■プロジェクトのコンセプト

<背景>
スマホは、今や無くてはならない物です。でも、”携帯”電話から始まったのに、機能の向上とともに大きくなり、”携帯”しづらい物になりました。例えば、
    ① 胸ポケットから落とす
    ② ジョギング中にも使いたい
    ③ 鞄やポケットからいちいち出すのが面倒
”スマホをもっとウェアラブルにしたい。”　しかし、大げさなベルトやバッグは使いたくない。かと言ってアップルウオッチやグーグルグラスはもう少し様子を見てからかなと思う。今のスマホを”さりげなく”携帯したい。そんな素朴な欲求からスマホホルダー「オリバー君」の製作を始めました。
　

<解決方法>
スマホを常に持っていたい。キーワードは”さりげなくウェアラブル”です。
①ー③を解決するために
    [1] 「オリバー君」             ① 胸ポケットから落とす
    [2] 「オリバー君スポーツ」 ② ジョギング中にも使いたい
    [3] 「オリバー君アーム」    ③ 鞄やポケットからいちいち出すのが面倒
を製作しました。その結果、恐らく上記の問題解決だけでなく、スマホを殆どどこにでもセット出来ると思えるようになりました。”さりげなくウェアラブル”が実現できました。

■クラウドファンディングに至った経緯

東北大震災の結果、節電の為クールビズが強化されました。金融マンの私は上着が着れないのでスマホをワイシャツ胸ポケットに入れ始めたのですが、何回も落とすことから胸ポケット内にセットする重さ僅か１５グラムのスマホホルダー「オリバー君」を製作しました。NHKで放送されたこともあり認知が広まる中、お客様からポケット内ではなくジョギング等軽いスポーツをしても服から落ない「オリバー君スポーツ」の製作依頼を受けました。また、他のお客様からは頻繁にポケットからスマホを出すのは面倒なので、腕時計の様に手につけたいとの意見の下、今回の「オリバー君アーム」に至りました。

これで、ほぼどこにでもスマホを付けることが出来ると思えるようになりました。
そこで”あなたのスマホをさりげなくウェアラブルに”との下、皆様のご意見をお聞きする事になりました。

■プロジェクトの魅力

スマホ程便利な道具は今までに存在しなかったと思います。だからこそ肌身離さず持っていたい。私のように一人で仕事をしている者にとっては、スマホ無しには仕事が成立しません。お客様からの電話・メールは間髪入れずに対応したい。しかし、最近のスマホは機能が充実すると共に大きくなり、もはや”携帯”とは言えなくなりました。アップルウォッチもゴーグルグラスもスマホの便利さは無い。やはりスマホは常に手の中に無いと不便です。そこでスマホその物を携帯する方法、ウェアラブルにする方法を考えました。しかし、大げさなホルダーは使えない。極力スマホホルダーが目に付かないようにしました。

胸ポケット内にセットする「オリバー君」は、胸ポケット内に有ることは全く意識されないと思います。「オリバー君スポーツ」も服の写真をスマホカバーにセットすれば、一見スマホが無い様に思えます。「オリバー君アーム」も腕の内側にあるスマホは、殆ど誰にも気がつかれないと思います。

（ポケット内にセットするスマホホルダー）

「オリバー君」を胸ポケット内にセットしても、その存在は殆ど判りません（”さりげなく”実現）。当然下を向いてもスマホは落ちませんが、出し入れは極めてスムーズです。セット方法はクリップ１つで止めるだけなので、至って簡単です。
「オリバー君」は既にHP(http://oliverlabo.co.jp)で販売されており、昨年日経新聞(H26.7.30)・日経流通新聞(H26.7.14)等多くのマスコミで紹介され、NHK「まちかど情報室」(H26.12.18)で全国放送されました。

東日本大震災でビジネス環境が激変、元金融マンがスマホホルダーを自作

私は、日本生命で外国株式のファンドマネジャー、その後シティバンクのプライベートバンクグループで富裕層への資産運用・節税対策を経験し、金融業務一筋でした。2011年3月11日の東日本大震災を機にクールビズが強化され、それまで夏場でも着用していたスーツの上着が着れなくなり、スマートフォンをワイシャツの胸ポケットに入れる機会が増えました。しかし、スマートフォンが頻繁に胸ポケットから落ちてしまい、最悪の場合、画面が割れてしまうこともあります。また、スマートフォンの重さで胸ポケットがだらしなく垂れ下がり、不格好になってしまいます。そこで胸ポケットから簡単に出せるけれども、落ちないアクセサリーの製作に至りました。2度の実用新案と2度の特許申請を通じて、「オリバー君」を完成させました。

今までに無い服に付けるスマホホルダー

従来スマートフォンホルダーと言えば、テーブルに置いたり、車のダッシュボード等に設置したりする、しっかりとした大きな物が販売されていました。
また、持ち運ぶタイプになるとポシェット型やウェストポーチ型などが一般的でした。しかし、今回当社が開発した「オリバー君」は、世界初の服につけるスマートフォンホルダーです。

軽くて丈夫！スマホを入れても形状を維持
重さが15グラムで、ハンカチ1枚とほぼ同じ軽さのため胸ポケットに入れても違和感がありません。また、ポリカーボネート製一体成型なので強度も十分にあります。「オリバー君」は胸ポケットの体側にクリップで留めるため、胸ポケットの外側に重さがかからず、しわがよりにくくなっています。もちろんポケットの垂下りも少なくお洒落に使えます。

出し入れ簡単かつ出し入れの度、液晶画面が綺麗に
厚さ調整紙を使い、0.1mm単位でホールド力を調整できるので、スマートフォンをホールドし、かつ、スムーズな出し入れが可能です。
さらに、布ベルトは、マイクロファイバー製なので、出し入れ時に液晶画面が自然と綺麗になります。

（服にセットするスマホホルダー）

ポケットの少ないスポーツウェアや女性の服を考えると、”ウェアラブル”である為にはポケット内にスマホをセットするのではなく、直接服に付ける必要が有ります。その為に「オリバー君スポーツ」の落下を防ぐ為に、クリップ取付部を１個から４個に増やし、安全ピンも使えるように改良されました。
ジョギング中でも重要な電話やメールに非常にスムーズに対応できます。強くジャンプしても屈伸してもスマホが飛び出すことは有りません。
一方、”さりげなく”の実現の為によくある、ガッチリと腕を包み込むタイプのベルトは使用しません。服に直接「オリバー君スポーツ」をセットし、かつ、服の柄を印刷し透明ケースに挟むことでスマホと服が一体化するので、遠目ではスマホが判らない程です（写真参考）。”さりげなくウェアラブル”の実現です。

どこにでも簡単にスマホがくっつきます

「オリバー君スポーツ」とウェアーをクリップで挟む（どうしても落下を気にする方の為に安全ピンセットも可能）仕組みなので、どこにでもセット出来ます。

ウェストに付けるとスマホが一番安定します。 胸の部分にでも簡単に付けることが出来ます。

スマホは落ちません
ホルダーに蓋は有りませんが、スマホがホルダーから飛び出したり落ちたりすることはありません。ウェストに付けジャンプしても、胸に付けて真下に向いてもスマホは落ちません。

出し入れ自由
一般的なホルダーとは異なりホルダーに蓋が無いので、ジョギング中にかかってきた電話にも蓋をいちいち開ける必要がなく、即座にスマホを取り出すことができます。しかも飛び跳ねても下を向いてもスマホが落ちることはありません。

ウェアーと一体化します
ホルダーは透明なので殆ど気がつきません。また、ウェアーの写真を透明カバーに挟めば一見スマホがウェアーと一体化し、まるでスマホが無い様に感じます。
（スマホでウェアーの写真を撮り透明カバーの間に挟み込めば、簡単にウェアー柄スマホカバー作成が可能です。製作時間約１０分）

スマホによるウェアーの垂れ下がり無し
スマホの重さでウェアーが垂れ下がるのを気にされる方には、サスペンダーを用意しています。簡単な装着でスマホの重さを完全に相殺し、ウェアーの垂れ下がりを防止しますので、好きなポイントにスマホを装着することが可能です。

スポーツウェアー・Tシャツ等柔らかい生地に「オリバー君スポーツ」を付けると スマホの重さでウェアーが 垂れ下がります。 

サスペンダーを使用するとスマホの重さを吸収しウェアーが垂れ下がりません。

サスペンダーは２種類あります。（サスペンダーは別途販売になります）
（１） アンダーウェアのゴム部分にサスペンダー端をセットし、スマホの重さを無くす。

（２） （１）＋ウェイトをサスペンダーにセットし、スマホの重さを相殺

　　　ウェイトをセットしアンダーウェア への負担を減らす。

　　　　　　　　（写真左側がウェイトです）

ウェイトには２種類あります。

下着にサスペンダーを直接止められない場合は、スマホの重さを相殺する為にウェイトを使用します。下着のゴム部分に止めるはずのマジックテープの位置にウェイトを付けます。また、個人差が有りますが、スマホの重さをブリーフやショーツ全体で吸収すると、上に引き上げられる気がする場合があります。その場合はウェイトをサスペンダー端（マジックテープで簡単にセット出来ます。）にセットすれば、スマホの重さが完全に相殺されるので、ブリーフやショーツが引き上げられる感覚が無くなります。
(A)タングステン製ウェイト
極力ウェイトが外から見て判らない様にする為、比重が最も重い（鉄の約２倍）
タングステン製のウェイトです。ただ、価格が非常に高く鉄の８倍、4,000円になります。
(B)鉄製ウェイト
若干体積は大きくなりますが、スマホの重さ約１５０ｇに対応するウェイトで外見からもウェイトの存在はほぼ判りません。

（腕にセットするスマホホルダー）（ハンズフリー）

「多忙な時はメール着信チェックをいちいちスマホをポケットから取り出してするのは面倒だ。」と思う人は少なくないのでは。「腕時計の様に瞬時にチェック出来れば良いのに。」（ウェアラブル）を実現しました。
また、雨の日、傘とカバンで両手が使えずグーグルマップが使えません。場所を確認の為いちいち雨宿りの場所を探す必要が有ります。こんな不便も「オリバー君アーム」を使えば解決出来ます。「オリバー君」に簡単な付属品を２個つけるだけでOKです。腕の内側にセットするので他人からは殆ど見えません。（”さりげなく”を実現）
3種類の「オリバー君アーム」が有ります。 (さりげなさの実現方法)
（１） 「オリバー君アームⅠ(通年用）」 腕時計と透明リング（服の中なので見えない）でスマホを固定。他人からは服の陰になりスマホは見えない
（２） 「オリバー君アームⅠ(夏用）」 腕時計と透明リング（素肌に直接セット）でスマホを固定。他人からは透明リングが少し気になるだけ
（３） 「オリバー君アームⅡ」 腕時計と付属品アームの端（手のひらの中）でスマホを固定。半袖でも他人からは腕時計しか見えない。

（１）「オリバー君アームⅠ」通年型

透明リングを服の下にセットすることで、外側からはスマホ以外は一切が見えません。上腕部・袖口にシワがよる事も一切有りません。完全に゛さりげなくウェアラブル”を実現しました。

「オリバー君アームⅠ」通年型腕への取り付け状態

＜構成部品＞

「オリバー君」本体　　アーム部Ⅰ（通年用）　　透明リング　透明ベルト（腕時計代替用）

＜使用上の注意＞

「オリバー君アームⅠ」通年型につきましては、服を巻き込むように二重構造になっているので、手を激しく動かす時は注意してください。

（２）「オリバー君アームⅠ」夏型

夏用に限定していますが、それ以外の季節でも服の上からセットし透明リングによる上腕部のシワを気にしない場合は年間通して使用可能です。

＜構成部品＞
「オリバー君」本体　　アーム部Ⅰ（夏型）　　透明リング
透明ベルト（腕時計代替用）

（３）「オリバー君アームⅡ」（今回販売対象外）

「アームⅠ」の場合、透明リングが他人から見えるので、それが気になる人には、全く他人からは見えない「オリバー君アームⅡ」を用意しています。「オリバー君」につける付属品「オリバー君アームⅡ」が手のひらまで延長され、腕時計との２点でスマホを支えます。

＜構成部品＞
「オリバー君」本体　　アーム部Ⅱ（通年用）　透明ベルト（腕時計代替用）

■お金の使い道

「オリバー君」シリーズの内、「オリバー君」・「オリバー君スポーツ」は既に金型による製品を販売しております。今回の資金は、「オリバー君アーム」の製品化に向けて本格的な試作品（工作機による製作）の製作に使わせて頂きます。販売数が一定（金型による生産）に達するまではこの試作品が製品になります。

■実行者紹介

私は、日本生命国際金融部で外国株式ファンドマネジャー、シティバンクプライベートバンクグループで富裕層への資産運用アドバイス等、金融の仕事を経験してきました。

しかし、３・１１東日本大震災によるクールビズ強化で、夏場に上着を着なくなりスマホを入れるところに困りました。それまで上着の内ポケットに入れていたスマホをワイシャツ胸ポケットに入れることになりました。その後、度々胸ポケットからスマホを落とし買い換えることになり、仕方なく自分でスマホが落ない「オリバー君」を製作しました。

公的資金の創業支援資金２００万円を頂き金型による本格的生産に移行し、NHK「まちかど情報室」・日経・日経流通等のマスコミに取り上げられることになりました。お客様のご希望から、胸ポケット内のみではなくジョギング中にも使える服に付ける「オリバー君スポーツ」も製作しました。

今回は、頻繁にスマホをチェックする人の為に、腕時計の様に瞬時にスマホがチェック出来るアーム型を開発しました。既販されているスポーツ向けホルダーはビジネスシーンには使えないので、”さりげなく゛を最大限注意して製作しました。

この「オリバー君」シリーズを通じて、取り敢えず現行スマホを”さりげなくウェアラブルに”出来るのではないかと考えています。
皆様の応援をよろしくお願いします。

■FAQ（想定される質問と答え）

Q1 スマホの大きさに関わらず、「オリバー君」は使用できますか。
A1 「オリバー君」のサイズには4種類有ります。殆どのスマホに使用できます。購入前にご自身のスマホのサイズと「オリバー君」を確認して下さい。どうしてもサイズが合わない時はご連絡頂けると、別途手作りで作成します。（手作業代５００円）
但し、シリコン製のソフトケースを使用されている場合は、シリコンそのものが滑り止め機能を有しているのでスムーズな出し入れが出来ないので、お薦めしません。

Q2 なぜ、スマホが落ないのですか。
A2 「布ベルト」と「厚さ調整紙」で「オリバー君」のスマホ挿入口幅を、０．１ｍｍ単位で調整します。これにより厚みの違うスマホをスムーズに出し入れが出来るよう硬さ調整します。

ご参考　https://youtu.be/IbPB2Oherno

Q3 「オリバー君スポーツ」は走っても服から落ちないのですか。
A3 「オリバー君」は胸ポケットに入れるので極力薄く製作していますが（その為取付部は１箇所）、「オリバー君スポーツ」は服に直接付けるので厚さを気にしなくてもよく(ポケットの膨らみを気にしなくても良い）、取付部を４箇所＋安全ピンへと大きく増やしています。その結果、走っても逆立ちしても「オリバー君スポーツ」は服から外れませんし、スマホも落ちません。

Q4 「オリバー君アーム」は腕から外れませんか。
A4 腕リングと腕時計（または透明ベルト）の２箇所で固定されているので、仮にどちらかが外れても「オリバー君アーム」が腕から外れません。勿論、スマホは落ちません。

Q5 「オリバー君アーム」からスマホは落ちませんか。
A5 基本的に腕は下を向いているので、スマホは落ちません。もし、腕を頻繁に上げる作業が多い人は、通常より少し固めに「オリバー君」の布ベルトをセットして下さい。