防災の知識をまとめた子供向けのカードゲームです！ 震災時に自分と友人の命を守る準備として、知識を楽しく学ぶことができます。

子供達に理解してもらうため、全ての漢字にふりがなをふり、イラストをメインにしました。

「学校から離れ、親に会うまでの空白の時間を埋めるための知識」を集めました。

特に小学生は、一人の時間や友達との時間が多く、災害時に自ら身を守る必要があります。

ケータイを持っていない子供も多く、持っていたとしても災害時のネット状況に左右され、調べることが難しいです。

もしあなたのお子さんが1人で震災を経験したら、正しく行動できるのでしょうか？

そんな時に「防災一守の知識が命を救うための一助になれば」と考えました。

防災一守は、2通りの遊び方があります！

小学校低学年から高学年、大人の方まで楽しめるように「かんたんver.」と 「むずかしいver.」を作りました！

【かんたんな遊び方】

【むずかしい遊び方】

小学校低学年は簡単な遊び方、高学年は難しい遊び方で遊んでいただけます！

遊び方を二種類にすることで、何歳になっても繰り返し遊ベ、 知識を「正しく」定着させることができます！

また、防災知識という学習要素の強い内容だからこそ、興味を持って楽しく遊んでもらう 必要があると考えました！

そこで、何度も遊びたくなるような仕掛けを沢山散りばめました！

仕掛け1：防災ランク

ゲーム終了時に、ポイントを合計し、防災ランクを確認します。

点数に応じて「防災ビギナー」から「防災スペシャリスト」まで５つのランクに分かれています！

繰り返し遊ぶことでより多くのポイントを獲得し、「防災スペシャリスト」を 目指します。

子供たちからは、「もう一回やりたい！もっと上を目指したい！」とのコメントを頂きました！

仕掛け2：レベルアップの旅

防災一守に付属して、「レベルアップの旅」が入っています。

カードでは伝えきれなかった防災知識がたくさん詰め込まれていて、回答できると追加で3ポイントがもらえる仕組みになっています！

ゲームで知った知識を更に深く掘り下げ「レベルアップ」してもらうために作成しました。

ゲームと併せてより多くの知識に触れてみてください！

私たちは小学生の時に知識の無さを痛感しました。

2011年3月11日。東日本大震災が発生しました。 当時小学生の私たちは、関東で震災を経験しました。

その時、どう動けばいいのかが分からず、立ちすくむことしかできませんでした。

関東地域にいた私たちでさえ、記憶の中に怖かったという印象が強く残っています。

だからこそ、今の子供たちには命を守るために知識の備えをしてほしい。

友人と自分だけの時間に地震が起きたらどうすればいいのでしょうか？

どうしたら立ちすくむこと無く、瞬時に行動できるのでしょうか？

私たちは、動く力のある小学生は、

「知識を得ることで動けるようになるのではないか」

と考えました。

私たちの想いは、

「子どもたちの命を救いたい。自分と同じ思いをしてほしくない。」

災害大国の日本であるからこそ、このカードゲームで多くの子どもたちの命を守りたいと思っています。

災害時の行動にはたった1つの正解があるわけではなく、その時に応じて様々な正解が存在します。

しかし、基礎となる正解を知っていなければ、簡単に命を失ってしまう。

小さなお子様だけでなく、日本に住む全ての方に手に取っていただき、 未来のために「備え」て頂けたら嬉しいです。

試作品段階でいただいた多くの「欲しい」にお応えできるよう、 ここまで商品開発を進めてきました。

「楽しく学んで、正しく覚える」

その先には「自分と誰かの命を救う」ことが待っています。 その準備として、防災一守という一歩を踏み出していただきたいです。

Sカレ（Student Innovation College）という大学生400人が参加する商品開発の 全国大会に出場し、「社会課題を解決する印刷製品」というテーマに挑戦しました。

様々な社会課題を知る中で、小学生の防災教育に社会課題が潜んでいることを 知りました。

防災の専門家にお話を伺った際、学校によって避難訓練の方法がバラバラであり、 正しい防災知識を伝えられていない現状があることを知りました。

私たちは、小学生の時に震災を経験した身として、この課題の重要性を感じ、 解決策を考えはじめました。

防災施設に足を運び、東北地区で震災した方にお話を伺い、防災の専門家の方にも 現状の課題を詳しく伺いました。

そこで辿り着いたのが「防災一守」でした。

動ける力を持つ子供たちに正しい知識を持ってもらうことで、 一人でも多くの命を守ることができると思っています。

今回商品化するにあたり、多くの方に防災一守を体験していただきました。

その際、

「自分の子供が大きくなったら一緒にやりたい。」

「難しい言葉を使っていないので、頭に入りやすい。」

「自分もこのようなカードゲームを作りたいと思っていた！」

「カードの角が丸くなっているため、手を切ったりしないようデザインされていてよかった」

などのお言葉を頂きました。

また、子供たちからは、

「クラスの友達とまた遊びたい！」

「どこで売ってるの？欲しい！」

などの声を非常に多くいただきました。

遊び終わった子供たちにカードの内容からクイズを出したところ、正解している子供たちも多く見受けられ、知識が定着している実感を得ることができました。

今回の防災一守を作成するにあたり、小学生約50名と約10名の防災に詳しい方々にご協力いただきました。

大学生が商品開発を行うことは簡単ではなく、周りの方々の支えがあったからこそプロジェクトを実施できるのだと強く感じています。

ここまで沢山のアドバイスをくださった方々、

純粋に商品と向き合って意見をくれた子供たち、

そしてゼミ生のみんな。

本当にありがとうございました！

「防災一守」に興味を持っていただいた全ての方に、この商品が届きますように。

法政大学 経営学部 西川・本條ゼミナール

MONEchro

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製品仕様情報

・箱：140mm×140mm×23mm

・説明札（17枚）：110mm×60mm

防災カード（25枚×4色）：55mm×55mm

説明書：1枚

遊び方：1枚

レベルアップの旅：1冊