自作の調律機を用いた調律により、音程バランスの取れた、さらにオカリナユーザーのニーズに合った息圧のオカリナを実現し、演奏しやすく、聴く人に感動を与えられるようなオカリナを作りたい。

スペイン語で[ 森 ]を意味する[ＳＥＬＶＡ　ＯＣＡＲＩＮＡ]には、初級者用と中・上級者用の２種類のオカリナがあります。初級者用には現在（大・中・小）３種類のオカリナがあり、小さくなるにつれキーが上がります。

《 オカリナ（大）・・・ほぼ、Ｃ調 》

《 オカリナ(中）・ほぼ、Ｆ調 》

《 オカリナ（小）・・・ほぼ、Ｂb調 》

となっており、音域はシ・ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・ファで、音階もほぼ整っています。

中・上級者用には、Ｃ調（アルトＣ）、Ｆ調（ソプラノＦ）、Ｃ調（ソプラノＣ）の３種類のオカリナがあり、自作のオカリナ調律機を用いることにより、キーは正確であり、音階（音程バランス）は正確です。音域はラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・ファとなります。

また、低音から高音までかすれることなく音が出るように作られており、さらに吹き込む息圧は、調律機を用いることにより微妙な息圧の違い(オーダーメイド)のオカリナを作ることが出来るようになりました。

《 アルトＣ管 》

《 ソプラノＦ管 》

《 ソプラノＣ管 》

中・上級者用には、初級者用とは異なるオカリナストラップ留めも付いています。

石膏で出来た外型と金属板に取り付けた内型をボール盤に取り付け、ボール盤のハンドルを押し下げて成型し上下それぞれを作ります。次に歌口（音の出る穴）を加工し、トーンホール（音階の穴）をあけ、上下を張り合わせて仕上げ後、乾燥、焼成、調律して完成となります。

初級者向けオカリナ（小）
キー ： ほぼＢｂ調
音域 ： シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ　
大きさ ：約8.6×6.0cm、重さ ： 約60g

初級者向けオカリナ（中）
キー ： ほぼＦ調
音域 ： シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ　
大きさ ：約11.3×8.3cm、重さ ： 約140g

初級者向けオカリナ（大）
キー ： ほぼＣ調
音域 ： シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ　　　
大きさ ： 約13.6×9.5cm、重さ ： 約210g

中・上級者向けオカリナ ： （ソプラノＣ管）
キー ： Ｃ調
音域 ： ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ
大きさ ： 約12.2×6.4cm、重さ ： 約115g
（出来上がり模様は、１つ１つ異なります）

中・上級者向けオカリナ ： （ソプラノF管）
キー ： Ｆ調
音域 ： ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ
大きさ ： 約13.2×8.0cm、重さ ： 約130g
（出来上がり模様は、１つ１つ異なります）

中・上級者向けオカリナ ： （アルトＣ管）
キー ： Ｃ調
音域 ： ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ
大きさ ： 約17.9×9.3cm、重さ ： 約260g　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
（出来上がり模様は、１つ１つ異なります）

オカリナ製作のための道具や機械の購入、運転資金。

調律は普通、調律者が吹いて音階の穴の大きさを調整しながら調律をしていきます。個体差のないオカリナを目指すにはバランスのとれた安定した息の強さで調律しなければなりません。

音程バランスが良く個体差がないオカリナ作りを目指して、開発したのがオカリナ調律機です。オカリナの吹き口に入れる空気(息）の強さを数字で見ることが出来るため、安定した調律が出来、微妙な息の強さの違いのオカリナを作ることが出来るようになりました。

このような技術を生かして、オカリナユーザーの望んでいるオカリナを提供し、演奏者、また聴く人にとっても、感動できるオカリナを作って参りたいと思っております。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　岡田 淳志

FAQ

オーダーの場合どうすればよいでしょうか。

ご自分で使っているオカリナをお預かり（来て頂いて）して息圧を測定後、注文者と相談しながら息圧を決定し、製作に執りかかります。