美山銅器は2016年に誕生、水栓製造の技術を生かして作られた銅製品です。　

水栓作りに欠かせない鋳造技術で純銅の器を作り、精密な内面加工を施し、錫メッキを施しました。

さらに樹脂をコーティングすることで、デザイン的にも優れ、使い勝手もよいぐい吞みに仕上げました。

金属イオンの効果で飲み物の味を引き立たせてくれるぐい吞みです。

カラーは、青空（ブルー）、若葉（グリーン）、桜花（ピンク）、琥珀（オレンジ）の４色。

ちょっと贅沢な家飲みのお伴に。

記念品、贈答品、引出物に。

器にもこだわりたいワンランク上の飲食店に。

衝撃にも強いので、キャンプやアウトドアでの飲みにも。

それぞれのシーンで印象的な存在感を放ち、飲み物の味わいを深め、より充実したひとときを演出してくれます。

①純銅鋳物で作った銅器

抗菌性が高く、熱伝導率が良い、銅製です。

飲み物の喉ごしや味には温度が重要ですが、銅器はその温度をほどよく保ちます。

鋳造で作った銅製ぐい吞みは日本唯一。

銅器外側表面に残る砂型の鋳肌が雰囲気を醸し出します。

②デザイン性と機能性

銅で作った器をガラスのような質感を持つプラスチックでコーティングしました。

こうすることで、多くの一般的な銅器と違いカラーコーディネートを可能にし、現代のキッチンにも似合う風合いになっています。

また、銅をプラスチックでコーティングすることで実際の使い勝手もよくなっています。

例えば銅器だけだと熱伝導率が高いため熱いものを入れると器まで熱くなりすぎてしまって器が持てなくなってしまいます。

美山銅器は熱いものを入れても器が熱くなりません。

また、耐衝撃性の強いプラスチックを使用しており落としても変形しません。

耐熱性にも優れているので食器洗浄機の使用も可能です。

③美しい錫メッキ

美山銅器の内側には錫メッキを施しました。

銀色の美しい光沢があります。

錫メッキは古くから食器に使われており、酸化しにくく、抗菌性が高いという特徴があります。

④味を引き出す美山銅器

美山銅器には飲み物の味を引き出す工夫があります。

一つ目は錫メッキ。

錫メッキは、その高いイオン効果によって様々な飲みものの味わいを引き出します。

味覚センサーによる試験結果より様々な飲みものの味は変化することを確認しております。

二つ目は底の突起。

底に突起をつけることで飲み物が対流し香りが引き立ち、味のバランスも整えます。

例えば日本酒は、キレと風味を残します。

日本茶は、苦味を和らげ、コク・風味を残します。

珈琲は、苦味を引き立て、風味を残します。

水は、味をマイルドにし、後味にコクを残します。

ぜひお手元のグラスと美山銅器で飲み比べをし、この違いを実感してください。

以上の味覚試験は次の測定機を用いて行った結果を基にしています。

試験機関：三重県工業研究所

試験機：「味認識装置 TS-5000Z」㈱インテリジェントセンサーテクノロジー社製

④美山銅器の構造＆寸法

美山銅器は樹脂（トライタン）、純銅、錫メッキの3層構造になっています。

美山銅器は下記寸法サイズです。（単位はmm）内容量は100mlです。

日本の水栓製造発祥の地である岐阜県山県市美山地区。

弊社はその場所で雄大な自然に囲まれながら、

日々皆様の「水が出る当たり前」を支えてまいりました。

そんな技術を使ってもっと皆様に親しんで頂ける日用雑貨品を作れないかと、開発がスタートしたのが2013年。

そこから3年の年月を費やし、ついに作り上げたのがこの”美山銅器　ぐい吞み”です。

初めての分野の製品に始めは失敗だらけでした。

抗菌性が高く、熱伝導率も良いため銅を使えばより良い銅器が作れるのではないかと考え、金属の材料を純銅に決めました。

弊社では鋳造の材料にいつも青銅を使っており、それを純銅でやるには思った以上に大変でした。

最初は何度やっても失敗で、良い物が取れるようになるまでに2年かかりました。

純銅の加工も苦労しました。

いつも使っている材料より、柔らかく粘っこい純銅を加工するため、加工機を新しく購入し作っています。

それでも一気には削れないので、時間をかけて少しずつ、そーっとそーっと、削っています。

樹脂成形も新しいことにチャレンジしました。

高性能樹脂材の「トライタン」を初採用。

手間のかかるインサート成形をし、ひとつひとつ手作りしています。

このように各工程で新しいことにチャレンジし、生まれた全く新しい「ぐい吞み」です。

私たちはこの美山銅器をシリーズ化し、岐阜県山県市美山地区の特産品にしたい、そして頂いたご支援で、第二弾（マグカップを予定）、第三弾（徳利を予定）を製品化していきたいと考えております。

MIZSEI全部署を上げてこの製品を作り上げています。

＜鋳造リーダー＞辻佳宏・・・2012年に「美山鋳造株式会社」として分離・独立した鋳造部門の現場リーダーとして、滑らかな鋳肌で美しい鋳造品を目指し、日々業務にあたっている。美山銅器の純銅での製作でも、新規の材料に苦労しつつも実現に向けて前向きに取り組んできた。

＜金型製造リーダー＞谷野賢司・・・普段は弊社の樹脂部品の樹脂金型設計・製造を行っており、弊社のハイクオリティな樹脂成形技術を支えている。美山銅器の銅鋳造品の加工及び樹脂コーティングの金型製造を担当し、この製品化を試行錯誤を重ねながら実現させた。

＜樹脂成形リーダー＞高木正樹＆故島智行・・・樹脂成形の現場リーダー。豊富な知識と長年の経験を活かし、精巧な樹脂部品を作っている。今回の美山銅器においてはひとつとして同じ物のない鋳造品をプラスチックの中に閉じ込めるという難題にチャレンジし、見事成功させた。

＜組立リーダー＞打越浩二・・・最終工程としてすこしのキズも見逃さない。今回もいろいろな現場で大切に作られてきた製品を、丁寧に検査し、大事に梱包します。

＜開発者＞高木美穂・・・開発部にてこれまでに数々の製品開発に携わる。塩素ケア入浴料おぷろシリーズ、節水家族シリーズなど、女性ならではの視点とユニークな発想による製品開発がモットー。美山銅器も足掛け３年、実現に向けて研究を重ねてきた。

＜広報担当＞松下真美＆村瀬美恵子・・・MIZSEIの広報担当。ＨＰやＳＮＳ投稿、リーフレットの作成など、日々MIZSEIを世界に発信しています。今回のプロジェクトでもこのHP作成や、PVの作成を担当。”美山銅器　ぐい吞み”の魅力を余すところなく伝えます。

Q : どのように洗えばよいですか？

A : 市販の食器用洗剤を利用し、スポンジの柔らかい面での洗浄をお願いします。研磨剤の入ったクレンザーのご利用はおやめ下さい。洗浄後はすぐに水気を取り乾燥させた状態で保管してください。