はじめまして。OnedaySweetsLabo(ワンデースイーツラボ)の代表を務めております小松です。このページをご覧になっていただきありがとうございます。 

この度はMakuakeさんの力をお借りして、高知県香美市の山奥で見つかった幻のサツマイモと呼ばれる神池芋(高系4号)を使ったスイーツを限定生産で販売します。 

通称「神池芋」と名付けられた高系4号というサツマイモは、 元々は戦前から戦後にかけての日本において、 食糧および軍事用燃料などを目的に開発された品種です。 当時は「護国芋」と呼ばれ、全国的に栽培されていました。 しかし、今ではほとんどの人が目にしたことも聞いたこともないでしょう。 それもそのはず、この高系4号は農林番号も付いてないほど昔に作られた芋なのです。

数年前、そんな珍しい芋が高知県香美市土佐山田町の山奥で細々と生産されていた事が分かりました。神事の際に作るキリコ餅の材料として、地元の方に受け継がれていたのです。

そして今、この芋を高知県の名産品として復活させようと香美市のキーマンたちがさまざまに努力されています。 いつの日か「神池芋」として高知県の名だたる名産品と肩を並べられるように。 私もそのムーブメントに共感する一員として貢献したく、 このお芋を使ったスイーツを開発しようと決めました。 

一般的なサツマイモとは違って、皮の色はジャガイモに近い色をしています。 ところが、生芋の中身は黄色ですが、焼き芋にしてほぐすと薄い緑色に変色するのです。

味わいは粘りもありつつ甘さもあり、後味はさっぱりしています。 お菓子にするとその魅力はさらに活きると思いました。 

焼き芋をほぐしてカヌレ型で焼成したオリジナルスイーツです。 近年日本でも認知され始めたカヌレですが、その語源は「溝のついた」という意味があり、 この溝があることによって焼き目の香りや食感にアクセントを与えてくれます。

見た目が可愛いのももちろんなのですが、開発段階でカヌレ型で焼成することにより素材の美味しさが逃げないようにしようと思い立ち、この形に決めました。老若男女問わずこのスイーツを食べてもらい、 まずは素材の美味しさを知っていただきたいです。

改めまして、OnedaySweetsLabo代表でパティシエの小松です。

私は前職時代から十数年に渡りさまざまなスイーツの商品開発に取り組んできました。当初から変わらず、お客様へ笑顔のひとときを届けたい一心でお菓子づくりに取り組んでいます。

冷凍スイーツの開発も前職時代から積極的に取り組んできました。当初は冷凍流通のお菓子は現在ほど認知されておらず「冷凍か…」と食べる前からネガティブな反応が多くあったと記憶してます。そうゆう反応がかえって刺激になり、冷凍のお菓子でも専門店に負けないお菓子を作って行こうと決意し、失敗と成功を重ねながら独自のノウハウを身につけました。

それらの経験をさらに活かそうと、昨年OnedaySweetsLaboを創業しました。

創業時、商談をきっかけに土佐山田ショッピングセンター石川社長とお会いした際に高系4号のお話を伺ったのが最初のきっかけでした。この芋を活かして高知県や香美市に貢献できればと強く思ったのは、今もなお変わりません。

今回完成した神池芋カヌレがより多くの人に届いて欲しいと思った私は、初めての経験ですがMakuakeさんで商品を先行販売してみようと決めました。知見のあるプランナーさんやカメラマンさんと何度も打ち合わせを重ねて、ついにリリースです。かつての護国芋が日本中を支えたように、この神池芋カヌレが日本中の皆さまに笑顔を届けられたらと願っています。

改めまして、神池芋カヌレをどうぞ宜しくお願い致します！

OnedaySweetsLaboより。

patissier : 小松幸一

photographer : 近藤拓海

planner / writer : 林憲太郎

end.