プロジェクト概要

日常茶飯器・ドリップ急須

三重県四日市・萬古焼の紫泥（炻器）の急須で「美味しく」珈琲ドリップができる。

「急須で簡単に、誰でも！美味しく！珈琲をドリップできる」道具

珈琲をドリップする器具は、ステンレスなど金属素材や陶磁器が主流です。

萬古焼・紫泥（陶土）のドリップ急須は

土の手触りも優しく、

金属臭や冷たさも感じずに気持ちよくドリップできる急須です。

萬古焼・紫泥の急須には約300年の歴史があります。

日本の暮らしの中に根づく道具として、国内外で長く愛されてきました。

紫泥の急須には、土に鉄分が多く含まれていて、

鉄分がお茶に含まれるタンニンなどの「渋み・苦み」と反応し

お茶をまろやかにし「旨さ・甘さ」を引き出します。

ドリップ急須は、

その特徴を生かして、和の急須が、今の暮らしに馴染じむ急須として生まれました。

「珈琲」が美味しく淹れられ、

本来の急須の役割である美味しい「お茶」が飲める。

今の暮らしに寄り添える道具として、

珈琲でも日本茶でも、毎日のお茶の時間が心地よく、

心豊かにゆったりと過ごして欲しいと願って誕生しました。

ドリップ急須ストーリー

１．プロがこだわる「珈琲ドリップ」の要素を急須に取り入れました。

２、注ぎやすい持ち手の位置やお湯の出る具合、機能的な大きさまで！

デザインの中に性能を込めて形にしました。

３．素材の「紫泥」で「お茶」が美味しくなるっ！？なぜ！？

１．プロがこだわる「珈琲のドリップ」の3大要素を取り入れました。

・注ぐ湯量調節が容易であること

・お湯が真っすぐに滴ること

・淹れている間に湯温がさがりにくいこと

急須なのに簡単に美味しく珈琲ドリップができる！

嬉しいアイテムドリップ急須

２、注ぎやすい持ち手の位置や湯口、大きさまで！性能にこだわりました。

「シンプルなデザインの中に、ドリップの性能を宿した急須業界の新しい逸品」

・ハンドルは手首に負担が少ない角度

5℃の傾きが秘訣！気持ちよく注ぐための工夫が！

・湯量の調節が容易で、尻もれしにくい湯口

三角の湯口には、工夫と技術が満載！一つ一つ手加工で仕上げる職人技。

３．素材の「紫泥」で「お茶」が美味しくなるってホント！？

・紫泥という素材が美味しいを作る

おいしくでる急須。

昔から「萬古急須は、茶がおいしく入れられる」と

多くの茶人に支持されてきました。

第三者機関にてこれを科学的分析により実証。

実験条件

三重県産「伊勢茶」2gと90℃の湯200mlを急須に入れ、

5分間静置してお茶を抽出します。

抽出したお茶を様々な分析装置で測定しました。

科学的分析結果から判明したこと

1. 旨味成分は、どの急須で入れても変化がありませんでした。

2. 渋味成分は、せっ器質の萬古急須のような焼締め急須で低減されました。

3. ２点識別法による官能検査の結果も有意な差がありました。

つまり！！旨味成分は残り、渋み成分が軽減！という結果！

ドリップ急須は

陶山製陶所で作られています。1929年創業、現在5代目。

萬古焼急須を代々、職人技と心意気で継承してきました。

萬古焼の赤萬古土は、鉄分を多く含んでおり、

1200度の高温で還元焼成すると紫褐色になることから「紫泥」と呼ばれます。

また、釉薬を使わず「焼き締め」るため、使えば使うほど、「艶」が出てきます。

「艶」が風合い・味わいとして、茶人にも愛されてきました。

紫泥の急須は、長く大事に愛でることのできる素材です。

また、萬古焼の急須は、本体と蓋を「擦り合わせ」という工程が特徴的で、

気密性を高めガタツキをなくし、気持ちよくお茶が注げます。

湯口は一つ一つ、手作業で作りだします。

いこみ風景、時間調整して形作り。季節や気候で微妙な調整は長年の経験から。

窯の場所により、焼成の具合が変わります。これも長年の経験の賜物。

珈琲ドリップだけでなく、本来の急須としても使えるドリップ急須の誕生です。

つまみには天然木ウォールナットを使ったことで温かさも。

職人とデザイナーの魂が共鳴して出来た日常茶飯器・ドリップ急須は

本来の急須らしさに加え、今の暮らしに馴染む形で、

今までにない新しい機能を持ち、使い勝手の良いものとして、

日々の暮らしの空間に優しく寄り添ってくれることを願っています。

made in japan

ドリップ急須

寸 法：13×16×11cm
満水容量：400ml (適正容量350ml、ホットコーヒー約２杯分)
素材： 紫泥(炻器)
つまみ ウォールナット(オイル仕上げ)

Design by Koizumi Makoto

製造窯元：陶山製陶所

代理店：フォームレディ

ご使用前に・お手入れ

1 この商品は直接火にかけてご使用いただけません。
2 急冷は避けてください。温度差により割れる恐れがあります。
3 ご使用後は汚れを落とし、食器用洗剤で洗った後よくすすいで乾燥させてから収納してください。
4 陶器には吸水性があり、この商品を水に浸したままにしておきますと汚れた水を吸水しカビや臭気を発生させる原因になります。
5 汚れや臭いが気になる場合は台所用漂白剤をご使用ください。
6 テーブル等の上では、陶器を引きずらないでください。 傷をつける原因になります。

ドリップ急須でドリッパーを使った珈琲の淹れ方目安

1.お手持ちのフィルターに珈琲粉を入れてください。

珈琲粉10gに対してお湯150cc、12gに対して160ccが目安です。

ドリップ急須は、7～8分目で約300～350ccですので、

約2杯分のドリップに適しています。

2.沸かしたお湯を、ドリップ急須に注いでください。

お湯を急須に注ぐことで、湯温が少し下がり適温になります。

3. 2のお湯を20cc（珈琲粉全体が湿る程度）注ぎ、

15秒～20秒そのままにして珈琲豆を蒸らします。

4.ドリップ急須をゆっくり傾け、真ん中にお湯を注ぎ始めます。

お湯を細くゆっくり注ぎ、

フィルター壁の珈琲粉にはお湯を注がないようにします。

そうする事で雑味が抽出されません。

5.最後の一滴のしずくまで落ちたら、軽く混ぜて味を馴じませたら出来上がり。

※ 抽出する淹れ方は、様々な方法があります。

お好みのドリップ方 法を見つけてください。