プロジェクト実行者

o'keeffe furniture

実行者にメッセージ

最新の活動レポート 2014.12.22

DMの発送も遅れてしまっている方がいて申し訳ないのですが、無事19日にオープンをしました。しばらくは改装しながら、週末のみのオープンですが、ぜひご...

ストーリー

2013年の5月のある日、私たちは旧東海道沿いにある築60年の取り壊されるはずだった古い家を買いました。

なぜこんな古い家を買ったのか？今作られている家に、住みたいなぁと思うような家が私達にはなかったからです。

だから、この家を見たときすごく気に入りました。あちこち傷んでいるけど、改装すれば、想っていたような特別な空間を作れると。

そして、「ここでお店をやりたいね」という話になりました。日々の暮らしを豊かにする家具、自分へプレゼントしたくなるような特別な品々を扱うお店を。

こういう風に生活したい、こういう所に住みたい、理想とする暮らしを多くの方が思い描いていると思います。しかし、日々の生活を送っていると、いつのまにかそんな想いも段々と薄れ、理想としている、大切な人達と過ごすお気に入りの空間を作ることも、そしてそんな憧れを描くことも少なくなっていってしまう。そう思ったことは、ありませんか？

忘れていた想いを再び膨らませ、日々の生活に豊かさを取り入れるのに参考にして頂けるようなそんなお店をいま私達はつくっています。「ここでゆっくり過ごしたい」と思って頂けるような場所を。

お店の名前はO'KEEFFE FURNITURE （オキーフファ二チャー）。名前は、アメリカの画家ジョージア・オキーフからとりました。彼女の作品、住んでいた家が素敵で憧れていました。

このお店は11月にオープンする予定です。次の世代まで受け継がれるようなデザイン、素材、造りにこだわった家具を届けられるようなお店にしたいと思います。

私は、平盛太基です。大学を卒業後やりたいことも特になく、父親の経営する家具工場の見習いになりました。そこで10年間木製の家具を作っていました。

そしてこの古民家と出会い、やっと夢と言えるものが見つかり、新たな方向性を求めてO'KEEFFE FURNITUREを設立しました。

家具は、20年、30年、それ以上に使い続けていけるものなので、歳を重ね使い続けても飽きのこない、いつみても良さを感じるデザインのものを作りたい。部屋を変えてくれる何かを探しているけれど見つからなかった、そんな人にも気に入って頂ける何かを作っていきたいと思っています。

長年、職人としてたくさんの木を扱った中で、家具の材料として使うのに適していると思った、ナラ、チェリー、ウォールナットなど木肌の美しい木材をを2mm、3mmと細かいところまでバランスを考えデザインしています。木自体がもつ本来の美しさ、透明感を引き出すために丁寧に研磨し仕上げ、使い込めば味わいを出す植物性オイルで塗装し家具を作っています。

私達が始めるお店は、静岡県藤枝市岡部町の旧東海道沿いにあり、大旅籠柏屋や初亀酒造など、歴史ある建物も残る田舎町です。この築60年の古い家は、そんな昔の風情を残す一軒でした。

「ここは古いし雨もりもするし、壁なんて、泥。だからここは取り壊して新たに建て替えるべき物件」と不動産屋さんに言われました。が、私たち夫婦は、そこに興味を持ちました。一目みて気に入り、時間とともに作られる威厳のようなものをここに感じ、即決しました。私達の家探しは、初めに出会ったこの一軒であっという間に終わり、こうして私達のプロジェクトは始まりました。

しかし始めてみると思うようにいかないことばかりです。あてにしていた銀行からの融資も難しく、改装はなかなか進まずオープンは遅れ、途中で何度もいやになったりしました。でもやっと見つかった夢、簡単には諦められません。この空間を多くの方と共有出来ればと思ってます。

そこでひとつお願いがあります。

私達のこのプロジェクトをご支援して頂けないでしょうか？

古い家を直すのには予想以上の資金がかかり、あっという間に予算は底をつきました。当初大工さんにお願いしようと思っていたことも、自分達で改装を行うことになりました。

11月にオープンさせる予定ですが、最低限のところのみを直してのスタートです。理想とするお店を作るには、まだまだ直すところが多く、資金も必要になります。そして早い段階で、caféを併設させたいと思っています。来て頂いたお客様にゆっくりと過ごし、くつろいで頂けるスペースを作り、そこで、コーヒーを飲んで頂きながら、イベントやドライフラワーのワークショップも開きたいと考えています。