の本格的な商品化に向けて取り組みますので、皆様のご支援をよろしくお願いいたします。