プロジェクトについて

静岡県静岡市発祥の下駄ブランド＜mizutori＞と広島県府中市のスニーカーメーカー＜スピングルカンパニー＞とのコラボプロジェクト。

mizutoriのしずおか産ひのきの下駄と、スピングルカンパニーの象徴的なデザインである「巻き上げソール」を融合させ、斬新でありながら日常に溶け込む新しい下駄を目指し開発しました。

1点1点手作業で作り上げられた、”ALL MADE IN JAPAN”の新しい形の下駄、『巻き上げソール下駄』をご提案します。

プロジェクト詳細

みなさん、普段下駄を履かれますか？

数十年前までは当たり前のように履かれていた下駄も生活様式の変化に伴い和装以外では履く機会が減っています。

日本の伝統履物である下駄を形を変えてでも未来に残していけないか、新たな技術を取り入れ進化した履物として現代に提案できないか。静岡の地場産業である履物づくりに長きに渡り携わってきた＜mizutori＞は、この事を常に課題として新たな商品開発を行ってきました。

今回は、mizutoriのスタッフ間でもファンが多く、その履き心地の良さと特長的なアウトソールのデザインが魅力的なスピングルカンパニーのスニーカーに着目。

「自社の下駄にこの巻き上げソールがついていたら面白い！」

「できないかもしれないけどやってみたい！」

このmizutoriの全く新しいチャレンジに賛同頂き、ジャンルを超えた今回のコラボレーション企画が実現しました。

従来のmizutoriの下駄の履き心地のよさはそのままに、巻き上げソールと融合したことで新たに生まれた機能美。そして、両ブランドの丁寧な手仕事により出来上がった下駄は、普段下駄に馴染みのない方にも使いやすい、そんな製品に仕上がりました。

ぜひ、サンダルやスニーカー感覚で『巻き上げソール下駄』を普段の生活に取り入れてみてください！

商品について

【仕様】

【商品特徴】

point① オリジナルの彫りとクッション性のある鼻緒による快適な履き心地

point② 巻き上げソールと融合した新しいデザイン

point③ しずおか産ひのきを使用した木地

point④ 職人の手仕事によるモノづくり

【point①】

オリジナルの彫りとクッション性のある鼻緒による快適な履き心地

「巻き上げソール下駄」の天板はフラットな形状ではなく、つま先と土踏まず部分の天板にmizutoriオリジナルの彫りを施しています。

この彫りがあることで、足裏に心地よいフィット感を感じられるだけでなく、鼻緒をしっかり掴みやすくなり、快適な歩行に導きます。

下駄と聞くと、「鼻緒擦れが心配」という方も多いのではないでしょうか。
伝統的な下駄の鼻緒は幅が細いため、鼻緒が足指にくいこんでしまったり、鼻緒が馴染むまでに時間がかかり擦れて痛いと感じることが多くあります。

「巻き上げソール下駄」は、鼻緒幅が従来の下駄より広く、鼻緒、前つぼともに、中にクッション材を入れているため、足あたりがとてもソフトです。また、牛革を薄く漉くことで、より柔らかい質感になるようにしています。

さらに、日本人の平均的な足型に合わせて、足をしっかり包み込むよう吊り込んでいるため、鼻緒擦れしにくい工夫が施されています。

point②

巻き上げソールと融合した新しいデザイン

カジュアル、スポーティーテイストなどのファッションに合う、タウンユースで使いやすいデザインに仕上げました。

ジーンズやハーフパンツスタイルに気軽にコーディネートしていただけます！

下駄ともサンダルとも違う独特な存在感がコーディネートのアクセントとなり目を引きます。

女性の足元にも自然と馴染みオシャレです。

ソールカラーとリンクしたネイルもおすすめです！

しずおか産ひのきの天板全体にソールを巻き上げることで、キズや欠けといった木地へのダメージの軽減が期待できます。

さらに、優れたグリップ力（地面への食いつき）、衝撃吸収のクッション性により"歩きやすい！”と感じていただける下駄になっています。

point③

しずおか産ひのきを使用した木地

天板（台）には、地元しずおか産ひのきを使用しました。

mizutoriでは、国産木材が活用されていないために森が荒れていることを知った2004年頃から、地元しずおか産ひのきの間伐材を積極的に商品に採用しています。

ひのきは、履物としても使用できる耐久性を持ち、美しい木目が魅力的です。ひとつとして同じ木目（柄）はありません。それぞれ異なる表情、色味は、天然木の特長です。 一期一会の出会いをぜひ、お楽しみ下さい。

表面は研磨した後、ウレタン塗装を施しています。そのため、汚れがつきにくく、無塗装の場合に比べてお手入れもしやすくなっています。木目を生かしたまま、さらっとした足当たりを感じていただける仕様です。

point④

職人の手仕事によるモノづくり

mizutoriとスピングルカンパニーのモノづくりには、共通点があります。
それは、「手仕事」によるモノづくりがされていることです。
「巻き上げソール下駄」も、双方の多くの工程を経て完成した高品質な下駄です。

下駄の履き心地に重要な鼻緒付けは、これまで培われた職人の経験を元に、日々微細な調整をしながら行っています。
機械製品のような画一的な生産方法とは異なり、それぞれの職人が、木の特徴や生地素材の違いに柔軟に対応し吊り込んでいます。

生地の裁断・縫製も1点1点丁寧に行っています。

最後は人の目で商品状態を確認し、履いて頂く方への思いを込めて仕上げています。

スピングルカンパニーの象徴的なデザインである巻き上げソールは、スピングルカンパニーが独自調合したゴムとバルカナイズ製法により作り上げています。

バルカナイズ製法は、靴本体と硫黄を加えたゴム底材を釜に入れ、加熱、加圧することで底付けを行う製法です。底がはがれにくく、靴本体の型崩れが少ないといった利点があります。

一方で、この製法は手作業が基本です。
想像以上に労力と手間がかかるという生産効率の低さから、この製法を採用するメーカーは極めて少なくなっています。しかし、スピングルカンパニーは、その希少価値の高い製法で手作業を惜しまず、80年以上この製法を守り続け、職人の手によって1足ずつ丁寧に生産しています。

今回の製品は、天然木と巻き上げソールを圧着させるという双方にとって初めての試みにより誕生いたしました。

そのため、完成までには通常のスニーカー生産では起こらない不具合や不良も多く発生し、都度修正や検証を実施。これらすべての作業が、手間を惜しまず人の手仕事により丁寧に行われ、ようやく皆様に「巻き上げソール下駄」としてお届けすることができます。

サイズ/カラー展開

４サイズ・３カラー展開です。

ユニセックスなデザインとカラー展開。３色それぞれの異なる雰囲気をお楽しみください。

■サイズ目安(約)

S：23.5~24.0cm

M：24.5~25.0cm

L：25.5~26.0cm

LL：26.5~27.0cm

サイズは、1㎝刻み、２E仕様のサイズ展開です。

通常履かれている靴のサイズを目安にお選び下さい。 本製品形状を鑑み、出来る限り木地の長さにぴったりと足の踵が収まるサイズを おすすめしております。

※鼻緒は着用を重ねるうちにご自身の足に馴染んできます。

■製品サイズ目安(約)

■カラー①

鼻緒：ブラック

アウトソール：レッド / フォクシングテープ：ホワイト×ブルー

■カラー②

鼻緒：シルバー

アウトソール：グレー / フォクシングテープ：ホワイト×レッド

■カラー③

鼻緒：ネイビー

アウトソール：グレー / フォクシングテープ：ホワイト×ネイビー

製品ディティール

■カラー①

■カラー②

■カラー③

ご使用上の注意/お手入れについて

■ご使用上の注意

・初めは両足で少しずつ履き慣らしていただくと、足になじみ履きやすくなりま す。

・天然木を使用しているため、１足ずつ木目・色の出方が異なります。

・天然皮革の素材の特性上、多少のキズ、色斑がある場合があります。予めご了承ください。

・職人による手づくりのため、多少形状が異なる場合があります。

・水に浸けないよう、ご注意ください。

・火の近くや暖房器具の前に長時間放置しないでください。

■お手入れについて

台が汚れた場合

・ぬるま湯に軽く湿らせた柔らかな布で汚れを拭き取ってください。 場合によっては中性洗剤を薄めて汚れを拭ってください。※水に浸けての丸洗いは避けてください。

鼻緒が汚れた場合

・柔らかいブラシで汚れを落とし、柔らかな布に靴クリーナーをつけて拭き取ってください。

・柔らかな布に靴クリームを付けて甲皮に馴染ませてから、ブラッシング、仕上げ磨きをしてください。

※本革と靴クリームの色によって変色の可能性がございますので、ご注意ください。

■保管方法

・ご使用後は風通しの良い日陰で干し、通気性の良い湿気の少ない場所で保管してください。

よくある質問

■商品やサイズに関して

Q：雨の日や水場で履いてもいいですか？

A：天然木、本革を使用しているため、水に濡れる環境での使用はお避けください。もし濡れた場合は、柔らかい布で水分を十分に拭き取り、風通しの良い日陰で十分に乾かしてください。火の近くや暖房器具、ドライヤーなどを使用しての乾燥はおやめください。

Q：木目の柄・色味を指定することはできますか？

A：ご指定頂くことはできません。本製品は、天然木ならではの柄・色などの個性を活かすようモノづくりをしております。一期一会をお楽しみいただければ嬉しいです。

Q：修理/補修について

A：アウトソール・フォクシングテープ部分の修理/補修のみ承ることが可能です。ただし、アウトソールカラーは修理対応可能カラーの中からお選びいただきます。製品カラーと異なるものからお選びいただきますので、予めご了承ください。また、商品状態によっては修理/補修が承れない場合がございますので、予めご了承ください。ご不明点などございましたら、お気軽にご相談ください。

■返品・交換について

Q：返品はできますか？

A：Makuakeでの販売に関しては、商品の返品を承ることが出来ません。予めご了承ください。

商品管理には万全を期していますが、万が一製品不備があった場合は、商品到着から５日以内にご連絡ください。製品不備を理由とする未使用品のみ返品対応させていただきます。この返品にかかる送料は弊社負担とさせていただきます。

ただし、アウトソールの小さな穴や、鼻緒柄/色、木地柄/色の左右の違いについては、返品・交換の対象外となります。予めご了承ください。

Q：注文をキャンセル、もしくは変更したい場合はどうすれば良いですか？

A：Makuakeの規定により、注文後のキャンセルを承ることができません。 また、本製品の生産都合によりサイズ・色交換を承ることができません。ご注文頂く際にご注意ください。

■注文・配送について

Q：いつ頃届きますか？

A：巻き上げソール下駄・風呂敷セットは2022年５月末発送完了予定です。
風呂敷単品のリターン品は、2022年６月初旬発送完了予定です。

Q：複数の住所への発送はできますか？

A：一つのご注文ごと、一つの住所への発送となります。 複数の住所への発送をご希望の場合、住所ごとにご注文を分けていただくようお願いいたします。

Q：注文後に届け先の住所を変更したい。

A：発送準備を開始した時点で住所変更を承ることができません。 予めご了承ください。正しい住所が入力されているか、ご注文時にご確認ください。

リターンについて

巻き上げソール下駄1点 ＋「mizutori」ロゴ入り風呂敷１点セットと、今回のプロジェクトに賛同・応援していただける方向けに「mizutori」ロゴ入り風呂敷のみ購入していただけるコースをご用意いたしました。

【リターン品内容】

①巻き上げソール下駄1点 ＋「mizutori」ロゴ入り風呂敷１点

→29,700円

※各色・サイズによって限定数がございます。

②mizutoriロゴ入り風呂敷１点

→1,650円

※本リターン品の風呂敷は、下記画像と異なる柄・包装形態で発送させていただく場合がございます。柄や色はお選び頂くことができません。予めご了承くださいませ。

風呂敷について

今回の風呂敷は、京都のふろしきメーカー山田繊維株式会社が展開する＜むす美＞からセレクト。mizutoriが展開中の下駄シリーズでも＜むす美＞の風呂敷を鼻緒として使用させていただいている、ゆかりのあるアイテムです。

また、①と②でご用意させていただく風呂敷には、すべて「mizutori」ロゴが印字されている特別仕様です。

今回ご用意させていただく風呂敷は、商品箱をラッピングしていただけるサイズです。本商品を贈り物としてお考えの方はぜひ、お客様のお好みにアレンジしてご活用ください。

風呂敷は、専用ケースにお入れいたします。

※商品と風呂敷セットのリターン品をご注文いただく場合のみ、梱包サイズ都合により上記専用ケースに折り目などがついた状態でのお届けとなりますので、予めご了承ください。
※風呂敷の柄が異なる場合は、包装形態が異なる場合がございます。

実行者紹介

この度は、弊社プロジェクトを最後までご覧いただきまして誠にありがとうございました。

今回のプロジェクトの実行者であるmizutoriは、株式会社 水鳥工業が展開するオリジナル下駄ブランドです。

株式会社水鳥工業は昭和12年創業の静岡市にある下駄・履物メーカーです。創業当時からずっとはきものづくりに携わっており、現在はサンダル感覚で履けるヒール下駄（hitete）がブランドアイコンとなり、多くのお客様にご愛顧いただいております。

mizutoriは、地元静岡の企業としてしずおか産ひのきを使用した製品づくりや、デザイナーコラボレーションによる製品開発、様々な異業種の方とマテリアルコラボレーションをするなど魅力ある製品づくりに努め、これまでも永く愛される製品を発信してきました。

常に外に目を向け、お客様に喜んでいただけること、自分たちがワクワクすることを大切にし、下駄の進化と革新を繰り返してきたブランドです。

今回のプロジェクトも、お客様に新しさを発信するためのテストマーケテングとして初めてMakuakeにトライしています。皆様のご意見によって、今後さらなる展開、新シリーズの検討をしていきたいと考えています！

mizutoriは、下駄という昔ながらのアイテムを手仕事という非効率な方法で作り続けていますが、このような時代だからこそ自分たちのモノづくりの意義を強く感じています。手仕事によるモノづくりの価値を更に高め、お客様に喜んでいただける製品を発信し続けていきたいと思っております。

ぜひ、応援のほどよろしくお願いいたします。