2022/2/21 リターンのヴィンテージに関する記載に1年誤りがあり、プロジェクトページを一箇所修正いたしました。

詳細は活動レポートをご確認ください。

いつも応援ありがとうございます。

そして、初めてページをご覧いただきました皆様、はじめまして。

「波音」奏でるワインプロジェクト発起人の鈴木と申します。

魚介や海のレジャーシーンに似合うワインを目指し、日々奮闘しています。どうぞよろしくお願い申し上げます。

今回のメイン商品である発泡ロゼワイン「波音」は、最終的な商品化までは、Makuake様限定での発売となります。九十九里産ぶどうの割合は年々増やしてまいります。ぜひ、年を追うごとに成長する九十九里のワインをお楽しみください。

今年販売の波音は、現在醸造過程にあります為、写真は、昨年makuake様にて限定販売した波音です。今年は、ピンクがより強くfunkyな色合いになりそうです。

「波音」奏でるワインプロジェクトとは

九十九里産のぶどうを使い、魚介のお料理や海のシーンに似合うワインを生み出すプロジェクトです。

2020年には、約20Kgのぶどうを収穫し、発泡ロゼワインとして醸造。商品名を九十九里の海のイメージにちなんで「波音」と名付け、マクアケで販売いたしました。

2020年ビンテージは、九十九里産ぶどうの割合は約15％でしたが、このプロジェクトでは、皆様の応援で畑を整備し、徐々に九十九里産のぶどうの比率を増やしていき、最終的には九十九里産ぶどう100％の発泡ロゼワインの商品化を目標としています。

第二章となる今回のワイン（2021年ビンテージ）には、九十九里産のぶどうを50％使用しました。

九十九里町で栽培する理由

理由① テロワール

ワインは原材料であるぶどうは、土壌の養分を吸収し成長します。

その為、ワインはぶどうの育った地域によって味わいに特徴が出ると言われています。

九十九里浜の砂でぶどうを育てることによって、繊細な海の幸に合うワインができるのではないかと考えました。

理由② 気候

九十九里は温暖な気候で知られてい ます。

ワインに温暖な気候？と思われるかもしれませんが、アメリカ・フロリダ海岸には、12 あまりのワイナリーがあり活況を極めています。

ことワインで有名な南フランスのブロヴァンス地方では、月ごとの平均気温は九十九里町とそう変わりません。適切な品種選び、栽培の工夫を行えば現在ある九十九里の葡萄がより高品質となる可能性を秘めています。

さらに温暖ゆえ台風の前に収穫できるメリットなど新たな銘醸地としての要素を備えています。

理由③ 九十九里の新たな名産を生み出したい

九十九里町の隣接地域では、昔からぶどう栽培が盛んにおこなわれていました。

もちろん九十九里町でもぶどう農家さんが活躍されており、毎年多くの方が収穫を楽しみにしています。

日本ワインブームにより、魚介料理のお供にワインを選ぶ方も増えてきています。日本を代表する海の町九十九里から、海の幸に合うワインを発信していきたいと考えています。

2016年に九十九里町の耕作放棄地を開墾し、2017年にマスカットベーリーAをはじめとする4種類のぶどうを植えました。

いずれこの地にワイナリーを建てることを目標に、日々ぶどうと向き合っています。

写真：私の背丈をはるかに超える草木が生える耕作放棄地の様子

写真：畑整備の様子。垣根は手作りしました。

海育ちのぶどうを使用した「波音」

今回のメイン商品である波音は、九十九里浜から1400ｍの地点に位置する砂質土壌の圃場で栽培したマスカットベーリーＡを使用しています。

砂質土壌のぶどうで造るワインは、華やかな香りと軽い口当たりが特徴です。

又、太平洋の海風は、ぶどうにほのかな塩味を与えます。

タンニンが少ない分、重すぎず食事の邪魔をしません。

2021年度は、約350ｋｇのマスカットベーリーＡを収穫

Brix糖度が18度を超えた時点で、2度に渡り収穫しました。

今年は、2019年度ミスワイングランプリ千代田唯さん、準グランプリ島田梨紗子さん、ファイナリスト坪井由貴子さん、坪倉暦さんがお手伝いをしてくださいました。

収穫したぶどうは、一房ずつ確認し、病気の粒や裂果を取り除きました。

（写真向かって右より 千代田さん、坪倉さん、島田さん、坪井さん）

極力機械に頼らない優しい仕込み

第一章に続き、醸造は山梨県南アルプス市のドメーヌヒデに委託いたしました。

ドメーヌヒデは、世界的ワインコンクールDWWA2018にてシルバーメダルを受賞したワイナリーです。

ワインやぶどうに負担をかけないよう、可能な限り人力で仕込みを行っています。

足踏みぶどう破砕

足踏みで破砕することで、ぶどうの種や皮を痛めすぎず、余計な雑味や渋みが少なく柔らかい味わいのワインになります。

又、足踏み破砕では、沢山のぶどうの粒が潰れずに残ります。粒の中でも発酵が進みますが、酸素に触れていないため酸化が抑制され、フルーティーな味わいをもたらします。

澱（おり）引き

発酵後、ワインからタンパク質やぶどう繊維など、澱と呼ばれる濁り成分がタンクの底に沈殿します。分離した澱を除き、上澄みだけを抜き出す工程を澱引きと呼びます。

ドメーヌヒデでは、ワインの酸化を防ぐためにあえてポンプは使用せず、高低差を利用した澱引きを行っています。

瓶内二次発酵

波音の最終工程では、シャンパンの製法と同じ瓶内二次発酵で発泡ワインに仕上げます。

瓶内二次発酵とは、再度酵母を接種した後に瓶詰をし、瓶内で再発酵させる醸造方法です。

酵母を再接種するため、もう一度澱引きをする必要があります。

この時の澱引きは既に瓶詰をした後なので、1本1本抜栓し、発泡の力を利用して澱を飛ばしていきます。澄んだワインに仕上げるための大切な工程です。

リターン商品紹介

波音

発泡ロゼワイン 2021年ヴィンテージ Makuake様限定販売

九十九里産マスカットベーリーA約50％

山梨県産マスカットベーリーA約50％

マスカットベーリーAは、イチゴとベリーを感じさせる甘い香りと味わいが特徴です。搾汁後、一番きれいな上澄みだけを取り出し仕込むロゼは、特に爽やかな味わいとなります。心地よい炭酸は、海水浴やBBQにぴったりです。

シャルドネオレンジ

オレンジワイン 2020年ヴィンテージ

山梨県産シャルドネ100％

通常白ワインは、搾汁後の液体のみで仕込みますが、オレンジワインは赤ワインと同じく醸し発酵で仕込みます。皮の淡い色が着色してオレンジ色のワインになります。

ふくよかで丸みのある口当たり、程よい酸と柑橘系の余韻を感じる白ワインです。

焼き魚や白身のお刺身などによく合います。

BeBe

赤ワイン 2019年ヴィンテージ

山梨県産マスカットベーリーA100％

ドメーヌヒデの人気商品です。マスカットベーリーAの香りにバニラのような樽香が加わりとてもキュートに仕上がりました。

果実味の奥に出汁感や渋みが感じられます。煮つけなどの味の濃い料理や、餡子などの和菓子と楽しんでいただけます。

リターン発送までのスケジュール

・2022年1月26日 本プロジェクト開始

・2022年2月末 本プロジェクト終了

・2022年3月〜4月 リターン発送

資金の使い道

・圃場整備

・委託醸造費

応援のお願いメッセージ

耕作放棄地を１から開墾し、この土地の味が出るぶどう栽培を目指しています。

応援、よろしくお願いいたします。

海のワインプロジェクト 鈴木麻美