このひとつのバッグで

製品に対する想い

皆さま、初めまして。今回、O’Ciao［オッチャオ］というバッグでプロジェクトを公開させていただきます、imagimmicks（イマジミックス株式会社）と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

性別や年齢に関係なく、個々のスタイルに合わせられるようなバッグとして、数WAY（数通り）に使えます。といったアプローチから作るのではなく

もっとワクワクできる自由な可能性があって、そのことが個々における想い入れにも繋がっていくようなイメージで作りたい！

という思いからスタートしました。

そして、このイメージを形にするために1年をかけて、バッグの袋部分をさまざまな形状に変えることができるというギミック（仕掛け）を考案しました。

合わせて、ハンドルなどを取り付け、取り外しのできるパーツ化にしたことで

数えきれないほどのカタチに作り変えることができるバッグができました。

なお、企画者であるimagimmicks［イマジミックス］でも、カタチにおけるパターンの正確な数は把握できていません。

そのような意味でも、このバッグには無限大の可能性があると言えるかと思います。

想像を膨らませながら

O‘Ciao［オッチャオ］は未完成のバッグです。

決まりのあるカタチや使い方はありませんので、それぞれにおいて作り変えたバッグがひとつの答えとなります。

その作り変えにおいては、「どんな感じに使おうかな？」「こんなカタチにしてみようかな？」「もっと自由にいろいろカスタムしてみようかな？」など

さまざまな想像を膨らませながら、DIY感覚のようにワクワクさを感じることもできるかと思います。

そのような「作り変えた時間が、バッグへの想い入れにも繋がっていったらいいな！」という考えももって試行錯誤しながら、計3年以上の歳月をかけて製品化しました。

スタイルイメージ

あくまでいくつかのイメージ例となりますが、この他にも想像に応じて自由にバッグを作り変えることができます。

また、性別や年齢に関係ないユニセックスバッグとして作っていますので、もちろん男性の方にも違和感なくお使いいただけます。

企画者である私は男性ですが、日常においてレッドを使っています！

完全国内製造品です

O’Ciao［オッチャオ］はimagimmicks［イマジミックス］の商品として、岐阜県大垣市にあるバッグの製造工場（株式会社TG）によって、完全国内製造品として作られるバッグです。

どこにもないバッグとして

O'Ciao［オッチャオ］のギミックに基づくバッグのデザインは、イマジミックス株式会社が独自に考案したものとして意匠登録されています。

カタチを作り変えるギミック

OʼCiao［オッチャオ］の袋の正面及び、背面にはそれぞれ正確に同じ位置で、144個ものハトメ（5mm程の穴のあいたリング状の金具）が配置されています。

【サイズ】を作り変える

この袋を、上の画像の白線上のイメージで折り畳む（折り込む）ことで重なり合ったハトメの穴に、留め具を通して固定させることで、サイズとしての【高さ】や【マチの有無】を作り変えることができます。

袋の【高さ】の作り方：例

袋の【マチ】の作り方：例

【デザイン】を作り変える

パーツ化されたハンドルなども、それぞれのハトメの穴と袋のハトメの穴を重ね合わせ、留め具を通して固定させる仕組みとなっていますので、デザインとしての【配置】を自由に作り変えることができます。

O’Ciao［オッチャオ］は

このサイズとデザインの組み合わせ方で、自分スタイルに作り変えるというギミックになっています

製品名の由来

OʼCiao［オッチャオ］という製品名は

の2つの意味から「新たなカタチとしての気づきや、出会いのようなものを提供できるようなバッグになったらいいな！」という想いで名付けられています。

カラーについて

各パーツの品質に対するこだわり

１：袋には防弾ベストにも採用された超高強度ナイロンを使っています

以下の点を考慮して、さまざまな素材でサンプルを製作した結果、裏地を設けずに1枚の生地で作ることができるバリスターナイロンを採用しました。

① 自由にカタチを作り変えやすいしなやかさがあること

② カタチを作り変えても傷つきにくい耐久性があること

③ 水分や油分に対する防汚性があること

バリスターナイロンとは

エアバッグやアメリカ軍の防弾ベストにも使用された極めて高い強度をもった国内製造のナイロン素材です。

糸の太さを示すデニール数（D）は一般的な高強度ナイロン素材が1000Dから1500Dほどに対して、2520Dという非常に高い数値を誇ります。

また、高級感のある仕上がりでハリやコシがありながらも、使い手に合わせるように少しずつ柔らかく馴染んでいきます。

折り畳んでいた跡が残った場合には、よく絞った濡れ布巾で拭き取って風通しの良い場所で乾かせてから使い続けることで、徐々に薄く馴染んでいきます。

耐久性を意識した縫製方法を行なっています

底面部分からの破れ（ほつれ）を防ぐために、側面部分のみを縫製しています。

ハトメにもこだわりました

全てのハトメには両面ハトメ（固着性の高いハトメ）を使い、腐食化を防止するための塗膜処理も施しています。

また、両面ハトメの中でも裏面も表面と同じ形状（丸みのある形状）となる特殊なハトメを採用しています。

マチのあるバッグとして使う場合の中敷きも付属しています

２：長さを変えて使えるハンドル（持ち手）です

ハンドルと袋のハトメの穴を重ねて、留め具を通して固定させる仕組みです。

【手持ち】や【肩掛け】として使ったり、袋の【外側】や【内側】に取り付けたりして使うことができます。

イタリア産の高級レザーを使っています

素材には、柔らかいながらもコシもあり手触り感のあるMastrotto（マストロット社）の高級シュリンクレザーを使っています。

エンボス加工（凹凸模様で型押しをした加工）が施されているので、使い続けていくことによって生じるシワなどが目立ちにくく、且つお手入れも容易なものとなっています。

また、側面部分にはハンドルの色と同じ、保護塗装（コバ処理）も施しています。

Mastrotto（マストロット社）とは

1958年に創業したイタリアのヴィチェンツァ近郊にある老舗タンナー（製革業者）で、現在では世界でも指折りのレザーメーカーとなっています。

多様なカラー展開と色ブレの少なさで、服やバッグ、財布などの世界のアパレルブランドや、イタリア製の家具や高級外車のシートなどにも採用されています。

３：袋の開け閉めができるカバーシートが付属しています

ハンドルと同じ素材で作られた開閉用カバーシートは2枚あり、それぞれを半分に折り、袋の正面と背面に挟み、重なったハトメの穴に留め具を通して固定させる仕組みです。

マグネット式ホックで開け閉めします

４：仕分け用のユニットポーチが付属しています

袋と同じバリスターナイロンで作られたユニットポーチにも、ハトメが取り付けられています。

このユニットポーチも、袋のハトメの穴と合わせ、留め具を通して固定させる仕組みで、袋の【外側】にも【内側】にも好みの位置に取り付けることができます。

ファスナーは、YKK社の製品を使っています。

ハンドルを取り付ければミニショルダーバッグとしても使えます

５：留め具について

留め具は組みネジ式タイプです

各パーツを固定させる留め具には、バッグの作り変えにおいてその都度取り付け、取り外しを可能にさせるために、組みネジ式タイプを採用しています。

長さは３種類あります

留め具の長さは5mm、10mm、15mmの3種類あり、バッグを作り変えたときに重なるハトメの数によって使い分けるイメージです。

また、留め具のみで固定しても締め付けが弱いと感じられた箇所には、同梱品のシリコン製の「緩み止めリング」を合わせて留め具に通すことで、きつく締め付けることができます。

６：高さがあるバッグでも常に自立できる形状保持プレートが付属しています

形状保持プレートは袋の内側に使い、ハトメの穴と合わせ、留め具を通して固定して使います。

このように、上から「ストン！」と落としても「クタッとせずに」常に自立します。

７：アクセサリーについて

imagimmicks［イマジミックス］のハートロゴアクセサリーは、バッグのアクセントとしてお好みに応じて、各パーツと同様に留め具で固定してお使い下さい。

製品の仕様

最後に

初めて何かしらのカタチを作るときには、袋を折ったり、留め具で固定したりと少し手間を感じる所もあるかもしれません。

しかし、その手間を経てカタチにしたバッグには、その人にしかない「想い入れ」のようなものも感じていただけるのではと考え、製品化を進めてきました。

また「想い入れ」という点においては、例えばパーツの固定に使っていない袋のハトメの穴に、市販品にあるネジ式の「トチカンを使った飾り」や「底鋲（底面の保護金具）」などをアクセサリー感覚で取り付け、よりもっと個性的にカスタマイズしていくこともできるかと思います。

そのような自由な感じで、あなただけのOʼCiao［オッチャオ］としてお使いいただけましたら非常に嬉しく思います！

スケジュール

リターンについて

製造工場のご紹介

株式会社TGは、「ジャパンクオリティ」ものづくり企業です

国内自社工場にてバッグ・レザー小物のOEM製造を行う会社です。

企画からデザイン、製造から出荷までをワンストップで受託いたします。

株式会社 TG　

特長1： 完全国内製造でご要望に正確にお応えします

特長2： 最新の設備でハイクオリティな製品を提供します

特長3： 豊富な在庫からさまざまな素材で試作を可能にします

特長4： 条件に応じて最適なデザインを提案します

特長5： 仕入れから完成まで一貫生産で納期を短縮します

HIGH QUALITY

TGでは高品質なイタリア製牛革を取り扱っております。また、りんごを原料に生まれた注目のヴィーガンレザーなど、多彩なレザー素材を常時ストックしております。豊富な種類とカラーの中からイメージに合う素材をお選びいただけます。

CREATIVITY

企画段階からTGのデザインスタッフが製品づくりを強力にサポートいたします。

オリジナルデザインや異素材の組み合わせなど、製造実績も豊富。

皮革材料・付属品なども多数ストックしており、さまざまなアイデアを素早く形にします。

FACILITY

バッグ製造に特化した先進工場

TGの工場には自動裁断機をはじめ、さまざまな製造機械を取り揃えています。

より高品質な製品をお届けするために、新たなテクノロジーを導入しています。

O’Ciao［オッチャオ］プロジェクト

担当者：児玉彩香（TG）

実行者紹介：imagimmicks［イマジミックス］について

imagimmicks（イマジミックス株式会社）は

今までになかったような新しいカタチを創造することで、ライフスタイルの多様性を拡げていきたい！

という想いから、企画するすべてのものに対して gimmicks （さまざまな仕掛け）を取り入れることで、暮らしに新たなスパイスやストーリーなどが生まれそうなモノを提供していくことをコンセプトに、 2022年12月に設立しました。

O’Ciao［オッチャオ］は、imagimmicks［イマジミックス］の第1号製品になります。

Makuakeのプロジェクト公開に合わせてSNSを始めました。（SNSは初めてのことでしてまだ不慣れな点もございますが、どうぞよろしくお願いいたします）

imagimmicks：X（旧Twitter）

imagimmicks：Instagram

ホームページは2024年4月中の公開予定です

あなただけのオリジナルとして

imagimmicks［イマジミックス］では、完成された（完結された）製品は作りません。

その理由は、オリジナルに変化させていく製品として、ライフシーンやライフストーリーに寄り添った形で使っていただくことをイメージしているためです。

O’Ciao［オッチャオ］や、今後展開していく製品を使っていただく中で

「考えもしなかった使い方【コト】やカタチ【モノ】を見つけた！」

みたいな出会いがありましたら、それはimagimmicks［イマジミックス］にとってどんなことよりも嬉しいことと考えています。

ワクワクできるプロダクトを

imagimmicks［イマジミックス］では、皆様にワクワクを感じてもらえるようなプロダクトの企画がたくさん控えています。

イマジミックス株式会社を設立するにあたり、他の製品のアイデアの蓄積にも多くの歳月を費やしてきました。

このプロジェクト公開をきっかけとして、順次製品化を進めていきますので、楽しみにしていただけましたら嬉しいです！

長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました 。

O’Ciao［オッチャオ］プロジェクト

企画/デザイン：早坂博幸（imagimmicks）

イマジミックス株式会社を設立する以前は、設計事務所やコンサルティング会社を経て、主にインテリア設計業務を行なってきました。

この設計業務の中で、日常の変化に順応できる多様性のあり方を強く意識するようになり、この考えをプロダクトへ反映することができないだろうかと考え、数年をかけてさまざまなアイデアの蓄積を行なってきました。

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