心地よい「ガーゼケット」のご提案

「Nakamori Gauze」は、愛知県三河地区にある織物工場のファクトリーブランドです。

今回のプロジェクトでは、400年を誇る有松絞りの技術とコラボレーションをすることにより、「伝統技術を取り入れたインテリア」と「快適な使い心地」を両立できるガーゼケットをご提案して参ります。

これまで「ガーゼケット」を使ったことのない方にも、この機会にぜひその良さを知っていただければと考えています。

生活に溶け込む伝統的な技術のコラボレーション

皆さまが日常的に触れている「綿」は、西暦799年に崑崙人（インド人）が愛知県幡豆郡福地村（現在の西尾市）に綿種を持って漂着したことをきっかけに日本に伝来したと言われています。

愛知県西尾市にある天竹神社は、日本に最初に綿をもたらした崑崙人を、棉神様として祀っています。
「綿」にゆかりのある三河地方では、江戸時代には綿の栽培と綿織物が盛んになり、明治時代には「三河木綿」というブランド名で全国に知れ渡るようになりました。

当社では、江戸時代から “質の良い綿織物” として、今日まで受け継がれている伝統の技を生産背景にガーゼ生地を製織しています。

心地よい肌ざわりの6重織ガーゼ

このガーゼケットのヨコ糸には浅野撚糸が特殊撚糸工法で開発した魔法の撚糸「スーパーゼロ」を使用しており、生地に膨らみが出るように工夫を施しています。また、オーガニックコットンを原料としているため、環境にも配慮した素材選びをしています。

図のように、元撚りの紡績糸と水溶性糸を合わせ逆方向へ2倍撚り、水溶性糸を溶解させ、逆撚りが元撚り方向へ戻ろうとする反動により多量の空隙を生じて膨らませる、全く新しい工法を開発し成功させました。

そのような糸を使用しつつ、写真のように6層に生地を織ることで、優しい肌ざわりともっちりとした質感を実現しています。職人が試行錯誤を重ね、生み出した独特な風合いをぜひお楽しみください。

尾張に400年伝わる手仕事「有松絞り」

有松絞りは、愛知県名古屋市の有松・鳴海地域を中心に江戸時代より約400年受け継がれる伝統ある絞り染めの技術です。今回は当社スタッフが現地へ赴き、実際に染色までの作業を見学させていただきました。

この企画は、ガーゼケットのふわふわとした質感と、飲めるほど清浄な地下水を豊富に使った手染め技術のコラボレーションであることから、揺らめく清水をイメージしたオリジナルデザインをお願いしました。

上記の写真はまず、下書き用のしるしをお湯で消える“青花”でつけ、しるしに従って糸で布を括っている様子です。

次に、染める前に生地を水につけて内部まで水分を含ませます。お湯につけ下書きの青花を落とし、代々伝わる染料を使用して染色作業に入ります。生地に合わせて理想の表現を出すために染料や温度は職人の経験と勘によって都度調整されます。

染めたては鮮やかな黄色ですが、空気に触れて酸化することで冴える青色に変わっていきます。その後糸を解き、洗い工程に移ります。有松の澄みきった地下水をたっぷり使って優しく手洗いし余分な染料を落としていきます。ガーゼを傷めないよう繊維に優しい「石鹸」を使って丁寧に洗い、乾燥機を使用せず自然乾燥で仕上げていきます。

ガーゼケットのある暮らし

ガーゼケットというと夏のイメージがあるかもしれませんが、例えば冬場でも気密性の高いマンションであれば、毛布代わりに使うことでほどよい暖かさを感じてもらうことができます。また、写真のように掛け布団の上に重ねてもらうことで、お部屋を特別な空間に演出します。

夏場はもちろんガーゼケット1枚でお使いいただけます。クーラーをつけて寝ると少し寒いという時の「調整役」に適しています。また、洋風のインテリアにも不思議とマッチしてくれます。

また、寝室だけでなくリビングやオフィスでもお使いいただけます。肌ざわりが心地よいガーゼ生地なので、なにかと忙しい日常のなかでも、ホッとしてもらえる瞬間を感じていただければと思います。

製品の仕様

素材: 綿100％ / 生産国: 日本

地域ブランド『三河木綿®』の認定品です。
江戸時代から “質の良い綿織物” として、今日まで受け継がれている伝統の技を生産背景に、生産工程の全てをメイドインジャパンで行っています。

※三河木綿®は三河織物工業協同組合の登録商標です。

より永く愛用していただけるための取扱い方法

・余裕のある水量で洗濯してください。
洗濯機に目一杯の状態で洗濯するよりも、余裕のある量での洗濯をオススメします。

・洗濯ネットのご使用をお願いします。
お洗濯時は必ず洗濯ネットをご使用の上、洗濯後は形を整えてから干してください。

・柔軟剤のご使用はオススメできません。
柔軟剤を多用すると繊維がすべりやすくなり、糸抜けや毛羽立ちの原因となります。

・陰干しを推奨します。
直射日光にあたると糸が傷んでしまい、ボリュームがなくなってしまう可能性があります。脱水後はガーゼケットをパタパタと振ってから風通しの良い日陰に干すと、空気を含んでふんわり感がよみがえります。

・つけ置きや、濡れたままでの放置はお避けください。
水道水に含まれる塩素で変色する場合がありますのでご注意ください。
また濡れたままで置いておくとニオイやカビの原因になることがあります。

・表に糸が出てきたときは根元部分をハサミでカットしてください。
ちょっとした引っかけにより表に出てきた糸は引っ張らず、根元付近をハサミで切って対処してください。

・長時間の乾燥機のご使用はお避けください。
長時間の乾燥機のご使用は繊維が傷んでしまい、毛羽落ちや縮みが起きやすくなりますのでご注意ください。

スケジュール

掲載期間終了後、10月上旬から順次発送を開始し、一ヶ月以内でお届けできるよう進めて参ります。

リターンについて

ギフトBOXに入れてお届けします。日頃お世話になっている方への贈り物にいかがでしょうか？

①「三河木綿×有松絞り」6重織ガーゼケット（ハーフ）×1枚: 33,000円

→ 超早割 24,750円（25％OFF）

→ 早割 29,700円（10%OFF）

②「三河木綿×有松絞り」6重織ガーゼケット（シングル）×1枚: 55,000円

→ 超早割 41,250円（25％OFF）

→ 早割 49,500円（10%OFF）

※価格は全て、送料・税込表記としております。

※1枚1枚職人の手作業になるため、数量限定での受付となります。

実行者紹介

「Nakamori Gauze」

日本の綿繊維業発祥の地「三河」で創業以来、70余年の歴史を持つ繊維工場が手掛けるファクトリーブランド。

住宅という生活空間の領域で、大量生産されたモノを消費するのではなく、ホッとするような質感を求めている方に対して、安心感や親近感を抱けるガーゼファブリックをお届けすることで、心地よい日常を送ってもらえることをビジョンとして掲げています。

撮影協力

https://www.kobayashi-juken.com/

プロジェクト掲載にあたり、同じく愛知県にある小林住建さんのショールームにて撮影をさせていただきました。ありがとうございました！