皆さま、初めまして。Ocean Leather 代表の高橋大海（たかはし ひろみ）と申します。週7釣りに行くほどの大の釣り好きです。

私は高知県内で魚の革（フィッシュレザー）の製造・販売・卸しを行っているフィッシュレザーブランド「Ocean Leather」を経営しており、「海をその手に」をコンセプトに様々なフィッシュレザー製品を展開しております。

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初挑戦のMakuakeでは、

新製品！土佐の海で獲れた魚の革を使った「IDパスケース」「ペンケース」「手帳型スマホケース」をお届けします！

フィッシュレザ―は、魚の剥製の防腐処理に着目し、魚の皮を革製品へと再利用した製品です。本来、資源として活用されていなかった魚の皮を活用し、植物タンニンを用いた自然由来の伝統的製法にこだわった、環境に優しい革製品です。フィッシュレザ―ならではの躍動感あるウロコ模様と立体的な手触りをお楽しみください。

【タイ革】

真鯛(マダイ)は、祝い事の席には必ずといっていいほど用いられ、タイ類の中でも最も有名な高級魚です。
透明感と深みを兼ね備えた美しい鱗模様の革となっています。鱗模様一枚一枚にグラデーションをかけており、凹凸のある立体感が他の革にはない特徴です。

古来、鯛は「おめでたい」との語呂合わせで、縁起物として重宝され、記念日やお祝いのプレゼントとしておススメです。

【ブリ革】

ブリは比較的成長の早い魚であり、養殖されることも多く、年間を通して日本人に好まれ食される大衆魚です。釣り堀ではマダイと並ぶメイン魚種です。繊細な鱗模様と滑らかな手触りが特徴的な革となっています。また、ブリは成長するにつれて呼び名が変化する出世魚として、仕事や学業など成長出世祈願のお守りとしても最適のレザーです。

全ての魚には「側線（ラテラルライン）」と呼ばれる水の流れを感じるための感覚器官があり、革一枚につき一つしか取れない貴重な部位です。特にブリレザーは側線が明瞭で、フィッシュレザーの魅力を最も感じることができるレザーの1つでもあります。通常は一本しか走っていませんが、たまに二股に分かれた側線を持った魚もいます。

【シイラ革】

シイラは暖かい海に分布する大型肉食魚でスポーツフィッシングにおいて人気の魚で、ハワイではマヒマヒとも呼ばれ高級魚として食されています。マヒマヒレザーは非常に細かな鱗模様と鮮明な側線が特徴のレザーで、非常に滑らかな触り心地です。

古くから高知ではシイラは雄と雌が仲むつまじく泳ぐことから、結納品として使用されていました。そのため、夫婦円満、恋愛成就の魚と言われています。

全ての魚には「側線（ラテラルライン）」と呼ばれる水の流れを感じるための感覚器官があり、革一枚につき一つしか取れない貴重な部位です。シイラもブリと同じように側線がはっきりした魚で、フィッシュレザーの魅力を最も感じることができるレザーの1つでもあります。

IDパスケース

環境に優しい植物タンニンなめしで作られたフィッシュレザーと牛革を使用したIDパスケース。社員証やICカード入れ、来客用のパスカードとしてもお使いいただけます。

高知で獲れためでたい「鯛」、出世魚の「鰤」、夫婦円満・恋愛成就の「シイラ」の3魚種をOcean Leather人気カラーでご用意いたしました。

■利用イメージ

■商品詳細

●IDパスケース部
素材：フィッシュレザー（マダイ・ブリ・シイラ）/イタリアンレザー/コットン
仕様：クリアカードポケット 1 / カードポケット 2 / O リングパーツ 1
サイズ：W 102 × H 72+13 × D 4
カラー：Ocean Blue, Golden Yellow, Black, Navy Blue

●ネックストラップ部
素材：コットン/ ベルギー産牛革
サイズ：L 485
カラー：Ocean Blue, Golden Yellow, Black, Navy Blue

※お使いの端末や閲覧環境により、写真と実物の色味や質感が多少異なって見えることがございます。

■商品イメージ

【 真田紐 】

真田紐とは、機（はた）と呼ばれる織り機でおった日本伝統の織物で、現在真田紐を作っているのは国内に数カ所と、とても希少な伝統工芸品です。

伸縮性が少なく硬くて丈夫な真田紐は、古来甲冑や馬具を固定したり重い荷物を運んだりして使われていた強靱な紐です。

またフィッシュレザー と同じく「染色技術」によって染められた絹や木綿を使って作られています。

手帳型スマホケース

外側にフィッシュレザー、内装に牛革を張り合わせて作った手帳型スマートフォンケース。様々な機種に対応した機能的なスライドアップ形式になっております。（一部機種には対応しておりません。以下の商品詳細でご確認ください。）

繊細なウロコ模様でしっとりした質感の鰤レザー、グラデーションがかかった大柄の模様とその凹凸感が魅力的の鯛レザー。使っていくうちにフィッシュレザーのエイジングを楽しめます。

■利用イメージ

■商品詳細

素材：フィッシュレザー（マダイ・ブリ）/イタリアンレザー/コットン
対応機種：iPhone 6, 7, 8, XR, 11, 12, 13...(6.1インチ以内は対応) /
iPhone以外： W 84mm × H 152mm以内は対応
仕様：カードポケット 5 / 粘着テープ 2
サイズ：W 84 × H 152 (閉じた場合)
カラー：Navy Blue, Black

※お使いの端末や閲覧環境により、写真と実物の色味や質感が多少異なって見えることがございます。

■商品イメージ

■取り付け方法

粘着シートの透明フィルムを剥がし、スマホ本体・またはハードケースの背面を貼りつけて完成です。

ペンケース

外装にはフィッシュレザーを、内装は牛革を使用しどちらの革も環境に優しい植物タンニン鞣しを採用。かさばらない、必要最低限のペンを持ち歩けるコンパクトなサイズのペンケースです。（約６～７本収納可能）大きく開き、ペンが出し入れしやすいのも特徴です。

■利用イメージ

■商品詳細

素材：フィッシュレザー（マダイ・ブリ・シイラ）/イタリアンレザー/コットン
仕様：ペンセクション １
サイズ：W 185 × H 41 × D 34
カラー：Ocean Blue, Golden Yellow, Black, Navy Blue

※お使いの端末や閲覧環境により、写真と実物の色味や質感が多少異なって見えることがございます。

■商品イメージ

ここでは私がフィッシュレザーを作るに至ったストーリーをご紹介したいと思います。

私が水産業における廃棄物を意識し始めたきっかけは16歳の時に魚を捌くアルバイトをしていた時でした。

魚は加工段階で廃棄部分が多く、1匹の魚から刺身を作るのに約６０～７０％の部分が捨てられており、水産業者はお金を払ってこれら廃棄部分を捨てています。

その現状を目の当たりにし、「その廃棄部分が何とかならないだろうか。」と日々考えていました。

大学生になり、ある日よく訪れる地元の釣具屋に行ったとき、入り口に置いてあった「魚のはく製」にふと目が留まりました。

気になり調べてみると、はく製はレザーと似たような製法で作られていることを知りました。

その時ふと、「魚の革で財布を作れば面白いんじゃないか？」と思いつき私はすぐさま研究・実験を開始しました。

今よりフィッシュレザーに関する情報やフィッシュレザーのお店などほぼないに等しかったですから、一般的な革の鞣し方について本やインターネットなどで勉強し、それを魚の皮に置き換えて実験を繰り返しました。

当時は失敗を繰り返すたびに前例がないものを生み出す途方もなさと焦燥感を感じましたが、日々進歩していると信じ、ひたすら実験し続けました。

研究を続け約一年、紆余曲折を経てやっと納得できる「フィッシュレザー」を開発しました。これまで何度も実験と失敗を繰り返しましたが、たくさんの方々の協力のお陰で、2021年にブランド創設に至りました。

今では比較的廉価な牛革や合皮が普及しているこの時代に、私たちは「新たなレザー」としてフィッシュレザーの魅力やポテンシャルを世の中に広めたいと思っています。

その一歩として、今回Makuakeを実施する運びとなりました。これを機にたくさんの方にとって素敵な出会いになれば幸いです。

フィッシュレザーは一つ一つ個性を持っています。

革のもととなった魚の生きているときにできた傷や側線（水の流れを感じ取る感覚器官）の入り方、ウロコ模様の並び方など、同じ革は一つとしてございません。

Ocean Leatherではそのフィッシュレザーの風合いを最大限生かして製品に仕上げております。革の部分によっては傷や色ムラがある場合がございますが、欠損品ではございません。広大な海を生き抜いてきた魚たちの生き様です。

使い込むうちに深みが増しすため、ぜひあなただけのフィッシュレザーに育てていただけますと幸いです。

ーあなたの知らない、フィッシュレザーの魅力。

フィッシュレザー製作工程

上記は簡略化しておりますが、実際には20以上の工程があります。

▼ご興味のある方はぜひこちらのページもご覧ください。

https://ko-yo-freeze.co.jp/ocean-leather/process/

▲作業風景

廃棄物削減と水産事業従事者の収入改善

・魚は捨てられてしまう部分の多い食品で、一匹の魚から刺身を造るときには一匹の重さの約60％の部分が廃棄されています。魚の皮の重さは魚の重量に対して約2％前後で、例えば100㎏もの魚をさばいた際には2㎏の革が捨てられてしまいます。
・本来であれば捨てられてしまう魚の皮をフィッシュレザーへと変えることにより、廃棄物を削減することができ、さらには皮を買い取ることで漁業に従事する人々の収入改善にもつながります。

クロムなどの環境負荷の高い薬品不使用

・クロム革の流通量は革全体の8割を占めており、重金属であるクロムなどを含んだ廃液は健康や環境に悪影響を及ぼします。
・発展途上国などで生産されている安価な革製品はクロムを主原料としており、その廃液を浄化せず川に排出することにより近隣住民の深刻な健康被害や環境破壊を引き起こすケースが社会問題となっています。
・Ocean Leatherでは植物タンニン鞣しを採用しており、クロム鞣しなどの重金属類を使用する鞣し方法に比べて環境負荷が少ない鞣し方法です。

人工育ちの植物タンニン

・植物タンニンのために原生林を伐採すればもちろん森林破壊につながりかねません。Ocean Leather製品に使用する植物タンニン原料は原生林を伐採したものではなく、すべての人の手により植樹、栽培、管理された人工林のものを使用しております。

天然素材であるフィッシュレザーは、長く使うほどに味わいを増すのが魅力。しかし、長く使用すれば革にもダメージが加わる可能性があります。メンテナンスをすることで、より長く気持ちよくフィッシュレザー製品を愛用していただけます。

【用意するもの】
・布（柔らかいものがおすすめ）
・革用オイルorクリーム

【お手入れのタイミング】
メンテナンスを行う目安は、革のかさつきを感じた時。もしくは、年に2回程。生き物の肌は血液などにより常に水分や栄養を受け取り続けているため、お手入れをせずとも常に潤い、ダメージを修復しています。革も同じようにオイルを含ませてあげることで潤いを取り戻し、より長持ちさせることができます。

【お手入れの方法】

【保管方法】

保管時は直射日光を当てずに、湿気の少ない、通気性の良いところで保管してください。

Ocean Leather商品であり、下記に示す保証期間内のものに限り有償にて修理、又は補修をいたします。なお、特注仕様の製品などは、保証期囲を 別途に定めることがあります。

補修内容によって料金が変わりますのでご希望の際は一度ご連絡お願い致します。
おおよその修理・補修料金を提示させて頂き、内容にご了承いただけるようでしたら商品を当店にお送り下さい。
※破損が酷く修理が不可能な場合はお受けできませんのでご了承下さい。

1．対象製品
当ブランド全製品

2．保証期間
対象製品の保証期間は、単価２万円以下の製品は1年以内、２万円を超える製品は３年以内とさせていただきます。

3．保証範囲
保証期間内であっても、次に該当する破損の場合は保証対象外とさせていただきます。なお、修理を行なった場合でも保証期間の起算日は対象製品の当初ご納入日とさせていただきます。

・その他、社会通念上、常識的な使用の範囲を逸脱していると認められるとき
・当店の手配に依らない修理・改造
・犯罪など不法行為による破損

2022年11月17日 Makuake プロジェクト開始
2023年01月17日 Makuakeプロジェクト 終了
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　　　｜ 　　　　プロダクト生産
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2023年03月中旬 リターン配送開始

今回のMakuakeによっていただく応援購入金は新製品の開発とフィッシュレザーの品質向上・生産力向上のための皮革製造機械（タンニングドラム）の導入に充てさせて頂きます。

〈内訳〉

・応援購入金の60％＝新製品の開発費用

・応援購入金の40％＝皮革製造機械（タンニングドラム）の導入

Ocean Leather 代表の高橋大海です。
ここでは少しだけフィッシュレザー開発秘話を話させて頂きたいなと思います。

私は生まれも育ちも高知県出身で、家系は代々水産業に従事しておりました。そんな私は高校には行かずそのまま父のお魚屋さんの手伝いとして働きはじめました。その後、高校認定試験（大検）に合格し幸運にも大学に進学できましたが、大学３年生の頃コロナの影響で高知に戻って来た際に就職活動ができなかったため、毎日釣りに行っては魚捌きのアルバイトをしてという生活をしていました。

そんなある日、偶然思いついたこのフィッシュレザーは開発時、周りから「そんなの売って生活できるの？」と笑われましたが、元々は中卒だった私は「別に失うものはないからやるだけやってみよう」と1年ほど必死で開発しました。

寝れないほど加工法を考え抜いて完成したフィッシュレザーは我が子のような可愛さです(たまにフィッシュレザーと一緒に寝ています(笑))。今では何とか質素な生活を送れるほどの収入が得れているので少しホッとしています。

創設して1年ちょっとですが、自慢のフィッシュレザー製品ですのでぜひ皆さんに質感や魚本来のウロコ模様などを楽しんで頂ければ幸いです。

応援よろしくお願いします！