人類の歴史は装飾の歴史でもあります。人々は原初の頃から御守りや魔除け、祈りのために装飾を身に纏いました。

OOPARTS-003は、縄文土器の文様のように、水や風の流れといった自然のエネルギーをモチーフに、金属を削り出したその痕の美しさをそのままアクセサリーにしました。

身に着けた人が動いたり、見る方向が変わることで、切削痕が光を受けて不思議な立体感を持って輝きます。

出典：ColBase (https://colbase.nich.go.jp)

縄文の文様をモチーフとしつつも、それをただそのままなぞるのではなく、その精神を引き継ぎ現代の技術や素材によってアップデートした、新しい文様によるアクセサリーです。

制作・製造を行う株式会社セイワは、普段は自動車部品の試作品などの切削加工を行っています。そこで磨かれた0.001mm単位の精度を可能にする技術力により、繊細な削り痕が生み出されます。

アクセサリーの一つ一つが、5軸マシニングセンタという工作機械によって丁寧に削り出されていきます。

純粋な金属としてアルミが発見されたのは1825年と比較的最近で、当時は金よりも価格が高かったほどです。
銀のように輝き、軽く新しい金属であるアルミニウムは工業化の始まった時代の未来のシンボルでもあり、アメリカのワシントン記念堂の冠石にも使われています。

□ピアス

少し丸みを帯びた表面に立体的なうねりをもった文様を施したピアスです。左右で同じ文様です。ピンはチタン製でニッケルフリーのものを使用しています。

素材 ：アルミ合金（ヘッド）、チタン（キャッチ・ポスト）

仕上げ ：アルマイト（陽極酸化処理）

寸法 ：φ16mm, h5.5mm（ヘッド部分）, h11mm（金具含む）

重量 ：2g（一つあたり、金具含む）

□ブローチ

少し大きめのブローチは、服やカバン、帽子などお好きな場所に付けて楽しむことができます。ピアスやピンと同じに文様に見えますが、大きくなった分、切削痕の立体感も増すように形状を調整しています。

素材 ：アルミ合金（ヘッド）、ニッケルメッキ（金具）

仕上げ ：アルマイト（陽極酸化処理）

寸法 ：φ32mm, h6.5mm（ヘッド部分）, h15mm（金具含む）

重量 ：12g（金具含む）

□ピン

ピアスと同じ文様をもち、ジャケットのラぺルピンとしてお使いいただけます。お二人でピアスとペアで身に着けるのもおすすめです。

素材 ：アルミ合金（ヘッド）、ニッケルメッキ（金具）

仕上げ ：アルマイト（陽極酸化処理）

寸法 ：φ16mm, h5.5mm（ヘッド部分）, h18mm（金具含む）

重量 ：4g（金具含む）

〇パッケージについて

完成品は標本箱をイメージしたパッケージに入れてお届けします。

箱を開けると箔押しでロゴが入っています。

*パッケージはサンプルのため、デザインは多少変更する可能性があります。

生産地 ：愛知県西尾市

製作・販売 ：株式会社セイワ

デザイン ：AATISMO

リターンは、ピアス・ブローチ・ピンの3種類それぞれについて、約20%OFFとなる超早割を20個、約10%OFFとなる早割を30個、Makuake限定価格のものを200個、そして、3種類のセット割として約25%OFFとなるものを20セットご用意しました。

この機会だけの限定価格となりますので是非お早めにお求めください。

株式会社セイワは愛知県の西三河地区・西尾市にあるモノづくり企業です。

自動車や産業用ロボットの分野において、各種マシニングセンタ、NC旋盤などによるアルミニウムの精密切削加工を中心に、「試作・少量生産を価値に仕立てる信頼のパートナー」として少量多品種生産で高品質な製品を提供し、お客様の困りごと解決をミッションとして業務に取り組んでいます。

今回のプロダクトは、「主体性のあるモノづくりへの挑戦」と、「100%下請けからの脱却」 を目指して2018年に結成された若手中心のモノづくりプロジェクトチーム「チーム セイワ魂」の 活動から生まれました。

https://www.seiwa-1.co.jp

AATISMO（アアティズモ）は海老塚啓太（建築家・デザイナー）、中森大樹（工業デザイナー）、桝永絵理子（建築家）の3人によるデザインチームです。

アートとテクノロジー、原初と未来、そして野生の思考と科学的思考の融合を図り、建築・デザイン・アートなど分野を横断した活動を通じて様々な物事の本質的価値を探求しています。

主な作品に「OOPARTS-001」、「Aether」、「Water」、「ハニヤスの家」、「炭酸ハウス」など。

展示及び受賞歴は、SaloneSatellite2022,2023、Under 35 Architects exhibition 2023、Kokuyo Design Award Grand Prix、Lexus Design Award Prototype Winnerなど。

https://aatismo.com

セイワとAATISMOは、2021年に初のBtoC製品としてタッグを組んで、“金属の塊から削り出された、石器のような開梱ナイフ『OOPARTS-001』”を制作。Makuakeに挑戦し、180人以上のサポーター、応援購入総額170万円以上を達成いたしました。

現在、Makuake STOREでも販売中（https://store.makuake.com/collections/seiwa_knife）で、これまでの販売累計個数は約500個になります。

その後、同じチームで“古代建築の柱の精神を持つ花器『OOPARTS-002』”を制作・販売しました。

『OOPARTS-001』『OOPARTS-002』は東京都内や、名古屋のデザイン雑貨を扱うショップでも販売されています。

そして、今回の“金属の切削痕が文様となって光に輝くアクセサリー『OOPARTS-003』”がシリーズ第三弾となります。

2024/10初旬 「OOPARTS-003」最終調整完了

2024/10中旬 「OOPARTS-003」生産開始

2024/11初旬 「OOPARTS-003」発送開始

*11月末までには全て発送完了する予定です。

Q1：材質は何を使っていますか？

A1：すべてヘッド部分はアルミニウムにアルマイト仕上げを行っています。金具は、ピアスはチタンのものを使用していますが、ブローチとピンはニッケルメッキ仕上げのものになります。

Q2：使用上の注意があれば教えてください。

A2：ピアス、ピンの金具は接着剤により固定しております。無理な力で引っ張るなどすると破損の原因となります。ご使用後や水に濡れた場合は、金具部分の変色防止のため柔らかい布で軽く拭き取ってください。

Q3：OOPARTS-003という製品名はどういう意味ですか？

A3：OOPARTSはout-of-place artifacts（場違いな工芸品）の頭文字を繋げた語です。主に出土品などが、考古学上その成立や製造法などが不明であったり、当時の文明の加工技術や知見では製造が困難もしくは不可能に見える場合に使われます。

私たちはOOPARTSという言葉を「場所や時代を超えて素材や技術が出会ったもの」と捉えて名付け、その名の下にシリーズ化し展開を行っています。003はその３つ目のプロダクトということを示しています。

当社は1969年の創業以来、愛知県西尾市で地場産業である自動車産業に関わり、自動車部品の試作加工や多品種少量の切削加工を生業としてきました。

私が社長を受け継いでから、「主体性のあるものづくりをしたい」、「自分たちで考えたものを自分たちでつくりたい」そのような思いを持って取り組んだ第一弾商品、金属の塊から削り出された石器のような開梱ナイフ【OOPARTS-001】は多くの反響をいただき、多くの応援購入をいただいたことをきっかけに各種メディアに取り上げていただいたり、今まででは考えられなかった販路を築くことができ、当社にとっても私自身にとっても大変大きな変化となりました。

それからOOPARTSをシリーズ化すべく2022年末に第2弾として「古代建築の柱の精神を継承したアルミ総切削の花器【OOPARTS-002】をリリースし、そして今回、金属の切削痕が文様となって輝くアクセサリー【OOPARTS-003】を生み出すことができました。

田舎の中小企業である当社がこのような取り組みを行っているのは、社長の私自身がやりたいと思っているからだけではなく、当社で働いてくれているみんながメイドインセイワの商品が世の中に出て、多くの人に評価していただけることを通じて自社に誇りを持ち、自分自身の仕事に誇りを持ってもらいたいから。

そして自社が良くなるだけではなく、それが地域にも良い影響を与えていけるようになりたいと考えています。

愛知県の西三河、ここ西尾市のものづくり企業を元気にし、「面白い町工場のあつまる町」にしていきたい。

そのような思いを持ってこれからも走っていきたいと考えています。

このような取り組みに賛同し、協力いただける地域の皆さんを始めデザインという面から惜しみない協力をいただけているAATISMO。そして社内で協力してくれている従業員の皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。

100％下請けからの脱却を掲げて走り出した田舎の中小企業のチャレンジを引き続き応援していただけるとうれしく思います。

株式会社セイワ　代表取締役

加藤 正和