株式会社La Barat(ラボラ)は、リターン品の配送が完了するまでリターン品に設定したハンガリー・トカイのワイナリー、NAARのワインの日本における独占販売権を有する正規代理店です。詳細に関しては、ページ下部のリスク＆チャレンジをご確認ください。

NAARの3シリーズの中から2シリーズの辛口白ワイン5種を先行販売

初の船便で新たに輸入した辛口白ワインはNAARのフレッシュな3種と樽厳選の2種です。NAARでは醸造するワインを3つのカテゴリーに分けており、貴腐ワインのトカイワインはクラシックシリーズになります。

このスクリーンショットはNAARさんのサイトからです。

NAARのシリーズはこのほか、フレッシュで香りのよいさわやかなポップシリーズ、樽厳選ワインを意味するHORDOVALOGATAS(ホルドーバロガターシュ)のロックシリーズがあり、今回はポップから3種、ロックから2種の新着ワインの先行販売となります。

ポップの3種はフルミント、シャルガムシュコタイ(黄色マスカット)、ゼンゴウのそれぞれ100%のワインです。リターンには1本ものだけでなく、昨年暮れに先行販売したポップシリーズ、ハールシュレベリュ100%のNAAR TOKAJI Harslevelu 2019 (ナール・トカイ・ハールシュレベリュ 2019　アルコール度数12%。750ml)も加えた4本セットなどもご用意しています。

左端のワインが昨年暮れにマクアケさんで先行販売したNAAR TOKAJI Harslevelu 2019です。その隣から、シャルガムシュコタイ(黄色マスカット)、ゼンゴウ、フルミントのそれぞれ100%のワインです。

ロックシリーズの新着樽厳選2種はフルミントとハールシュレベリュ100%の2020年ヴィンテージです。昨年暮れに先行販売し、終売となっていたNAAR TOKAJI Furmint HORDOVALOGATAS 2015(ナール トカイ フルミント ホルドーバロガターシュ 2015　アルコール度数13.5%。750ml)も追加輸入ができましたので、3本セットなどもご用意しています。

左端が昨年暮れにマクアケさんで先行販売したNAAR TOKAJI Furmint HORDOVALOGATAS 2015です。その隣から、同じフルミントの2020年ヴィンテージ、ハールシュレベリュの2020年ヴィンテージです。

このシリーズはオーク樽に半年余り寝かせていまますので、香りにも味わいにも樽が感じられ、熟成された感じがさまざまな料理とのマリアージュを演出します。

初船便で新たな辛口白ワインなどをリーズナブルに輸入

弊社は2020年秋に初めてハンガリーワインを輸入して以来、7度にわたってハンガリーのワインとハチミツを輸入してきましたが、アイテム数の少なさなどからすべて空輸で行ってきました。

このため、極甘口トカイワインなど、価格の高いワインが中心になっていましたが、初めて船便で輸入することができ、リーズナブルなワインも多く輸入することができました。コンテナはもちろん、温度管理が可能なリーファー(冷蔵)コンテナです。

5月1日に福井県内の倉庫に到着した際の写真です。このリーファーコンテナで運ばれてきました

空輸は3年でコスト倍増、船便の削減効果を価格に反映

初の船便で輸入したのは、今回先行販売させていただく5種やハチミツなどです。昨年暮れに先行販売したロックシリーズのNAAR TOKAJI Furmint HORDOVALOGATAS 2015の時は空輸だったのですが、ロシアのウクライナ侵攻に伴うエネルギー価格の高騰によって空輸コストは3年前の倍になり、売値をどうしても高く設定せざるを得ませんでした。

2020年の初空輸時はこんな感じです。1パレット400本余りでしたので、自分で大阪の倉庫までもっていきました

空輸ではビジネスを継続できる状態ではありません。このため、船便での輸入がビジネス継続の絶対条件。しかし、船便では分量の確保が必要です。同じワインを大量に輸入しても売れませんので、アイテム数を増やす必要がありました。

新しく輸入するワインなどには、食品検疫を通す必要もあります。それらの条件を半年かけてようやくクリアし、1本あたりの輸入コストを大幅に下げることができました。

円安やエネルギー価格の高止まり、ハンガリーにおけるインフレの進行など、コスト増要因は数多くあったのですが、船便のコスト削減効果はそれらを大きく上回りました。

フレッシュな辛口白も樽厳選の辛口白も、同格比1500円抑制

船便によるコストの抑制効果は昨年の空輸時が高すぎたこともあって、1本あたりほぼ1500円。今回はこの抑制効果をそのまま反映させ、昨年先行販売時に送料・税込み5000円だったNAAR TOKAJI Harslevelu 2019のポップシリーズ3種は送料・税込み3500円に抑制できました。

昨年暮れに5700円前提でセットのリターンを作ったNAAR TOKAJI Furmint HORDOVALOGATAS 2015のロックシリーズ2種は4200円に抑制しています。

昨年暮れの2本はセットものの中に入れていますが、ともに抑制した値段でセット価格を設定しています。セットものでも送料はあまり変わりませんので、1本ずつの場合よりも送料分がお得になります。ぜひ飲み比べをしてみてください。 

250年以上の歴史を誇るトカイのワイナリー・NAAR

ここで、改めてワイナリーのNAARについて説明致します。NAARはハンガリー東部、世界遺産に登録されたトカイ地域内のワイナリーです。その歴史は1750年代にさかのぼり、小さなブドウ園で地元のブドウを育ててワインを作ることから始めました。第二次大戦後のハンガリーはソ連の支配下にあってつらい時代を過ごしましたが、そのくびきから脱した1989年以降、NAARはブドウ園を増やし続け、今では6か所に計20ヘクタールのブドウ園を保有し、極甘口トカイワインに使われるフルミント、ハールシュレヴェリュ、シャルガムシュコタイを中心に育てています。

上の写真はNAARのサイトのスクリーンショットです。左側が世界遺産に登録されているセラー。右側が内部の写真で、写っているのはレストランスペースです

セラーは2つあり、190以上の樽が保管されています。そして、セラー内には60人が座れるレストランをしつらえられており、試飲だけでなく、料理を楽しむこともできます。

貴腐ワイン発祥のトカイにあるNAAR

これまでのプロジェクト(https://www.makuake.com/project/la-barat)でも記しましたが、トカイワインは世界三大貴腐ワイン(他の2つは、仏・ソーテルヌと独・トロッケンベーレンアウスレーゼ)の中で最も歴史があると言われています。つまり、ハンガリー東部の村、トカイが貴腐ワイン発祥の地なのです。

写真は昨年4月にNAARを訪ねた際、車中から撮影したものです。トカイ地域には、多くの小高い丘があり、山肌や山裾にブドウ畑が広がっています

この地域で育てたフルミントなどで醸すワインは極甘口トカイワインが筆頭格。NAARでも6puttonyos(プットニョシュ)というputtonyosランクで最高のトカイワインを醸造しており、作っているのは白ワインだけです。

NAARの甘口トカイ(貴腐)ワインや、日本ではまず見ない辛口トカイ(貴腐)ワインはいまもマクアケストアさんで販売しておりますので、ご覧いただければ幸いです。

https://store.makuake.com/collections/naar

ちなみに、ハンガリーにはエグリビカベールで知られる赤ワインの有名な産地もありますが、全体的には白ワインの方が多くつくられ、多く飲まれています。

小さなワイナリーなので、仕入れたワインの半分以上は再度の輸入不可、一期一会のワインをぜひ

今回リターンに設定したワインは、昨年暮れに先行販売した2種類を含めて全部で7種類ですが、NAARに追加輸入が可能かどうかを問い合わせたところ、5月12日段階で、シャルガムシュコタイ(黄色マスカット)とゼンゴウのフレッシュな白ワインの2種類を除いて5種類が「再輸入不可」とのことでした。

HORDOVALOGATASの3種類すべてを新たに仕入れられないというのは、なかなかショックでしたが、大きなワイナリーではないのでやむを得ないでしょう。3年前に最初に輸入したワインの1つ「NAAR TOKAJI Harslevelu 2018」も輸入直後に在庫がほとんどなくなりました。とてもいいワインだったので、非常に残念な思いをしましたが、いいワインだからこそ、売り切れが早いということでしょう。

HORDOVALOGATASですが、NAARさんのサイトでは現段階、2020年の2種類はまだ販売されていますが、すでに2015年のフルミントは姿を消しています。

リーズナブルなセットものを数多く用意、5本、6本セットも

今回の新着リターンは5種類ですが、昨年暮れに先行販売した2種類の辛口白ワインもセット商品の中に入れました。セットものは【早割】だけでなく、【超早割】もご用意しました。アイテム数が多いために5本セット、6本セットは下の方に沈んでいますが、送料などの関係からよりお得になっておりますので、ぜひご覧ください。

オーク樽香る樽厳選シリーズは新たに2種類

HORDOVALOGATASは、樽で熟成中のワインを試飲した上で、できばえのよい樽のワインだけを瓶詰したワインを示すハンガリー独特の名称です。樽熟成のためオーク樽の香りを楽しめます。価格は少し高めですが、オーク樽で6カ月以上熟成されるだけあってしっかりした味わいになり、マリアージュできる料理の幅が広がります。

この写真は2022年4月にNAARさんを訪ねた際に撮影したセラーの写真です。多くの樽でワインが熟成されていました

昨年ご紹介したNAAR TOKAJI Furmint HORDOVALOGATAS 2015は、極甘口トカイワインで最もよく使われるFurmint(フルミント)を100%使った辛口白ワインで、ナシやライムといった柑橘系の香りが特徴です。

昨年11月25日、東京・三田の駐日ハンガリー大使館で行ったピアノと料理とワインのハンガリー尽くしのイベントhttps://www.makuake.com/project/hungary_wine/の際にもお出しし、ラーツ・ゲルゴーシェフの評価も高かったワインです。

今回はHarslevelu(ハールシュレベリュ)の樽厳選も

新たに輸入したのはヴィンテージ違いのNAAR TOKAJI Furmint HORDOVALOGATAS 2020( ナール トカイ フルミント ホルドーバロガターシュ 2020 アルコール度数 12.5%、750ml)とNAAR TOKAJI Harslevelu HORDOVALOGATAS 2020(ナール トカイ ハールシュレベリュ ホルドーバロガターシュ 2020 アルコール度数 14.0%、750ml)です。

昨年初輸入した2015年のFurmintは輸入本数が少なく、すぐに売り切れとなりましたが、追加できましたので、3本セットではヴィンテージ違いをお楽しみいただけます。

左がフルミント2020、右がハールシュレベリュ2020のボトルです

ハールシュレベリュはフルミントと並んで極甘口トカイ(貴腐)ワインに使われることが多い、ハンガリーのブドウです。フルミント同様に華やかな香りがあるうえ、甘い香りも楽しめます。熟成された深みと華やかさを同時に楽しんでいただけると思います。

ポップシリーズからはフルミントなど3種類

ポップシリーズからはSarga Muskotaly(シャルガムシュコタイ、黄色マスカット)とZengo(ゼンゴウ)、Furmint(フルミント)のそれぞれ100%のフレッシュなワインをご紹介いたします。

左からNAAR TOKAJI Sargamuskotaly 2022、NAAR Zempleni Zengo gyöngyöző 2021、NAAR TOKAJI Furmint 2019です

マスカットの香り華やか黄色マスカットの白ワイン

シャルガムシュコタイ(黄色マスカット)100%のNAAR TOKAJI Sargamuskotaly 2022 (ナール トカイ シャルガムシュコタイ 2022)はマスカットの香りが華やぎます。香りには甘さがありますが、糖度が抑えられているため、味わいには甘さがなく、ふくよかさときれいな酸でさわかやに喉を潤してくれます。味わいもしっかりしているため、料理に合わせてもおいしくいただけると思います。

アルコール度数12%。750ml。

微発泡が爽快、Zengo(ゼンゴウ)の辛口白

NAAR Zempleni Zengo gyöngyöző 2021 (ナール ゼムプレーン・ゼンゴウ・ジョンジョゾー 2021)はZengo(ゼンゴウ)というトカイ地方ではほとんど栽培されていないブドウを100%使ったワインです。NAARワイナリーではこのブドウに惚れこんで2009年から栽培し始め、主にフレッシュなワインにして送り出しています。

このワインの特徴はなんといってもフレッシュさ。「微発泡を超える」と言いたくなるほどの発泡性があり、青リンゴを感じさせる爽やかな香りとともに、梅雨時のじめじめした感じや、真夏の暑さを吹き飛ばしてくれる爽快感があります。

動画は大阪・阿倍野の近鉄文化サロンで行った講座で、試飲していただいた際のものです。発泡している様子がよくわかると思います。ミネラル感もありますので、一本筋の通った味わいになっています。アルコール度数10%。750ml。

ザ・フルミントのNAAR TOKAJI Furmint 2019

NAAR TOKAJI Furmint 2019 (ナール トカイ フルミント 2019)はトカイの定番、極甘口トカイワインには欠かせないフルミント100%の辛口白ワインです。香りには甘さとともにライム系の爽やかさが感じられますが、味わいには甘みがなく、しっかりしたきれいな酸味があります。口に含んだ後に鼻の奥から感じる口中香(戻り香、あと香)でもライム系の香りが感じられ、すぐになくなることはありません。さっぱりした後口も好印象なこのワインは食中酒としても楽しめ、濃厚さが少しあるクリームチーズとの相性はとてもよいです。

アルコール度数12.5%。750ml。

きれいなお店で多くのワインを試飲

これらのワインは昨年4月にNAARワイナリーを訪ねて輸入を決めました。

下の写真の右側の男性が当主のNaar Ferencさんです。試飲させていただいたワインはどれもよかったです。

原産地統制呼称制度もトカイから

今回は、極甘口トカイワインがありませんが、トカイは貴腐ワイン発祥の地として知られています。さらには、トカイのブドウ園は世界で初めて、原産地統制呼称制度ができた場所なのです。ルイ14世(1638～1715年)がトカイワインをして「ワインの王にして王のワインなり」と絶賛するなど、多くの人に愛されたことから、トカイワイン人気にあやかろうとハンガリー以外の国でも「トカイワイン」が作られました。

この写真は2019年6月に初めてトカイを訪れた際に撮影しました。トカイ中心部ではワインを試飲させてくれる出店が多くあり、とても楽しい場所でした

この偽物を駆逐するため、トカイ地域では1757年、国王令により世界で初めて原産地統制呼称が制定されました。トカイワインはトカイ地域以外では名乗れないようになったのです。

畑の格付けは20年前の1737年から始まっています。トカイ地域は世界遺産になっており、ユネスコのホームページにもこのことが記されています。UNESCOのサイト内で「Tokaj Wine Region Historic Cultural Landscape」と検索すれば出てきますのでご確認ください。

フランスで原産地統制呼称(A.O.C)が制定されたのは1935年ですので、ほぼ180年前になります。ちなみに、フランスがA.O.Cを導入したのも、第一次大戦や世界恐慌によって粗悪なワインや産地偽装などの不正が横行したためです。

NAARワイナリーができたのは、トカイで原産地呼称が制定されたころです。トカイの歴史を体現するワイナリーの1つのワインをぜひ味わってください。

スケジュール

・2023年5月28日 プロジェクト公開
・2023年6月12日 プロジェクト終了
・2023年6月中旬 リターン発送(リターンの商品はすでに倉庫に保管しておりますので、送付先がわかり次第、すぐに発送ます)

リターンについて

資金の使い道

今回、多くのワインとハチミツを輸入したことで、多大な出費となりました。一方で、新しく輸入したいワイナリーのワインなどもあり、できれば年内に船便の第2便を日本に持ってきたいと思っています。

このため、今回の売り上げは船便第2便の費用の足しにしたいと思っております。今度も非常に良いワインを紹介できると思いますので、ご協力のほどをよろしくお願い致します。

NAARの紹介

今回のリターンはすべてハンガリー・トカイ地方のワイナリー、NAARさんのワインです。先の記事で記した通り、ワイナリーの歴史は1750年代にさかのぼり、小さなブドウ園で地元のブドウを育ててワインを作ることから始めました。今では6か所に計20ヘクタールのブドウ園を保有し、極甘口トカイワインに使われるフルミント、ハールシュレヴェリュ、シャルガムシュコタイを中心に育てています。

実行者紹介

株式会社La Barat（ラボラ）の前身は2012年12月 にベルギーチョコなどの輸入販売事業のために設立された株式会社ドゥ・アンバサダーです。2019年11月に 株式会社La Baratに商号変更し、ハンガリーワインの輸入販売事業の準備を本格化させました。

代表の飯塚隆志は1966年8月生まれ。関西大学社会学部卒業後、1年間の紡績会社勤務を経て全国一般紙に記者職で入社。2019年4月末に希望退職するまで記者として本社政治部や経済部、社会部、地方部、地方総支局で働いてきました。

退社後は「会社を辞めたらヨーロッパに行く」という一念の下、数年前から注目していたハンガリーを旅し、トカイやエゲルを自転車で回り、ワインを飲み、トカイワインの良さを知りました。その時にブダペストのワインショップ・Champion wineで出会ったのが、オーナーのKissさんです。Kissさんが所有しているWinexport(現Mark Wines)はMonte TokajとChateau Clocheというブランドをもつワイナリーでもありました。

そして、Kissさんを通じてハンガリーワインを初輸入したのが2020年10月。以来、養蜂家のNagy Balazsさんやピアニストの向田成人さんと知り合い、純度抜群アカシアハチミツをマクアケさんで先行販売したり、駐日ハンガリー大使館におけるピアノと料理とワインのハンガリー尽くしのイベントなどを開いてきました。

ハンガリーには親日家が多く、街も落ち着いていますので、ご高齢の方や女性でも安心して楽しむことができます。将来的には旅行代理店と組んでワイナリーツアーを企画し、ハンガリーワインを購入していただいた方にワイナリーを訪れていただき、現地でトカイワインなどを味わっていただけたらと願っています。

よろしくお願い致します。

プロジェクトに関する情報
・プロジェクトの属性：輸入商品
・代理店によるサポート：・・・・・代理店による日本語カスタマー対応と保証
・プロジェクト実行者（国） ：・・・・日本
・製品者（国） ：・・・・ハンガリー
・製造者（国） ：・・・・ハンガリー