※本プロジェクトは災害復興応援を目的としたプロジェクトのため、応援クーポンの利用はお控えください。

※応援購入金額を復興に活用させて頂くため、一般販売価格より高い金額を設定している場合があります。

能登半島地震を耐え抜いた、
「奇跡の丸柚餅子」を全国へ

1月1日16時10分に発生した能登半島地震。

地震によって輪島市内全域の電気が止まり、大火災があった輪島朝市通りの現場からほど近い工場の冷蔵庫も冷凍庫も停電になりました。
幸い、3分ほど歩いた本店の冷凍庫は電線を地中化してあったエリアにあったため、停電を逃れました。

そして、奇跡的にも、弊社のすべての丸柚餅子がこの冷凍庫で保管されていたため、丸柚餅子のみが震災に耐え、品質も問題のない状態を保っていました。

年に1度、半年かけてつくる丸柚餅子を、全国の皆さんへMakuake限定で提供いたします。
この挑戦を足掛かりに、能登半島地震からの復興に少しでも貢献していきたいと考えています。

柚餅子総本家中浦屋の歴史

弊社は１９１０年より石川県輪島市で丸柚餅子をはじめとした和菓子を製造してまいりました。
輪島市内に5店舗を展開し、輪島の工場で製造しています。店内はすべて地元材を使用し、拭き漆をほどこしています。

■被災状況

弊社の店舗と工場は、大火災の被害にあった輪島朝市が開催されるエリアにあり、それぞれの被災状況は以下の通りでございます。

本社及びわいち本店

店舗建屋内外の損傷が激しく建物後方が沈下し傾きが大きいため、修繕による再開が困難な状況にあります。

輪島朝市店

発災時に起きた大火災により全焼（焼失）しました。

輪島本町店（ラレーヴ）

安全性が確保できず現状では使用困難な状況にあります。

輪島マリンタウン店

目立つ損傷はなく現在は災害ボランティアの受け入れと炊き出しを行い被災者支援の拠点としています。

輪島工場

建屋の屋根が抜け落ちたため雨漏りにより倉庫の資材と原材料は廃棄、工場は壁が剥がれ落ち天井から雨漏り、建物の築年数と傷み具合から修繕での使用は困難な状況にあります。

■商品の製造について

輪島工場稼働の見通しは立たず、金沢の小さな工房で一部商品の製造は再開し始めましたが、製造商品と数量は限定的で震災前のの商品数に比べ１割に満たない製造にとどまります。
新たな工場を設け、これまでどおり和菓子と洋菓子の製造を再開すべく準備を進めていますが、少なくとも１年程度の時間が必要な状況です。

輪島の現在と中浦屋の取り組み

1月1日16時10分、震度７の能登半島地震は甚大な被害をもたらしました。

震災発生から半年が経った今でも、も被害が大きかった珠洲市と輪島市には未だ水道と電気などインフラが整わない地域があるほか、傾斜したち倒壊した家屋はそのままの状態です。
再訪する市外の方々も進まない復旧にため息を漏らしています。

柚餅子総本家中浦屋の取り組み

１月５日より在庫があったお菓子を被災者に配り始めました。

プリン3,000個、和洋菓子7,000個程度を1月末までに避難所や物資配給所へ配給。食料も不足するなか、被災者のみなさまに少しでも笑顔になれる時間をご提供できたことをうれしく思っています。

能登が誇る銘菓
「丸柚餅子」（まるゆべし）とは

＜丸柚餅子の製法＞

年に1度、半年間かけて作られます。
柚子皮を極限まで薄く削る作業が一番難しく職人の熟練が必要と言われています。
一つひとつ丁寧に包装された商品にお召し上がり方の栞を添えてお客様にお届けしています。

丸柚餅子の歴史

＜加賀藩前田家が伝承＞

百万石を誇る加賀藩前田家に仕えた料理頭、舟木伝内とその息子安信が書いた料理書には丸柚餅子の製法が書かれています。260年をこえる昔、加賀藩前田家で記された丸柚餅子の製法と歴史ですが、その原型である塩からい柚餅子の歴史は、530年前にさかのぼり室町時代に始まったようです。
以来、前田家のお殿様が召し上がった丸柚餅子は、包丁侍と呼ばれた料理人らの手によって洗練された様子が伺えます。悠久の歴史を経て現代に伝えられた丸柚餅子、責任と誇りをもって柚餅子総本家中浦屋が製造させていただいております。

＜輪島塗の行商で広がる＞

柚餅子総本家中浦屋がある輪島市の基幹産業は輪島塗です。
古くから輪島塗の商い方法は全国各地のお得意様を訪ねる行商でした。お客様のもとで注文をいただく折、納品にお伺いする折、折に触れ重宝されたのが丸柚餅子でした。受け取ったお客様はたいそう喜ばれました。長期の保存ができることも手伝い、行商人らは安心してお土産として持ち歩いたのです。
長期の行商で硬くなった丸柚餅子は、訪問先の厨房で蒸し直したり炙ったりと、行商人も腕をふるったようです。

＜柳宗悦が「ゆべし」で日本一の称号＞

手仕事によって生み出された日常づかいの雑器などに美を見出そうとする藝運動の創提唱者、柳宗悦さんのご著書「手仕事の日本」で「日本一の折り紙をつけてよいと思います」と、お褒めの言葉ををいただきました。

おいしいリターン

お試しの1個から、たっぷり10個コースまでご用意しています。
ぜひ、丸柚餅子を食べて復興を応援いただけると嬉しいです。

丸柚餅子の愉しみ方

＜お茶うけ・料理に＞

丸柚餅子は、そのまま薄切りにしてお茶うけとして召し上がっていただくほか、日本料理では茶碗蒸しやお吸い物の椀だねとしてお使いいただいております。
柚子の香りと苦みに甘さがとけあう味わいを活かし、天ぷら、おひたし、和えもの、酢のもの等にもアレンジしていただいております。
丸柚餅子は、場面を選ばずお使いいただける、日本古来の技を引き継いだ代表的な食品です。

＜酒肴・アペタイザー・洋食に＞

酒肴として、辛口の日本酒、焼酎、ビール、ウイスキー、ブランデー、赤白ワイン等とも相性が良いです。
薄切りにしてそのまま召し上がっていただくほか、チーズ、オリーブオイル、塩胡椒、生ハム、サラミ等とアレンジしてアペタイザーとして召し上がっていただくと、思いもよらぬ味わいが口いっぱいに広がります。
サラダ、ピザのトッピング、ミルクアイス・ヨーグルト等に添えてデザートとして、工夫しだいで洋食の素材としてもお愉しみいただけます。

＜お好きなかたさで愉しむ＞

丸柚餅子は長期間の保存が可能な保存食です。
製造には最低でも半年を要し、販売されている丸柚餅子は2年もの3年ものです。販売時に蒸し直して軟らかい商品をお届けしますが、日が経つにつれ徐々に硬くなってまいります。
硬いものは蒸す、炙る等の熱を加えることによって軟らかくなります。軟らかいものは即座に冷凍することによって軟らかさを保つことができます。

軟らかいもの硬いもの、それぞれに味わい深くお好みの硬さを見つけていただきたく存じます。

＜「ハレ」の日にいただく＞

輪島市を始め石川県民の間では、丸柚餅子は貴重な伝統食であることから、正月やお祝いなどの特別な日にいただきます。また、大切な方々への贈答品としても重宝されています。この「ハレ」の日の伝統食を多くの方々に知っていただき、さらに、新しい丸柚餅子の食べ方や魅力を知ってもらうために日々努力を重ねています。

＜気の利いたお土産やプレゼントにも＞

気の利いたお土産やプレゼントがないか悩んだことはないでしょうか。
そんな時、商品の歴史や食べ方を提案することで話題が広がり、様々な食べ方を試したくなる、そんな商品があったら良いと思ったことはありませんか。
商品に物語がある、そんな商品が丸柚餅子です。

実行者紹介

社長の私は、家業である柚餅子総本家中浦屋の４代目です。
１１４年前の創業時から様々なお菓子をつくり継いできましたが、３代目の父の時代に法人化し丸柚餅子の普及に努めてまいりました。

そして、私が社長になって丸柚餅子を酒肴や料理の素材としても活用していただく普及活動を始めました。

地元石川県内の飲食店やBARにご協力いただき、１０年以上にわたり丸柚餅子をアレンジした食べ方を提案してきました。

私たちは丸柚餅子を美味しく食べていただく提案をするために、食に関するアンテナを常に高くしています。スタッフと楽しい食事をしながら能登半島地震からの復興、自社の再建に明るく取り組んでいます。

どうぞ、伝統の手作り自然の香り、丸柚餅子の応援購入にご協力いただけますよう心からお願い申し上げます。

株式会社柚餅子総本家中浦屋
代表取締役社長 中浦政克

スケジュール

24年9月　Makuake終了・リターン送付

24年10月　丸柚餅子の販路拡大

資金の使い道

応援購入いただいた資金は工場の復旧および販売促進に活用させていただきます。
丸柚餅子を今後も継続してお届けするためにも、ご家族やご友人を誘って、奮っての応援・ご賛同をいただけますと幸いです。

11月30日までに、応援購入金額の用途について、詳細を活動レポートにて報告いたします。

商品情報

商品名：丸柚餅子（まるゆべし）

◆原材料

砂糖（国内製造）、柚子（国産）、餅粉、米飴（もち米、大麦）、醤油、 （一部に大豆・小麦を含む）

◆アレルゲン

大豆、小麦

◆栄養成分表示（100g当たり）（推定値）

エネルギー 268kcal、たんぱく質 1.8g、脂質 0.3g、炭水化物 64.6g、食塩相当量 0.3g

◆内容量

1個入（92mm×92mm×50mm）

◆賞味期限

製造日より20日間（常温）

◆保存方法

直射日光、高温多湿を避けて保存してください。