平成30年7月「西日本豪雨」のその後

多くの災害が立て続けに起こった今年の夏。中でも、7月の西日本豪雨では広島県や岡山県を中心に洪水や土砂崩れの影響で街中に多くの被害が及びました。中でも被害が大きかった岡山県倉敷市真備町では相次ぐ堤防の決壊によりその浸水範囲は真備町全体の4分の1にあたる1,200ヘクタールにものぼり、未だ復旧の目途が立たない公共施設が沢山あります。

真備町民の憩いの場として機能していた文化施設、「マービーふれあいセンター」も、豪雨の被害によって約3.5メートルの高さまで浸水。天井は剥離や落下が起こり、ピアノを含むすべての楽器及び音響機器が故障しました。

<写真：被災前のマービーふれあいセンター>

<写真：被災後のマービーふれあいセンター>

世界最高クラスの音楽を通じて、真備市の文化施設の復旧に貢献したい

私たち、公益財団法人 日本音楽財団は、アントニオ・ストラディヴァリとバルトロメオ・ジュゼッペ・グァルネリによって製作された世界最高クラスの弦楽器を21挺（ストラディヴァリウス製ヴァイオリン15挺、チェロ3挺、ヴィオラ1挺、グァルネリ・デル・ジェス製ヴァイオリン2挺）を保有し、国籍を問わず国際的に活躍する演奏家や若手有望演奏家に無償で貸与することで、世界の音楽文化の発展に貢献している財団です。

＜写真：2016年ストラディヴァリウス・チャリティー・コンサートの様子＞

「文化の発展に寄与する」という共通の目的を担う被災地の文化施設の復旧・復興に少しでも貢献したいと考え、この度、2019年3月5日に東京・王子ホールで開催する、～ストラディヴァリウス1735年製ヴァイオリン「サマズィユ」で聴く～　竹澤恭子＆江口玲　デュオ　リサイタル　のチケットの売り上げ全額を、「マービーふれあいセンター」に寄付することを決めました。

豪華楽器とキャストで贈る、これまでにない世界最高クラスのチャリティ・コンサート!!!

日本を代表する世界的なヴァイオリニストで、当財団が保有するストラディヴァリウス1735年製ヴァイオリン「サマズィユ」の貸与者である竹澤恭子さんと、同じく世界を股にかけた活躍が目覚ましいピアニストの江口玲さんによる豪華キャストの共演はそれだけでも見逃せないコンサートになります！

チケットをお買い求めいただくお客様は「寄付者」となり、ストラディヴァリウスの音色をお楽しみいただきます。そうしてお買い求めいただいたチケット金額は全て、「マービーふれあいセンター」の復旧に役立てられます。世界最高クラスの音楽を通じた災害支援の形を、是非応援してください！！！

コンサート詳細↓↓↓

～ストラディヴァリウス1735年製ヴァイオリン「サマズィユ」で聴く～　竹澤恭子＆江口玲　デュオ　リサイタル
2019年3月5日（火）19時開演
東京中央区・王子ホール

チケット購入先：王子ホールチケットセンター

チケット価格：一律6,000円
https://www.ojihall.jp/form/ticket.html

竹澤恭子（ストラディヴァリウス1735年製ヴァイオリン「サマズィユ」貸与者）
江口玲（ピアノ）
主催：日本音楽財団　　
助成：日本財団

プログラム:
ブロッホ：バールシェム
フランク：ヴァイオリン・ソナタ
ワーグナー：ロマンツァ
クライスラー：愛の悲しみ、愛の喜び
ベートーヴェン：クロイツェルソナタ

コンサートチケットをご購入いただいたMakuake支援者の皆様に、特別なリターンをご用意しました！！！

2019年3月5日に東京の王子ホールで開催する「～ストラディヴァリウス1735年製ヴァイオリン「サマズィユ」で聴く～　竹澤恭子＆江口玲　デュオ　リサイタル」のチケットをご購入いただいたMakuake支援者の皆様には、キャストの素顔が垣間見れる、そしてストラディヴァリウスの生の音が本番直前のホールで聴けるリハーサル参加や、生の楽器を間近で見ながら演奏家たちとプロのカメラマンによる写真撮影ができるチャンスなど、大変貴重な機会をリターンとしてご用意しました！リターン購入金額は、チケット売上金額全額と合わせてマービーふれあいセンターに寄付されます。(Makuake支援のリターンのお渡しには事前のチケット購入が必須です。ご注意ください。)

注意事項

・Makuake支援のリターンのご購入には、2019年3月5日（火）19：00～東京・王子ホールで開催の「ストラディヴァリウス1735年製ヴァイオリン「サマズィユ」で聴く　竹澤恭子＆江口玲　デュオ　リサイタル」のチケット購入が必須となり、リターンはコンサート会場での手渡しとなります。

・リターンのお渡しの際には、Makuakeの支援ページをご提示いただきます。

公益財団法人　日本音楽財団について

日本音楽財団は世界遺産と言われるストラディヴァリウス等名器を21挺保有・貸与し、これまでも地域で活動するNPO等と協力してチャリティ･コンサートを開催してきました。チャリティ･コンサートの目的は当該地域でのチケット拡販と寄付文化の醸成にあります。チケット購入代金の全額がチャリティとして寄付され、それがどのように使われるのかを多くの方々に知ってもらうことにより、地域での寄付活動を活発化してきました。今回は財団初の試みとしてクラウドファンディングの仕組みを用い、先日の西日本豪雨で水没した岡山県倉敷市真備の音楽堂再建資金を、当財団が保有するストラディヴァリウスを用いた演奏会で調達します。

被災地支援をしながら、世界一の音楽を楽しもう！！！

この機会を是非、お取り逃しなく！！！