使わなくなった布団が眠る押し入れは、実はあなたにとっての宝箱かも？

毎晩家族の身体を温めてくれた布団が、NANGAのアウトドアギアに大変身！　 NANGAの新しい試みを、いち早く体感してみませんか？

2022年6月より開始した〈Re:ACT〉は、使い古した羽毛布団をお客様に送っていただき、その布団から羽毛を取り出して洗浄、そして新たなNANGA製品としてお戻しする仕立て直しサービスです。

“お手持ちの羽毛布団をNANGAの羽毛布団にアップサイクルする”というRe:ACTの第一弾となるプロジェクト。この活動に賛同いただいた皆様のおかげで、私たちは次なるステップに足をかけることができました。

そして2024年。私たちNANGAは、「羽毛布団→羽毛布団」だけでなく、新たに「羽毛布団→ダウン寝袋」、「羽毛布団→ダウンジャケット」に作り変えるという、Re:ACTの新プロジェクトをMakuakeを皮切りにスタートします。

羽毛は繰り返し使うのがあたり前。そんな認識が定着する日を目指して、みなさんとRe:ACTの活動を育てていければ幸いです。

「NANGA MOVEMENT」とは、ダウンメーカーであるNANGAが、環境に対して行うサスティナブルな提案。

この地球の自然を守り、より美しい環境にするにはどうしたら良いのかをお客様と共に考え、行動できるような仕組み作りを行っています。

持続可能なモノづくりを支える「RECYCLE」素材の使用。製品をより長く愛用いただくための基盤となる「AFTER CARE」の拡充。そして、使い古したダウン製品から新たなダウン製品を生み出す「Re:ACT」。この３つの柱をもとに、限りある資源の有効活用に取り組んでいます。

NANGAはアウトドアと対峙する製品を生み出すダウンメーカー。私たちのフィールドとなる自然を尊び、慈しむためには、環境負荷を抑え、むしろ自然に還元する製品を作ることは責務。その点において、資源の再利用は初歩的かつ重要なアクションだと考えています。

NANGAに欠かせないマテリアルであるダウンは、適切な手入れをすれば実は100年以上も使用できる優れた天然素材です。

羽毛をワンユースの消費材として扱うのではなく、大切に使い続けられる仕組みを作るのは、ダウンのプロフェッショナルであるNANGAがやるべき宿命ではないだろうか。こうした想いが〈Re:ACT〉プロジェクトを始めた原動力となりました。

Re:ACTのアイデアは、日本の伝統的な布団の再利用文化である「打ち直し」を参考にしたもの。まずはNANGAの寝具ライン〈GOOD SLEEPING〉のノウハウを使いながら、羽毛布団を仕立て直すサービスを開始しました。

羽毛布団はシングルサイズで約1〜1.2kgもの羽毛が使用されており、羽毛製品の中でも特別多くの羽毛が使われています。布団を一枚作るには羽毛をたくさん使いますが、一方でアップサイクルの原料とする場合、これほど良い資材もありません。

一般的にダウンのスリーピングバッグで使われる羽毛は一枚あたりおよそ700g。ダウンジャケットは一着あたり200gほど。

実際は経年劣化などで使える羽毛量は減りますが、単純に計算すると1枚の布団の羽毛があれば、ダウンスリーピングバッグ一枚とダウンジャケット一着を作ることができます。

様々な環境で広く使えるアイテムであることも、サスティナブルで愛着が持たれる条件。このアップサイクルの仕組みを実現するために、私たちは「Re:ACT DOWN JACKET」と「Re:ACT DOWN SLEEPING BAG」という新設計のモデルをご用意しました。

Re:ACTだけのオリジナルデザインをお楽しみください！

表地には防水透湿機能をもつNANGAのシグニチャーファブリック「AURORA TEX」 を使用。NANGAの原点ともいえる初代オーロラライトダウンのパターンを用いながら、ダウンの保温性を高めるボックスキルトにリサイクルダウンを750g封入します。

Re:ACT DOWN SLEEPING BAGのカラーは、過去には無いBLACK×M.GRAYでの展開です。裏生地にはしなやかな40デニールのナイロンタフタを使用し、寝心地も軽やか。

他のNANGAのダウン寝袋同様に、ファスナーのスライダーにはNANGA × YKK の噛み込み軽減パーツも備えているため開閉も楽ちん。また通常のインラインには付かない、RE:ACT プロジェクトのグリーンを基調としたピスネームが付きます。

【製品仕様】

表生地：40dn AURORA-TEX（防水透湿生地）／裏生地 40dnナイロンタフタ（撥水生地）／羽 毛：お客様の布団羽毛を使用（封入量 750g ）
カラー：BLACK×M.GRAY
サイズ：レギュラーサイズ
最大長210cm×最大肩幅80cm、想定重量1,500g（身長178cmまで）

※サンプル画像はホワイトダックダウン（80%-20%）を使用しています。
※品質表示の中綿表記につきましては、お客様毎に変わります関係上表記を省略しております。予めご了承くださいませ。

防水透湿性能を持つAURORA TEX を表地に採用した、普遍的で末長く着用していただけるオーセンティックなダウンジャケットです。

メンズモデルの特徴は、ウエストの大きめの3Dパッチポケット。面ファスナーがあるフラップ付きで、イージーアクセスかつ物が落ちづらくなっています。また、サイド方向には手を入れて温められるハンドウォーマーポケットも設けました。

フロントはファスナー開閉で、スナップボタンで留められる前たてを設計。同様に、袖には面ファスナーによるアジャスター、裾にはドローコードを設け、冷気の侵入に対応します。左脇にRE:ACT プロジェクトのピスネームをあしらいました。

ジャケットの内側には、携帯電話やカイロなどが収納できる大きめの腰ポケットを左右に配置しています。これはメンズ・ウィメンズの両モデル共通の仕様です。

【製品仕様】

表生地：40dn AURORA-TEX（防水透湿生地）／裏生地 40dnナイロンタフタ（撥水生地）／羽 毛：お客様の布団羽毛を使用（189g ）
カラー：BLACK
サイズ：S～XLの4サイズ展開。

※サンプル画像はホワイトダックダウン（80%-20%）を使用しています。
※品質表示の中綿表記につきましては、お客様毎に変わります関係上表記を省略しております。予めご了承くださいませ。

NANGAが培ってきたダウン製品のノウハウを活かしながら、リサイクルダウンを使った次世代のダウンジャケット。シンプルなデザインで、体型を選ばずどんな方にも似合うボックスシルエットを採用しています。

ウィメンズは、アウトドアシーンだけでなくタウンでも気軽に着用いただけるようデザイン。胸元ではなく、左腕に小さめなNANGAのロゴをデザインしました。フロントはファスナー開閉ですが、風の侵入を防ぐように下前立てを設けました。

立体的なフードの口や裾はドローコードで絞ることができるようになっており、外気の侵入にも対応します。ウィメンズモデルは両腰にファスナー開閉のスリットポケットを設けました。

【製品仕様】

表生地：40dn AURORA-TEX（防水透湿生地）／裏生地 40dnナイロンタフタ（撥水生地）／羽 毛：お客様の布団羽毛を使用（159g ）
カラー：BLACK
サイズ：S～Lの3サイズ展開。

※サンプル画像はホワイトダックダウン（80%-20%）を使用しています。
※品質表示の中綿表記につきましては、お客様毎に変わります関係上表記を省略しております。予めご了承くださいませ。

「既にダウン寝袋は持っている」「ダウンジャケットを夫婦で着たい」「リターンはダウン寝袋だけでいい」……。さまざまなユーザーの状況・ご要望にお答えするため、リターンのバリエーションを多数ご用意しました。

布団のクリーニング工場で布団ごとを水洗い。この工程で羽毛にに含まれた汚れをスッキリ洗い流して、ニオイ・ダニやホコリを取り除きます。

ダウン寝袋には、羽毛の偏りも少なくダウンの本来の保温性を感じられるブロックキルト形状を採用。表地と裏地の間にマチを作ることで、羽毛を均一かつ立体的に保ちます。

仕立直されたダウン寝袋、ダウンジャケットの表地には、NANGAオリジナルファブリックを使用。耐水圧20.000ｍｍ、透湿性6.000ｇ/ｍ2/24という高レベルの防水透湿性を備えます。

お預かりした羽毛布団を洗浄し、新しくNANGAのアップサイクル羽毛布団に生まれ変わらせるサービス〈Re:ACT〉。

お預かりした羽毛布団は1枚1枚丁寧に洗浄し、その羽毛が他の羽毛と混ざらないよう管理し、下記のような流れを経て新たな製品としてサポーター様のもとにお届けします。

一度丸洗いした羽毛布団から丁寧に羽毛を取り出し、新しく必要量の羽毛を足していきます。

傷んだ羽毛や不要なものを取り除き、高温スチームにかけて羽毛をフワッと開かせます。

自動羽毛計量充填器という特殊な機械を使って、羽毛を新しい生地に吹き込みます。

羽毛が中から出てこないように、しっかりと吹き込み口に加工を加え、縫製します。

手作業で仕上げを行い、針が残ってないか、縫製ができているかなど、入念な検品を行います。

羽毛布団はNANGAオリジナルの収納袋に入れられ、梱包後宅配便でご自宅にお届けまします。

今回のプロジェクトは、応援購入の代金をお支払い頂いたあと、サポーター様のご家庭にございます羽毛布団をお送りいただき、その布団の羽毛を洗浄、再利用してNANGA製品に仕立て直しをするというものです。

このRe:ACTの工程を進めるうえで、お送りいただく布団に条件がございます。下記の表条件をお読みいただき、条件に当てはまることをご確認のうえお申込みください。

羽毛充填量１kg未満、ダウン率50%未満の羽毛布団の取り扱いは行っておりません。また、羽毛以外の化繊製品、化繊混合品についてもお取り扱いできません。

◆どのお布団でも対応することができます。
◆お預かりする布団により羽毛の質が変わります。サンプル画像と実際の仕上がり品については、膨らみが変わりますのでご理解の上お申込みください。
◆アイダーダウンを使用した羽毛布団の仕立て直しはできません。
◆布団はカバーをはずしてお出しください。返却はできませんのでご了承ください。
◆お預かりした布団の側生地は処分させていただきます。
◆お預かりした布団が条件に合致しない場合、当社よりご連絡させていただき、お客様の運賃負担で布団を返却させていただきます。

プロジェクトの受付終了から少々お時間を頂戴しますが、2024年12月よりサポーター様に羽毛布団回収キットを送付させていただき、回収後5ヶ月ほどで製品としてお戻しします。詳しい流れは下記をご確認ください。

1.お支払い・申込
Makuakeのプロジェクト終了時点に、選択されましたリターンの金額をお支払いいただくとともに、申込要項をご記入いただきます。

2.回収セットをお届け

受付の準備が整い次第（2024年12月ごろを予定）、ご指定の住所に布団回収袋と「ご案内」と「申込書」をお送りいたします（基本的にポスト投函となりますが、入らない場合は玄関先に置かせていただく場合もございます）。

3.出荷
布団回収袋に仕立て直し用の布団を入れて頂き、サポーター様にて弊社指定工場へ送付をお願いいたします。運送会社に指定はありません。

4.作業開始
サポーター様から送っていただいた布団をもとに、弊社指定工場にてアップサイクル作業を行います。

5.製品のお届け
リターンの品物が完成次第、指定工場より発払いの宅配便にてご自宅までお届けします。プロジェクト掲載終了後、約6か月での対応となります。

Q.Re:ACT DOWN SLEEPING BAGは、NANGAのダウンスリーピングバッグの永久保証の対象ですか？
A.ナンガのスリーピングバッグであれば「永久保証」の対象となり、期間を限定せずに永久に修理保証致します。修理可能かどうかの判断については、弊社にて製品状態をご確認させていただいてからの回答となります。

Q.Re:ACT DOWN JACKETは永久保証の対象ですか？
A.ダウンジャケットについては永久保証に含まれませんが、有償にて修理が可能です。ご希望の際は弊社HPよりお申し込みください。

Q.申し込んだ後に引越しをして住所が変わる場合はどうすればいいですか？
A.弊社での発送準備段階に入る前であれば、Makuakeマイページより変更が可能です。発送準備が始まりましたらお手元での変更はできませんので、その際はMakuakeメッセージにて弊社宛にご連絡ください。

Q.初期不良品への対応や保証について
A.縫製・検品等対応には万全を期しておりますが、万が一初期不良が発生した場合には、弊社HPのお問い合わせ窓口まで直接ご連絡をお願い致します。基本はお客様の羽毛を使用しております関係上、お修理での対応となります。

Q.羽毛布団とリターンの品物で発生した、余りの羽毛はどうなりますか？
A.今回のプロジェクトで余った羽毛は、新たなリサイクル羽毛として生まれ変わります。捨てることなく新たに羽毛を循環させる準備として、リサイクル羽毛を使用する新たな企画も考案中です。

Q.Re:ACTする羽毛布団は、どのようなものがよいでしょうか？
A.まだ使える布団は布団のままお使いいただくことが最良ですが、お使いの羽毛布団に次のような症状が表れたら、仕立て直しをおすすめします。
1.布団生地の汚れや傷みが気になる。／2.羽毛のふっくら感がなくなってきた。／3.布団の縫い目から羽毛の吹き出しが目立ってきた。／4.気がついたら10年～15年ぐらい使っている(羽毛布団は5〜10年に一度の仕立て直しをオススメしています)。

NANGAを代表する素材である羽毛。その羽毛は軽くて暖かく、化学繊維では決して真似できない機能性を発揮してくれる天然素材です。

しかし、実は水鳥1羽あたりからは約10g〜20g程度しか採取できず、ダウンジャケットであれば少なくとも数羽分、寝袋ともなると数十羽分のダウンが使われています。

もちろん食肉を得る際の副産物としてそれらの羽毛がもたらされていますが、素材の安定供給や環境保全の観点からも、ダウンを再利用するメリットはとても大きいのです。

「ダウンは資源」という認識を広めるために、Re:ACTの活動は意義のある一歩となるはず。NANGAと共に、新しい未来を切り拓きましょう。