プロジェクトのコンセプト

ＳＦ作家の巨匠ジュールヴェルヌ氏の没後110周年オマージュで、今年の秋のデザインフェスタ自ブースで（仮称）「ヴェルヌ展」を開催します。この機会に是非とも、全長３.５ｍのオリジナルデザインのノーチラス号を制作しメインオブジェとして展示したいと考えています。

クラウドファンディングに至った経緯

ジュールヴェルヌ没後１１０周年、そして僕（zenju）も今年生誕６０年、作家生活１７年になります。普段はアクセサリーやミニチュアフィギュアを作っています。最近少し停滞気味なのも有り、ここでチャンスが見いだせるのであればと考え、一念発起、自身へのイノベーションとして挑戦させていただこうと。

最近は中々大きな作品を作る機会を見い出せず、注文待ちでは一体いつになるのか分かりません。いや、多分ずうっと来ないでしょう（笑）。

今回のプランでは材料費だけでも３０～４０万円。搬入撤去の為のレンタカー代や駐車料金、展示の為のパネルやジュールヴェルヌの世界を作りだすためのディスプレイなどを考えるとその倍ぐらいは掛かりそうです。

ジュールヴェルヌの海底２万マイルでは１８６７年１１月にノーチラス号が和歌山沖を航行、８０日間世界一周では主人公が１８７２年１１月に横浜港に上陸。と、日本もその舞台となっています。

僕としてはこのプロジェクトを継続して２年後の１１月、他の様々なクリエイターやＳＦファン、スチームパンクファンを巻き込み、和歌山や横浜、東京での大きな「ジュールヴェルヌ展」に繋げたいと考えています。

現状、自力では十分な費用を捻出できませんし、クラウドファンディングでアート＆クラフトは中々厳しいとのご指摘も多く頂きました。ですが、ここはトライするいいタイミングだと自身に言い聞かせ、クラウドファウンディングに挑む事にしました。

プロジェクトの魅力

僕は子供の頃、小学校の卒業文集には将来は科学者になりたいと書きました。

文学は児童文学でも純文学でも、文字を羅列した文章からその読者の脳内に人其々のイメージで景色や人物が浮かびます。ＳＦならば、宇宙生命や乗り物、武器、建物が・・・・・・、言わばバーチャルリアリティーですね。

日本でも、ここ数年、スチームパンクの小さなムーヴメントが来ています。そして、１９世紀から２０世紀初頭のＳＦ作品（小説）や、蒸気機関が飛躍的に発展したヴィクトリア時代への懐古なども様々なアートシーンで見受けられます。それらの原点とも言えるジュールヴェルヌやその後のＨ・Ｇウエルズ等の作品からは、まだ見ぬ未来を見越したかのような現在社会へのアイロニーを感じる事が多くあります。

多くのＳＦ作家は初版に挿絵でも載っていない限り、登場する何かにこれといった形が有りません。でも、私たち日本人には、多くがディズニーやハリウッドの作りだした映像が摺り込まれているのではないでしょうか？

でも、実際には人それぞれのデザインがある。幸いにも僕はその脳内イメージを形にする仕事をしています。なので、勝手気ままに作った僕の作品をご覧になった方が面白いとか、そうだよね、だとか、違うなあとか。

でも、キッカケでアイデアがどんどん拡がる。

肝心な作家へのオマージュさえあれば、まだまだ面白い事が出来るのではないでしょうか？今回は小さな小さなプロジェクトですが、これが僕や興味を持っていただいた皆様への何かに繋がればいいなと思います。

魅力的な利用シーン

ご興味を持っていただいた方は、ご支援をいただく、そうでは無いに拘わらず、ご都合がよければ是非、秋のデザインフェスタの僕のブース（仮称）「ヴェルヌ展」にお立ち寄りいただきたいと思います。僕のイビツザイクという手法はチタン、真鍮、銀、金などの金属素材を溶かしたり加工したりして変形した成り行きで面白くなったなと思った時に手を止めるというスタイルです。

中々予定通りにはなりません。

今回の本番のノーチラス号は真鍮、アルミ、ステンレス、チタンの金属材用をネジ止めで組みあげます。搬入撤去や移動をする為に３，４分割出来る形になります。なので、写真に在る１st.sampleとは制作方法も出来上がりも違った姿になります。

又、リターンの作品も全て一つづつ手作りの１点物なので似て非なるものです。その辺りを事前にご理解の上でお楽しみいただきたいと思います。

お金の使い道

１．材料費＝３０～４０万円。２．会場への搬入撤去の為のレンタカー代及び駐車場代＝５万円。３．デザインフェスタのブース代の一部（既に支払済み）。４．制作の為の道工具購入費＝５万円程度。５．展示パネル費用及び、演出ディスプレイ費用＝１０～２０万円。６．クラウドの手数料。７．リターン作品の制作経費。

実行者/チーム紹介

僕、zenju（ゼンジュウ）一人です。

FAQ

１．デザインフェスタってなんですか？

アジア最大のアート＆クラフトのイヴェントで、既に４１回、毎年２回、秋と春に東京ビッグサイトの西館で開催されます。絵画、イラスト、アクセサリー、クラフト、手芸、イラスト、ファッション、等などや、制作物を出品しないで自身が無言で何かのパフォーマンスをやる方もいますし、出展者もご来場者も日本人に限りません。会期は土日の２日間で、出展者店数は延べ５０００件程度。作家数１万人。ご来場者数も６万人前後というとても大きな、そして楽しいイヴェントです。ご来場には１８００円の入場券がご必要となります。

今年の秋は、２０１５年１１月２１日（土）２２日（日）、１１時～１９時。会場は東京ビッグサイト西館の１階と４階。

僕のブースは１階で、幅３．６ｍのスペースです。パーテーションパネルを使っても高さ２ｍぐらい、高さ制限が４ｍなので、今回制作するノーチラス号は潜水艦ではありますが、縦に設置します。

２．リターンの時期は？　

基本的に１１月のデザインフェスタの（仮称）ヴェルヌ展の会場でお渡しが理想です。なので、当日ご来展になれない場合は１１月下旬から１２月上旬にご発送となります。ただし、除幕式ご招待のデザインフェスタ入場券は１１月初旬に先行郵送させていただきます。

３．リターン作品の納品方法は？

会場では、作品をご確認いただいて直に手渡しをさせていただきます。除幕式ご招待のデザインフェスタ入場券はクリックポストでの事前郵送。会期後の其れ以外のご発送は、クリックポスト又はレターパックライト＆レターパックプラスのいづれかを予定しております。

４．リターンを先に送ってほしいんだけれど。

申し訳ございません。事前送付は除幕式ご招待のデザインフェスタ入場券以外は承れません。当日手渡し、もしくはそれ以降のご郵送となります。

５．除幕式って？

デザインフェスタはアジア最大のアート＆クラフトのイヴェントです。毎年、年に２回、秋と春に開催され、今年２０１５年の秋は１１月２１日（土）と２２日（日）の２日間、東京ビッグサイトで開催されます。

開場時間は１１時から１９時までなので、両日とも、午前１１時３０分にささやかに、うやうやしく、周りのブースにご迷惑にならない程度に除幕式を執り行いたいと思います。朝は、会場オープンの前の段階でノーチラス号には幕を掛け、視えないようにしておきます。両日、１１時３０分にブースにお立ち寄りいただいた支援者の方の中から若干名様に序幕の議（笑）をお願いしたいと考えています。

６．デザフェスに行けるかどうか分からない。

除幕式ご招待のデザインフェスタ入場券のご利用はご自由です。ご本人や他の方にお譲りになられても問題ありません。また、除幕式ご招待ですが、お時間やスケジュールのご都合も有りますので、ご出席か否かもご自由です。

デザフェスには行くけれど、（仮称）ヴェルヌ展のブースに何曜日の何時頃に行けるか分からないという方も、会期中は何時でも、ブースにお越しいただいた時にリターンをお渡しさせていただきます。ご本人ではない場合でも、間違えの無いように事前にメールをいただければ会場でのお渡しは可能です。

メールアドレスは　xaique2010@gmail.com　です。

また、会場に行くと約束したけれど都合で寄れなくなってしまった。という場合でも、後日ご郵送で納品をさせていただきます。

７．写真や動画撮影は出来るの？

ハイ、喜んで。僕の作品は普段から写真撮影、デザインを模写して制作、ブログでの掲載、などなど、意匠権フリーです。また、ワイアークラフトなどにつきましては既に全国で数１００名の方にお教えしたりしてきましたので、インスパイアされたり、僕に習った技術やデザインなど諸々はご自身でアレンジなさって作られたり、どなたかに有料講習などをなされても結構です。僕への謝礼は０円。

８．リターンが写真とイメージが違った場合は？

僕の作品作りは型枠を使ったり、基本形を外注に出したり、が有りません。板か塊かワイアー又はパイプ状の金属素材を使って一つづつ手作りなので、その辺りはノークレームノーリターンでお願い致します。よほどの事がない場合、交換、作り直しはできません。但し、お渡し後、作品をご利用されている内に破損したり、大きく変形したりした場合は責任を持ってリペアーさせていただきます。その場合、相互に送料や実費が掛かる場合はその都度ご相談させていただきます。

９.限定品とあるけれどもっと作ってほしい場合は？

限定品の場合は、最初から制作点数を限定していますので、制作点数と作品番号のシリアル№を刻印もしくは手彫りしています。その場合は、類似品はお作り出来ませんのでご理解をお願い致します。但し、今回のクラウドファウンディングでのリターン品の出品は限定制作品の一部です。会場では同じ作品を少し展示販売しますので、会場でご購入をお願い致します。ご予約は受けられません。また、リターンの設定価格よりも少し販売価格が高くなっていますが、お値引きも受けられませんので、宜しくお願い致します。クラウドファウンディングはお１人で複数パターンをご支援いただく事も出来ますので、併せてご検討いただけますと幸いです。

１０．会場でリターンと他の作品を交換できますか？

申し訳ありません。交換、返品返金はできません。また、差額支払いでの買い戻しもお受けできませんので、ご理解をお願い致します。

１１．メインオブジェはどんな感じになりそう？

ハイ、正直に申し上げて、このクラウドファウンディング開始の現時点では具体的なイメージは決まっていません。1st.sampleの４０㎝モデルは真鍮のロウ付けで計３０時間ほど掛かっています。重量は５７１ｇ。写真でご覧いただけますように全体の３分の２程度の外観を作り、反対側からは中身が丸見え。更に、内装やエンジンなどの動力部、フロートなども有りません。

８月中に少しでも作り始めるようであれば、こちらのサイトや僕のブログで載せていきます。

実際の３.５ｍのノーチラス号は組み立て分解が出来ないと持ち運びができませんので、金属パーツをネジ止めで組み立てる形になります。大きくは３又は４分割で作ります。金属も真鍮、チタン、アルミ、ステンレスの組み合わせになりますし、サンプル程の錆色にはなりません。

但し、会場の東京ビッグサイトの天井照明はかなり綺麗に映し出してくれるので、それを意識して造形しようと思っています。殆どのブースではテーブル上での作品展示か、高さ２ｍぐらいのパーテーションパネルを使ってディスプレイされますので、僕のブースではノーチラス号を縦に設置します。

会場のスペースの問題も有りますので、全長３.５ｍ、高さ、幅ともに８０㎝程度、重量は３０ｋｇ程度を予定しています。

外観を完全に作りこむのか、サンプルのように内部が見えるようにするのかもまだ未定です。ご来展頂いた方に「一緒に写真撮って良いですか～？」と沢山言っていただけるといいのですが。

１２．制作風景は視れますか？

残念ながら、ご見学はできません。ですが、１１月下旬までに、クラフトフェアやミネラルショー、等に何度か出展しますので、各会場ではその度ごとにこのプロジェクトのプロモーションをしますので、ご都合が宜しければ是非お立ち寄りください。

１３．ジュールヴェルヌ以外も作る予定はありますか？

今回のプロジェクトは、ジュールヴェルヌへのオマージュ企画として、２０１７年秋まで続きます。ですが、僕自身は天然石を使ったアクセサリーを作るのが生業です。そして、僕のやっている歪細工がＳＦやスチームパンクにも繋がるので、今後はＨ・Ｇウエルズ、海野十三、等、日本外国に拘らず、これを機会に色々と挑戦していきたいと思っています。

１４．その他、ご質問やご希望がございましたらお気軽にお申し出ください。