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騒音下でもクリアな音声を届ける。NECのテクノロジーを結集したヒアラブルデバイス

Good Project Mark
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ストーリー

  1. オンライン環境下の『伝える』際のノイズ音をキャンセル。どこにいてもクリアな音声を相手に届ける
  2. 内密な音声メモをロック。あなたの耳をパスワード代わりに音声ファイルを記録&ロック解除できる
  3. NECが誇る認証技術の結晶。音響・生体認証&9軸センサ搭載イヤホンマイク型デバイスで未来を描く

オンライン会議で『伝える』際のノイズ音をキャンセル。
コミュニケーション精度を上げる『ヒアラブルデバイス』

今や当たり前となったオンライン会議。「どこでもできる」ことが良い反面、お互いが違う場所にいることで生じる問題点もあります。

例えば、自分の周りが騒がしく「相手にこちらの喧騒が聞こえてしまい会議の妨げになる」「オープンスペースでは聞かれたくない情報を話しづらい」など、周りの環境音がビジネスのノイズになることも。『ヒアラブルデバイス』はどこにいても、クリアな音声を“伝えられる”ワイヤレスイヤホンマイク。周りの環境に影響されないクリアな音声は、まるで同じ会議室にいて、目の前で打ち合わせしているかのような感覚で打ち合わせができます。

《 オンライン会議でのこのような悩みが無くなります。 》

隣席の打ち合わせの機密情報をマイクで拾ってしまい、自分の打ち合わせ相手に聞こえてしまう。

不意に子供の声や家庭の生活音が会議に入ってしまい、会議が不穏な雰囲気に。

マイクをミュートにしないと周りの会話やBGMが入ってしまうので、喋りづらい。

通話相手に
ノイズを聞かせない。

オンライン会議は出席者の環境が会社、自宅、近場のカフェなど参加する場所に違いがあり、周りの音の環境も様々。また、いつも静かな場所にいる事が難しく、家庭やカフェでは家族の生活音・周りの騒音などがあり、会社では会議室が埋まっていて自分のデスクで行うこともあり、同僚の話し声や電話の音など、どこでもできるが故の“音”の問題があります。

『ヒアラブルデバイス』はイヤーチップ内側のマイクで“耳の中で響く自分の音声”を集音し、外側のマイクで“発話に混入する騒音”を拾得することで、騒音成分を打ち消し処理します。それによって、ノイズがないクリアな音声を相手にお届けすることができ、普段通りのスムーズな会話をすることが可能です。

NECでは『どういうときの雑音をどう消すか』『その制御をどうするのか』を研究し、必要な音声の質を落とさずに、必要ない雑音をどれだけ消せるのか、その加減や技術を構築しました。

NECの独自技術により、発話音声の背景の雑音や、電話回線のノイズ、複数話者の声が混在する状況などの、人の声の聞き取りが難しい状況でも、集音した音声から個人の特徴を効率的に抽出する新手法を用いることでクリアな言葉を届ける事ができます。

【 通話アクティブノイズキャンセリング 】
▼ 騒音環境下での通話アクティブノイズキャンセリングの擬似体験ができます。

自分を認識してくれるイヤホンマイク。
生体認証技術で自分しか開けない音声メモの録音が可能。

指紋や瞳の虹彩のように耳内部の音響は各人固有のもの。NECの耳音響認証(特許出願中)技術で個々により違う、装着者の耳穴の形状で決まる音の反響を用いて個人を特定。『ヒアラブルデバイス』が「今使用している人が誰か」を認識するので自分だけがアクセスできる音声メモを簡単に残す事ができます。

事前に専用アプリで耳音響認証に必要な特徴量を登録しておき、そのアプリを起動した状態で音声を登録すると、アプリ内にセキュアに音声のメモを保存することができます。

※音声メモ機能は現状、Android OS端末のみ対応となります。iOSはBluetoothヘッドセットとして使用可能です。

耳の構造を活用した生体認証は人体の内部の情報を用いるため、詐称が困難で安全性が高くなります。メガネ、帽子、マスク、手袋をしていても『ヒアラブルデバイス』では瞬時かつ安定的な認証が可能です。

Bluetoothイヤホンマイクとして音楽や映画観賞にも使えます。

『ヒアラブルデバイス』はBluetooth接続のイヤホンマイクです。オンライン会議だけでなく、スマホ、PC、テレビなどでのBluetoothイヤホンマイクとして音楽や映画、通話など幅広くご使用ください。

1つのイヤホンに2つのマイク

耳の内側、外側で異なるノイズをキャッチし音域全体をクリアに

イヤホンマイクの内側と外側に配置した、2つの集音マイクによってノイズを高精度に検知するノイズキャンセリング方式を採用。イヤーピースで遮音した後に、どういうノイズが耳の中に残るかは、人それぞれの耳の形や装着状態などによって大きく異なります。

外側のマイクだけではどうしても拾いきれないノイズを、耳の内側の音導管の部分にマイクをつける事で、飛行機のような低域のノイズだけでなく、人の声や雑踏の音など、中高域のノイズまでキャッチできます。正確にノイズを把握することで、全体帯域での正確な逆位相のキャンセル波を生成できるので、高いノイズキャンセル性能を実現しています。

今後のコンテンツ拡張に向け各種センサを搭載。

『ヒアラブルデバイス』のできることは、マイクとスピーカーの「伝える」「聞く」だけではありません。このデバイスには、今後のコンテンツ拡張に向けて9軸センサが内蔵されていて、使用者の「いつ」「どのような状態」であるかを可視化することができます。

言葉を伝える「マイク」、音を聞く「イヤホン」、個人を特定する「生体認証」、そして使用者の状態を可視化できる「9軸センサ」。『ヒアラブルデバイス』でそれらを掛け合わせることで、NECでは今後エンターテインメントやビジネス、教育、観光など幅広い分野の未来に貢献できると考えています。

NECが実現したい未来

NECでは『ヒアラブルデバイス』を通じてリアルとバーチャルを融合させた空間の演出を目指しています。「音響定位」という独自技術を活用する事で、臨場感のある演出が可能となります。

NECの技術を応用することで、仮想的な空間に音源を固定させ、ユーザがその場所を訪れると自動的に音が聞こえてくるイメージで、街全体をテーマパーク化することができます。

顔の向きや歩いている方向をセンサが認識できるので、街を歩いていると「身の回りのモノ」や「言葉を話さない生き物」に魂がやどり、話しかけてくる。そんな日常の空間を全く新しいエンターテインメントに変えることができます。

NECが実現したい未来のコンセプト動画を下記リンクからご覧いただけます。
- NECが提供する「空間音響MR™」SSMR

将来的には『ヒアラブルデバイス』を認証デバイスとしたアプリケーション開発により、パーソナライズされたコンテンツの提供や手ぶら決済など、ハンズフリーで利用できる様々なサービスを実現したいと考えています。

上記の未来が実現できれば、スマホやウェアラブルグラスと異なり、両手や視界は自由で動きの邪魔をしないため、ストレスなくサービスをご利用いただけます。

製品仕様

<主な特徴>
新規開発 4.85mmドライバーの搭載
超小型ダイナミック・ドライバーの採用により、様々な耳へのフィッティングを向上させ正確な生体情報取得を可能にしています。

音質へのこだわり
鼓膜-ドライバー間の音情報を取得する従来のノイズキャンセルイヤホンは、ドライバーの前面にマイクを設置している構造が主でしたが、本製品ではマイクをドライバー背面に設置する事によりドライバーから出る音を阻害せず音質を保ちながら、生体情報の取得を可能とする構造を開発し採用しています。(フォスター電機 特許出願中)

ユーザビリティを考慮したプロダクトデザイン
長時間耳に直接接する外周部分には、耳へのストレス軽減とフィッテングの観点からシリコンを採用しました。また、操作性を向上させ、外側からの水や汗の侵入を防ぎIPX4(外側)に対応するためタッチパネルを採用しています。

耳に装着されているかどうかを判断できるように近接センサを内蔵しています。これにより装着されていない時には無駄なバッテリーを消費しないなどヒアラブルデバイスとしての基本的な機能もおさえています。

メンテナンス性
耳垢(じこう)による生体認証精度の低下や、いつも清潔に保てるメンテナンスのしやすいメッシュ付きイヤーチップを本製品用に新規開発しました。これにより、製品内部に耳垢やゴミが入る事を防ぐことが出来ます。

<主な仕様>
型式:ダイナミック型
ドライバーユニット:φ 4.85mm
再生周波数帯域:20Hz ~20kHz
電源:リチウムイオン充電池(内蔵式)
充電時間:約 1.5~2 時間
待受時間:約 50 時間
動作時間:連続再生時間 / 最大6 時間
連続通話時間 / 最大 6 時間
質量:
本体 約8g x 2個, 充電器(USBケーブル除く) 約60g
通信方式:Bluetooth ver.5.1
対応プロファイル:A2DP、AVRCP、HFP、HSP
対応コーデック:SBC、aptX、AAC
防水等級:外側 IPX4相当、耳内側 IPX2相当、充電器(非対応)
センサ機能:9軸センサ(ジャイロ, 加速度、地磁気)、近接センサ
本体サイズ:25.0mm x 21.7mm x 27.2mm (イヤーチップ含む)
充電ケースサイズ:41.0mm x 67.0mm x 47.0mm (充電ケーブル除く)
付属品:充電ケース、充電ケーブル(USB Cable TYPE-C - Type A)、イヤーチップS・M・L(Mは本体に装着済み)、取扱説明書

◆ 製造元:フォスター電機株式会社
https://www.foster.co.jp/

プロジェクトへの想い、開発ストーリー

NECでは、「安全」「安心」「公平」「効率」という4つの社会価値創造の軸をテーマに、より良い社会を創ろうという活動を続けております。
今回のヒアラブルデバイスでは、新しいコミュニケーションという価値を創造したいと考えており、今回このような製品を届けさせていただくことになりました。

NECの独自の技術である耳音響認証通話アクティブノイズキャンセリングを詰め込んだワイヤーのないTWS(トゥルーワイヤレス)型のヒアラブルデバイスとなっております。

ビジネスパーソンはもちろん、オンラインでのコミュニケーションが活発になってきた時代における新しいコミュニケーションスタイルを実現したいと思ったのが開発のきっかけです。工場などの騒音環境が過酷な場面で利用できる技術を今回、オフィス業務などでも利用できるようにリデザインし、NECが持つ最先端の技術をこの小さなヒアラブルデバイスに詰め込みました。

今回はBtoBというよりはコンシューマー向けの製品で、より多くの方に使っていただきたいと考え、色は白を採用させていただいております。また、TWS型のヒアラブルデバイスということで、小型の新規開発のサウンドドライバーを搭載しており、音質にも妥協のない作りとなっております。

オフィスで働くような人だけではなく、将来的にはTWS型ヒアラブルデバイスを一つ耳に付けておくだけで、例えば海外から日本に観光に来られる方が、日本に着いてから日本を楽しんでいただき、かつ帰るまでの究極のおもてなしを実現できるのではないかと考えています。

例えるなら、一人一人に寄り添った“パーソナルアシスタント” というところが一番しっくりくるかなと思います。

TWS型ヒアラブルデバイスというのはNECとしてもチャレンジングな製品となっております。NECが目指す社会価値創造や、今回の製品に込めたコンセプトに共感していただける方と共に、より良い社会であったりライフスタイルを今後作り上げていきたいと考えております。

今後、ますます時代は大きく変化していくと思うのですが、ヒアラブルデバイスでより生活を楽しんだり、ビジネスをよりスマートに進めていただけるような世界を皆さまと一緒に作っていきたいと思いますので、是非、今回のヒアラブルデバイスを通して未来を感じていただけたら幸いです。皆様、応援のほど宜しくお願いいたします。

プロジェクトチーム

今回のプロジェクトは、オンラインでのコミュニケーションが活発になってきた時代における新しいコミュニケーションスタイルの実現と、ヒアラブルデバイスが目指す未来の世界を世の中に伝えていくために、企業の研究・技術から新製品・新事業創出をサポートするMakuake Incubation Studio(MIS)と一緒にMakuakeに挑戦します。

(左から)

NEC デジタルプラットフォーム事業部
中島由貴

NEC デジタルプラットフォーム事業部
エキスパート
青木規至

Makuake Incubation Studio
クリエイティブディレクター

北原成憲

Special Thanks

- アートディレクター:内田雄太(LOFIDESIGN)
- テキストライティング・ディレクター:坪田宗久(LOFIDESIGN)
- ムービーディレクター/編集:丹沢
由棋
- ムービーオペレーター:ヌマクラマコト
- ムービーオペレーター:
田中仁志
- フォトグラファー:谷内啓樹
- ヘアメイク:TATSU
- スタイリスト:佐々木淳一郎
- モデル:
TANIYA

FAQ

Q:耳音響認証付き音声メモアプリが対応するOSは?
A:Android(10以上)となります。iOSはBluetoothヘッドセットとして使用可能です。

Q:ハイレゾ再生には対応していますか?
A:Bluetooth仕様なので、ハイレゾ対応ではないですが、AAC、aptXの高音質コーデックに対応しています。

Q:BluetoothのマイクはWidebandに対応してますか?
A:しています。

Q:バッテリー交換はできますか?
A:できません。

リスク&チャレンジ

※生産及び品質向上のため、予告なしに製品仕様及びデザインを変更する場合がございます。 ※ご注文状況、使用部材の供給状況、製造工程上の都合等により、出荷時期が遅れる場合がございます。

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