当プロジェクトをご覧いただき、誠にありがとうございます。
今回で4度目の挑戦となる村重酒造の新しいプロジェクトです。
テーマは『幻の八号酵母で目指す究極の辛口酒』。

2020年にスタートした銘柄『村重』をリニューアルし、3タイプの新酒しぼりたてを皆様にいち早くお届けいたします。
その証としてMakuake限定で初回醸造の肩ラベルシールをお付けして出荷いたします。日本酒だけではなく、山口県が誇るご当地グルメとのペアリングセット・蔵人体験コース・錦帯橋近くの贅沢お宿つきコースなど、大変盛り沢山のリターン内容となっております。

是非この機会を見逃すことなく、ページの最後までお付き合いくださいませ。

近年話題の酒どころ、山口県岩国市で創業から100年以上続く酒蔵です。
明治初期創業の名門 森乃井酒造を引き継ぎ、昭和26年より造り酒屋として設立。当時の酒業界ではオートメーション化の進む時代にありながら、“品質第一”をモットーに手造りの良さを活かした酒造りを行なってまいりました。

昭和55年（1980）には、酒造りのためにより良質な水を求め、蔵を移転。日本三名橋のひとつ「錦帯橋」上流約5㎞の山あいで、仕込水には錦川の伏流水である超軟水（巌流井戸）と、別水系の硬水（観音井戸）を使い分けています。また現在、原材料は全て山口県産米を使用しています。

代表銘柄は「金冠黒松」「村重」「eight knot」、オーク樽で熟成させた日本酒を開発するなど、日本酒の可能性を広げるため様々な挑戦を行なっております。
現在は2014年に四代目となった蔵元のもと、新杜氏が蔵人たちを率いて日々酒造りに勤しんでいます。

2018年、前任の杜氏の名を冠した「日下無双」という銘柄は杜氏辞任に伴い、終売。これまで当蔵は、杜氏が造りたいお酒を造り、それをお客様に飲んでいただくというやり方で商品開発を行なっていました。
良くも悪くも大部分が杜氏の魅力に依存しており、そのやり方も決して悪くはないと思うのですが、蔵元には“お客様が弊社に求めるものはなにかを、まず捉え、そのニーズにあったものを開発したい”という想いがありました。

そして酒販店や消費者の方にヒアリングを重ねていくなかで、ヒントとなる言葉をいただきました。
「村重酒造は県内の酒蔵では珍しい辛口タイプですね」
「最近、フルーティーで派手なお酒が多くなって、わしらみたいな酒飲みが好む酒が減ってきたな」

当蔵のお酒は、長らく食中酒として親しまれてきました。
だからこそ昔ながらで派手さはないが、飲み飽きしない名脇役の辛口酒を愛する方に向け、2020年に銘柄『村重』が誕生。
当蔵の未来を担う新たな代表銘柄として“奇をてらわず、トレンドに流されない王道の辛口酒”をコンセプトに造られました。

発売直後、予期せぬ新型ウイルスが流行し、一時は酒蔵の経営を続けられないというところまで追い込まれました。その影響で、酒販店や飲食店への認知をうまく広げられず約3年の月日が経ってしまいます。
しかしこの間、もう一度村重酒造復興のために立ち上がり、蔵元と杜氏は取引先に『村重』の聞き取り調査を行ないました。

ヒアリングで共通していたことは“他蔵の辛口酒と差別化が図れておれず、『村重』を選ぶ理由がない”というものでした。
そこでようやく新型ウイルスの影響だけではないことに気が付き、商品としての『村重』をゼロベースで見直す必要性を感じました。いただいた様々な意見を参考に『村重』はどうあるべきかを何度も議論を繰り返し、一つの結論を導きだします。

それは、銘柄に社名を背負わせるということは村重酒造としての方向性をお客様にはっきりとお示しするということ。
そのためには当蔵の強みを活かした独自のイノベーションが必要だということです。

村重酒造の強みとはいったい。その答えははっきりしていました。

そうです。当蔵が復活させた『幻の八号酵母』こそ最大の強みであり、未来への希望です。この強みを活かし、村重酒造の新たな歴史を創る決意をいたしました。

ひとつは“八号酵母で醸すことにより、他では表現できない村重酒造らしい辛口酒を生み出すこと。”そしてもう一つ、蔵元が描くのは“和食に寄り添う日本酒”であるということです。
それが、”村重酒造における究極の辛口酒なのではないか”。

大事なことは、個性はあるが主張は控えめ。
やがては、日本が世界に誇る“和食と合わせる辛口酒としてスタンダードになる”という目標があります。ひとくくりに和食といっても様々で多岐に渡ります。そこで幅広いマッチングを楽しめるように味の濃淡で3タイプの『村重』を醸造することにいたしました。それぞれの味わいの違いと様々な和食とのマッチングをお楽しみいただければ幸いです。

名称を『きょうかい8号酵母』といいます。1960年頃に実用化が始まり、1977年には頒布終了となった幻の清酒酵母です。
当時は空前の淡麗辛口ブームでした。八号酵母は多酸で濃醇な日本酒に仕上がる傾向があったことから、時代のニーズにそぐわず、わずか17年で頒布終了となりました。

当蔵では、2003年に日本醸造協会さまが標本して保管管理されていたものを当時の副杜氏が交渉の末に使用させていただける運びとなりました。2004年に全国に先駆けてレギュラー商品化し販売を開始。村重酒造は『きょうかい8号酵母』復活の酒蔵として認識されるようになりました。

当時の副杜氏と現役杜氏が八号酵母について話す対談動画です。

25歳の頃、当時の村重酒造で醸した八号酵母のお酒を飲み興味関心を持つ。その後、冬季に蔵人として勤務。2019年に村重酒造8代目杜氏に就任。同年、八号酵母で醸す「eight knot」シリーズを企画・開発。

八号酵母で醸す『eight knot』シリーズの過去2回にわたるMakuakeプロジェクトでは、目標達成率1364％、累計416万円もの応援購入をいただくことができました。

第1回目

第2回目

しかし、今回のテーマは『eight knot』とは対照的な辛口酒を醸すことです。
『eight knot』は甘味・旨味・酸味を全面に打ち出し、フレンチやイタリアン等の洋食を意識した仕上がりとなっております。当然、前回と同じ醸造法ではなく、今回の商品コンセプトに適した醸造法を探究し、昨年の酒造期より試作を重ねることから始めました。同じ酵母を使用しての醸造でも仕込配合や製麹方法の組み合わせで幾通りもの味わいを表現することが可能です。

今回リニューアルした『村重』を通じて、『eight knot』とは全く異なるキャラクターをお楽しみいただき、八号酵母の持つ魅力と可能性を感じていただければ造り手として大変うれしく思います。

この稀有な酵母の復活蔵として八号酵母の新たな一面を見つけ出し、日本酒の世界観を広げる取り組みは我々のミッションであり役割であると考えております。そして、リニューアルした『村重』ですが、もちろんこれが最終到達点ではありません。
完成形のない常に進化する日本酒として、今後もトライ＆エラーを重ねながらブラッシュアップに取り組んでまいります。

村重 淡麗辛口/村重 本格辛口/村重 濃醇辛口

〈 商品スペック 〉
使用酵母：きょうかい8号酵母
アルコール度数：16度
麹米：西都の雫 精米歩合80％（山口県産）
掛米：契約農家オリジナル米 精米歩合80％（山口県産）

〈 蔵おすすめのペアリング 〉
村重 淡麗辛口
白身魚の刺身、塩鍋、あなごの白焼き、白和え
あっさりとした味付けのお料理とおすすめ

村重 本格辛口
赤身のお刺身、おでん、肉じゃが、天ぷら
バランスタイプ、やや味つけの濃いお料理とおすすめ

村重 濃醇辛口
煮つけ、すき焼き、うなぎのかば焼き、照り焼き、みそ煮
味付けのしっかりした料理とおすすめ

リターンは以下の７つをご用意しました。

①お試し飲み比べコース 6,000円
➁しっかり飲み比べコース 11,000円
③お試し山口県ペアリングセット 13,000円
④しっかり堪能！山口県ペアリングセット 24,000円
⑤特撰ペアリング×蔵人体験セット 50,000円
※村重酒造の日本酒飲み放題付きディナー付き！
⑥特撰ペアリング×宿付き蔵人体験セット（1泊2食） 100,000円
※村重酒造の日本酒飲み放題付きディナー付き！
⑦限定１つ！超特撰ペアリング+村重酒造プレミアム日本酒+宿付き蔵人体験セット（1泊2食） 200,000円
※村重酒造の日本酒飲み放題付きディナー付き！
※「村重」各種No,001のオリジナル刻印ボトルでお届け
※村重酒造プレミアム日本酒7本付き（720mlを6本、360mlを1本）

リターンに関する詳細は「プロジェクトを応援購入する」よりご覧ください。
※お酒は冷蔵便、冷凍の食品につきましては冷凍便での発送となります。

※注意事項
リターン⑤⑥⑦【蔵人体験につきまして】（詳細はMakuakeメッセージにてご案内差し上げます）
開催予定 2023年11月1日～2024年3月末
開催場所 村重酒造（山口県岩国市御庄5丁目101の1）
1チケットで2名様までご参加いただけます(1名様ずつの別日での利用は不可)。⑤は宿泊費・交通費はご自身でのご負担となります。⑥⑦は宿泊費は村重酒造負担、交通費はご自身でのご負担となります。新型ウイルスの感染状況等により体験の実施が難しい場合は、サポーターさまと相談の上、代替の商品等でご対応させていただく場合がございます。

〜蔵人体験スケジュール・仮〜
1日目
13:00 村重酒造集合 ご挨拶・蔵人紹介
13:30 蔵見学
14:30 蔵人体験開始 製麹作業・醪検温・酒母検温など
17:00 体験終了 休憩室へご案内
17:30 社長・蔵人との懇親会
20:00 懇親会終了 ご宿泊のホテルへ

2日目
7:45 村重酒造集合 ご挨拶・工程のご説明
8:00 蔵人体験開始 蒸米作業・仕込作業・製麹作業など
12:00 昼食 終了のご挨拶
13:00 解散

一緒に蔵人体験を楽しみましょう、岩国でお待ちしております！
夜は日本酒飲み放題のディナーをお楽しみに♪

リターン⑥⑦【宿泊に関する注意事項】
・ご予約は蔵人体験の日時が決定したのち、お客様の方でホテルへ日時のご連絡をお願いいたします。※Makuakeの規約上、弊社での宿泊予約は出来かねます。
・宿泊券は、購入者様ご本人様を含め2名様分です(1名様ずつの別日での利用は不可)。
・宿泊券は、郵送で発送いたします。保管には十分ご注意ください。
・宿泊券をご利用の際は事前に予約をお願いいたします。当日お越しいただいてもお使いいただけません。
・ご予約のキャンセルにつきましては、ご利用日から3日前～2日前は宿泊料金の20％、前日まで宿泊料金の50％、当日は宿泊料金の100％となります。
・有効期限：2023年11月1日〜2024年3月31日までとなります。
※宿泊券の譲渡はできません。

2022年11月5日プロジェクト開始

2023年2月1日プロジェクト終了

2023年2月20日よりリターン発送開始予定

※配送日時指定につきまして
ご希望の場合は、2月19日までにご指定をお願いいたします。ご指定がない場合は、順次発送となります。（配達日時指定は、2月27日～3月10日までの間で可能です）

2023年3月10日までに発送完了予定