本格炭火焙煎珈琲の「南蛮屋」は創業34年、その直売店である「銀座店」は今年で18年目を迎えます。

厳選された上質なコーヒー豆のみを丁寧に自家焙煎し小売として提供し続け、多くのお客様からご好評をいただくまでになりました。

日頃より当店のコーヒーを「テイクアウトしたい」とのご要望が多かったのですが、店舗の構造が飲食店としての基準を満たしていないためこれまで断念してきました。

そんな折にふとしたご縁で新進気鋭の建築家・中村慶子氏と知り合うことができ、5.5坪の敷地でなんとか実現しようと動いていただけることとなりました。

決して贅沢な間取りはとれませんが、設計デザインによる工夫で素晴らしい空間を作ろうと試行錯誤を繰り返しております。

数ある中から当プロジェクトをご覧いただきありがとうございます。

新事業展開として以下の3つの試みに挑戦しようと思っております。

このプロジェクトにご支持をいただけましたらこの上なく幸いです。

①コーヒーのテイクアウト

従来のコーヒー豆の量り売りだけでなく、コーヒーのテイクアウトも提供できるように考えております。

南蛮屋オリジナルフィルターを用いた「ペーパードリップ」、京都飲料㈱様が㈱ユノックス様と共同開発した新ドリッパーによる「ステンレスメッシュドリップ」と、「フレンチプレス」の３つからお好みの抽出法を選んでいただき、スタッフよって一杯ずつ淹れたコーヒーをお持ち帰りいただけるようになります。

②カフェスペース

一席(２名様)のみの隠れ家的なカフェスペースでは、【ウェルカムドリンク・本日のお茶菓子・本日のコーヒー・南蛮屋オリジナルスイーツ】を簡単なコース仕立てで１,２００円前後でご提供できるよう現在調整中です。

③ワークショップ

基礎講座から応用編まで１２コースを準備中。

抽出についての講座だけでなく、「ミルの掃除・調整方法」、「コーヒーの味わいの違いを飲み比べ」などもご用意する予定です。

【南蛮屋銀座店全面改装】

　●改装時期　　　　　2019年2月スタート、同月新規オープン予定

　●リターンの発送　　コーヒー・商品券発送は2018年11月より開始

　　※商品券は2018年12月1日より南蛮屋銀座店にてご利用いただけます。

急速に近隣の商業施設が新しくなり、同時に客層も日々変化している中央区銀座において、日頃からコーヒーのテイクアウト対応の必要性をひしひしと感じておりました。

観光や観劇、お買い物などで銀座を訪れた方たちに一期一会の機会としてコーヒーを味わってもらうためには、コーヒー豆の販売だけでなく飲食店であることも不可欠でした。

また同時にワークショップ(コーヒー教室)を通したコーヒーの普及とエンタテイメントの提供も魅力的であると考えました。

かつて木場のギャラリーにて開催したワークショップが好評だったこともあり、どうにかして両方実現できないものかと頭を悩ませました。

そんな折、思い至ったのがクラウドファンディングでした。

ネットを通じて南蛮屋のコーヒーをもっと広く知っていただけること、ご支持いただける支援者様にサービスを還元できることが、クラウドファンディング参加最大の理由となっております。

まだまだ炭火焙煎コーヒーは知名度が低くこれからの将来性が大いにあると考えており、このプロジェクトを実現させることでより強くお客様方とつながれたらこれほど嬉しいことはございません。

丸ノ内線銀座駅に隣接するショッピングモール「銀座ファイブ」内地下、5.5坪という狭い敷地に店を構える南蛮屋銀座店。

当店は2013年2月より直営から独立し、「ボランタリーチェーン（暖簾分け店）」として独自の路線を歩み始めました。

店舗の真正面が今を時めくスターバックスという立地の中、多くのお客様方のお引き立てによりおかげさまで独立６年目となる今年、新たな試みに挑むこととなりました。

ひとえに「もっと多くの方に新鮮で上質なコーヒーを飲んでほしい」との願いから、このプロジェクトを立ち上げ、クラウドファンディングに参加いたします。

従来のコーヒー豆の小売販売だけでなく、一杯ずつ丁寧に淹れたコーヒーのテイクアウト、及びコーヒー教室を始めとしたワークショップを開催できるようにするべく店舗の全面改装を決め、メンバーと共に動き出しました。

「炭焼きコーヒーといえば苦い…」と思い浮かべる人も多いと思います。

しかし実際にはまろやかでカドがなく、コーヒー本来の味が濃いもの。

一度飲んでいただければ他との違いが明らかだと考えております。

備長炭を用いた本格炭火焙煎珈琲は簡単なものではなく、努力と技術、長年のデータの蓄積の上に成り立っております。

この素晴らしい焙煎方法は現在では見かけなくなりつつあります。

炭火焙煎特有の味と技術をつないでいくためにも、このコーヒーを広めていくことこそが私たち販売店の使命だと思っております。

最後に南蛮屋焙煎長・村松靖己による焙煎の様子の動画をご用意いたしました。

７分４６秒と長いものではありますが、お時間がある際にぜひご覧ください。

【建築士紹介】

●中村慶子

　1987年生まれ、茨城県出身。東京藝術大学建築家卒業。卒業後勤めた設計事務所では店舗内装を担当。現在はフリーの建築デザイナー。二級建築士。

【プロジェクト実行者】

●市川永典　　南蛮屋銀座店オーナー

　1980年生まれ、東京都出身。獨協大学卒業、24歳でコーヒー販売業「南蛮屋㈱」に入社。銀座店の責任者として勤務。9年目の2013年にＶＣ店オーナーとして銀座店を譲り受け独立。