プロジェクト概要

OMGTは、宇治茶師・第12代喜多重左衛門が苦心の末に開発した、栽培期間中農薬不使用・無着色の抹茶で作ったペースト状宇治抹茶「ビヨンド抹茶」を、以前makuakeに初公開しました。粉しかなかった宇治抹茶をペースト化した「ビヨンド抹茶」をご支援いただきました皆様、ありがとうございました。その反響を受けて、今度は宇治抹茶ペーストをより食べやすい形にアレンジしました。

通常、抹茶の色を退色させずに保持することはとても難しいのですが、白餡に宇治抹茶ペースト「ビヨンド抹茶」を混ぜて独自製法で、栽培期間中農薬不使用・無着色の抹茶で「京都抹茶餡」を作りました。

この「京都抹茶餡」は、京都で100年以上、和菓子材料の製造や加工に専念してきた老舗2社のご協力の賜物です。OMGTが渾身の力を注いで実現した京都老舗とのコラボ傑作の「京都抹茶餡」に、是非ご支援くださいますようお願い致します。

プロジェクト詳細

１）京和菓子を支える餡と抹茶のコラボレーションを実現

京都は、古くから茶道文化と共に和菓子が栄え、おいしい和菓子屋さんが多い街です。その京和菓子を支えているのが餡(あん)です。餡は、和菓子の命です。その餡を練るための水も、味の決め手になります。京都には恵まれた地下水があります（https://yamanashiseian.co.jp/pdf/kyoto-chikasui.pdf）。この京都の地下水を使って古くから餡を練っている老舗製餡所の山梨製餡さんに白インゲン豆の選定をお願いして、おなかにやさしい北海道産のてんさい糖を加えて特製の白餡を練っていただきました。

この写真の「京・上白こしあん」は、山梨製餡さんの店頭に並んでいます。OMGTは、当初、独自に白インゲン豆を煮て作った白餡に宇治抹茶ペースト「ビヨンド抹茶」を混ぜて抹茶餡の試行錯誤を繰り返しました。けれども、山梨製餡さんの白餡に出会い、そのクリーミィさに舌を巻きました。そこで、山梨製餡さんに抹茶餡に最適な白インゲン豆にてんさい糖を加えていただき、特製の白餡の製造をお願いしました。

２）京都で100年以上続く老舗2社との共同開発

山梨製餡さんは、多種多様な豆を加工して色んな餡を製造されており、京都の和洋菓子屋さん・パン屋さん等に広く販売されています。皆様も京土産等として、その餡を口になさったことがあるのではないでしょうか。

（創業1920年の株式会社山梨製餡の店内）＜写真掲載許諾済み＞

この山梨製餡さんによる特製の白餡に3月にマクアケで公開したOMGT「ビヨンド抹茶」宇治抹茶ペーストと豆乳を入れて練り、瓶詰めしレトルト殺菌をしていただいたのが、日本のレトルト缶詰めの草分けである藤田罐詰さんです。藤田罐詰さんの創業は1883（明治16）年で、130年以上の歴史があります。

（明治時代に京都市三条大橋付近で創業された藤田罐詰さんの古い商品ラベル、「・・・歳月を経ても腐敗しないことを保証する」と記載されています。）＜写真掲載許諾済み＞

藤田罐詰さんは、もともと京都三条で創業された後に、きれいな水がわいていることで有名だった七条朱雀地域に移転されました。今も製品づくりには水質検査をした地下水が使われています。

このような京老舗の匠の技に加えて、抹茶に命を救われた宇治茶師・第12代喜多重左衛門、および宇治茶ムリエのOMGT代表の熱情を込めて作ったのが「京都抹茶餡」です。抹茶には多くの栄養素が含まれていますし、白インゲン豆の餡も体に良い成分を含んでいます。

餡に入っている宇治抹茶ペースト「ビヨンド抹茶」の原材料は、栽培期間中農薬を使わずに栽培された有機JAS認定の老舗播磨園製茶の抹茶と水だけです。

（写真は、有機JAS認定の播磨園の有機宇治抹茶とOMGTステンレス製トッピング用振出缶）

３）「京都抹茶餡」おすすめのご利用方法

OMGT宇治抹茶ペースト「ビヨンド抹茶」を白インゲン豆の白餡とてんさい糖、豆乳に混ぜたシンプルな原料で作った「京都抹茶餡」は、パンに塗るスプレッドにぴったりです。

パンケーキやクラッカーにのせても、フルーツやヨーグルトと共に食べても、目と舌を楽しませてくれます。

通常、餡には、白餡も黒餡（小豆）のこしあん・粒あんも、白砂糖やグラニュー糖・水あめなどが使用されています。けれども、健康志向のOMGTが作る「京都抹茶餡」は、骨炭で精製されミネラルを失ってしまった白砂糖ではなく、北海道産のてんさい糖を使っています。

和菓子には白餡が使われることが多いですが、着色料を使わなければ変色してしまうので、通常は色付けのために当たり前のように色素や着色料が添加されています。

けれども、OMGTの「京都抹茶餡」は、特殊技術で加工し退色しない宇治抹茶ペースト「ビヨンド抹茶」を使っているので、レトルト殺菌し瓶詰しても無着色で抹茶色を保持しています。

なので、下の写真のように「京都抹茶餡」を塗ったパンをトーストしても色が変わりません。このパンは、先に「京都抹茶餡」を塗ってから焼きました。

カフェやホテルの朝食の新メニューとして、「京都抹茶餡」をのせたパンケーキや抹茶餡スプレッド・パン・トーストは、いかがでしょうか？

「京都抹茶餡」にミルクやヨーグルト、生クリーム等を混ぜて薄い色にすることもできます。そうして柔らかさを変えることもできます。

京都は和菓子のイメージが強いかもしれませんが、京都市はパン消費量がとても多く、手作りパン屋さんが町のあちらこちらにあります。そんなパンも和菓子もお茶もさかんな京都から、「京都抹茶餡」をお届けします。

瓶詰にしてレトルト殺菌をしてありますので、未開封で1年間保存できます。直射日光・高温を避け、なるべく涼しい場所(10℃以下）で保管し、開封後は、冷蔵庫で保存してください。画期的な無着色の「京都抹茶餡」をお楽しみください。

利用シーン / 利用方法・操作方法

「京都抹茶餡」を使っていろいろな和洋菓子が作れます。ここでは、その一例をご紹介します。まずは、抹茶きんとんです。

これ以外にも、抹茶水まんじゅう、抹茶どらやき、抹茶おはぎ等も簡単にできます。

水まんじゅうの外側は、葛と片栗粉を水で溶かして加熱し「ビヨンド抹茶」を入れたもので、中に「京都抹茶餡」が入っています。

米粉と水に「ビヨンド抹茶」を入れた皮の中に「京都抹茶餡」が入っています。

どら焼きの外側に「ビヨンド抹茶」を入れ、中には「京都抹茶餡」が入っています。

仕様

１．「京都抹茶餡」は、とても使いやすい瓶に入っています。この瓶は、フードロス低減や「中身の取り出しやすさ」を追求した形になっています。蓋も瓶もユニバーサルデザインで、手の力が弱くても開けやすく、底まで中身を取りやすい形です。

内容量は140gです。

２．「京都抹茶餡」の材料は、白インゲン豆と北海道産てんさい糖の白餡と宇治抹茶ペースト「ビヨンド抹茶」と豆乳だけです。加工には、京都東山三条と京都七条の地下水が使われています。「ビヨンド抹茶」の原材料は、有機JAS認定取得の宇治抹茶と水だけで、写真のようにヴィーガン認定を取得しています。

特定原材料7品目 該当なし

本品の製造工場では、特定原材料７品目のうち、卵・乳を含む製品を生産しています。

３．栄養成分：製品１本あたり

熱量 338kcal、たんぱく質 10.2g、脂質 4.2ｇ、炭水化物 70.5g、

食塩相当量 0.01ｇ

４．製造過程は、次の通りです。

１）山梨製餡さんの工場で地下水を使って白インゲン豆を餡に加工し、てんさい糖を混ぜた白餡を作ります。

山梨製餡さんの工場内にひかれている地下水（井水）

豊富に湧き出る地下水を工場内に供給するシステムができています。

この大きな鍋に白インゲン豆を入れて白餡を作ります。

大きな鍋で攪拌します。

株式会社山梨製餡さんの餡づくりについては、次のURLに詳しく紹介されていますので、ご覧ください。

https://karafuneya.com/blog/niomon/yamanashi-seian

２）藤田罐詰工場で、この特製白餡に宇治抹茶ペースト「ビヨンド抹茶」と豆乳を加えて混ぜ、瓶詰めしてレトルト殺菌をします。

「藤田罐詰では、缶詰製造で使用する殺菌機に「SURDRY RETORT」という機械を使用しております。スルドリー社のレトルト殺菌システムは、正確な温度、圧力管理を行う最適な技術を有することで世界中の加工食品業界に広く認められています。」

fujitacanning.jpより引用。

このレトルト殺菌機を使っています。

藤田罐詰株式会社さんについては、次のサイトに紹介されていますので、ご覧ください。藤田罐詰株式会社（京都企業紹介）／京都府ホームページ (pref.kyoto.jp)

スケジュール

2021年９月７日～12月5日：マクアケ公開、活動レポート掲載

2021年12月6日~2022年１月31日：返礼品発送

リターンについて

１．「京都抹茶餡」2個を５％引き、税・送料込みで3,020円

２．「京都抹茶餡」4個を10％引き、税・送料込みで5,060円

３．「京都抹茶餡」7個を15％引き、税・送料込みで8,080円

４．「京都抹茶餡」10個を20％引き、税・送料込みで10,600円

５．「京都抹茶餡」業務用（注文時に社名を入れてください）20個を25％引き、

税・送料込みで18,998円

６．「京都抹茶餡」業務用（注文時に社名を入れてください）30個30％引き、

税・送料込みで26,197円

７．「京都抹茶餡」3個を10％引き＋OMGT「ビヨンド抹茶（宇治抹茶ペースト）」

1個を税・送料込みで7,000円

＊１～10個のご注文も、業務用の場合は、社名をお入れください。

資金の使い道

日本の抹茶は、海外で大人気なので、これからは海外にも販売できるよう販路拡大をしたいと思っています。そのための英語翻訳ツールを導入したり、海外への営業活動をするための資金にしたいです。

また、宇治抹茶ペースト「ビヨンド抹茶」を使うと様々な加工・応用ができるので、新製品開発のための資金にする予定です。

実行者紹介

合同会社OMGTの代表社員、大塩まゆみと専属茶師の第12代喜多重左衛門がこのプロジェクトを担当しています。

OMGTは、加熱しても光に触れても抹茶色のままの宇治抹茶ペースト「ビヨンド抹茶」を特殊技術により開発しました。原材料は、有機JAS認定の宇治抹茶と水のみで、栽培期間中農薬を使用せずに育てた茶葉をふんだんに使い、無着色・無砂糖なのが特徴です。３月にマクアケでこれを初公開したところ、多くのサポーターの皆様に恵まれ、１日で目標を達成できました。その節は、応援をありがとうございました。

https://www.makuake.com/project/ujimatchapaste/

江戸時代から続く京都の老舗茶商当主だった宇治茶師の第12代喜多重左衛門は、カナダで日本茶の普及販売をしていた約10年前に、脳出血で倒れ約3か月間、意識不明になりました。途中、2回心肺停止しましたが、左半身麻痺の障害が残ったものの奇跡的に生還しました。商売柄、幼少時より抹茶・緑茶を日常的に飲んでいたので、その生活習慣が良かったのではないか、と生還後に医師に言われました。蘇った命を栄養価の高い抹茶の普及に捧げたい、という夢を実現するために、手軽に扱える宇治抹茶ペーストを開発しました。

合同会社OMGTの代表社員大塩まゆみは、もともと抹茶・緑茶好きで、以前から毎日、自家製の抹茶ラテを飲んでいました。数年前の海外出張4日の間、抹茶ラテも抹茶・緑茶も全く飲めずに帰国しました。その後、単に旅でくたびれただけではない心身不調を感じ、なぜだろうかと考えました。心当たりは、抹茶への渇望感です。それで抹茶の効能を調べ「これは抹茶欠乏症だ」と直感しました。その後、京都の観光地のお店で抹茶ソフトクリームを食べたところ、抹茶の色が薄く、抹茶の味もしないし、まずい。そこで、お口直しに他の店で抹茶シュークリームを食べたところ、今度は色が濃すぎて不自然な色と味。京都の観光地の抹茶製品がこれでいいのだろうか、と思いました。合成着色料で塗り固めた抹茶製品ではなく、もっと自然の抹茶の風味のする美味しく健康的な抹茶菓子がほしいと思いました。

抹茶は、茶葉が細かく粉砕されていて、洗うことができません。農薬や着色料・保存料等の添加物がついていないものが良いという信念で、2020年に合同会社OMGTを作り、本物のJAS有機認定取得の抹茶を手軽に味わえる製品開発・販売に取り組んでいます。

OMGTは、Organic Matcha Green Teaの頭文字です。