はじめに

はじめまして。モウタクサンダ!!! マガジン編集長の山若マサヤです。この企画は、(必ずしも)旅に出ない旅行誌「MOUTAKUSANDA!!! magazine」[モウタクサンダ!!! マガジン]の刊行プロジェクトです。

私たちについて
　　　　　　　　　　　　　　　[雑誌ロゴ]

　　　　　　[MOUTAKUSANDA!!! magazine イメージムービー]

「モウタクサンダ!!! マガジン」は、フリーランスエディターの山若マサヤが編集長を務める個人ベースのプロジェクトです。Webマガジンとしてスタートし、現在は紙の雑誌を中心に活動しています。

自然のリズムの魅力、ローカルコミュニティのクリエイティビティは憧れる。でも、都市に暮らしながら自由なマインドを手に入れる方法って・・・？

そんな「オルタナティブな都市生活」を探求するのが、この雑誌です。

雑誌のテーマは「(必ずしも) 旅に出ない旅行誌」

[ (必ずしも)旅に出ない旅行誌]

「モウタクサンダ!!! マガジン」のコンセプトは「(必ずしも)旅に出ない旅行誌」です。旅に出る必要はないので、一般的な旅行雑誌のようなヒップなショップや観光スポットの紹介はゼロ。

じゃあ、何をするのか？　それは、「旅の途中のようなマインドで、日常をクリエイティブに暮らす」こと。そのための方法を雑誌を通して提案しています。

雑誌に込めたメッセージ
　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　 [雑誌の表紙ステッカー]

上の画像は昨年秋に発売した「MOUTAKUSANDA!!! magazine ISSUE０」の表紙に貼ったステッカーです。ここには、雑誌からのメッセージを書いています。

　　　「別に遠くに出かけなくても、あの感覚さえ持っていればオーケー。

　　　　　　まずはビールでも飲んで辺りをよく見回してみれば、

　　　　　　旅の胸騒ぎが日常に滑り込んできたりもするんだ」

このような”旅行者の感覚”で暮らす人を、都市に定住する旅行者＝”心理的旅行者”と呼んでいます。都市の忙しい生活を、旅行者の心理でクルージングする。僕たちが雑誌を通して共有したいのは、そんなマインドとライフスタイルです。

次に、雑誌の内容を少しご紹介します。

”ISSUE０”の誌面を紹介します

具体的に、企画の例をご覧下さい。

以下は、発売中の[ISSUE０]のページの一部です。巻頭企画では、雑誌を１日の時間に見立てて編集しました。「24hour travelling people」という企画です。

●11:00「朝寝坊こそうってつけのスタートだ」

旅の１日が始まるページです。冒頭の文章を紹介します。

　　　早起きが美徳だっていうプロパガンダにはそろそろ飽きた。
　　　　旅のような１日を始めるには、予定もルールも要らない。
　最高に気持ちがいいタイミングを狙い澄まして目覚めたらいいんだよ。

自分なりのリズムを生み出すことで、なにげない１日に旅の非日常が滑り込んできます。

●15:00「移動時間をエキサイティングに」

ルーティンの移動をエキサイティングに楽しむ方法。

　「仮に電車やタクシー、バスなどの公共機関がすべてダウンしているとしよう。
　　でも悲しまないでほしい。旅っていうのは、トラブルを楽しむものだろう？
　　ありきたりな移動なんて、時間をやり過ごすだけの退屈な行為でしかないよ」

走ったり、スキップしたり転がってみたり。もしかしたら、ダウジングや土俵入りも、エキサイティングな移動法といえるかも……旅にはユーモアも必要ですよね。

●20:00「夜の街はまるで植物園だ」

夜の時間の楽しみ方として、都内に自生する草花を紹介しました。ページの冒頭にはこんなメッセージを書いています。

　「見慣れたはずの景色には、サイケデリックな草花がこっそりと溢れている。
フレッシュな視点で街を見渡した瞬間、そこは巨大な植物園に生まれ変わるんだ」

視点を足元にズラすだけで、街全体を無料の植物園として楽しむことができる。僕たちが提案する”心理的旅行者”のマインドです。

紹介した以外にも多くの企画を作りました。制作中の "ISSUE１"では、よりパワーアップした誌面をお届けします。

現在ISSUE１の制作準備中

「モウタクサンダ!!! マガジン ISSUE１」の制作準備を進めています。昨年秋に発売した創刊準備号「ISSUE０」に続く、新作（２号目）。よりパワーアップした１冊に仕上げるため、クラウドファンディングを行います。

ISSUE１特集テーマは「1.3時間の旅」を予定

1.3時間。１時間と２時間の間のどこかのあたり。そして、「13」は割り切れない素数でもあります。時計の目盛り縛られないアバウトな時間感覚が旅には似合います。

そして、１日24時間のうちの1.3時間。これくらいなら、少しくらい忙しくても、工夫すれば作れますよね。その1.3時間を上手く使うことで、旅の意識にスイッチする。そんなアイデアを、”ISSUE１”として１冊にまとめます(表紙は仮のイメージです)。

[予定企画]
・深夜の1.3時間ー東京ナイトトリップ

・３軍駅への旅

・1.3時間で体験する、「五.五感」ツアー

・感覚のタイムスリップ to 江戸

・1.3時間で見る夢の旅

・食事と言葉の蜜月 　　　

・世界の1.3時間....etc.

他にも気鋭フォトグラファーやスタイリストによる時間がテーマのファッションビジュアル、豪華アーティスト・執筆陣によるコラムや特集などを予定。
あらゆる時間の捉え方、使い方を通して、旅行者の自由な感覚を手に入れます。ご期待下さい。

誌名 : MOUTAKUSANDA!!! magazine ISSUE1
発売日 : 2015年５月予定
判型 : A4変形判
ページ数 : 80〜100p程を予定
販売エリア : 東京都内中心に全国書店、セレクトショップ等
価格 : 税込 1,296円（予定価格のため変更の可能性があります）

昨年秋にISSUE０「生活を旅する」を刊行

　　　　表紙に俳優のジェイ・ウエスト、裏表紙にバンド「雨のパレード」が登場

昨年秋に、創刊準備号となるISSUE０を発売しました。この号のテーマは「生活を旅する」。時間、言葉、食、ファッション、街の風景、歩くこと……。生活の要素を旅行者の視点で捉え直しました。

他にも多数の企画を収録しました

さきほどご覧いただいたページに加え、他にも多くの企画を収録しています。一部をご紹介します。

●「僕は精神が好きだ」企画内　Shing02氏寄稿ページ

詩人やHIP HOPアーティストなど言葉の表現者たち。彼らが選ぶ、言語のトリップを体験できる本を紹介。普段接する「言葉」を、新鮮な感覚で捉え直す企画です。 Shing02さん、セノオGEEさん、MC桂馬さん、小林大吾さんが書き下ろしの文章を寄稿してくれました。

タイトルは明治〜大正のアナキスト・大杉栄による「僕は精神が好きだ」を引用しています。

●PEOPLE ON THE ROADー好きな道の話。

旅に移動はつきものです。この企画では「あらゆる移動は1mm単位の旅だ」と捉えました。さまざまな人が自分にとって特別な”道”に立ち、歩くこと、移動することの魔力を語ります。

志茂田景樹さんをはじめ、フォークデュオのjan&naomiのふたり、女優の三浦透子さん、共生革命家のソーヤー海さんが登場しています。

ISSUE0(前号)参加アーティスト

前号の"ISSUE０"には多くのアーティストが協力してくれました。制作中の"ISSUE１"でも、魅力的なアーティストが登場してくれる予定です。

制作に関わってくれたクリエイターたち

雑誌の制作には、注目すべき気鋭のクリエイターたちが協力してくれています。ぜひ彼・彼女たちの作品もチェックしてみてください。ISSUE１も豪華なクリエイターチームと共にお届けします。

[写真家] 北岡稔章、七咲友梨、菊池良助、沼田学、saki tagami

[スタイリスト] 梅田一秀、木下夏実、杉浦優[The VOICE MANAGEMENT]

[ヘア＆メイクアップ] 髙徳洋史[Lyon]、鷲塚明寿美、Kyoko Tanaka

[モデル] 岩永達也、Ibuki

[アクセサリー]Minori Murata

[デザイナー]花房真也[SUSAVI]

MOUTAKUSANDA!!! magazin取り合いショップ

僕たちの雑誌を取り扱っていただいているショップを紹介します。お店への営業も１件ずつ自分たちで行っています。現在は東京が中心ですが、将来的には全国のお店で取り扱っていただけるように広めていきたいと思っています。

＜東京＞
SHIBUYA TSUTAYA（渋谷）、TSUTAYA三軒茶屋店 、TROPE（三軒茶屋）、模索舎 （新宿）、古書ビビビ （下北沢）、LIKE A FOOL RECORDS（新代田）、LIXILブックギャラリー （銀座）、ブックギャラリー ポポタム （池袋）、タコシェ （中野）、古着屋 深緑 （高円寺）、百年 （吉祥寺）、青と夜ノ空（吉祥寺）、パルコブックセンター吉祥寺店（吉祥寺）、今野書店（西荻窪）、忘日舎 （西荻窪）、写真工房＋（東伏見）、BIBLIOPHILIC&bookunion新宿、ディスクユニオン新宿クラブミュージックショップ、ディスクユニオン新宿店、ディスクユニオンお茶の水駅前店、ディスクユニオン下北沢店、ディスクユニオン中野店、ディスクユニオン吉祥寺店、ディスクユニオン神保町店、ディスクユニオン池袋店、ディスクユニオン町田店、ディスクユニオン横浜西口店

＜千葉＞
TREASURE RIVER book cafe

＜埼玉＞
ディスクユニオン 北浦和店、ディスクユニオン 大宮店

＜名古屋＞
KANNON COFFEE

＜大阪＞
STANDARD BOOKSTORE（心斎橋）、earth used clothes（箕面）、Calo Bookshop & Cafe（肥後橋）

＜京都＞
La strada

Webマガジンでも記事を配信

「MOUTAKUSANDA!!!」は当初Webマガジンとしてスタートし、2015年秋にリニューアル。Webでは、自由な働き方を探す連載「大人のブカツ」、映画「グラスホッパー」にも出演した「組体操ボーイズ」など、色々な記事を制作してきました。

Webマガジン 記事アーカイブ：http://moutakusanda.com/articles/

リリースイベントも開催

前号の出版パーティーでは、ライブやギャラリーでの展示を開催。会場は恵比寿のTimeout cafe &diner & KATA。jan&naomiやK.A.N.T.Aさんのライブ、志茂田景樹さんによるラップも話題を集めました。

今回もリリースイベントを開催予定。出資者の方への無料ご招待もあります。

モウタクサンダ!!!には２つの意味があります

ルーティンな日常に流されず、理想のライフスタイルを作る。「なにかやりたい」と漠然とした夢を語り飽きたら、そろそろ面白い方の人生へと行動を起こすタイミング。

​「行き過ぎ、やりすぎ」と誰かに思われても、それくらいで丁度いい。少しくらい過剰な行動や表現こそ、面白い。

「フレッシュな感動と共に刺激的な日々を楽しむ」マインドを、雑誌を通して提案していきます。ぜひ、ご支援よろしくお願い致します！

「モウタクサンダ!!! マガジン」本誌や限定のZINE。さらにTシャツやトートバッグ、[Makuake]限定カラーのTシャツもご用意しました。

MOUTAKUSANDA!!! magazine(ISSUE１、ISSUE０）

[ISSUE１イメージ画像]

[ISSUE０表紙画像（裏・表）]

今回制作するISSUE１に加え、前号ISSUE０もリターンとしてご用意しました。出資者様限定のスペシャル特典もあります。

MOUTAKUSANDA!!! Tシャツ

手描きロゴをプリントしたTシャツです。カラーバリエーションもご用意しました。

MOUTAKUSANDA!!! 大容量トートバッグ

20ℓの大容量トートバッグ。素材は丈夫な厚手コットン地、たっぷり入るのでヘビーに使えます。

MOUTAKUSANDA!!! キャップ

ネイビーのベースボールキャップ。刺繍でロゴが入っています。

部数限定のZINE（ミニ雑誌）＋ミニ写真集

「モウタクサンダ!!! マガジン」の制作過程を１冊にまとめたZINEを制作。企画案からコンテ、レイアウトなどの制作の裏側を公開。モウタクサンダ!!!の世界をより楽しめます（写真はイメージです）。

さらにISSUE０スペシャル付録の、バンド「雨のパレード」がモデルのミニ写真集（撮影：北岡稔章）も限定プレゼント。（ISSUE０発売時にプレゼントしたものです。残りわずかのため数量限定です）

【5000円以上の支援者様スペシャル特典】
“聴覚からのトリップ”を体験できる、MIX音源プレゼント

5000円以上支援いただいた方に、PortaLによるMIX音源をプレゼント。次号の特集内容でもある「1.3時間の旅」をコンセプトに、”聴覚からのトリップ”を体験できるDJ MIX作品です。PortaLは前号ISSUE０のインタビューにも登場しているアーティストです。

PortaL

DJ。イギリスでの６年間の活動後、2010年に日本に拠点を移す。都市型レイブフェス「Soundgram」主宰。Tessela (UK)、ITAL TEK (UK)、DISTAL(US) などメディアの半歩先を行く気鋭アーティストを国内に紹介。block.fmの番組レギュラーやdommuneの出演も。https://soundcloud.com/portal

【10000円以上の支援者様スペシャル特典】
ISSUE１の出版記念パーティーに無料でご招待

１万円以上の支援をいただいた方へのスペシャル特典として、「ISSUE１出版パーティー」に入場無料で参加いただけます。

他にも魅力的なリターンをご用意

誌面での作品掲載、Webマガジンでの取材、オーダーメイドの冊子作成など、他にもおすすめのリターンご用意しました。

支援金で印刷費をまかないます

雑誌を作るためにかかるお金は、撮影経費やギャランティなど「企画制作費」と、雑誌の「印刷費」。さらに、「販売・PR経費」もがかかってきます。今回支援いただいた資金で必要予算のうち「印刷費」、「経費」に充てさせていただきます。

印刷費は50万円ほどかかるため、今回プロジェクトで一部を補填したいと考えています。残りの金額は雑誌の売り上げで回収する計画です。

僕たちは個人単位のプロジェクトのため、限られた予算で制作を行っています。より多くの予算を「企画制作費」にあて、さらに企画を充実させたいのです。

共感いただけた皆様と一緒に、より充実した誌面を作りたい、そう考えています。

プロジェクト実行者

編集長　山若マサヤ
1985年生まれ。石川県小松市出身。神戸大学工学部卒業。大学卒業後に出版社に就職。雑誌編集部で経験を積み、2012年に独立しフリーランスに。
フリーの編集者/ライターとして依頼を受け、本や雑誌の制作をする傍ら、個人活動で「MOUTAKUSANDA!!! magazine」を作っています。

“自由でインディペンデントな雑誌をゼロから作る”という、雑誌編集者を目指した頃からの目標を形にしているところです。

北陸中日新聞の朝刊で活動が紹介されました。地元石川県の新聞です。

デザイナー＆デベロッパー　武田 淳佑
普段はデザイナー＆デベロッパーとして、主にWebサイトを制作しています。MOUTAKUSANDA!!! magazineでは、Webサイトに関するすべてと紙の雑誌の一部デザインを担当しています。

紙の本が売れない時代だからこそ、個人出版のチャンス

本が売れない時代と言われています。”紙の本はインターネットに負けた”、“紙は過去のメディア”だと言う人もいます。

趣味や嗜好が細分化して、情報がフリーになりつつある現代では、大部数の商業雑誌を成立させるのは難しいのかもしれません。

でも裏を返せば、今の時代こそ逆にチャンスだと思うのです。ニーズが多様化しているなら、ニッチで、個人的で、尖った、小規模な本や雑誌がたくさん生まれていいはずです。

その本は、何十万人がなんとなくボタンを押す「いいね！」はもらえないかもしれません。けれど、誰かひとりの価値観にガツンと突き刺さって、ささやかに人生を変えてくれるかもしれない。

もっと気軽にインディペンデントな本作りを

そんなインディペンデントな本づくりの可能性を、「モウタクサンダ!!!」を通して拡げていきたい。僕たちが続けることで「個人編集の本を作りたい」と思う人が、一歩を踏み出しやすくなればいい。そんな本が手に取れるショップも、もっと増えてほしい。

僕たちは１軒ずつ書店さんとお話ししながら、「MOUTAKUSANDA!!! magazine」を取り扱ってくれるお店を少しずつ増やしています。そのお店は、次に作る人の本も置いてくれやすくなるかもしれません。

自分が「本当に面白い」と思うものを１冊の本や雑誌にして、気軽に流通できる時代へと、舵を切っていきたい。

微力かもしれないけれど、一緒に、より自由で多様な出版カルチャーを受け入れる世の中へ。ひとりの雑誌ファンとして、切にそう願っています。